受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

前職では、民間企業で働いていました。
しかし、働く中で、仕事内容が自分の性格には合わない事へのもどかしさや、プライベートにて周りの環境に変化があり、「これからも続けていくのは難しいのではないか、今よりももっと自分に合った仕事がしたい」と考えるようになり、転職を考え始めました。
そんな中、自身の友人の一人が当時地方公務員として働いており、仕事内容や働き方など色々話を聞く中で、「自分は公務員のような仕事が向いているのではないか」と考えるようになりました。
家族や友人からも、私の性格上、公務員のようなタイプの仕事が向いているのではないか、と言われることが過去にもあったため、不安は大きかったですが、挑戦してみようと決意しました。

アガルートをお選びいただいた理由

アガルートを選んだ理由は2点あります。
1つ目は、オンラインで受講できることです。
私が試験勉強を始めた頃は、まだ新型コロナ対策が実施されている時期であり、対面よりも、オンラインの方が様々な場所で確実に受講できると考えました。
オンラインにすることで、モチベーションの低下を恐れてはいましたが、勉強する環境などをこまめに変えるなどすることで、乗り切ることが出来ました。
2つ目は、ユニークさに魅力を感じたことです。
初めてCMを見た時から、とても印象に残っていました。

ここまでユニークだと逆に心配になることもありましたが、ネットでの口コミなどを踏まえた上で、このくらい新しい・斬新な所で学んでみたい、という好奇心が勝ってしまいました。

学習の方針と進め方

毎日5分でもいいから、コツコツ進めることを目指して取り組んでいました。
毎日全教科手を付けるというのは無理があったので、学習しない期間は、前回学習した日から○日以上開けない、と決めながら進めていました。
また、テキストに極力頼る、ということを意識していました。
自分で考えて進めた方が知識として定着する科目は、その方法も取り入れつつ、初見の問題や解法は、考える時間が無駄なので、解答を見たり、講義を視聴して早急な定着を意識していました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

とりあえず数をこなして定着させていく、という勉強法が良いというのは理解していたのですが、性格上、学習が慎重になってしまい、分からないまま次に進むのがもやもやしてしまうことで、中々勉強が進まないということがありました。
事前に決めていた勉強計画から大幅に外れ、講師の方がオススメする勉強の仕方と、自分の現状とのギャップをどうしたらいいのか、悩んでしまうことが多かったです。
その時は、公務員の友人に相談した上で、納得するまで調べてから次に進むことにしました。
私の場合、その方が勉強への集中力が増し、全体的に勉強スピードが上昇しました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

基本、1ページに1問で問題を掲載して下さっていたので、やる気や達成感を保ちながら、演習を進めていくことが出来ました。
解説は、比較的シンプルに作られており、ごちゃごちゃしていないので、ある程度知識を付けた状態で講座を利用すると、よりスムーズに学習することが出来ました。

私としては、主に以上2点が講座の良さとして感じた点です。
そして、私はこちらの講座を、主に演習や、基礎知識を定期的に確認する際によく使っていました。

②専門試験対策

教養試験対策講座と同様、基本、1ページに1問で問題を掲載して下さることにより、やる気や達成感を保ちながら、演習を進めていくことが出来ました。
また、解説はシンプルだが、テキストに書かれている内容や、講義の内容を踏まえると、初心者でもスムーズに取り組むことが出来るため、学習初心者からある程度学習が進んでいる人まで幅広く活用できると感じました。

私は、最初の段階である基礎知識の学習から、試験直前の演習まで、こちらの講座を使って対策していました。

③人物試験対策

様々な形式の面接の情報が載っており、自分が受験する面接の情報の他にも、様々な形式の面接の事前知識を身に着けることが出来ました。
面接慣れしていない人にとっては、面接対策に入りやすいテキストだと思いました。

私は、面接の練習をする前の段階で、面接に挑むための知識をつけるためにテキストの読み込みを行いました。
そこまで分厚いテキストではないので、緊張すると面接での振舞いが分からなくなってしまう私は、試験当日会場に行くまでに読み返したりして、面接時の振舞いの確認を行っていました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

私の場合、アルバイトをしながら試験勉強を行っていました。
週4勤務で、一週間の中で働く時間・曜日が決まっていたので、空き時間を利用して勉強していました。

バイトのある日は、朝起きてからの時間や、バイト先への移動時間、バイトでの昼休憩、バイト後の移動時間、夜ご飯後、お風呂時間を活用して勉強していました。
休日は、早起きしてから勉強し、昼ごはん後は勉強せずに、夕方以降に再び勉強する生活をしていました。
昼に勉強しないのは、単に集中力がなくなってしまうからです。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

学習面に関しては、テキストにて、頻出の範囲を提示して下さっていたので、そこだけは落とさないように繰り返し演習を行っていました。
ずっと問題を解くだけではなく、たまに気分転換で講義を流し聞きしていました。

直前期は、カフェへの移動時間もおしく、沢山時間を確保したいと思っていたので、飲み物やお菓子を買いだめて、家で勉強していました。
試験直前、私はすべての知識がしっかりと定着していなかったので、『なるようになるさ』のマインドで過ごしていました。
とにかく落ち着いて、いつも通りの自分で挑めるように気持ちを持っていっていました。

