受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

私が公務員を目指そうと思ったのは、目の前の利益や利潤追求のためだけでなく、社会全体(公)や人のために働きたいと思ったことがきっかけです。
私は小さい頃から誰かのために行動することが好きで、ボランティアなどを通して、人や社会の役に立つことにやりがいを感じていました。
全体の奉仕者である公務員を目指すことで、自身の強みを活かすとともにやりがいを持って働くことができ、仕事を通して多くの人々の生活を支えることができると考えました。

また、公務員は現役世代だけでなく多様な視点から次世代への基盤を築き、繋げていくことができます。
そのため、特定の分野に特化するのではなく幅広い知識と経験を得ることができるため、自分自身の成長にも繋がる点に強く惹かれました。

以上の理由から、私は民間企業ではなく公務員を目指しました。

アガルートをお選びいただいた理由

公務員試験については、独学で勉強することも考えていましたが、何から手を付けて良いか分からず、また、学習したことのない専門科目を独学で行うには不安があったことから、予備校を活用しようと考えました。
予備校の選択にあたっては、通学制の予備校だと大学との両立が難しかったこと、そして、決められた時間割ではなく自分の好きな時間にやりたい科目を勉強したかったため、通信講座の受講を考えるようになりました。

沢山ある通信予備校の中からアガルートを選んだ理由は、講義がわかりやすかったからです。
体験講義をいくつか受講してみましたが、アガルートの講義が1番テキストの内容と講義内容が充実しており、理解しやすかったと感じました。
また、定期カウンセリングで、講師の先生方に相談や、自分に合った勉強方針を考えることができる点も、決め手の1つです。

学習の方針と進め方

私は1番最初に受ける予定だったのが、5月にある裁判所の試験だったため、5月までに講座の受講を完了できるように計画を立て、その計画に沿って勉強を進めました。
数的処理、専門科目最低1科目、文章理解を1日の中で必ず勉強するようにし、年明けから専門記述などの論文対策を本格的に進めました。

民間企業と併願していたので、どれだけ忙しくても数的処理10問、文章理解も10問ずつなど1日ごとの目標を立て、地道にそして着実に進めることを心がけていました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

私は公務員試験と民間企業の就職活動を並行していたので、それらの両立がうまくできず、どちらも中途半端になった経験があります。
私は公務員が第一志望でしたが、公務員試験に落ちてしまったらどうしようという不安から、民間企業の就職活動も行っていました。
そのため、心身ともに疲れが溜まり公務員試験の勉強があまり進まず、民間企業の選考も対策不足により不合格になってしまっていました。

そのことをカウンセリングで相談したところ、講師の先生から「自分のやりたいことを大切にして、後悔のない選択を」とのお言葉をいただき、自身を見つめ直した結果、公務員試験を第一に、民間企業は自分が本当に行きたいと思う企業だけを受けるようにしました。
そうしたことで今まで以上に勉強に集中でき、公務員試験対策と民間企業の就職活動を両立することができました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

自分の好きな時間、好きな速度で、聞きたいところだけを聞くことができる点が、非常に魅力的でした。
教養試験対策講座では、大学で習った内容も含まれていたので、基本的には1.25倍速で視聴し、自身の苦手な範囲や難しい問題の解説などは、等倍速で受講するようにしていました。
映像授業となっており、テキストが開けなくても学習できるため、通学の電車内や大学の空きコマ、カフェなどでも勉強することができたので、時間を有効に活用できたと思います。

②専門試験対策

自分の好きな時間、好きな速度で、聞きたいところだけを聞くことができる点が、非常に魅力的でした。
専門試験対策講座では、初めて学ぶ内容も多かったため、最初は等倍速で受講していました。
テキストを開き、メモを取りながら受講したかったため、自宅や大学、カフェなどテキストを活用しながら学習できる場所で受講していました。
2回目以降は、1.25~1.5倍速で受講していました。
映像授業のため、通学電車内や隙間時間を活用し、自身の苦手な範囲を繰り返し受講していました。

③人物試験対策

面接対策講座では、面接に対しての疑問を解消できる点が良かったと思います。
面接時の服装などの身だしなみやマナー、面接でよく聞かれる質問のNG回答を紹介するなど、面接を初めてやる方も安心して面接に挑める内容がつまっていたと思います。

模擬面接では、実際に自治体に送った履歴書や面接カードを講師の先生が読んだうえで面接を行うため、実践に近い形で行うことができ、改善点など的確なアドバイスを貰うことができました。
また、実戦形式の面接だけでなく履歴書や面接カードの添削およびフィードバックを行うことも可能なので、自分の文章に自信がなくても、内容をブラッシュアップしてから自治体に送ることもできる点は非常に魅力的でした。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

