受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

私が公務員を目指したきっかけとしてまず、学部で受けている講義の内容が公務員試験の内容と被っていたので有利になると考えたからです。憲法・民法・行政法は必修科目であり、実際の筆記試験では憲法・民法・行政法で高得点を出すことができ、有利に筆記試験を進めることができました。

次のきっかけは自分のやりたいことが見つからず、民間企業で働く姿が想像できなかったことです。そのため、就活に対してやる気が起きず、ダラダラと時間だけが過ぎていってしまい、公務員という選択にたどり着きました。

最後は、公務員にしかない社会的信用が欲しかったことに加え、コロナ禍を経験したこともあり、安定性に満ちた公務員の仕事にとても心を惹かれたからです。

アガルートをお選びいただいた理由

アガルートを選んだ理由としてまず、自分のペースで、好きな時に、好きな場所で学習を進められる点が私にあっていたことです。

私は大学生活をダラダラと過ごしていた結果、3年4年時の残り必要な単位数が他の学生と比べ多く、公務員試験との両立が難しくなり、公務員予備校に通うのは諦めていたのでアガルートの講座を受けることにしました。

次に、筆記試験対策の内容だけでなく、口頭試験対策の内容も充実していたことです。口頭試験のテキストや再現動画、実際に講師の方と行う口頭試験対策など、通信講座とは思えないしっかりとしたカリキュラムにとても助けられました。

最後に合格・内定特典として支払い金額全額返金などの特典があることです。

学習の方針と進め方

学習方針としては、何もしない日は作らないよう、少しでもいいから問題集を解いたり、テキストを開いたり、動画を視聴するようにしていました。

また私は法律科目を得意としていたので、法律科目は問題集を中心に行い、復習として再生速度を上げて動画を視聴し、わからないところは授業の動画を見て理解できるようにしていました。

苦手科目は同じ動画を何回も繰り返し見て覚えられるようにし、テキストも反復して使用していました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

失敗経験は、苦手科目から逃げてしまっていたことです。最初からできないと思い込み、問題を読みもせずとばしてしまっていました。また、公務員試験の学習に手をつける時期が遅かったことです。

挫折は、模試で目標としていた点数が取れず、毎回のように落ち込んでしまっていたことです。それを乗り越えることができたのは、その悔しさをバネにして模試の復習をたくさんしたり、学習時間を増やしたりとモチベーションに変換できたことだと思います。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

教養試験対策では、苦手としていた数的処理に多く時間を割いていました。10分考えてもわからなかった問題はすぐ答えを確認し、授業の動画を視聴し、その後も繰り返し同じ問題を解くようにしていました。

文章理解は、現代文か英語どちらかを交互に学習していました。大学受験の時の貯金もあったので割とできたと思います。地理や日本史、世界史などの人文系はひたすら過去問を解いて、暗記できるようにしていました。時事問題はニュースなどに目をとしておくといいと思います。

②専門試験対策

専門試験対策は、学系を後回しにして、法律系、経済学に多く時間を割いていました。特に民法は範囲も広く、抽象的でわかりづらい部分が多かったので、授業動画を視聴して、その後に問題集を解いて理解を深めていました。

経済学がとても苦手だったので、簡単な問題だけでも解けるよう、難しい問題は捨てていました。憲法は、他の法律系科目を学習する上で必須なので特に力を入れていました。そのおかげで法律系科目で点数を稼ぐことができたと思います。

③人物試験対策

人物試験対策は、ひたすら自己分析を行い、突っ込まれそうなところを予想して答えられるようにすることが大切だと思います。インターネットやSNSにある他人の体験記も参考にしていました。

また、アガルートの人物試験対策を受けるのが一番ですが、ハローワークや大学のキャリアセンターなどを利用するのも一つの手です。

私は、人とコミュニケーションをとるのが得意ではなかったので、人とコミュニケーションをとる機会としてアルバイトを月に数回していました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

学習時間は、通学の時間やアルバイトの休憩時間などのちょっとした隙間時間をうまく活用して学習していました。午前中は大学の講義に出席し、午後は集中力が切れるまで大学の図書館などを利用し、誰かに見られている環境で学習していました。

大学の講義がない土日祝日は朝から夕方ごろまで学習を行い、夜はYouTubeを見たり音楽を聴いたり、友人とご飯を食べに行ったりしていました。就寝前は一問一答や過去問を解いて暗記を少しでもいいので継続してやっていました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

直前期はいつもの生活リズムを崩さないため、特に体調管理のためにも特別なことはしないようにしていました。普段通りの学習に加えて過去問演習で試験の傾向を掴んだり、試験時間を意識した学習を行っていました。

