受講されていたカリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

元々不動産業界に興味があり宅建を取得していましたが、せっかく勉強の環境が整っていたのでその周辺資格を取っている中、土地家屋調査士を知りました。宅建の資格保有者数がかなり多いのに対し、土地家屋調査士はとてもレアな士業資格であることに魅力を感じ挑戦しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

仕事をしながらの受験であるため少しでも時間を省くために通学ではなく通信講座を探していました。他校の通信講座と比較してブログやTwitterなどでの情報提供を頑張ってらっしゃる印象を受けアガルートさんの講座に決めました。また中山先生のブログに書かれている土地家屋調査士のメリットなどを見てモチベーションにしておりました。

合格体験記・学習上の工夫

去年の2月から勉強を始めました。まずは勉強に対するモチベーションを上げることから。中山先生のブログを読んだり、土地家屋調査士の求人情報を見て「社員として働く場合」と「独立した場合」の年収を想定し、今よりどれくらい年収が上がるか、そして何年働けるかを計算しました。
将来のことはわかりませんが、数千万円の収入が増え土地家屋調査士の勉強時間は1000時間と言われていますので、1000で割り「勉強1時間当たりの単価」を出して「1時間勉強したら〇万円もらえる」とモチベーションを上げていました。
スケジュールとしては、2月は測量士補の過去問をやり3月から土地家屋調査士のテキストを読み、測量士補試験2週間前から再び測量士補を覚え直しました。測量士補が終わったら8月まではテキストを読んだり、択一式過去問、記述式過去問を並行して勉強しました。9月から答練で時間内に完走する練習をしました。
私の場合、家に小さな子供がいますので外で勉強することがほとんどでした。会社の休憩室やネットカフェや喫茶店などです。土日になるとあまり混んでいない喫茶店のモーニングに行きテキストを読んでいました。モーニングがご褒美になり土日の朝から勉強することができます。
本番では緊張から記述で手が震え、字が汚くなり焦りました。建物で区分や合体が出ると書く量が増えて時間が足りなくなってしまうと心配しておりましたが、運良く非区分が出て完走することができました。

【土地家屋調査士】合格総合講義のご感想・ご利用方法

別業種で働いているため、テキストを理解するのがかなり大変だったので動画は一通り見ました。時間が無いため倍速にして見られることはとても助かりました。合筆が「がっぴつ」なのか「ごうひつ」なのかすらわからずにテキストを読んでいたため、見てよかったです。以前他校で宅建の通信講座を受けたことがありますが、テキストを読んでいるだけでとても眠くなった記憶があります。中山先生はちゃんと自分の言葉で説明されていて、また実務経験もおありの様で補足説明なども興味を持って動画を見ることができました
勉強方法は、ノートを取ると時間がかかってしまうためテキストにどんどん書き込む形で勉強しました。2周ほど自分で読んでから動画を見つつ、気づいたことなどを書き込みます。ひな型は覚えるのが大変なので後からまとめて覚え、先にひな型以外の部分を覚えるように何周も読んでいきました。テキストを読むこと以外にも択一式過去問、記述式土地過去問、記述式建物過去問と並行して勉強しなければならないためなかなか時間をかけることができず苦労しました。

択一式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

私の場合、測量士補も含め8か月と期間が短かったため択一式の過去問は1番時間をかけられなかった部分です。まずはテキストをなるべく完璧に覚えるのが優先で、択一式の過去問を何周もする時間はありませんでした。
アガルートの択一式過去問の特徴としては分野別になっておらず1年ごと通しで載っているところだと思いますが、6~7割程度で合格する他の資格試験とは違い、択一の部分はほぼ満点を目指す土地家屋調査士試験ならではだと思います。分野別で答えを丸暗記すればよい訳ではなく、どんな問題が出ても満点を目指すからこそ私は択一に関してはテキストを覚えるのを優先した方がよいと感じました。覚えた知識の確認として年度ごとの過去問はよいなと感じました。

記述式過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問は1問解くのにも時間がかかりますが、2~3周はしたと思います。
土地は初見で解くのは不可能ではないかと思われるような過去問が多数あり、解説で電卓を打つ順番も載っていたので助かりました。計算問題は暗記物とは違いやり方だけを覚えればよいので少し早めにやり始めたと思います。と言ってもおそらく7月くらいですが。最初は律儀に作図までしっかり書いて通しでやり方を覚えていましたが、最終的には時間削減のため計算の仕方だけ覚えて数値を出して作図はフリーハンドで書き忘れがないかだけ確認していました。
動画で先生が「記述は減点方式」とおっしゃっていたため、とにかく完走することが最優先で毎回時間を計りながら、あとは書き忘れがないかに注意していました。
建物に関してはひな型と作図がメインだと思い、文字を書く量が多く時間を取られます。ひな型を覚えていくにつれて考える時間も減り時間は短くなったと思います。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

新・定規の使い方講座はとても参考になりました。独学ではなかなかわからない部分ですし、動画で実際にどの様に作図をするのか見られたのは、かなり勉強の時短になったと思います。
オススメの文房具も紹介されていて私は言われたそのままに買い揃えてかなり時間を短縮できました。仮に独学だとしたら「本当にこれでよいのだろうか」と半信半疑のまま勉強していただろうと思うと、通信講座を受けて正解だったなと思えるところだと思います。
図も大きくわかりやすいと感じました。プロットの方法など基本ができてこそ時短に繋がると思います。序盤しか見ないのであまり重要視されないテキストかもしれませんが私にとってはとても参考になった講座です。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

電卓の使い方がわからなければ記述がとけるわけもなく、また時間内に終わることもないのでとても重要な講座でした。電卓の打つ手順を一コマずつ記載されているので、初めはわけもわからずにひたすら手順通りに打って覚えていきました。
【土地家屋調査士】合格総合講義のテキストや択一式過去問も並行して勉強するため日にちが空くと電卓の使い方も忘れてしまうため何度もこのテキストを見返して覚え直しました。
記述式の土地の過去問もそうですが、何度も反復継続して問題を解くことで記憶に定着し計算のスピードも上がっていきました。土地家屋調査士試験は完走することが大前提だと思いますので、電卓の使い方次第で時間が大幅に変わってくると思います。その基礎となるこの講座はなくてはならないものだと思いました。

実践答練のご感想・ご利用方法

基礎的な講座に答練が付いているのはとてもよいなと思いました。人によるのかもしれませんが、私は他校の10回分の答練を追加で受けたため時間配分を感覚的に掴めたので合格できたと思います。アガルートさんの答練3回分を含め13回分を9月に入ってから、仕事の休日に1つのペースで受けていました。初めは得点も合格ラインに届かず、時間も足りませんでしたが、その「現状」がわかったことがとても役に立ちました。得点の合格ラインに届いても時間が足りないことが続き、次第に時間内に完走することを優先し得点は二の次にしました。
最後の方の何回かで安定して得点と時間をクリアすることができるようになりました。択一、土地、建物のどこで短縮するかではなく、「とにかく全部急いで解く」なおかつ「択一は配点が大きいのでミスしない」を心掛けました。

自由記載欄(カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等)

本試験の解説や合格点予想の動画、ブログやTwitterでリアルタイムに情報を出してくれたおかげでとても参考になり、またモチベーションも維持することができました。
ありがとうございました。