受講されていたカリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

私が土地家屋調査士を目指した理由は、前年受けた宅地建物取引士の勉強をしている間に土地家屋調査士の資格を知りました。元々不動産業界に興味を持っており、土地家屋調査士の仕事は建物、土地両方に携われる事に魅力を感じ試験を受けようと思いました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

前年受けた宅地建物取引士もアガルートアカデミーの講座を受講させて頂き、その時の教材がとても分かりやすかった事。また、割引の制度も利用させて頂く事で、他の予備校と比較しても金額が安く受講出来た事が大きな理由です。

合格体験記・学習上の工夫

講座の利用を始めたのは前年の12月から始めて測量士補、土地家屋調査士の両方の勉強を並行しながら勉強を行いました。測量士補は数学の計算問題や専門用語が多くあり、学習に馴染むまでは時間が掛かり苦戦しました。土地家屋調査士については全く何を言っているのか分からないそんなレベルでした。
学習の進め方としては最初の2~3か月は土地家屋調査士の民法、不動産登記法の講義と測量士補の講義を1日ずつ交互に観て勉強していきました。講義が大体1周終わった後に測量士補、土地家屋調査士の択一の過去問を始めていきました。これも1日ごとに交互に行うようにして行きました。
測量士補の試験直前は測量士補の過去問を3周ほどといてほぼ間違えなくなるようになり試験に臨み無事合格出来ました。測量士補の試験が終わってすぐに土地家屋調査士の記述の講義に入りました。測量士補の勉強がなくなった事で、土地家屋調査士の勉強に集中する事が出来ましたが、記述の問題のレベルが高く記述の講座が終わり過去問を1周するのに2か月程かかりました。
その後は、申請書の例が50通り教科書に載っているのでそれを3周以上書く、択一式過去問を3周以上、記述式過去問も3周以上行いました。
8月頃から答練を行いましたが、最初は時間が掛かりすぎて話にならなかったです。時間を短縮する為には問題の読み取りに時間をかけない事が必要だと思い、択一は反射的に答えられるように毎日40問程欠かさず解くようにしました。記述についても毎日欠かさず1問は解くようにしました。
直前期は記述の土地の問題にとても苦手意識を持っていたのでほとんど記述の土地の過去問を繰り返し行いなんとか試験当日に自信を持って臨む事が出来ました。試験当日はとても緊張しましたが、苦手な土地の問題も無事に時間内に完走する事が出来ました。
試験が終わり自己採点の結果、民法を2問落としてしまい択一は17問正解となりやってしまったと思いました。択一の基準点の発表の時には満点の人が多くいる事もあり不合格かなと半分諦めていました。しかし、記述の結果が良かった事が功を奏し、なんとか無事に合格する事が出来ました。
結果として運よく直前期に記述の土地の勉強に振り切った事で崩れる事がなく記述が解けた事が良かったと思います。結果オーライですが、今思えばもう少し択一(特に民法)の勉強をしておけば合格発表まで不安な日々を過ごす事がなかったのかなと思い、「択一で点を稼ぐ!」と講師の方々がおっしゃる通りであり、やはりプロの講師の方々の話はしっかり聞くべきだなと身に染みて感じました。

【測量士補】総合講義のご感想・ご利用方法

測量士補の講座に関してはとても分かりやすかったです。測量の用語、計算に必要な三角関数や、計算式等が動画で解説して頂ける所、それぞれの測量の方法ごとにひとつひとつ図を用いて説明がある事で苦手意識があったのですが、少しずつ覚えていく事が出来ました。
特に航空測量、レーザー測量など普段の生活では関わる事など、絶対にないようなジャンルについては本を読むだけでは理解する事は出来ないと思います。しかし、講座の担当の中山先生はその中の用語ひとつひとつ細かい所、雑学に近いようなところまでの説明を動画の中で説明していただけたおかげで、なんとか覚える事が出来たと思います。
次に、学習の期間としても私の場合は全く素人の状態で勉強を始めました。土地家屋調査士の勉強と並行しながら行うと想定する場合においても2か月あれば一通り動画を観るだけでも理解が出来ると思います。人によってはもう少し短い期間で理解が可能であるとも思います。その為、土地家屋調査士の勉強と並行する場合においても無理なくスケジュールを組む事が出来るぐらいのボリューム感で勉強を進める事が出来るようになっていると思いました。過去問も必要な分のボリューム感の為無駄なく勉強を進める事が出来たと思います。

【測量士補】3時間で押さえる文章問題のご感想・ご利用方法

文章問題については、測量の用語、法律については、専門的な用語が多く覚えるのに時間は掛かりましたが試験の問題についてはそこまで難易度は高くないようには感じました。
その為文章問題について時間をかけてしまうと土地家屋調査士の勉強と並行しながらおこなう場合はもったいないので、こちらの問題集に関してもとても効率がよく学習が行えるものだと思いました。
大体の感じですが1日10分から20分ほどこの問題集を行い、こちらも3周ほど問題を回したと思います。こちらもこのぐらい行えば試験の問題については無理なく解く事が出来ると思い、教科書の端から端まで覚える必要がなくなる事もあり、効率良く勉強を行う事が出来たと思います。

