合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

私は司法書士、行政書士、土地家屋調査士の合同事務所で司法書士として働いています。

勤務年数もある程度の年数が経つにつれ、司法書士としての実務経験のスキルアップの具合が少し緩やかになり、また子どもも生まれたことで、このタイミングで自分でなにか新しいことに挑戦したい、と思うようになりました。

そして、できればその挑戦した結果が何か目に見える形でフィードバックされるものは何だろうと考えたのが普段から近くで見ていた土地家屋調査士の試験を目指そうと思った始まりでした。
(子供が生まれたことで自分の家を持ちたいと思うようになり、その時の登記手続を建物の表題登記から司法書士としての権利登記まで自分でやってみたいと思ったのもその気持ちを強めることになりました。)

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートでの受講を決めた理由を一言で言うなら「コスパの良さ」です。

土地家屋調査士試験を受験するとは決めたものの、今まで関数電卓を一度も触ったことすらない状態だったので、どこかの講座を受けなければ合格はできないと思い、まずはどこがいいのかいろいろ各受験指導校のホームページやまとめてあるサイト等をひたすら読みました。

アガルート以外にも大手含め何社か候補が出てきましたが、アガルートに決めたのは次の理由です。

一つ目として、通信スタイルのみの指導校であること。
仕事をしていく中で通学スタイルで受講をすることは不可能だったので通信での受講は決めていました。

受験指導校の中には通学講座の講師の映像を録画して通信に回してあるところがありますが、そうなると映像、音質共にそんなに良くはありません。
その点アガルートは通信のみになるので授業の映像や音質も良かったです。
(またこれは三つ目にも繋がりますが、校舎を持たない分、費用が抑えられていることも良いと思います。)

二つ目として、テキストがカラーであること。
他の指導校のテキストは白黒、もしくは2色刷りが多い中でアガルートのテキストはフルカラー。
重要箇所や図面等、視覚的にも私に合っていました。

そして三つ目はやはり講座の価格です。
通信のみであることや、まだアガルートの土地家屋調査士試験指導の歴史がそこまで深くないからなのか、他の大手受験指導校の講座と比べると格段にリーズナブルです。
だからといってクオリティが低いわけでは決してなく、むしろ上記の点から1番自分に合っていると思いました。

また、合格すれば全額返ってくるというのも自分のやる気アップにつながると思い、受講を決めました。

合格体験記・学習上の工夫

受講を申し込み、教材が届いてからはまずは測量士補の勉強をしました。

それが終わると次は土地家屋調査士の勉強へ。

同じ法務省管轄の試験なだけに、民法、不動産登記法の総論部分、土地家屋調査士法(司法書士法)についてはかなり重なる部分があり、基本的には土地、建物、区分建物、書式の勉強となりました。

書式についてはテキストにある基本書式を頭に叩き込みました。

時期が来たので測量士補の受験の申し込みをしました。
するとまさかのコロナの影響で測量士補試験が延期に。
しかも日程は当面未定のままでした。

ここで正直、思い切り中だるみの時期になってしまいました。
測量士補試験が延期になったんだから土地家屋調査士試験も延期になるだろう、中止はないにしてもまだ当面先になるんだろうな、となんとなく思ってしまい、勉強時間が格段に少なくなりました。

しかし、結局、土地家屋調査士試験日程はそのまま、測量士補試験の日程はその後。
しかもこの日程のずれにより測量士補の合格で土地家屋調査士試験の午前の部免除を受けるという計画が不可能という事態に。
焦りました。

勉強ペースが予定より遅れている中、まさかの午前の部も受験しなければならない。
しかも午前の部についてはどんな問題が出るのか、どんな形式なのか、難易度は?等まったく知りません。

これはどうしたものかとアガルートのページを見るとなんと無料で午前の部の過去問講座が用意されていました。

これは本当に助かりました。
午前の部の過去問は本屋に行っても置いてなかったですし、ましてや解説なんか当然ありません。

そんな中で午前の部がどんなものなのか、今やっている勉強の内容でカバーできるのかといったことがわかり、諦めずにすみました。

それからは(自分が中だるみしてた分の)遅れを取り戻すのと、午前の部の勉強と気合を入れ直してテキストを読み、過去問を使っての演習を行いました。

直前の一週間には過去問を一通り回し、間違えた肢を抜粋して繰り返し解くようにしました。

当日はそのおかげか午後の部は択一で50点、記述で41点の合計91点取ることができ、自分でもびっくりの全国3位で合格することができました。

土地家屋調査士試験合格を目指す方へのメッセージ

土地家屋調査士の試験は暗記することももちろん多いですが、計算や作図といった技術も必要になります。

私は勉強を始めるまで関数電卓を触ったこともなければ図面を書いたこともありませんでした。

しかしアガルートの定規の使い方講座や電卓の使い方(複素数)の講座のおかげでちゃんとしたものが書けるようになりました。

ここに関しては特に中山講師を信じてそのままやり方をコピーするようにしました。
(今でも複素数以外の解き方は分かりません。笑)

