受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

大学の授業を受けたり、活躍されている方のお話を聞いたりするうちに、社会人になっても現在学んでいるジェンダー関係のことに何らかの形で携わりたいと思うようになりました。
元から公務員に対しては、利益追求を第一としない点で漠然と興味を抱いていましたが、ジェンダー関係のことに携わるならば行政は重要な主体であると考え、公務員を目指すことにしました。
はじめは民間企業とも迷っていました。
しかし、説明会やインターンシップなどで職員さんのお話を伺う中で、段階的ではあるものの働き方改革が進められていることや、多様な経験ができることを知り、公務員を第一志望とすることにしました。
また、プライベートとの兼ね合いという面では、終身雇用を前提としているため、人生設計が立てやすいことも目指したきっかけの一つです。

アガルートをお選びいただいた理由

通学の必要がなく、自分のペースで学習できるオンライン予備校を探していました。
アガルート含め、3つ程のオンライン予備校の無料体験で授業を受けたり、カリキュラムについて調べたりする中で、最も自分に合っていたと思ったため、アガルートを選びました。
自分に合っていたと思った部分は、主に3つあります。
1つ目は、読みやすい紙のテキストがあることです。
WEBテキストの予備校もありましたが、勉強は紙ベースでやりたいと思っていました。
2つ目は、特に法律系科目の授業が、分かりやすかったことです。
法律系科目はゼロからのスタートで不安でしたが、小林先生のメリハリのある解説を聞くことで、理解できるようになりました。
3つ目は、質問や模擬面接が無制限でできることです。
オンライン予備校を探していたものの、質問しづらかったり、面接までは手厚くなかったりするのではないか、という不安がありました。
しかし、アガルートでは質問や面接も手厚くフォローしてもらえるため、安心して選ぶことができました。

学習の方針と進め方

アガルートのカリキュラムに沿いながら、特にこれまでやったことがない科目や、苦手な科目を中心に学習しました。
授業動画を見たら演習に取り組み、分からなかったらFacebookで質問する形で学習を進めていました。

反対に、大学受験の勉強で対応できる科目は隙間時間を使用したり、苦手科目等の合間の息抜きとして勉強したりしていました。
本番間近の時期は、それまでに間違えたことが多い問題を中心に再度解き直し、その部分のテキストを読み直す形で復習しました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

モチベーションが続かず、大学2年3月頃にアガルートに申し込んだものの、実際に勉強を始めたのは大学3年の10月になってからでした。
勉強を始めてからは、遅れを取り戻すために1日の中で勉強に当てる時間を決め、勉強管理アプリで勉強時間を可視化することで、モチベーションを保つことができました。
また、SNSで同じく公務員試験の勉強している人を見つけ、その人の勉強に関する投稿を見ることで、自分も頑張ろうと思っていました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

数的処理は、動画で詳しい解き方や更に簡単な解き方を解説してもらえ、解答を読んでも分からない部分を理解できたり、自分では思いつかなかった方法を知ることができたりした点が良かったです。
人文科学や自然科学は重要事項を中心に取り上げており、高校までの範囲を全部やらずとも効率的に学習できる点が良かったです。
数的処理は、問題を解いてみて分からない部分があったら動画を見るようにしていました。
人文科学と自然科学は、高校でやったことがある科目は軽く授業を聞き、馴染みがない科目は授業をしっかり聞いた上で、演習問題を解いていました。

②専門試験対策

授業動画で丁寧な説明があり、それを聞いた上で、すぐに取り組める演習問題が準備されている点が良かったです。
授業動画の説明を聞いて分かった気になっても、問題は解けないこともあるため、自分がきちんと理解できているのかを確認する良い方法でした。

反対に授業内容を理解できていると、問題が大体解けるため、モチベーションにも繋がりました。
テキストが終わったら、法律系科目と行政系科目の場合は問題演習、苦手だった経済系科目はもう一度テキストを読み直し、必要であれば授業動画を見直す形で学習しました。

③人物試験対策

動画で、面接や面接カードに書くことの基礎を学ぶのに加えて、面接カードの添削や模擬面接で実践練習を多く積める点が良かったと思っています。
面接が不安だったため、2月ぐらいから模擬面接を定期的に受けて、自分に足りないことを早めに把握していました。
面接には慣れが必要なため、何度も模擬面接を受けたのが良かったと思っています。
また、模擬面接ではフィードバックをいただける時間があるため、その時間を使って気になっていることを先生に直接相談し、不安を解消していました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

勉強に集中する期間として、アルバイトの時間を減らしたり、サークルへ行くのをやめたりすることで、時間を確保していました。
また、低学年のうちに大学の単位をほぼ取り、大学4年の4月〜7月は公務員試験に集中できるようにしていました。
しかし、私は長くても一日8時間程度しか勉強できなかったため、説明会など勉強以外の予定を入れていました。
大体午前中は2〜3時間、午後に4時間、その他の時間は、説明会などへの参加に時間を当てていました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

直前期は、本番と同じ時間で過去問を解くことと、これまで多く間違えた問題を復習することをやっていました。
難しい問題を解いても簡単な問題を解いても同じ1点であるため、難しい問題は飛ばして、予め決めた時間通りに進める練習をして、慣らしていました。

また、問題集を5〜6周する中で、理解できていない問題に触れた方が良いと考えたため、間違えた問題の復習に力を入れました。
心構えとしては「いつも通り」を意識して、変に気負いすぎないようにしていました。

