受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

私が公務員を目指すに至ったきっかけは、大きく二つ存在します。

まず、安定した職業であるという点です。
公務員なら将来安泰だ、というイメージは日本国民であれば、誰しもが抱いているのではないでしょうか。
実際、公務員は福利厚生が充実し、給料の面からも申し分ないと感じたため、仕事としての安定性という点に魅力を感じました。

次に、私のやりたい仕事が公務員ならできる、と調べていく中で思ったからです。
詳しいことは、『公務員として実現したいこと・取り組みたいこと』で後述しますが、塾講師としてアルバイトをする中で、すべての学生が、経済的な事情などにとらわれずに学習できる環境を整備したいと考えるようになり、こういったことが公務員であれば可能なのではないか、と考えたためです。

アガルートをお選びいただいた理由

公務員を志望し、予備校を選ぶ際、具体的にどこで働きたいかが定まっておらず、幅広い学習が可能なカリキュラムのある予備校を探していました。
公務員試験対策講座のある予備校が数多く存在する中、友人の紹介でアガルートを知り、実際に資料請求をし、講座を体験しました。
その際、洗練されたテキストと、わかりやすい映像授業が印象に残りました。
調べていく中で、オンライン予備校のため、いつでもどこでも学習ができるという点や、フェイスブックにより質問がいつでも可能なこと、面接対策が充実しており、受講料が安く、内定得点で返金・お祝い金があるなど様々なことを知り、受講を決意しました。

また、「最短ルート・アガルート」というキャッチコピーが、私自身の“無駄なく効率的に学習する”という勉強スタイルにマッチしていると感じたのも受講理由の一つです。

学習の方針と進め方

学習が中途半端にならないよう、捨て科目をいくつか選択し、それ以外にウェイトを置いて学習するという方針で取り組みました。
まずは授業を一通り閲覧し、重要なポイントを抑え、その上で問題演習を繰り返し行いました。
法学部ということもあり、法律科目は数回解くだけで理解することができましたが、大学で学習していない経済科目などについては、問題を1周しただけでは理解しきれなかったため、テキストの問題を複数回解いた後に、過去問やスー過去を用いて重点的に問題演習を行いました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

元々怠けがちな性格ということもあり、勉強に身が入らないということが度々あり、学習時間を十分に確保することができませんでした。
特に、大学3年の冬にモチベーションが一気に低下し、全く勉強をしないという日が何度もありました。
そこで、少しでも勉強時間を確保すべく、同じく公務員志望の友人と共に、日中は図書館やカフェに行って勉強し、夜は通話をつないで勉強するなど、一緒に頑張れる環境を作って学習に取り組みました。
また、気分転換も大切にし、遊ぶときはしっかり遊ぶなど、学習とのメリハリをつけることを意識しました。
結果、以前よりもよりやる気をもって、学習に取り組むことができるようになりました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

教養科目からは捨て科目をいくつか選択したため、視聴した映像授業は限られていますが、全体的にコンパクトで、非常にわかりやすくまとめられていた印象です。
特に数的処理は、試験での出題数が多いにも関わらず、中学・高校で学習してきた数学とは少し異なるため、最初は出来るようになるか不安でした。
しかし、わかりやすい解説のおかげで、各問題の考え方や解法をすぐに理解することができ、最終的には得意科目になりました。
使い方としては、基本的にすべての映像を視聴するのではなく、問題を解いてみて、わからなかった部分の映像を視聴するという形式で進めていきました。

②専門試験対策

法律科目について、法律科目は具体的なイメージを掴むのが難しく、とっつきにくい科目ですが、小林先生の講義では、図などを用いてわかりやすく説明してくださるため、初学者の方でも簡単に内容を理解することができるのではないか、と思います。
また、法律科目は実践問題も充実しており、別途問題集を購入する必要は無く、アガルートのテキストのみで完結すると思います。
経済科目について、初めて学習する内容でしたが、式の成立過程や、具体的な計算方法など、細かな部分まで丁寧に解説が行き届いており、非常に理解しやすい講義だったと感じています。

③人物試験対策

面接対策は、実際の面接よりも圧迫感があり、かなり緊張した状況で受けることができました。
内容が不十分な点や、面接時の改善点など、細かい部分まで指摘してくださったため、自身に何が足りていないのか、どう改善していけばよいのかということが明確になり、本番に向けてしっかりと準備することができました。
結果、面接本番では、これまで練習してきたことを活かし、リラックスした状態で臨むことができたため、非常に満足しています。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

スキマ時間を学習に当てるということを意識して、学習時間を確保していました。
平日は特に、日中は大学の授業があり、帰宅後もレポート課題等を実施しなければならなかったため、まとまった学習時間を確保することができませんでした。
そこで、大学へ行くまでの電車内や、授業と授業の間の休み時間に学習することで、少しでも学習に取り組む時間を増やせるよう、工夫しました。
1日の学習時間は平均して1~2時間程度で、他の人に比べて少ないかもしれませんが、その分、集中して取り組むということを一層意識して行うようにしていました。
また、パフォーマンスを下げないよう、睡眠時間は十分に確保できるようにしていました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