合格に向けては自分でこれだ、と決めたことを信じてやり切った方があれこれ手を出すより結果的に近道になると思います。
私にとってはそれがアガルートだったのだと思います。

講師へのメッセージ

今回は本当にお世話になりました。

土地家屋調査士試験に図らずも午前の部から受験して合格できたのもアガルートの講座があったからだと思います。

中山講師の授業は自分に大変合っていました。理屈を立てた方がいいところ、理屈は抜きで覚えてしまった方が早いところ、といったメリハリのある授業で効率よく勉強することができました。
ありがとうございました。

【測量士補】入門総合講義のご感想・ご利用方法

計算問題については以前に塾の講師をしていたときに数学も教えていたこともあり、基本的にはやり方を思い出すことに努めました。

微小角の計算については知らなかったので該当するテキストのページを何回も読み込みました。

測量についてはまったくの未経験であり、機械も触ったこともありませんが、中山先生の講義は実際に機械を手に取ってくれたりジェスチャーを交えたりしながらの講義だったので、想像しやすかったです。
暗記が大事なところには語呂合わせもあったりして工夫がされていてありがたかったです。

勉強方法としては机に向かって講義を聞いたあと、音声データをダウンロードして通勤等の時間に復習で聞きました。

初めのうちはチャプターを順番通りに聞いて、ある程度経ってきたらチャプターの再生順序をシャッフルして聴いたりしていました。

講義が進むにつれて繰り返し聞く回数もだんだん少なくなってしまいましたが、特に最初のうちの講義は(スタートダッシュで私のやる気が溢れていたことあり)中山先生の次のセリフが頭に出てくるぐらい聞きました。笑

過去問についても講義の中で解説があったので問題に対しどうアプローチしていくかもわかり、大変助かりました。
どこが試験で狙われてどこは確実に覚えた方がいい等の指摘も的確でわかりやすかったです。

【測量士補】3時間で押さえる計算問題のご感想・ご利用方法

測量士補の計算問題については基本的な部分に関しては講義を聞いて解き方を聞けば理解できていました。

ただ、測量士補試験では電卓を使うことができないため、計算の過程でどこかでも間違えてしまうと答えがずれてきてしまいす。
そのため問題を解く時には(当然ですが)途中で間違えないように気をつけていました。

そのために過去問を解いていたのですが、測量士補の試験は同じような問題が数字を変えて出題されるので一つの解き方で解ける問題が多くあります。
そうなってくると、初めは一通り過去問を解くようにしましたが、勉強の後半では全部の過去問を回すのは自分ができる同じことを何回も繰り返すので時間的に無駄な気がしていました。

もちろんだからといって解き方を忘れてしまっては意味がありません。

そんな中、一通りの問題の解き方を効率よく勉強できるこの講座は非常に私にとって有益でした。
直前期にも自分がちゃんとできなければならない問題の解き方の忘れがないかのチェックになるため定期的に目を通すようにしていました。

特に私は微小角の箇所が一番の苦手でしたので微小角のところは1番重点的に回し、試験の時には特段の苦手意識を持つことなく試験本番に臨めることになりました。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験の勉強をするにあたり、まずはインプットが大切だと思ったのでまずはこの講義を一通り聞くことからスタートしました。

民法については司法書士試験の時に一通り勉強していましたのでそんなに苦にならずに頭に入ってきました。

不動産登記法の総論部分についても司法書士の勉強や実務をやっている上で重なる部分が多かったので比較的スムーズに頭に入れることができました。
なので必然的に勉強の中心は土地、建物、区分建物になりました。

重点的に授業を聞いた後、テキストには基本的な書式についても書いてあったのでその申請書の雛形を覚えるように次は心がけました。

やり方としてはノートに各申請書をひたすら順番に書いたりしていました。
しかしながらその途中で、これではどういったケースでこの申請書になるのかいうことがわからない、ということに気づき、問題の簡略な図と答えの申請書を一緒にノートにまとめて書くように切り替えました。

直前期にはそのまとめたノートを口に出して何回も読んだりしながらしっかり覚えるようにしました。

他にもアガルートのテキストは不動産登記法だけではなく土地家屋調査士法についても同じテキストにまとまっていたので何冊ものテキストをいったりしたりせずにその一冊を見ればとりあえず書いてあるので比較や暗記をするのに役に立ちました。

択一式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

最初に申し上げますと、大変申し訳ないのですが択一過去問解析講座については講義を見ていません。
(正確には最初だけほんの少し見ましたがその後見ていません。)

