合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

総合職として働いている中で、自分の軸をもって、より専門的な業務に携わりたいと思うようになったことが最初の理由です。

「不動産」という日常生活では切り離せない身近な存在で、かつ、その扱いは一般の方には難しい側面があることから、この道の専門家として何か仕事ができないかと考えているときに、土地家屋調査士という不動産取引には欠かすことのできない重要な職業を知り、目指すこととしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートさんを利用したいと思ったきっかけは、第一にフォロー体制が充実していることでした。

こんなことを言うと失礼なのかも知れませんが、有名予備校の教材でしっかり学習すれば、どこを利用しても合格ラインには到達できると思っています。アガルートさんを選んだ最大の理由は、教材以外のFacebookでの質問制度や、月に1度のカウンセリングなどフォロー体制が充実していることでした。

また、調査士試験は1年単位で学習しなければ合格することが難しい試験ですので、飽きずに続けられることが非常に重要になってくると考えていたため、サンプル講義や受講者相談を受けてみて、講義スタイルや講師がどのような人物なのかを参考にしました。

アガルートさんの講義は、短くチャプター分けがされているので復習する際にも便利だと思いましたし、「中山先生の親しみやすさ」からアガルートさんを選びました。

合格体験記・学習上の工夫

宅建試験が終わった10月下旬から学習を開始し、まずは民法・不動産登記法・調査士法のインプット講義を視聴しました。民法に関しては宅建試験で学習済みだったこともあり、インプット講義はさらっと1周視聴し、その後不動産登記法と調査士法を11月下旬にかけて視聴しました。

細かな論点は抜きにして、全体の大枠を掴むことができたと思います。また、中山先生自身がとても楽しそうに講義をされているので、飽きずに最後まで視聴することができたのもよかったかと思います。

11月下旬からは択一式過去問(H17年〜R1年)を1周しましたが、この時点では択一式20問にかかる解答時間は平均53分、正解数は平均14問ほどでした。もちろん講義を1周しただけなので、自信を持って答えられる肢が少なく、消去法に頼らざるを得なかった問題が多かったです。

また、解説講義を視聴したり、テキストを確認して肢ごとに理解していく作業がかなり大変で、択一式1年度分の解き直し・整理に約4時間ほど要していたため、この時期が一番辛かったように思います。

2月末頃までこの作業を繰り返したことで、過去問を5〜6周した時点では、解答時間の平均は22分、正解数の平均は19.9問くらいまで精度を高めることができました。

同じ問題を何度も解くことで、若干の飽きが出てきたタイミングで、記述式過去問で必須の電卓講座と複素数計算講座を視聴したり、申請書例の反復練習などを合間に進めていきました。

複素数計算は特殊な操作が含まれますが、これは本当に慣れだと思いますので理解できなくても何度も講義通りに電卓を叩いていると定着していく感覚がありました

記述式に関しては、択一式の学習が落ち着いてきた1月中旬頃から過去問(H17年〜R1年)の学習に取り掛かりました。初日はH17年度土地の問題を解くのに半日くらいかかりました。

初めは要領も分からずに問題を解いていましたが、択一知識がある程度定着している状態でしたので、問題の意味が分からないということは少なかったと思います。

解説講義では中山先生が問題を解いていく過程を見ることができるので、答案構成用紙の使い方から学ぶことができます

1周目は時間を測ることをやめるくらい、本当に時間がかかりましたし、これを制限時間内に本当に解くことができるのだろうかと絶望しておりましたが、中山先生の見様見真似で同じやり方で解いていくことで、問題把握、申請書、計算、図面作成までの一連の流れがスムーズになっていきました。

また、記述式は土地と建物がありますが、過去問を1周するのに結構時間がかかるので、土地と建物を交互に解くようにすることで、土地と建物の両方の記憶維持を図りました。

択一式と同様にはなりますが、記述式も何度も繰り返すことで解くスピードも上がっていきますし、より精度の高い解答を作れるようになります。

6月〜8月の段階では、過去問であれば土地・建物をそれぞれ50-60分程度で解答できるところまでもっていくことができました。

中里先生の勧めで、5月頃に他校さんの模試を受けたところ、過去問以外の問題では時間が圧倒的に足りないことが分かり、その頃に合格ゼミの申し込みを行いました。

合格ゼミではミニ答練(択一10問、書式1題)を6回受けることができ、かつ書式の添削があるので自分では気づけない間違いをご指摘いただくこともありました。

答練のあとは毎回座談会があるので、同じ受講生の努力を垣間見ることもでき、モチベーション維持にはかなり役立ちましたし、試験上のテクニックなど講義では話していないような内容もかなり参考になりました。6回のミニ答練を受けることで、どんな問題が出ても足切り点以上取れるという自信をつけることができました