試験期間中の過ごし方

期間中は、がっつり勉強というよりは、規則正しい生活を心掛けていました。
試験に悪影響が出ないように、睡眠・休憩時間もしっかりとりつつ、勉強するときは集中して勉強するようにして、詰め込み過ぎないようにしていました。

また、終わった試験については深く考えず、次の段階を見据えるようにマインドをセットしていました。
私の場合、試験が終わって次の試験があるまで、そこそこ日が開いていたので、しっかりと切り替えが出来ました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

手ごたえは、そこそこありました。
教養試験の中でも、私は数的処理が苦手だったため、テキストが破けるまで解きなおしていたのですが、解いてきた過去問に類似した問題がいくつか出てきていたので、精神面でも落ち着いて受験できました。
捨て科目を決めていたこともあり、他の範囲の難易度次第では落ちることも可能性としてあったため、不安はもちろんありましたが、自信をもって解答できた問題が多かったため、試験終了時には、通過できたかもしれない、と思いました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

教養試験に比べると、手ごたえはあまりありませんでした。
教養試験同様、捨て科目を決めて受験しました。
かなり時間を使って勉強した科目はよくできたのですが、そこまで時間を使わずに勉強した科目では、問題を解くために必要な知識を思い出せないことが試験中何度かあり、焦り・心のもやもやを引きずりながら受験してしまったため、とても集中していたとは言えない試験時間でした。
そのため、自信を持って解答した問題も少なく、正直これは落ちていても納得だな、と思っていました。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

正直、どの面接も通過しているとは思っていませんでした。
私自身、そもそも異業種からの転職で、前職在職歴はそこまで長くなかったので、履歴書の段階で、マイナスな印象を持たれていても仕方がないな、と思っていました。
周りとはスタートの位置が違うので、その分頑張らなければと思っていましたが、とにかく緊張が酷く、アピールポイントなど自分が伝えたいことを相手に分かりやすく伝えられていなかったことや、想定外の質問へ臨機応変に対応することができていなかったことなど、受験後、反省点が多く見つかりました。
そのため、何度面接を重ねても、絶対通った、と自信を持って言えた面接は、一つもありませんでした。

④合格・内定した時の気持ち

内定をいただいた直後は、実感が全くわきませんでした。
最終面接ではミスをしてしまい、しっかりやりきれず、悔いの残る自己評価をしていました。
そこから、次の試験に向けて気持ちを切り替えていた所への吉報だったので、結果を受けとめるまでに時間がかかりました。
少し時間を置いてから段々と実感が湧いてきた時は、努力が報われてうれしい気持ちと、職が見つかったことへの安心感、自分の周りの支えて下さった方々への感謝の気持ちでいっぱいになりました。

振り返ってみて合格の決め手

自分に合った解釈や覚え方を見つけることに力を入れたことが、決め手だと思います。
公務員試験は暗記するものがとても多いので、テキストに書かれていることをそのまま暗記していくのは、難しいですし、効率が悪いです。
私の場合、勉強時間を多く確保できなかったので、より効率的に学習を進めるために、自分に合った解釈等を考えながら知識を深めていきました。
講義動画の中で、講師の方がユニークな覚え方やエピソードを話して下さるのですが、それらがとても印象的で、すんなり覚えることが出来たのも多かったです。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

教育系に興味があったので、その分野に関わる様々な方のサポートをし、結果として、皆が今以上に過ごしやすい・働きやすい環境を作っていきたいと考えています。
民間企業社員や教育公務員ではできない、国家・地方公務員という立場でしかできないことも色々あるので、自分の長所を活かしていきたいです。

私は現在、大学職員として勤務しています。
大学職員として、産学官連携をサポートし、大学機関のみならず、企業や自治体の発展に繋がることを意識しながら働くことが私の実現したいことの一つです。
まだ公務員になってから日が浅いので、これから色々なことを経験し、自分の知識・経験をアップデートしていく中で、継続的に、自分が実現したいことを考えながら働きたいです。

受験生に対するメッセージ

体調を崩さない程度に頑張り続けて下さい。
自分以外の人の事が気になることもあるかと思いますが、生活スタイルも性格も違う人間なので、あまり比べすぎず、自分が練った学習計画を着実に進めることを意識した方が有意義です。
私は、試験勉強をする中で、自分に合う考え方・勉強スタイルを確立させました。
私がアドバイスできることは少ないですし、それが皆さんにハマることも少ないと思います。
なので、色々な方のご意見を参考にし、自分が一番落ち着く形を自主的に模索しつつ、勉強を進めて下さい。
努力が実らなくても死ぬわけではないですし、来年があるので、変に焦らずに引き続き頑張って下さい。
皆さんの努力が実ることを、心より願っています。

使用していた教材とおすすめの使い方

  • 『公務員試験の吉井塾』サイト

特別区の論文対策で使用。
論文の構成を学んだり、自分で調べた区政情報にプラスαで情報を付け足したい時に活用。

使用していた文房具やツール

  • 必須の飲み物:カフェオレ、お茶各種
  • 文房具:安いボールペン(ボディがスケルトンで、インクの減りが目に見えるもの)