合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

私は土地家屋調査士として独立開業する事を目標に3年前から調査士事務所で働いています。入社当初は表題部に関する登記の仕事がそれだけでくるものと思っていましたが、登記の仕事を受注する為にはその前段階の測量はもちろん、開発許可申請や農転許可申請が必要な案件が多くありました。それらの仕事をワンストップで出来る事務所である事に需要があると分かったので行政書士の試験を目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

令和3年度の土地家屋調査士試験の際にアガルートの講義を受け合格する事が出来ました。一回の映像講義の時間が比較的短いのが自分には合っていたし、勉強の流れも何となく前回の合格体験で掴んでいたので、今回の行政書士試験でもアガルートの講座を受講しようと思うことは当然の流れでした。

合格体験記・学習上の工夫

行政書士の勉強を始めるにあたって初学者の自分が決めた事が2つありました。

1つ目は「先生の言う事を素直に聞く」2つ目は「深入りしない」です。

1つ目は前回の土地家屋調査士合格の時に自分が感じた事です。勉強方法に関してこの道のプロである講師の方が「この方法がいい!」と教えてくれるやり方が1番いいに決まってるので、勉強の仕方に関しては変に自分で考えたり、他に目移りせず、素直にそのまま取り入れてやろうと決めてやりました。具体的には合格者の多くが実践していた朝方勉強方法。早起きして毎日2時間やりました。朝やりきれない時は寝る前にやって調整しました。それと豊村先生がおすすめしていた①講義映像を見る②キリのいいところで過去問解く③過去問の解説動画見る④六法引くのジグザグ方式で最後まで進めました。

それと得点源の民法や行政法に関しては仕事の合間に音声で講義を聞くようにしました。これは前回実践して自分も効果あると思っていたので今回も取り入れました。耳で聞くだけですが、空き時間で映像講義を思い出せるような感覚があり、勉強してる感があって安心できました。

2つ目に関してはえらく重たい教材が届いた時に決めました。行政書士試験は範囲が広い。だから難しいところに時間を割いていたら初学者の自分は試験までに合格ラインには間に合わないと思ったからです。とにかく合格するための基礎的な知識をしっかりつけられればと余計なことはせず講義を素直に受けました。1周目はわからないところがあってもそのままにしてどんどん進めました。2周目以降で同じくわからないところは映像講義に戻って復習しました。

この2つの事を意識しながら約9ヶ月間勉強しました。

とはいうものの勉強中盤くらいで実力がなかなかつかず焦ったり不安にもなりました。そんな箸にも棒にもかからない時にAWESOMEコンサルティングとか見たら今にも合格しそうな1軍の方ばかり質問されてたので悔しくて見るの嫌になったりもしました。でも、俺みたいな人だっていっぱいいる!もうすでに試験は始まってる!と悔しさと僻み根性で自分を奮い立たせて1軍目指して勉強する事が出来ました。

そして10月から試験までは毎週末に過去試験問題、アガルート模試、LEC模試を順番に受けました。そして平日に答え合わせをし、間違えた問題を復習しました。最初は120点台。合格点に全く届かず悲惨な結果が続き悔しいし不安な気持ちでしたが、合格点に届かせるために自分に足りていない部分を直視できました。

残りの短い期間で合格するには記述で得点する必要があると思ったので、◯記マークのページに付箋を貼って暗記しました。直前は憲法、一般知識は自分を信じて潔く終了させ、模試で間違えた民法、行政法の復習だけしました。試験直前くらいにやっと170点台や合格点が出せるようになりました。

本番では◯記マークで対策していた内容の問題やその派生問題が出題されたので驚きました。本当にありがとうございました。

振り返ってみると前半に基礎的な知識を講義でしっかり身につけられていたので、直前の実践的な模試勉強で点数が伸び合格出来たんだなと思います。

総合講義のご感想・ご利用方法

初めて映像講義を受けた時にはまだ何もわからない状態でしたが、豊村先生が難しい内容を噛み砕いて気さくに説明してくれるので「あれ、なんだか行けそうな気がする」といい意味で思い違いさせてもらいながらスタート出来ました。難しい内容もイメージしやすい例えを用意して説明してもらえたので記憶に残りやすかったです。特に行政法での処分関係の必要な知識やイメージはほとんどラーメン屋さんの例えで脳内変換されています。

