合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

数年前までは、土地家屋調査士という業務について名前すら聞いたことはありませんでした。ですが、自分の仕事として調査士の方に依頼をするようになり、調査士の業務の大変さや面白さを知るようになりました。今では、日本の登記業務を支えている重要な仕事であることも実感しています。

ある時から知識を習得し、自分でも図面を作成してみたいと思うようになりました。また、独立開業がしやすい資格ということで、スキルアップにもつながると土地家屋調査士資格の習得を目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

 土地家屋調査士試験に対応する教材はほぼ販売されておらず、資格予備校に頼らざるをえません。

 複数の資格予備校を検討しましたが、アガルートアカデミーはその中で最も安価で、合格した場合は合格返金制度があります。

 また、アガルートの土地家屋調査士講座は中山先生の過去問学習により幹となる知識を習得するといった理念が反映されています。これが試験合格に必要な効率的な学習であると感じたのが受講したきっかけです。

合格体験記・学習上の工夫

インプットに時間をかけたくなかったため、隙間時間を利用し、2倍速で視聴を行いました。

ある程度講義を見終わってからは、択一過去問を1日1年度解くようにしていました。当初はスピードをいかに上げるかを目的とした学習をしていましたが、全ての選択肢を検討しつつ、最終的に1年度20分で解くことを意識するよう学習方法を変更しました。 

複素数の計算問題、定規の使い方講座については見終わっていましたが、記述の過去問は1問解くだけでも3時間以上かかり、なおかつ間違いばかりというどうすればいいのか分からない状況でした。

なぜ解けないのか、時間がかかるのかについて、記述の解く手順が定まっておらず、情報の取得や計算にいたずらに時間をかけてしまっていること、申請書例を覚えていないことが原因でした。そのため、解き方は過去問解説講義で中山先生が解く方法を体に覚えさせ、計算についても考えることなくできるように練習しました。

直前期は上述した学習の他、地目や建物認定の部分の音声データを繰り返し聞いていました。

これらの学習を続けることで、直前期には過去問1年度分を択一20分、記述は1問40分程で解けるようになりました。また、本試験では2時間程で解き終わり、見直しも余裕を持ってできました。

アガルートでは毎日1年度択一過去問、記述1問、申請書例を数例書くようにアドバイスされます。

私の場合少し遠回りしましたが、この方法を実践することでスピードと得点力がつきました。

皆さんもアガルートを信じて頑張ってください。

土地家屋調査士試験入門総合講義のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験入門総合カリキュラムは、講義、択一式過去問、記述式過去問、新・定規の使い方講座、[中山式]複素数計算に加え、定期カウンセリングがセットになったものでした。

教材の発送が早く、講義も当日から視聴することができました。スマホやタブレット、パソコンなど様々な端末で利用でき、倍速での視聴が可能であったため、11月に申し込みをしたのですが、年明け早々に講義視聴が完了していました。インプットより問題演習などアウトプットに時間をかけることができました。これもあくまでも試験合格に必要な知識を厳選するという考えのもとで教材や講義が作成されているからかと思います。

教材や講義がWEB上で閲覧できるのと同様に、勉強方法や問題に対する取り組み方、文房具に対する選び方までアガルートの公式HPや中山先生のブログに掲載されていて、大変参考になりました。

Facebookによる質問解答について、私は質問はほとんどしませんでしたが、他の受講生の質問を閲覧し、疑問点の解消やレベル感の確認を行っていました。自分だけが頑張っているわけではなく、みんなが頑張っているのだと認識できた点がモチベーション維持につながったかと思います。

また、定期カウンセリングでは具体的なアドバイスをいただける点がよかったかと思います。前回言われていた課題をこなし、次回のカウンセリングでいい報告をしたいと思えたので、ペースメーカーとしての効果も大きかったと思います。

「入門総合カリキュラムにより土地家屋調査士試験に合格できる力を身に着けられる」とありますが、本講座はそれだけの価値のある講義であると思います。

択一式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

択一式過去問については、各予備校から肢別過去問や分野別過去問など様々な形式で過去問題集が出版されています。そのなかで、アガルートの解説は非常に端的で無駄のないものになっていると感じました。