学習時間を確保するために、科目ごとにいつまでに講座の受講を完了させるか目標を立て、立てた目標を達成するために、必要な1日あたりの勉強量を設定していました。
設定した勉強量を達成するために、自宅で勉強するだけでなく、出先でカフェに寄ったり、電車内などの隙間時間も勉強するように心がけていました。

1日の過ごし方としては、午前中に数的処理と文章理解の勉強をし、お昼休憩後から夕方まで経済学の勉強あるいは法律系の勉強、夜は法律系の勉強や小論文、専門記述などの対策を行っていました。
私は数的処理の勉強が苦手で、法律系の勉強が好きだったので、必ず朝一番に数的処理から始め、法律系の問題集を息抜きに数問行っていました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

直前期には、数的処理や文章理解の問題を時間測定しながら、早く解く練習をしました。
特に数的処理は出題集が多く、得点源だったため、過去に間違えた問題と、その類似問題を重点的に解いていました。
法律系や経済などの専門科目は、重要な内容や自分がよく間違える内容をノート1冊にまとめ、問題集を解きながらそれらも読んでいました。

また、直前期には空いた時間に、時事対策講座のテキストを読むようにしていました。
私が受験した自治体は、作文や小論文、専門記述があったため、過去の論文のテーマを実際に解き、自治体について研究していました。
試験の直前には焦りや不安などがありましたが、過去のノートやテキストなどを見返して、これだけやったから大丈夫と、自分を励ましながら本番を迎えました。

試験期間中の過ごし方

試験期間中は、筆記試験対策に加えて、面接対策や討論対策も並行して行わなければならなかったので、時間の配分に注意していました。
私は、民間企業の就職活動も行っていたので、面接や討論の対策よりも筆記試験対策の方が大変でした。
面接対策は自身のことよりも、自分が受ける自治体の研究や、時事問題の対策に時間をかけました。
そして、過去に受けた自治体の試験を自己採点し、どのような問題を間違えたのか、次同じ間違いをしないためにはどうすればよいのかを振り返りました。

また、試験期間中は直前期以上に、自分が無事に合格できるか不安になりやすいので、定期カウンセリングを活用して、講師の先生に相談することで、気持ちの整理をつけるようにしていました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

数的処理や文章理解、社会科学といった重点的に対策した科目は、手応えを感じることができました。
特に、数的処理や文章理解は、根拠をもって選択肢を選ぶことができましたが、社会科学では数問、選択肢を検討・消去するところまでしか至らない問題もありました。
ですが、国家公務員に向けての試験対策をしていたということもあり、難易度は比較的簡単だったように思います。
時事問題の割合が比較的高く、普段からニュースや新聞などにも触れておかないと答えられない問題がいくつかあったことが印象的でした。
色々な市町村の教養試験を勉強し、日々公務員試験の問題に触れておくことが非常に大切だと思います。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

(合格した市役所には専門試験がなかったので、受験した試験種の専門試験の手応えなどを記載しておきます。)

専門択一試験では、憲法や経済学は手応えを感じることができました。
特に、経済学は、テキストに記載されていた問題と類似した問題ばかりでしたので、非常に解きやすかったです。
一方、民法は、範囲が広いということもあり、選択肢を検討・消去するところまでしか至らない問題や、正解の自信をもって解答できなかった問題がいくつかありました。
専門記述では、専門記述対策講座で取り上げられている問題に類似している問題が出たので、悩むことなく解答できました。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

民間企業の就職活動で面接は何度も経験していたので、そこまで緊張せずにいつも通りを発揮できたと思います。
一方的なコミュニケーションにならないように、短く分かりやすい返答を心がけました。
対話の中で、相手の話を聞くときは笑顔で頷きながら、自分が話すときは表情や言葉遣い、話す内容を整理しながら、面接官とのコミュニケーションを取ることができ、和やかな雰囲気で面接を進めることができました。

面接で、自分自身の経験について聞かれるというよりかは、受験した自治体についてや、どう働いていきたいかに重きを置いていたように思います。
民間企業で面接を経験していたこと、そして、面接対策講座や模擬面接を活用していたからこそ慌てることなく落ち着いて、面接を終えることができたと思います。
面接は場数を踏むことが大切だと感じました。