直前期では、早い時期から択一式&記述式過去問の対策を繰り返し行っていたことで知識が定着していたので、「知識の整理」を重点的に行っていきました。

具体的には択一式過去問を一旦ストップして、不動産登記法の「総論部分」や「各論部分」の講義を再度視聴し直して、過去問に囚われずに広い視点で学習しました。

論点ごとの理解は当然ですが、全体を俯瞰してみたときに各論点がどう絡み合っているのかを整理することで、より理解を深めることができたと思います。

R3年度本試験は特に土地の計算量が多く、時間的な厳しさがあり、結果的に全てを解き終えることができませんでしたが、ゼミで学んだ試験上の心構えや、テクニックを駆使して択一17問、土地22.5点、建物15点 総合80点で合格することができました。

【測量士補】入門総合講義のご感想・ご利用方法

測量士補試験の特徴として毎年決まったパターンの問題が出るため、過去問を繰り返すことが1番の合格への近道だと思います。

私の場合は、テキストの章ごとに講義を視聴し、該当箇所の過去問を解くというやり方で講義及び過去問を1周しました。

過去問で解けない問題は講義やテキストに戻り確認をしながら進めましたが、計算問題などでどうしても分からない問題は、Facebookで質問するようにしていました。講義は最初の1周だけ視聴し、あとは適宜論点ごとに必要がある時だけ視聴しました。

本試験が9月だったのに対して、上記を2〜3月に実施し、その後は土地家屋調査士試験の対策を重点的に行っていたため、再度測量士補の学習を再開したのは6〜7月頃だったかと思います。しばらく期間が空いたので忘れている論点も多かったのですが、初見の時と比べると過去問を1周するスピードは早かったと思います。

それ以降は調査士試験対策と並行して1日30分くらい、過去問をひたすら解くことを繰り返しました。

測量士補試験の対策にあまり時間を割くことができない状況だったため、計算問題は電卓を使用して(本試験は電卓使用不可)解き方の確認をしていました。

計算問題では、あまり深く入りすぎると先に進まないので、とにかく解説通りの計算方法を叩き込むこともありました。どうしても理解できない問題には付箋を貼り、直前期に余裕があればやるというくらいの気持ちでとにかく何回も解いて体に覚えさせるイメージで進めました。

結果的に本試験までに過去問を5周ほど解き、本番では23問正解し合格することができました。

【土地家屋調査士】入門総合講義のご感想・ご利用方法

民法・不動産登記法・調査士法の順で講義を視聴しましたが、初学者向けにとても分かりやすい内容でした。

中山先生が明るくハッキリとした口調で話されているので、コマ数は多いものの飽きずに視聴することができました

民法では後に学習する不動産登記法と絡めて解説がなされているので、比較して理解しやすかったです。

また、民法の学習範囲はほとんどが総則、物権、相続となります。授業も不要な部分は触れない、もしくは軽く解説する程度でしたので、必要な部分とそれ以外でメリハリをつけて学習することができました

不動産登記法・土地家屋調査士法は合わせて1冊のテキストに合格に必要な情報が凝縮されています。

不動産登記法は総論部分と土地・建物のそれぞれの各論部分に分かれており、総論を学習すれば、全体をざっくりと理解することができました。

各論部分では申請内容ごとの詳細な解説や、申請書例(約50題)が含まれているため、復習する際は辞書的な使い方もでき便利でした。

おすすめの利用方法ですが、初めて講義を視聴する際は講義の番号をテキストの該当ページに記載しておくと、復習の際に便利になると思います。

また、インプット時期は講義をなるべく短期間で視聴してしまった方が良いかと思います。

ダラダラと視聴してしまうと復習のときには忘れてしまっている論点も多くなるため、結果的に知識の定着に時間がかかってしまうからです。

1~2周講義を視聴して択一式過去問に入ってからは、分からない論点をテキストで確認し、それでも理解できないときは最初にメモした講義に戻り

再度知識の整理を行うようにすると効率が良いかと思います。

択一式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

択一式過去問(H17-R1年度)を1年度ごとに時間を測って解き、日付と正誤、所要時間を記録していきました

1周目は過去問解析講座を視聴し、1肢ごとの解説を確認していきました。択一式の精度を高めることは、土地家屋調査士試験の合否に大きく関わってきますし、後の記述式対策にも繋がることから、ここはかなりの時間をかけて理解するようにしました。

1肢ごとの解説講義を視聴し、テキストや解説を読み込み、メモを残すようにしていたため、択一式過去問1年分に4時間ほど時間を要しましたが、ここで苦労したことで、結果的に過去問を周回する際に楽にまわすことができるようになったかと思います。