中山先生は土地家屋調査士試験においては、民法、不動産登記法、土地家屋調査士法と試験範囲が広範囲にわたるため、網羅的に問題を解くことができる年度別過去問を解くことを提唱されています。当初は分野別や肢別の方が知識の定着や過去繰り返し出る論点を確認できるのではないかと思っていました。しかし、年度別過去問を繰り返し行うことで、本試験においては、見直しも含めて30分で解答し、42.5点(85%)を獲得することができたため、これこそが試験に適した方法であるのではないでしょうか。

毎日1年度の過去問を20分以下を目標に各選択肢を全て検討し、それぞれに解答することを毎日行いました。直前期には最短15分程で解けるようになりました。

記述式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問解析講座は中山先生が丁寧ながらもシンプルに解説をされているように感じました。求積や考え方の論点の説明は十分にされています。それ以外の特徴として、問題を解く場合にどの部分から順に読んでいくことが効率的なのか、減点になりかねない部分はどこの記述に多いのかという点を解説している点が挙げられます。

土地家屋調査士試験は短い時間でいかに減点を減らすかの試験です。学び始めた当初は感じませんでしたが、問題文を読む順番を固定化し、論点になりやすい箇所がどこであるかを体得することで、解答時間の短縮、得点力アップにつながります。私自身そのことに気づいてからは、何度も解説を聞き、中山先生が解く手順をコピーできるように勉強を行いました

その成果もあり、本試験の記述では1時間半ほどで、38点(76%)を獲得するなど、解答時間の大幅な短縮と基準点を上回る点数をとることができました。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験は他の法律系資格と大きく異なる点は作図があることです。2枚の三角定規を使い、図形を書くことは文系の私にとって初めての経験でした。

作図を精確に素早く完成させるためには訓練が必要です。しかし、最初から訓練のために記述式の過去問を解いていたら、おそらく挫折していたのではないかと思います。

「新・定規の使い方講座」では三角定規の使い方を中山先生の手元を見ながら学ぶことができます。過去問の解説では文章か完成図面しかないため、実際の書き方はイメージをつかむいい勉強となります。

土地家屋調査士試験の図面の書き方は、多少人によって違う部分があります。図面形状や縮尺は同一である必要はありますが、多少上下に寄っていても問題ありませんし、方位記号の書き方も人それぞれです。

私は、基礎的な定規の使い方を「新・定規の使い方講座」で学びつつ、自分がやりやすいやり方を考え、毎日図面を1枚書いていました。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士の土地求積方法は、予備校でも統一されているわけではなく、どの方法がいいのか迷いが生じます。予備校によっては、三角関数を使った求積が主流で、計算が煩雑で覚えるべき公式も多く、とっつき辛く感じました。

その点、複素数計算なら公式数も少なく、一度の計算でX、Y座標を同時に求めることができるので、時間もかかりません。複素数計算と三角関数での求積比較の実演をアガルートのYoutubeチャンネルで確認できるので、確認してみてはいかがでしょうか。

限られた時間の中で、計算を行う必要のある土地家屋調査士試験において、複素数計算こそが最適な計算方法であり、その方法を選択できたことは幸運だったと思います。

そんな複素数計算ですが、対応している教材や講義は世間にあまりないように感じます。その点[中山式]複素数計算を学ぶことで、試験に必要な公式と計算問題を学ぶことが可能です。これを習得するだけで、少なくとも公式がわからなかったため解けない等の事態に陥ることはないでしょう。

当初は教材の薄さ、他の予備校との計算式の分量の差より不安に感じることもありました。しかし、教材の計算式を暗唱し、掲載された問題を完璧に解けるようになることで、本試験においても求積で迷うことはありませんでした。

定期カウンセリングのご感想・ご利用方法

私は受けられるカウンセリングは受けてきました。自分の進捗状況が順調なのかどうかのペースメーカーの役割を果たしていただき、直前期でも何ら不安なく学習ができました。

初歩的なことも気軽に聞くことができ、学習法を修正してもらうこともできました。定期カウンセリングのおかげで合格できたのではないかと個人的に思っています。

講師へのメッセージ

カリキュラムや講座は、中山先生の過去問を重視する思想が根幹にあり、合格に必要なものだけが詰め込まれた素晴らしいものでした。動画だけでなく音声でも聞けることで隙間時間でも勉強できる点はすばらしいと思います。

講師の先生にはお世話になりました。私にあわせて勉強方法や時間管理の方法などのご指導のおかげで合格できました。

自身の進捗状況に不安を抱く私に、客観的な意見や肯定的な言葉をかけて下さったおかげで合格することができました。ありがとうございました。