【土地家屋調査士】合格総合講義のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士の講義についてですが、最初の感想としてはチャプターが短く区切られている事もあると思うのですが、かなりボリューム感があると思いました。そのためこの講義を全て観る事はかなりの根気と時間が必要になると始める前には感じと事を覚えています。
しかし実際に講義を始めてみるとひとつひとつのチャプターの時間はそこまで長くないので思ったよりもサクサク進んでいくんだなあと思いました。やはりサクサク進んでいく事でどんどん先に進まなくてはと思うようになり気が付いた時には半分ぐらい終わっているような状況でした。サクサク進んでいくのですが、不動産登記法などの難しい所はしっかりと図を使い時間をかけて説明して頂くので、1度動画を一通り観れば、過去問を観て半分以上は解く力がつきました。特に区分建物の学習についてはこちらの動画の説明を観ていなければ問題を解く事は不可能なのかと思うほど分かりやすかったと思います。
また、申請書の説明についても50通りあったのですが一つ一つ丁寧に説明がある事で申請書の書き方についても効率よく学習する事が出来たと思います。講義自体は全体を通して1周しか観ていないのですが、1周すれば充分試験を解く力がつくものだと思います。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

択一式過去問の解説動画については正直な所あまり観る事がありませんでした。
理由としては私の勉強のスケジュールの進め方が上手ではなかった事が原因ですが、全てを確認する時間がなく記述の問題について思ったよりも時間が掛かってしまった為、こちらの解説の講座を観る時間が無くなってしまいました。
しかし、思えばこちらの動画を確認して択一の問題をひとつひとつしっかりと学習する事が出来ていればもう少し楽に試験を突破する事が出来たはずだと思います。特に今回の試験の択一式過去問をしっかり理解していれば解けたという事もあり、もったいなかったと思います。私はあまり活用する事が出来なかったですが、今後試験を受ける方には必ず確認した方いいとオススメしたいと思います。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述式の過去問解説動画、こちらについては穴があくほど動画を繰り返し観ました。記述式については非常に難しく最初1周した段階ではほとんど太刀打ち出来ない状況でした。その為、2週目からは夜に記述の過去問を解いて、次の日の朝の通勤時にこの動画を観てもう一度復習をする。
このルーティンを続けていくようにしました。その為こちらの動画は最低でも3周以上は観たと思います。内容もひとつひとつ丁寧に説明があり、特に難易度についてこの年度がピークでしょうなどと解説をしていただいた事がとても指標になり助かりました。正直な所難易度についてはどの年度の問題を指標にして良いかが分からず最初はどこまで学習を行えば良いか分からないのでとても参考になりました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

定規の使い方についてこちらもとても分かりやすくて覚えやすいものだったと思います。定規については三角定規を使用するという事ですが、三角定規などは正直な所、小学校以来に使う事となり、三角定規を使うという事に不安しかありませんでした。
最初は三角定規の向きすらどうすればいいのか分からなかったですが、しかし実際こちらの動画を1回見る事で最低限図面に線を引くぐらいは出来るようになり、2回目にはほとんど問題なく図面に線を引く事が出来ました。その後記述式の過去問を繰り返し解く事でもっと慣れていったと思います。動画の中で定規を使用する際の細かいテクニックなども教えて頂くのでこちらの動画を観る事で、効率よく記述式の勉強を出来たと思います。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

複素数計算については、こちらは無くてはならないものだったと思います。
今回使用した電卓についても今までの人生で見た事が無いもので、電卓電源の入れ方から丁寧に説明があり、分かりやすかったと思います。
複素数の計算の方法自体は初見では中々覚える事は難しいですが、繰り返し行う事で確実に覚える事が出来ると思います。この複素数の計算を知らないで試験に臨んだ場合は間違いなく時間内に問題を終わらせる事は出来ないと思われます。
その為こちらの複素数の計算の講義については何回も確認をしながら確実に覚えていきました。覚えるのに時間は掛かりますが、この講義が無ければ合格する事は難しいと思えるぐらいに重要な講義だったと思います。

実践答練のご感想・ご利用方法

実践答練については1~3回目とあり、正直私が受けた3回目の答練については難しすぎて太刀打ち出来なかったです…択一の問題については過去問にはあまり載っていない論点が多く新しい知識としてとても参考になりました。
過去問にはない論点を勉強する事で、それに繋がるような知識の復習も繋がるので今まで同じ過去問のみを勉強するよりは知識の幅が広がるのかなと思いました。
1、2回目の記述の問題については実践に近く3回目の問題については少しトリッキーな問題が出てきたと思いました。特に3回目の問題については3回ぐらいチャレンジしてようやく解く事が出来ました。正直3回目の問題については試験直前にいきなり行うと少し自信を無くすかもしれないです…

『法改正対策』過去問解説講座のご感想・ご利用方法

法改正については民法が大きく改正した事もありとても参考になりました。一から学習をやり直すような改正はなかったので一通り動画に目を通すぐらいだったと思いますが、丁寧に説明があり、分かりやすかったと思います。
改正の中で少し大きいと思ったのは成年が18歳に変更になった所で、この改正については民法、又土地家屋調査士法の土地家屋調査士登録の要件に関わる事であり、こちらの改正については非常に重要だなと思います。ただ一度動画を観れば忘れる事が無いような内容の為、私が受けた年は大きな改正がなくて良かったなと思います。
今後大きな改正がある時には恐らくもっと重要な論点になる所だと思いますので、対策は必ずあった方が良いと思います。

自由記載欄(カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等)

1回でなんとか合格する事が出来ました。講師の方々の動画作成、教本作成等の努力のおかげです。
これからもご活躍を応援させて頂きます。有難うございました。