また豊村先生は講義中に要所要所でマーカーを引いてくれたり、記述対策したほうが良い箇所を◯記マークでチェックしたり、わかりにくいところは絵を描いてくれたりと本当に丁寧に隅から隅まで教科書の内容を試験対策としてしっかり説明してくれたので初学者の私でも諦めずに最後まで勉強を続けることが出来ました。

また映像講義は勉強項目毎にチャプターが細かく設定されているので、教科書の書き込み部分でわからない部分の復習では段階では効率よく講義を見直す事が出来ました。

行政書士試験初学者の私でも、映像講義と教科書と六法を使った勉強法で合格に必要な基礎的知識を身につけられました。ボリュームがありさらに地道な勉強法で最初はひどく遠回りな感じがしたのですが、結果私にとって総合講義は合格までの道標であり、最短で結果を出すことが出来ました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

私は短答過去問解説講座は総合講義の後、過去問を解いてから見てました。

初学者の自分にとっては最初のうちは総合講義を見た直後でも過去問が解けない事が多々ありました。問題裏面の解説を読んでみてもなかなか頭に入ってきませんでした。

アガルートの短答過去問解説講座の動画では1問に対して5肢全てに林講師が解説をしてくれている事が多くとても助かりました。「自分で読む」と「講師の方から教えてもらう」では問題の理解度が全く違います。またチャプターは過去問題集とリンクして1問ごとに視聴可能であり、1動画の時間も短いものなら約2分、長くても10分くらいにまとめてくれてあったので復習もしやすかったです。林講師の解説の話し方は倍速にしても聞きやすく時間の節約にもなりました。効率よく過去問を勉強するために考え抜かれたとても良いサポートツールだと思います。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述過去問解説講座の講義は今回動画で視聴する事が出来ませんでした。総合講義と択一対策に時間を要し、記述の勉強を開始出来たのが直前期の10月に入ってからとなってしまったからです。

そのため過去問を1日3問解き、解説ページに目を通す。ダウンロードしておいた音声データをその日のうちに仕事の合間で聞くようにしていました。行政書士試験研究センターの解答例だけでなく林講師の模範回答も掲載されていたので比較して内容の理解を深められました。配点の目安も掲載されていたので意識して学習する事ができました。学習を重ねる毎に点数感覚が自分の中で形成されていきました。記述問題を解くにあたり、わからないところがあっても最後まで諦めずに自分の言葉で書ききれるようになった事は今回の合格につながったと強く感じています。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

こちらの解説講座も動画で視聴する時間がありませんでした。直前期に入り合格点に達するために足りてない部分(苦手な科目)を補う意味で必要な箇所を抜粋して学習しました。

択一過去問の学習方法と同じように問題を解いたら解説を読み、掲載されている条文を六法でチェックするようにしてました。同じ民法の問題でも他資格試験の問題だと少し角度が違うような出題の仕方があったりするので取り組むことで苦手な科目の隙間を埋めるような感覚がありました。民法の知識を身に付ける事はそのまま記述問題の試験対策にも直結することだったのでこういった学習のツールで準備が出来てよかったと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は直前期の10月に入ってから挑戦しました。択一問題で120点。記述は厳しめにみて20点。合計で140点でした。この時期でこれは…と青ざめたのを覚えています。

ただ、点数は悪かったですが集中して取り組めたし、試験の時間配分も想定内で出来たと時間もないので気を取り直して、理解して解けたところは思い切って学習完了。間違えたところ、知識が曖昧なところのみを重点的に学習と直前期の学習断捨離に大いに役立ちました。

その後も過去問やLEC模試を同じように学習して本番まで過ごしました。そのおかげで試験当日には頭が試験慣れしてたので落ち着いて受験する事が出来ました。

今振り返って考えてみると模擬試験はもうちょっと早めに8月から9月くらいに挑戦した方が良かったかなと思います。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

今回もアガルートの教材を信じて結果を出す事が出来ました。振り返ればあっという間に感じますが今回も土地家屋調査士と同様に道中は辛い険しいものでした。自分で決めた事とはいえもう一度同じ事ををやれと言われたらノーとお断りすると思います。

ただ、そんな中でも豊村先生の授業は見るのも楽しい内容だったので続けられました。受講生を合格させようと必死に授業してくれている先生の気持ちが映像でも伝わってきました。それにアニメ系のTシャツのセレクトが絶妙で毎度笑顔にさせていただきました。隣で講義覗き見てた妻もファンです笑

おかげさまで自分の夢にまた1歩近づく事が出来ました。本当にありがとうございました。