受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員試験｜【2026年合格目標】【教養+専門型】地方公務員・国家一般職・専門職カリキュラム（フル・ライト）（大卒）

公務員を目指すきっかけ

地域密着型の仕事に携わり、地元に貢献したいという思いが強く、自然と地方公務員という仕事が選択肢に入っていました。一つの地域に特化し、かつ、多面的に関わることができるという点が、大きな魅力だと思い、公務員を目指し始めました。サークル幹部として運営の改善に成功した経験や、個別指導塾のアルバイトでひとりひとりに向き合うことにやりがいを感じた経験を、地方公務員として住民に真摯に向き合い地域の課題を解決していくうえで活かせると考えました。また、地方公務員のインターンシップに5日間参加した際に、働いている方々の想いや働き方、業務内容を詳しく知ることができ、公務員になりたいという気持ちが一層強くなりました。

アガルートをお選びいただいた理由

私はこれまでの学習経験の中で、特に大学受験の際などを通じて、自分のペースで計画的に学習を進めるスタイルが自分に最も合っていると実感してきました。そのため、時間や場所に縛られることなく、自分の都合に合わせて学習を進められるオンライン講座で、自分のタイミングで各講座を受講できるという点に大きな魅力を感じ、私のニーズに非常に合致していると感じました。

しかし、一方で私はこれまで正式な面接試験を受けた経験がなく、その点に関しては大きな不安を抱いていました。そうした中で、アガルートの講座にはオンラインでありながら面接練習の機会も組み込まれていることを知り、単に知識の習得にとどまらず、実践的な準備までしっかりとサポートしてくれるという点が非常に心強く、講座の大きな魅力の一つに感じました。

学習の方針と進め方

4月末に講座を申込み、公務員試験のための勉強を始めました。大学では法学部に所属していたため、憲法や民法、行政法など、法律科目についてはすでにある程度の基礎知識が身についており、その点では比較的スムーズに学習を進めることができました。しかし、公務員試験では法律以外にも多くの科目が出題されるため、自分にとって未知の分野であるミクロ経済学・マクロ経済学などの勉強から始めました。また、数的処理などは早く正確に解くことが重要だと考えたので、演習問題を解いて問題形式に慣れていきました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

私は公務員試験と民間企業の就職活動をどちらもしていたので、両立が難しく、公務員試験の勉強がなかなか進められませんでした。しかし、興味の幅が広く、どちらか一方に絞ることはできなかったので、SPI試験で受験できる地元県内の公務員試験だけを受けることに決めました。どちらも中途半端になっていた時に、この決断をできたことで、公務員も民間も納得できる結果を得ることができました。SPIは基礎的な知識で解ける問題が中心ですが、私はそれまでの人生の中で、なるべく面接試験を避けてきたため、面接試験が非常に不安でした。面接というのは、ただ事前に用意した答えを暗記して話すだけでは不十分であり、質問の意図を正確に読み取り、その場で的確かつ誠実に答える臨機応変な対応力が求められる場面です。そのためには入念な事前準備が非常に重要だと考え、地道な準備を通じて、徐々にではありますが、面接に対する苦手意識を克服し、落ち着いて自分の考えを伝える力を養うことができたと感じています。

受講された講座の良さ、当該講座の学習方法（使い方）

教養試験対策

初めて勉強する分野でも、講義動画での説明がとても丁寧で、分かりやすかったです。動画は再生速度を変えられるので、時間がない時でも効率的に取り組めました。また、ひとつの講義が長すぎないので、空き時間を活用して勉強することができました。判断推理・数的処理の問題は、テキストの問題を解き、分からないところは講義動画を見るようにしていましたが、私は民間企業の就活も進めていたので、SPI対策にも役立ちました。

人物試験対策

面接対策講座は身だしなみやマナーなどから説明してくださっていたので、非常に助かりました。私はまず、予想される質問やそれに対する自分の回答を文字に起こし、そして、それらの回答を何度も見直しながら内容を練り直し、自分の言葉で自信を持って話せるようになるまで繰り返しブラッシュアップを重ねていきました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

私は、ある程度まとまった時間が確保できる場合には、その時間を活かして一つの科目に特化し、長時間じっくりと集中して取り組んでいました。短時間で複数の科目に手を広げるよりも、一つの分野に深く没頭することで、より理解が深まり、効率的に学習を進められる実感がありました。一方で、忙しい日々の中では、スキマ時間を活用することが重要だと考え、コツコツ勉強するようにしていました。まとまった時間には集中して深く学ぶスタイルと、日常のちょっとした時間を活用してコツコツ取り組む姿勢の両方を大切にすることで、限られた時間の中でもバランスよく学習を進めることができたと思います。

