北海道足寄町 農林課 松田悠佑さんインタビュー!足寄町を志望した理由は?
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北海道足寄町の総務課に所属されている、令和5年度入庁の松田悠佑さんにインタビューを行いました。
足寄町を志望した理由や業務にやりがいを感じる時など、詳しくご回答いただいています。
これから公務員を目指す方は、ぜひ参考になさってください。
目次
現在どのような業務をされていますか?
私は技師として採用されているので、通常の行政職の方が行うPC事務や窓口業務に加えて、技術的な仕事も行います。
例えば、町有林での植栽や間伐の設計や、主伐の計画などの森林整備を行っていますし、関連計画の立案やスマート林業の推進といった林業行政の一部も行っています。
生態系という複雑なものを相手にしているので、できるだけ現場に行くように意識して、体や頭を動かしながら働いています。
学生時代はどんな生活をされていましたか?

大学の講義ではコロナの影響であまり外へ出られなかったので、森林のサークルに入り、場所や活動、人間なんかも多様な森林の世界を回っていました。
ここが自分にとっての転機で、林業家さんのもとで馬と林業したり、子どもたちと薪割りしたり、ほんわかした時間を過ごしたり、札幌のまち中に森の展示を作ったり。
森林って素敵な場所だな、と心から思えましたし、この時の人とのつながりが今も役に立つことがあるな、と思っています。
足寄町役場への入庁を志した理由は?
日本一広いまち、というフレーズに魅かれてやって来ました。
学生の頃から森林や林業に関心があって、人とつながることも好きだったので、顔の見える地方行政に興味がありました。
その頃、当時の足寄町役場が林業専門の職員を募集しているということが耳に入り、詳しく話を聞いたところ、広大な森林、現場中心、林業の可能性といったキーワードが当時の自分にもハマり、入庁を考えるようになりました。
入庁する前と後でギャップを感じる部分はありますか?
仕事の面では堅い印象がありましたが、書類や議論、予算等をしっかりと固めさえすれば、前例にとらわれず実現可能なこともあると最近分かりました。
生活面では、札幌から越してきましたが、不便に思うことは少なかったです。
夜は静かで家から星も見えますし、仕事終わりに十勝の温泉に浸かったり、週末に買物の用事で都会へドライブしに行ったり。
スーパーやコンビニも近いので、今のところ不便は感じていません。
業務にやりがいを感じるのはどのような時ですか?

自身で工夫を凝らして業務改善できた時は嬉しく思います。
職場には年上の方が多いのもあって、若者なりにExcelの手入力部分を関数化したり、ドローンを使って現地確認したりしましたが、大したことではなくても案外褒められます(笑)
また、森林整備に係る事業費の見直しをかけたり、設計を見直したりして、より良い林業の実現に向けて試行錯誤していくのもやりがいがあるなと感じます。
足寄町役場に入庁してよかったことは?
困ったら助けてくれる人がいるところです。
仕事のことでは、職場の先輩方や、関係機関の方々、さらに林業事業体の方も、私が行き詰まった時に話を聞いてくれます。
また、私は技師として採用していただいたので、若い専門職員ということで期待してくださる方も多いですし、異動が基本的にないため、安心して仕事に取り組むことができていると思います。
これから挑戦してみたいことはありますか?
足寄町は森林面積が大きく、大規模な皆伐も多くなってしまうので、生態系と経済性がさらに確保され、地元の方に理解してもらえるような森林計画を実践する必要があります。
また、私有林所有者の経営意欲増加に向けた取組を強化して、造林放棄地や無秩序な開発を予防していかなければなりません。
一方で、林業会社の労働者不足も叫ばれているため、森林環境譲与税を活用したスマート林業など林業の魅力UPにつながる環境整備も進める必要がありますし、木質バイオマス生産体制の強化など、町内の課題は山積しています。
僕個人としては、林業普及に向けた木育の活動を地域と協働しながら増やしていきたいと考えています。
最後に
足寄町で総務業務に携わる松田悠佑さんにお話を伺いました。
足寄町に興味を持たれた方は、ぜひ足寄町のホームページをご覧ください。

この記事の著者 北海道足寄町 松田悠佑
令和5年度 足寄町に入庁。
農林課ゼロカーボン推進室に所属。
主に町有林の森林整備及び巡視や、各種振興策の企画、木育の普及活動に従事している。