また、講義やテキストを見ても理解できない問題については、最初の方はあまり深入りせずにメモを残してどんどん次に進めていったほうが良いです。

択一式過去問(H17年~R1年)については本試験までに10周程度はまわしていますが、途中で過去問から離れるといった期間を設けました。

択一式過去問の対策は過去問がかなり重要にはなりますが、過去問だけに偏ると講義・テキストにあるそれ以外の重要な知識が抜けていくため、適度にテキストやインプット講義を1から見直すことをしました。

記述式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

択一式過去問がほとんど解けるようになった頃(1月頃)から記述式の対策に入りました。講義の特徴として、問題把握に重きを置いている印象でした。問題文を読む順番から丁寧に解説があり、答案構成用紙の効率的な書き方など、予備校ならではの講義内容でした。

最初は要領もつかめずに苦労しましたが、中山先生の講義通りのやり方を実践することで、記述式に対する抵抗感のようなものが自然と無くなっていくのを感じました。

講義自体は最初の1~2周くらいは視聴しましたが、ある程度自分で問題が解けるようになると、記述式の解説テキストで確認するようにしました。

注意点としては、計算部分はさらっと解説されているため、計算が特に苦手な方は中里先生の講座を利用して学習した方が良いかと思います。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

定規の使い方に関しては講義の通りに練習すれば誰でも使えるようになると思います。講義を視聴するタイミングとしては択一式過去問を何周かまわした頃が良いかと思います。

同じ問題を何度も解いていると、少し飽きが出てきたり、早く記述対策に入りたくなることもあったため、そういったタイミングで息抜き程度に定規の使い方講座を視聴すると良いと思います。

最初は三角定規に慣れないため、スムーズに動かせなかったり、メモリが見えにくかったり、手がつったりしていましたが、力の入れ方のコツを掴めば段々と上手に線が引けるようになります。

また、図面をきれいに書くことに拘りすぎて書式を解くのにかなり時間を要していたこともあり、講義中でもアドバイスがあったかとは思いますが、

ある程度は許容される誤差があるため、このあたりは神経質になりすぎないことがポイントだと思っています。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

調査士試験においては複素数計算は絶対に出来るようになっておいた方が良いかと思います。

本講座では調査士試験に必要な計算方法はほとんど網羅されているので、復習する際もこの1冊だけで十分な内容でした。

関数電卓の操作が少し独特なので最初は抵抗がありましたが、使う機能自体はそこまで多くないので例題を複数回やるとできるようになりました。

合格ゼミのご感想・ご利用方法

合格ゼミではミニ答練(択一10問、書式1問)および座談会が全6回あり、答練を解いて提出→解説講義視聴&添削後返却→座談会といった流れでした。

答練の内容は過去問に近いものから、テキストに記載はあるが過去問に出ていないものなど、幅広く知識を整理できる問題でしたので、ある程度の学習が進んでいる方はチャレンジしてみることをお勧めします。

答練が受けられることはもちろんですが、添削ありコースであれば書式のチェックを講師にしていただけますので、とくに図面作成に不安がある方にはおすすめです。私の場合は丁寧に図面を作りすぎて時間がかかりすぎるという問題があったのですが、どれくらいの精度で書けば良いのかを添削を利用して確認することができました

そして、合格ゼミといえば座談会ですね。内容はとくに決まっておらず、答練のフィードバックや受講生からの質問、本試験の話など、ざっくばらんな内容となっており、和気あいあいとした雰囲気です。

その他、受講して良かったことは、答練の解説で少しややこしい論点などを表などを使って分かりやすくまとめていただいたりと、通常の講義とは違い横断的な整理をすることができたことです。

定期カウンセリングのご感想・ご利用方法

月に1度定期カウンセリングを受けることができるため、1か月の間に疑問点やFacebookでの質問が難しいようなことをメモに残しておき、カウンセリング中にまとめて聞くようにしていました。自分で理解できるまで調べながら学習することも大事ですが、時間もかかるうえに、モチベーションが下がったりとデメリットもあるので、カウンセリングをうまく利用して効率をあげることができました。

また、毎回現在の進捗や来月までにすべきことをアドバイス頂けたので、私はその方針に沿って淡々と学習するだけで、道をそれずに効率の良い学習をすることができたと思っています。

講師へのメッセージ

中山先生

分かりやすく、親しみやすい講義をご提供いただきありがとうございました。

カウンセリングでは学習の方向性を随時示していただけたことから、私自身は学習することだけに専念することができました。

ゼミでは本当に自由な雰囲気で、座談会が楽しく、有意義な時間を過ごせました

中里先生

Facebookの質問対応、本当にありがとうございました。

一時期は受講生の中でもトップクラスに質問を投げかけてしまいましたが、一つ一つ迅速&丁寧に回答していただき感謝しております。

また、ゼミ解説講義中の中里先生の補足説明がかなり理解の助けとなりました。とにかくとっつきにくい論点を分かりやすいように資料にまとめて頂いたりと、勉強しやすい環境を提供していただきありがとうございました。