直前期には、とにかく問題演習を繰り返し行いました。
自分ではできると思っていた科目でも、理解が曖昧な個所や、解き方を忘れている部分がいくつもあり、試験当日までにそういった穴を埋めていくことを目標に、学習に取り組みました。
変に新しい問題に手を付けるのではなく、すでに解いたことのある問題のみを解くようにしていました。
これまで学習してきたことを思い出し、自分自身を信じ、絶対に受かってやるという強い意志をもって試験を迎えました。

試験期間中の過ごし方

私は複数の試験を受験したため、一つ試験が終わっても、また次に別の試験が控えている、という試験に追われる形での受験でした。
そこで、焦らずに試験に臨めるよう、学習時間や方法、一日の過ごし方は、直前期とは変えずに試験期間を過ごしました。
また、気合を入れすぎると、何かの試験が終わったタイミングで燃え尽きてしまうのではないかと考えたため、時には友人と遊ぶなど、気分転換になることを積極的に取り入れる、ということを意識していました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

数的については、確かな手ごたえを感じました。
早い段階から時間をかけて勉強してきたおかげで、時間をかけすぎることなく、普段通りのペースですらすらと解答することができました。

ただ、あまり学習に時間を割けなかった時事問題や、そもそも勉強していない捨て科目については、半分勘に頼った解答になってしまったため、不安がありました。
しかし、十分合格点には達していたため、時間に余裕のない方は、科目を絞って勉強するというスタイルで問題ないのではないか、と感じました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

専門試験については、合格点に達しているかいないか、半々という手ごたえでした。
確実に正解だという自信を持てる問題と、内容がうろ覚えで、二択にまでは絞れたものの、合っているかどうかわからないという問題が3:1ほどの割合でありました。
教養科目で捨て科目を作っている以上、専門科目で得点しなければならないというプレッシャーもあったため、解答を確認するまでは非常に不安でした。
不安になって勉強が手につかないこともあったので、もう少し時間をかけるべきだった、と後悔しています。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

4つの職種で人物試験を受けましたが、どれも手ごたえがありました。
試験の際は、笑顔で、ハキハキと話し、質問に対して適切な回答をするという3点を常に意識して臨みました。
複数試験を受けていたということもあり、仕事内容などについて、深堀は十分ではなかったかもしれませんが、絶対にここで働きたいという強い意志と、自分のやりたい仕事を、熱量をもって面接官の方に伝えることができれば、面接は問題ないのではないかと感じました。

④合格・内定した時の気持ち

民間志望の友人たちが次々と内定をもらい、就職活動を終えていく中、試験勉強を続けなければならないということに、心が折れそうになったこともありましたが、最後まであきらめずに粘ったことが結果として現れ、正直にうれしかったです。
試験勉強を始めた当初は、試験当日は遠い先の話でしたが、振り返ってみるとあっという間の1年だったと感じます。
途中で投げ出さず、最後まで努力し続け、内定をもらうことができ、本当に良かったです。

振り返ってみて合格の決め手

やはり、面接の対策だと思います。
正直、筆記に関しては、自己採点でネットに上がっていた予想ボーダーよりも少し高いくらいで、どの試験も余裕をもっての合格だったとは言えない、と思います。
しかし、面接でしっかりとした受け答えをすることができたため、自分の熱が面接官の方に伝わり、合格できたのではないか、と思います。
本番の面接でリラックスした状態で受けることができたのも、模擬面接を通じ、自分の弱点や課題を浮き彫りにし、しっかりと準備することができた、というのが要因だと考えています。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

私は公務員として、特に学生の学習支援に携わりたいと考えています。
私は塾講師のアルバイトをしており、担当する生徒の一人に学校へ通えていない生徒がいました。
塾講師として勉強の場、そしてコミュニケーションを取る場を提供することはできたものの、経済的課題を抱え、学校だけでなく、塾にも通うことができない学生は、成長できる居場所を確保することが困難になるのではないか、と感じていました。
そこで、経済的課題を理由に、塾へ行くことや、高校・大学への進学を諦めることを余儀なくされる子どもたちに対し、無料学習支援や、返還不要の給付金型奨学金による金銭面での支援など、学生一人一人が自己実現できる環境の整備に取り組みたいと思っています。

受験生に対するメッセージ

公務員試験は、長い戦いです。
試験科目が多く、その上面接もある、やらなければならないことはたくさんあります。
また、民間よりも内定をもらえるのが遅く、周りは自分より先に就活を終えてしまい、焦りや不安でいっぱいになってしまうこともあるでしょう。
ただ、絶対に諦めないでください。
どれだけ点数が伸びなくても、どれだけ面接に自信が無くても、アガルートを信じてやり切ってください。

一日一日、毎日の頑張りの積み重ねが、きっと結果となって返ってくるはずです。
折れてしまいそうな時は、リフレッシュも肝心です。
根を詰めすぎると一杯一杯になってしまい、心に余裕がなくなってしまいます。
絶対に受かってやるという熱意をもって、頑張ってください。応援しています。

使用していた教材とおすすめの使い方

法律科目:スー過去
⇒問題を解くことに重きを置くのではなく、解説を読むことに重きを置いて使用していました。

経済科目:解きまくり
⇒とにかく問題演習を行い、問題ごとの解き方を暗記していくという形で使用していました。

使用していた文房具やツール

コーヒーです。
どうしても学習中に眠くなってしまうことがあったため、カフェインの摂取で乗り切りました。