④合格・内定した時の気持ち

合格したときは素直に嬉しかったです。
私は、国家公務員を第一志望に頑張っていましたが落ちてしまったので、最後に受けた自治体に合格できなかったら、内定をもらっていた民間企業に就職する予定でした。
そのため、無事合格通知を貰えて、胸がいっぱいになりました。
最終合格したときは、家族や友人と共に喜びました。
家族だけでなく、大学の先生や講師の先生が喜んでいる姿を見て、多くの方に支えられて合格までいくことができたと素直に思います。
大学との両立や、民間企業の就職活動との並行など、忙しい学生生活の中で合格をいただいたことで、つらく長い勉強生活を頑張ってきて本当に良かったと思いました。

振り返ってみて合格の決め手

合格の決め手は、諦めずに継続し続けたことだと思います。
勉強を進めるうえで、勉強へのモチベーションや環境が変化することは、容易にあり得ることだからこそ、短くても、小さな勉強でも良いから毎日続けることが大切だと思っています。

また、私はいくつかの自治体を受けましたが、思うような結果が得られず、内定をもらっている民間企業に就職を決めてしまおうかと、心が折れてしまいそうになるときもありました。
しかし、諦めずに粘ったからこそ、最後に受けた自治体から、内定をいただくことができたと思います。
どんなに忙しくても1日数的処理を5問だけでも、1日30分だけの勉強時間でも途切れさせず継続していくことが重要だと思いました。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

私が普段から心がけている「気配り」と、私の強みである「相手の立場に立って考えられる力」を活かし、一人一人に合った対応を心がけ、市民に寄り添える職員になりたいです。
公務員になって取り組んでみたいことは、すでに市が取り組んでいる取り組みを深めるとともに、さらにそれらの取り組みを進化させていくことで市の発展・活性化に繋げていきたいと思っています。
私が入庁する予定の市には魅力が沢山あるにも関わらず、認知度の低さから移住・定住者や観光客の訪問意欲が低いという課題があります。
そのため、市内の観光資源の魅力を最大限に活かし、PR活動の促進や宣伝を積極的に行っていくことで、若い人たちが住み続けてくれるように、そして市をもっと活気づけられるように貢献したいです。

受験生に対するメッセージ

公務員は、教養試験だけでなく専門試験、論文試験、面接試験など勉強や対策をしなければならないことが多く、1次試験を受けてから合格するまでが非常に長いため、長く険しい道のりになるかと思います。
また、民間企業に比べると就職が決まる時期が遅いこともあり、周りの人と比べてしまい不安になることもあると思います。
そのため、勉強のモチベーションを保てなかったり、諦めそうになることが何度もあると思います。
しかし、そのたびに定期カウンセリングで講師の先生に相談することや、自分自身にご褒美を設ける、気分転換をするなどして立ち直り、継続することで合格することができたと思います。
自分なりのモチベーションの上げ方があると、つらい中でも継続することができると思います。

勉強してきたことが発揮できるか不安になったときは、今まで勉強してきたノートやテキストを見返してみてください。
皆さんの努力や頑張りが、そこには詰まっていると思います。
不安になることもあり、そして、大変なことばかりだとは思いますが、自分を信じて頑張って下さい。応援しています。

民間企業向けの就職活動について

①民間企業向けの就職活動はしましたか?

はい。

②民間企業の就職活動をされていた場合は、どのような業種・職種を志望されていましたか?

基本的に自分自身が興味を持った業種・職種を志望していました。
業種:メーカー、官公庁・公社団体(準公務員)

③公務員試験の対策と並行していくにあたって工夫したことや大変だったこと等ございましたら、ぜひお聞かせください。

公務員試験の勉強をしながら民間企業の対策もすることが、精神的にも肉体的にも大変でした。
民間企業一本の友人と、歩幅を無理に合わせないように、あまり気にし過ぎないようにしていました。

使用していた教材とおすすめの使い方

  • 畑中敦子の数的処理シリーズ(ワニ本)
  • 市役所過去問500、専門記述憲法(TAC出版)
  • 裁判所科目別・テーマ別過去問題集(TAC出版)
  • スーパー過去問ゼミ文章理解・資料解釈
  • 本気で合格過去問解きまくり文章理解(LEC出版)

私は数的処理が苦手だったので、ワニ本をひと通りやったうえで、アガルートの問題を解いていました。
受験する自治体の試験までに、その自治体の過去問(市役所過去問500など)を解いていました。
その自治体の出題形式や傾向を把握するのに、役立っていました。

使用していた文房具やツール

テキストに書き込めるように、マーカーやボールペンは必須でした。
私は、勉強するとどうしても糖分や甘いものが欲しくなってしまうので、チョコを常備していました。