試験期間中の過ごし方

試験期間中も特別なことはせず、極力普段通りに過ごしていました。
ただ、普段は朝食を抜くことが多いですが、試験期間中は必ず朝食を摂り、長時間の試験にも耐えることができるようにしていました。

会場に着いてからは、試験監督から指示されるギリギリまでテキストを読み返し、最終確認をしました。
また、昼食でもテキストを読み返して、できるだけ次の試験に備えました。
ただ、昼食後の時間は眠くなくても目を瞑って10〜15分程度休む時間を取り、午後の試験に万全な体制で臨めるようにしていました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

第二志望であった東京都庁を受けたときは、自信がまったくなく、落ちたかもしれない、と思いました。
数的処理では、過去問で見たことがある問題と似た問題が出たのですが、それが解けなかったことが大きな要因となり、不安になってしまいました。
第一志望の国家一般職の際は、そこまで難しいとは感じることなく、東京都庁で手ごたえがなかった経験をしていたこともあり、大丈夫だろう、という気持ちでした。
それよりも、専門試験の方を早く復習しなければいけない、という気持ちになっていました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

東京都庁は記述式の問題を3問と解かなくてはならず、自分が知っていることが出ないと何も書けないため不安でしたが、3問なんとか書き切ることができたため、安堵の気持ちでいっぱいでした。
アガルートの専門記述対策のテキストに載っていた問題とほぼ同じ問題が出たため、ラッキーという気持ちもありました。
反対に、国家一般職ではあまり自信がありませんでした。
2択には絞れても正解は分からず、勘で解いた問題が多かったためです。
自己採点してみたら正答率が9割だったため杞憂でしたが、当時は「受かるか分からないな」という気持ちでした。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

人物試験は、公務員として働いている大人とお話ができて楽しかったと感じたことが多かったため、多分大丈夫だろうと思っていました。
このように思った理由は、最初の雑談で自分から話かけたり、相手の質問が分かりにくければ聞き返したりしたことで、一方通行の面接ではなく、言葉のキャッチボールができたからだと考えています。
ただ、少し話すのが長かったと思うときもあったため、次の人物試験では気をつけようと思い、反省点を後ほどの試験に活かしていました。

④合格・内定した時の気持ち

やはり、嬉しい気持ちと安堵の気持ちでいっぱいでした。
他の人と比べると準備期間は短かった方ですが、それでも早く試験を終えて進路未定の不安定な立場から脱したいと思っていたからです。
また、しっかり必要な準備さえすれば、自分のなりたいものになれるのだと思えました。
合格や内定は通過点に過ぎませんが、一種の自己実現でもあると考えています。
その自己実現を、公務員試験を通じて経験できたのも、良かったことだと思いました。

振り返ってみて合格の決め手

合格の決め手は、準備の量だと思っています。
勉強を始めたのが大学3年の秋ごろと、他の方よりも遅かったと思います。
ですが、公務員試験に受かるために必要だと言われる勉強時間の1000時間に、国家一般職の筆記試験の時期である6月までに到達するように勉強していました。
また、人物試験に関しては、説明会やOG訪問での情報収集や自己分析、模擬面接などを繰り返し行い、自分に自信を持った状態で人と話せるまで行うようにしていました。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

公務員として実現したいことは、多様な人々が包摂される社会をつくることです。
特定の属性の人を中心とする社会ではなく、所得、ジェンダー、セクシュアリティ、国籍、障がいなど、様々な状態や属性の人々も生きやすい社会が理想だと考えています。
そのような実現のために、データの収集などを通じた現状の把握と公表や、国の方針や計画の策定に関わりたいです。

日本全体を対象とした、影響を及ぼす範囲が広い仕事に関われる一方、生きづらさを感じている人や困っている人からは遠い立場になってしまいます。
そのため、メディアや専門家などを通じて、可能な限り現場に関する情報に触れ、当事者に近い視点を持ちながら仕事に取り組んでいきたいと思います。

受験生に対するメッセージ

公務員試験は、必要な準備さえすれば受かります。
中には倍率が高い試験もありますが、民間の人気企業の選考と比べると、公務員試験の倍率は低い方です。
ですので、気負いすぎずにやることを進めていきましょう。

もし分からないことが出た場合は、アガルートの先生方にFacebookを通じて気軽に質問できるので、ぜひ活用してみてください。
丁寧に教えていただけるので、おすすめです。
また、公務員試験に受かることも大事ですが、時間の大半を費やす仕事を選ぶことでもあるで「自分の人生をどう生きたいか」をしっかり考えることも必要になってきます。
勉強の息抜きにでも、仕事としてやりたいことやプライベートのことも考えてみてください。
大変だとは思いますが、自分の望む人生に近づけるよう、頑張ってください。

民間企業向けの就職活動について

①民間企業向けの就職活動はしましたか?

大学3年の冬までしていました。
夏インターンと本選考を試しで1つ受けただけで、内定は取っていません。

②民間企業の就職活動をされていた場合は、どのような業種・職種を志望されていましたか?

人材系・総合職

③公務員試験の対策と並行していくにあたって工夫したことや大変だったこと等ございましたら、ぜひお聞かせください。

公務員との違いをみるという動機で民間就活を受け、あまり力を入れていなかったため、特にありません。