受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員試験｜【2026年合格目標】【教養+専門型】地方公務員・国家一般職・専門職カリキュラム（フル・ライト）（大卒）

公務員を目指すきっかけ

幼少期に入院した際、孤独で辛かった私を支えてくれた親や先生、クラスメートのお見舞いが大きな励みになり、人を支える仕事に憧れを持ったことが最初のきっかけでした。大学生活ではコンビニでのアルバイトや障害学生支援の活動を通じ、人から感謝される喜びや地域・社会に貢献するやりがいを実感し、公務員を志すようになりました。民間企業も受けましたが、利益追求が第一ではなく、市民全体の生活を支えるという点に強い魅力を感じました。また、雇用の安定性や社会的信用の高さも、自分にとって安心して続けられる要素でした。さらに、公務員ならではの「誰かの暮らしを陰で支える」姿勢が、自分の価値観にも合っていると強く感じています。

アガルートをお選びいただいた理由

アガルートを選んだ一番の理由は、授業料のの安さでした。そこまで裕福な家庭でなかったこともあり、予備校選びでは費用面を重視しましたが、合格すれば授業料が返還される制度を知り、大きな安心感を得ました。また、サンプル授業やYouTubeでの解説動画が非常にわかりやすく、丁寧に作られていると感じたことも決め手でした。さらに、自分は面接に苦手意識があったため、模擬面接を回数無制限で受けられる点も大きな魅力でした。費用・講義の質・実践的サポートのすべてを兼ね備えており、総合的に判断して自分に最も合った環境だと確信できたため、アガルートを選びました。振り返ると、アガルートを選んだのは正しい決断だったと実感しています。

学習の方針と進め方

勉強を始めたのは3年生の4月で、早めのスタートでしたが、ゼミやアルバイトとの両立で十分な勉強時間が取れず、秋までは思うように進められませんでした。その中で意識したのは、自分が理解できる問題を優先し、まずは基礎を完璧にすることです。難問に固執せず、飛ばして周回数を重ねることで知識を定着させました。また、科目数が多いため取捨選択を意識し、カウンセリングで重点科目を確認しながら効率的に進めました。さらに、質問サービスや動画解説を活用して、一つの問題に固執せず前進する姿勢を大切にしました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

最も印象的な失敗は、4月に受けた初めての模試です。模試の結果はひどいもので、正直全滅するのではと絶望しました。しかし、その経験で自分の実力不足を痛感できたことが大きな転機となりました。そこからは勉強時間を大幅に増やし、基礎問題を徹底して落とさないことを最優先にしました。数的処理は基礎を固め、民法や経済学も頻出分野に絞り込んで対策。無駄に難問へ挑まず「必ず取れる問題を取る」方針に徹したことで、最終的に合格へつなげることができました。模試の失敗は辛かったですが、「課題を早めに知れたことがむしろ幸運だった」と今では思えますし、最後まで粘り強く努力できる自信にもつながりました。

受講された講座の良さ、当該講座の学習方法（使い方）

教養試験

教養試験対策では、特に数的処理と文章理解に活用しました。私は数学に苦手意識があり、模試でも得点できず不安でしたが、アガルートの講座では「難問は捨て、基礎を徹底する」という方針を学びました。講義動画は非常にわかりやすく、解法のコツや本番での時間短縮法も教えていただき、基礎問題を確実に解ける力が身につきました。文章理解についても、特に英語の解き方を学べたことで得点を安定させられ、試験全体での安心感につながりました。

専門試験

専門試験では法律と経済を受講しました。法律は小林先生の講義が印象的で、判例を背景から解説してくださることで理解が深まり、憲法を得意科目にできました。経済も基礎からわかりやすく説明され、苦手だったマクロも安心して学習できました。

人物試験

人物試験対策では、入退室や挨拶のマナーを徹底的に練習でき、動画や再現映像を活用することで自信を持てました。集団討論も講義で教わったポイントを守ることで落ち着いて臨め、最後には大きな武器になったと実感しています。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

3年生の春はゼミやアルバイトもあり、1日2時間程度の学習が精一杯でした。夏休みに入り勉強時間を増やし、秋には危機感から1日5時間前後を確保。直前期は模試の結果も踏まえ、8〜10時間勉強しました。勉強時間を確保するため、アルバイトのシフトを減らし、友人との予定も調整。授業の合間や通学時間にも動画や問題集を活用し、1日ゼロの学習日を作らないよう意識しました。やる気が出ない日も短時間でも机に向かい、必ず何かに取り組む習慣を崩さないよう努力しました。結果として、勉強を生活の一部にできたことが合格につながったと思います。