試験は不安な気持ちでいっぱいでしたが、人生の中のたった数時間だと思い込ませたり、試験終わりに楽しみなことを作って、そのことを考えて不安や緊張がほぐれるように、また、同じ教室内の誰にも負けない、という強い心構えで試験を迎えました。

試験期間中の過ごし方

試験期間中は、本番をイメージしながら、時間を測って過去問を解いたりしていました。また、無理に学習をしようとせず、体調管理に専念していました。筆記試験が終わった翌日に友人と出かけたり、家でゴロゴロしてリラックスしていました。息抜きの時間はとても大切だと感じました。

私は試験後にどうしても試験の結果が気になり、考えれば考えるほど不安になり、集中できなくなってしまっていたので、できるだけ試験のことは考えないようにしていました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

教養試験の手応えはあまりありませんでした。教養試験については平均点を下回らない点数が取れればいいと思っていたため、期待していたわけでもなかったです。

苦手科目であった数的処理は本番でも自信を持って解くことができず、文章理解や社会科学で点数を稼ぎました。

時間配分に気をつけたはずでしたが、全ての問題に目を通せず、もったいなかったです。難しい問題も二択まで絞れたのですが、そこで悩む時間が多く、スムーズに行けたらよかったです。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

専門試験を受験した時は、教養試験に比べ、平均点は超えられたくらいの手応えがありました。私の場合ですが、専門試験は教養試験に比べ、時間配分がしやすく、見直しの時間も多く設けられたため、安定して点数を取ることができていました。

また、憲法・民法・行政法に自信があったので、他の科目に多くの時間を回すことができました。専門試験をうまく終えられた気がしていたので、次の小論文試験にもつなげることができました。

③人物試験を受験した時の手ごたえ 

人物試験を受験した時の手応えは、普通くらいの評価だろうと思っていました。正直なところ、緊張でアドレナリンが出て記憶が曖昧なのですが、どの人物試験もオーソドックスな質問ばかりだったので手応えの違いはあまりなかったと思います。

ただ、内定をいただいたところの人物試験では、他のところに比べて、自分のことについての深掘りが多かったように感じました。ここだけは、自分の強みをよりアピールできたので手応えがありました。

④合格・内定した時の気持ち

合格した時はまず、嬉しい気持ちでいっぱいでした。それに加えて、後に行われる採用面接に向けて頑張らなきゃ、という気持ちでした。内定が決まった時は内定が出た実感が全くなく、信じられませんでした。

また、今までにお世話になった講師の方々、試験勉強を支えてくれた両親、友人など、多くの人たちへの感謝の気持ちで溢れていました。内定を頂いた数日後に届いた内定通知書を見て、内定したという実感がやっと湧いてきて、とても嬉しかったです。

振り返ってみて合格の決め手

合格の決め手は、諦めなかったことだと思います。私は、試験には合格したものの、内定をもらえない日々が長く続いていました。このまま内定をもらうことができずに、またチャレンジする、という考えがずっと頭の中から消えず、不安な気持ちで心が押しつぶされそうでした。

しかし、半年以上、公務員試験に時間を費やして、やってこられたことを自負して、諦めず、最後までやりきりました。その甲斐もあってか、12月に内定をもらうことができました。

公務員として実現したいこと、取り組みたいこと

まず、公務員として実現したいことは、公務員としての自覚を持ち、国民のために一生懸命働くことです。国民から信頼され、また、誇ってもらえるよう、どんなに嫌なことや辛いことがあっても、公務員として自覚・誇りを持って諦めず最後まで仕事を続けたいです。

次に、公務員として取り組みたいことは、スケールの大きな国家の仕事です。私の内定先である、厚生労働省 職業安定局で、日本の社会、特に雇用・再雇用の部分において、相手の立場に立ち、物事を考え、広い視点から行動できる、という自分の強みを活かして障がいを持つ方から、高齢者といった様々な人々が安心して仕事選びができ、楽しく安全に働ける社会作りに取り組んでいきたいです。

受験生に対するメッセージ

公務員受験生の皆さん、日々の学習、本当にお疲れ様です。公務員試験は試験科目が多く本当に大変だと思います。また、1人の時間も多くなってしまうため、本当に辛いと思います。しかし、うまくいかないことばかりでも諦めずにやり続ければきっと結果がついてくるはずです。

公務員試験には決して無駄になるものはないです。公務員になるための勉強だけでなく、今後社会で生きていくための勉強と考えてみてもいいかもしれません。

個人的なことではありますが、私は、将来、公務員として働く姿をイメージしたらモチベーションがとても上がりました。たまには息抜きも大切にしてください。最後まで公務員試験勉強頑張ってください。皆さんのことを本当に応援しています。