というのも決して択一過去問解析講座が良くない、ということではなく、ただ私個人の考えで大変恐縮ですが、受験するにあたり知識のインプットのためには講義は重要だと思いますが、過去問、特に択一の過去問演習については講義を聞くよりは、自分で問題を解いて解説を読んでそこに該当するテキストに戻って確認する、の反復練習の方に時間を割く方が効率が良いと思いました。
(またこれも勝手な私見になりますがアガルートの過去問は年度別にまとめてありましたが、入門総合講義を聞きながらそこに該当する過去問を解きたいと思っていた私にとっては分野別になっている過去問集の方が使いやすかったというのも正直ありました。)

年度別にまとめてある過去問集については一通りの講座、過去問などを解き終わった後に使い、択一の問題を解くスピードを測りたい、またスピードを上げたいと思った時期に活用させていただきました。

一つの年度の択一全問を時間を決めて解くことで本番に向けて時間配分のシュミレーションをすることができました。

記述式過去問解析講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問解析講座については最近の年度のものを中心に勉強しました。

一通りの過去問はもちろん解きましたが、少し前のものになると最近の問題の傾向とはやはり違うためあくまでも参考程度に考え、ここ数年のものを繰り返し解くようにしました。

この講座では記述の問題に対してそもそも問題文をどの順番で読めばいいのか、またどこに気をつけて読み進めていけばいいのかといったことについても言及され、大変参考になりました。

なぜ答えがそうなるのか?ということはもちろんですが、私の持論で、なぜそうなるのか?の前に、なぜできる人はそういった思考プロセスを経ることができるのか?が大事だと思っているので、まずは中山先生の問題に対するアプローチをそのままコピーするように努めました。

中山先生の考え方、解き方を真似することで初めは見ただけで思考がフリーズしていた記述問題も少しずつ切り崩し方がわかるようになってきました。

土地家屋調査士試験に限ったことではないかもですが、できるようになると楽しいもので最初は何が何だか分からなくて全然やる気にならなかった記述の過去問に取り組む気持ちもだんだんアップしていき、またそれによって理解が進むという良い循環に乗れたと思います。

新・定規の使い方講座のご感想・ご利用方法

まず、定規については講座についてきたアガルートの定規を使いました。

他の定規と比較したわけではないため他のものに比べてどちらが良いとか悪いとかは正直分かりませんが、少なくとも私はアガルートのもので不便を感じた事はありませんでした。

記述の過去問の模範解答を見ると当たり前の話ですがきれいな作図が載っています。

私は1番初めにそれを見た時は、建物については、すごくきれいな長方形が書いてあるな、どうやって書くんだろ?分度器かな?え、三角定規で?90度の直角のところ使うのかな?え、違うの??みたいな感じでした。

土地に関しては手書きでこんな微妙な形書けるわけないじゃん!当てずっぽうで書くしかないじゃん!と思ったぐらいでした。

そんなレベルからだったので実際に定規を動かしながら説明してもらえた本講座はすごく役に立ちました。
座標値を落とし込んだり直線を引いたりそこからさらに線を引いて…と、さまざまな動かし方を知ることができました。

個人的には建物所在図の書き方がなかなか身に付かなかったのでそこの講義を繰り返し受講しました。
そのおかげでなんとか描けるようになりました。

[中山式]複素数計算のご感想・ご利用方法

この講座にある練習問題は私が今回の勉強でおそらくもっとも繰り返した問題かと思います。

中山先生の”土地家屋調査士試験に必要な電卓の使い方のエッセンスが全て入っている”という言葉を信じ、電卓の使い方を忘れない、またスピードアップできるように定期的に解くようにしていました。

複素数を使って解く、ということですが、インターネット等で他の受験生の方の記述を見ると、複素数を使って解くと解くスピードが早い、という旨の記述がちらほらあります。

しかし、良くも悪くも私は初めから複素数、つまりはアガルートのこの講座から勉強を始めたので未だに複素数以外の解き方は知りませんし、複素数によってどのくらいの時間の短縮ができたのかは正直実感としてわかりません。

ただ、書籍等で複素数ではない解法を目にした限りでは複素数の方が早いように感じましたし、こうして合格できたことを考えればやはり複素数での解法は合格への近道だったのだと思います。

【午前の部】過去問8年分完全解説講座のご感想・ご利用方法

コロナの影響でまさかの測量士補試験が延期になったことで、午前免除が受けられなくなってしまい、どうしようかと思っていた中で、この講座には大変助けられました。
(本屋に行っても午前の部の過去問は置いてなかったです。)

ただ、申し訳ないのですが正直に言って択一の過去問解析講座と同じく講義についてはほとんど見ていません。

それを十分に補うだけの解説が書いてありましたし、基本的には測量士補試験の勉強でどれぐらいカバーできるのか、もしくは何がカバーできなくて何を追加でやる必要があるのかの確認のために活用させてもらいました。

そのおかげでほとんどの問題は測量士補と午後の勉強でカバーできることがわかり、また足りない部分も解説を読むことで知識を補充することができ、諦めずに済みました。