直前期の過ごし方（どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか）

直前期は新しい教材に手を出さず、これまで使ってきた参考書やテキストの復習に徹しました。講師の方からも「新しい問題は不安を増やすだけ」と助言をいただき、基礎や頻出分野を何度も確認。数的処理や民法・経済の重要問題を繰り返し解き、知識を定着させました。公務員試験はメンタル勝負でもあるため、これまでの努力を信じて、自分の解ける問題を確実に積み重ねる姿勢を心掛けました。また、不安を抱えすぎないよう生活リズムを整え、試験当日に集中できる状態を意識したことも大切な準備だったと思います。

試験期間中の過ごし方

試験期間中は暗記科目を中心に直前確認をしましたが、体調管理を最優先に置きました。無理な勉強は避け、読書や散歩で気分を整え、睡眠や食事も意識して安定した生活リズムを維持しました。特に大事だと感じたのは、試験後の切り替えです。できなかった問題に落ち込むのではなく、その日のうちに気持ちを整理し、翌日から次の試験に集中しました。栄養バランスやサプリも取り入れ、最後までベストな状態で臨めるよう工夫しました。受験が長期戦になる中で「体調も含めた自己管理」が何より合格の鍵だと強く感じました。

受験した時の手ごたえ

教養試験

教養試験については、自信満々というわけではありませんでした。文章理解や一般知識は得意分野で安定して得点できたと思いますが、数的処理は最後まで安定させるのが難しく、本番でも時間をかけても解けない問題が残りました。ただ、それでも基礎問題には集中して取り組めたため、大きな失点にはならないと感じていました。


専門試験

専門試験では、用意していた教育学が出題と噛み合わず焦りましたが、法律や経済の知識を総動員して対応しました。特に経済事情では学部で培った知識が役立ち、手ごたえを得られました。ただ全体としては「完璧にできた」とまでは言えず、不安は残りました。


人物試験

人物試験は大きな失敗もなく、面接官が終始穏やかに対応してくださったので、好印象を与えられたと感じました。長時間でしたが笑顔で会話が続き、悪い結果にはならないだろうという手ごたえを得ました。

合格・内定した時の気持ち

合格を知った瞬間は、本当に信じられませんでした。ずっと憧れていた神戸市で働きたいと願ってきましたが、正直「自分には届かないかもしれない」と思っていたからです。通知を見た時も夢みたいで、親に報告して喜んでくれた姿を見て初めて実感が湧きました。これまでの1年半、うまくいかずに落ち込んだり逃げ出したくなったりもしましたが、最後まで続けてきて本当に良かったと心から思いました。努力が形になったことが何より嬉しかったです。

振り返ってみて合格の決め手

最大の決め手は、最後まで諦めなかったことです。自分の友達や先輩が早くに民間へ就職を決める中で、孤独に感じて心が折れそうになった時もありましたが、応援してくれた人の気持ちや、これまで積み重ねた努力を思い返し「ここで諦めたら後悔する」と踏みとどまりました。また、悩みを親や友人に相談し続けたことで精神的に支えられ、努力を継続できました。自分一人の力ではなく、周囲の支えを受け入れた柔軟さも合格につながったと思います。

公務員として実現したいこと、取り組みたいこと

自分が公務員を目指した理由の一つは「支えられる存在になりたい」という気持ちでした。だからこそ、入庁後はまず現場の声を丁寧に聞き、基礎を学びながら一歩一歩成長していきたいです。その上で、神戸市の魅力を市民や外の人にもっと伝えられるような仕事に携わりたいと考えています。若者が「この街で暮らしたい」と思えるようにすることや、神戸の良さを発信して人を惹きつけるような広報・観光の分野には特に関心があります。学生時代に人との関わりの中で学んだ「相手の気持ちに寄り添う姿勢」を大切に、市民にとって分かりやすく、伝わる情報発信を工夫したいです。将来的には、市民から信頼される職員として、神戸に少しでも貢献できるようになりたいと思っています。

受験生に対するメッセージ

公務員試験は本当に長期戦で、思うように結果が出ずに焦ったり、周りが就職を決めていく中で孤独に感じたりすることもあります。私自身も何度も心が折れそうになりました。それでも大切なのは「最後まで諦めないこと」です。模試や試験でうまくいかないことがあっても、それは自分の立ち位置を知る機会にすぎません。努力を続ければ必ず積み重なり、結果に結びつく瞬間がきます。

もう一つ伝えたいのは「悩みや不安を一人で抱え込まないこと」です。私は親や友人、予備校の先生に何度も弱音を吐きましたが、それがあったから最後まで頑張れました。相談することで気持ちが楽になり、また前を向けるようになります。

苦しい時期を乗り越えた先には、必ず嬉しい瞬間が待っています。どうか自分を信じて、そして周りを頼りながら、最後まで走り抜けてください。