直前期の過ごし方（どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか）

私はSPIでの受験だったので、試験前日に問題集をもう一周して、これまでの知識を確認しました。直前に一周することで忘れかけていた解き方や苦手な部分を再確認することができたと思います。また、筆記試験だけでなく、提出する面接票の作成に非常に力を入れました。私が受験した福岡県庁は、A4用紙のアピールシートの提出が求められていたので、決められた範囲内で最大限に自分の良さをアピールできるよう、何度も文章を推敲しました。

試験期間中の過ごし方

面接の前日や、当日の待ち時間には、自分が提出した書類や、それを作成するまでに書いたメモなどを繰り返し読み、予想される質問を可能な限りリストアップし、回答を頭の中で唱えていました。面接の待ち時間に最終確認をできたことで、本番も自分の想いを伝えることができました。私が受けた面接は、最初に3分間のプレゼンテーションを行う形式だったので、時間内に最大限アピールできるよう、時間を図って練習何度も練習しました。

受験した時の手ごたえ

教養試験を受験した時の手ごたえ

SPIの筆記試験は、受験生がとても多かったので、会場についたときにはとても緊張しました。しかし、それまでの勉強の成果もあり、テスト自体は焦らず解くことができ、1問ミスか2問ミスかな、という手応えでした。試験結果は、40点満点中37点という自分では納得できる点数でした。コツコツ問題を解いてきた自分の力を発揮できて良かったです。

人物試験を受験した時の手ごたえ

私が受験した福岡県庁の春季試験は、同じ日に二つの面接試験がありました。アピールシートを用いた面接は、想定していた質問が多く、うまく答えられました。面接官が優しく、穏やかな雰囲気で行われ、相槌もたくさん打ってくれて、話しやすかったです。

個別面接は、一つ目の面接より緊張感のある面接で緊張してしまい、うまく答えられなかった問題もありました。面接が終わった後は、やり切ったという気持ちと合格しているか不安だという気持ちがありました。

合格・内定した時の気持ち

自分がこれまで積み重ねてきた努力が、最終的に良い結果として実を結んだことに対して、非常に大きな喜びと達成感を感じています。また、春季試験の行政区分という10倍もの競争率の中で、最終的に8位という順位で合格することができたことは、私にとって大きな自信となりました。この結果は、単に知識や技能だけでなく、計画的な準備、粘り強い努力、そして自分にとって最適な戦略を立てて取り組んできたことのすべてが結びついて得られた成果であり、今後の人生においても大きな励みになると感じています。

振り返ってみて合格の決め手

面接試験の対策に力を入れたことが、合格の決め手になったと思います。民間企業の就活を並行して行っていたことで、公務員試験の面接の前に、本番の面接を経験することができていたことも、役に立ちました。また、今回の受験に際しては、民間企業への就職活動という別の選択肢も視野に入れる中で、自分自身としっかり向き合い、最終的には自分に最も合っていると感じた受験方式を選び、受験先を的確に絞り込んだことが、結果的に功を奏したのだと思います。

公務員として実現したいこと、取り組みたいこと

これまでの部活動、サークル活動やアルバイトの経験を活かし、住民との信頼関係を構築し、ニーズに寄り添った細やかで迅速なサービスを実現したいです。これまでの人との関わりの中で培ってきたコミュニケーション力や気配りの姿勢を最大限に活かし、住民目線で行動できる職員を目指したいと考えています。また、私は生まれ育った地に強い愛着と誇りを持っています。幼い頃から地元で働くことを一つの夢として抱いており、今回その夢の実現に向けて一歩を踏み出せることに、大きな期待と責任を感じています。私が内定を頂いた県は今、経済や観光をはじめとして様々な分野で注目を集めており、まさに勢いのある地域だと感じています。そのような地域のさらなる発展に、自分自身が直接関わり、貢献できることは非常に意義深いことだと思います。

受験生に対するメッセージ

勉強をしていると、思うように成果が出なかったり、計画通りに進まなかったりして、不安な気持ちに押しつぶされそうになることもあるかと思います。また、私のように、自分が何になりたいのか、何をしたいのか、考えれば考えるほど分からなるときもあると思います。そんな時でも、周囲の期待や社会の流れに惑わされるのではなく、自分自身が「これだ」と思える道を見つけるためには、地道な努力を惜しまず、コツコツと前に進む姿勢を持ち続けてほしいと願っています。また、モチベーションを保つためには適度な息抜きも必要だと思うので、旅行に行ったり、趣味を持ったり、自分なりに頑張り続ける方法があると良いと思います。頑張ってください。応援しています。