受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

就職活動について漠然とした不安がある中、勉強をして試験に臨むことで「合格」をもらえる、という確立した道があることに惹かれたのが最初の決定打でした。
公務員受験の存在を知ったのは、友人が勉強を始めていたからです。
友人が持っていたアガルートの数的処理の教科書を見たときに、パズルゲームのようで楽しそうで、私もできると思いました。
結果的に民法や経済学の勉強もあり大変でしたが、導入として数的処理を知ったのが大きかったな、と思います。
勉強していくうちに、民間企業の就職と悩みましたが、やはり国の機関であること、国家公務員という肩書の強さが魅力的であると感じ、公務員の道をあきらめませんでした。
友人も、ともに同じ道に進む人が欲しい、と言ってくれて、公務員を目指すことを決めました。

アガルートをお選びいただいた理由

先ほども述べましたが、「友人がアガルートを使っていたから」です。
実際に教科書と授業を見させてもらい、先生たちの教え方や人となりに惹かれました。
数的処理のテスト用紙のような教科書のレイアウトがとても好きでしたし、民法の教科書に書き込んで自分だけの教科書を作っていくような勉強法がとても好きで、自分に合う、続けられると思いました。

また、友人と同じ教科書・問題集を使用できることで、お互いに質問し合ったり、外出先で問題を出し合うことができると思いました。
また、私は決まった時間に授業を受けることが好きではなく、自分のタイミングで授業進行度を決められ、何度でも見返すことができるオンライン予備校であるところに惹かれ、アガルートに決めました。

学習の方針と進め方

私は10月下旬から勉強を始めましたが、最初は数的処理などの教養問題をパズルゲームのように楽しみながらやっていました。
大学受験から時間も空き、長時間勉強になれていなかったため、勉強できる時間を徐々に増やしていくことに注力しました。
だんだんと、法などの勉強も始め、とにかく問題を解きまくりました。
また、一時期は授業の要点を思い出しながら裏紙などに書き起こしたりしました。
それぞれ問題集は5回以上、多いものだと8回ほど繰り返しました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

沢山挫折しそうになりましたが、そのようなときは思い切って休日を設け、「今日は勉強しない日」と決めてしっかり休みました。
休むとその日は勉強しなくていいのか、とそわそわしますが、その分翌日のやる気を出すことができました。
また、友人との卒業旅行を予定しており、「受かって気持ち良く旅行を楽しみたい」と思い、あきらめてはだめだ、と自分を鼓舞していました。
友人とドライブなどの定期的なリフレッシュ、自分へのご褒美を忘れずにすることで、ある程度の勉強を続けることができました。
とにかく、頑張っている自分にご褒美を用意しながら勉強をしていました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

最初は自分の好きな数的処理を行っていましたが、一周すると問題の解き方がわかるので、その後は特に勉強しませんでした。
それよりも、自分の苦手な専門分野の試験対策に集中しました。
社会学などの科目は、専門科目の憲法などの概要のようなものなので、専門科目が一通り終わってから取り掛かることで、とても効率よく学ぶことができましたし、専門科目の内容の記憶定着にもつながりました。
経営学と財政学はぎりぎりまで触れずにいましたが、あまり時間をかけないことが逆によかったようで、必要最低限の情報のみ入れることができました。

②専門試験対策

11月頃から法科目の勉強に取り掛かり、12月から経済学に取り掛かりました。
やはり、法科目は暗記であり、過去問をできる限り周回することが大事だと聞いていたので、早めに始めてよかったです。
苦手だった民法、行政学は過去問を7周以上し、それに加え過去問だけでなく予想問題なども収録されている参考書を購入しました。
憲法は、事例を覚えることで常識だと思いながら知識を養い、過去問を2周したころには憲法の前文をほぼ覚えることができました。
経済学は大学で学んでいたこともあり、山を絞って勉強し法科目の勉強を多めに行いました。

③人物試験対策

公務員試験の人物試験の前に官庁訪問があったため、官庁訪問対策が人物試験の対策になりました。
官庁訪問でも人物試験でも、エントリーシートの事以外を聞かれることはあまりないと聞いていたため、エントリーシートの作成の時にこう聞かれたらこう答えよう、とシミュレーションしていました。
また、志望動機だけはきちんと話せるようにしておきました。
その他、当日に聞かれやすい質問リスト等をネットで見て、シミュレーションしました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

基本的に、友人とともにカフェや大学の図書館で勉強していました。
大学の授業の合間や授業後に集まり、夜23:00まで大学に残って勉強することも多くありました。
休日はしっかりと設け、明日は休みの日だから今日は頑張ろう、とモチベーションを保っていました。
私は勉強場所を変えることが必要であったため、朝は家で、その後大学の空きコマ、授業を受け放課後は大学の勉強スペースで夕方まで、その後帰宅し少し勉強した後、身支度をして寝るギリギリまで暗記科目を行っていました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

直前は、暗記のおさらいを多く行っていました。
問題も解きなれたため、スピードをあげて専門科目の過去問を回すことに注力しました。

また直前に財政学などの勉強を始めたので、一回で間違えずに記憶定着させられるよう、じっくり学びに時間をかけました。
友人と過ごす時間も減り、1人でのラストスパートとなりましたが、生活習慣はあまり変えず、むしろバイトをたまに入れて、リフレッシュしながら頑張りました。
ゲームが趣味でしたが、直前期2か月は我慢しました。とてもつらかったです。

試験期間中の過ごし方

前日は、重たい食事をとらないようにしました。
当日も朝は鉄分ドリンクだけにし、昼食は軽いパンだけにしました。
遠方だったためホテルに宿泊していましたが、心配すぎて多めに教材を持ってきていました。
しかし、実際には自分の作り上げた教科書しか使用しなかったため、持ってくる荷物が多すぎたな、と後悔しました。

移動時間も過去問を周回し、常に教科書等を手に持っていることで安心感をもらっていました。
身に着けきれなかった知識もありましたが、振り切ってあきらめて、今持っている知識を間違えずに思い出せるようにしました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

教養試験は、試験時間が余らず終盤にはとても焦りましたが、試験終了直後は見直しはできずとも「よくできた」と思いました。
しかし、周りの人も良くできた、と言っているのを聞いて恐怖したのを覚えています。
自己採点の結果は、合格か不合格か部妙なラインでしたが、通過通知をもらったときは、とても安心しました。
私は一次試験が一番の山場だと思っていたので、一次さえ受かれば後はやるだけだ、と思い、一度勉強のことは一切忘れて、官庁訪問対策に集中しました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

法科目では、過去問で習った問題が結構出てきて、とても嬉しかったです。
しかし、経済学では簡単な問題と難しい問題とがあり、解けない問題もありました。
全体的に、問題の難易度の上下が激しかったように思います。
ただし、見直しをする時間はあり、自分の全く知らない情報の法科目についても、じっくり取り組むことができました。
授業で養った法科目の常識的な考え方を使って解くことで、結果的に正解した問題も多数ありました。
先生の小話などを、しっかり聞いておいてよかったなと思います。

考え方の軸が重要であったと思います。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

官庁訪問で合格をもらっていたのもあり、あまり緊張しませんでした。
おかげで、自分の言葉でしっかりと文を作り受け答えすることができましたし、自分の持っている人生歴を武器にしたことで、「農林水産省にぴったりですね」と言われました。

自分が、公務員としての素質を持っていることを、前面に押しだしました。
三人の面接官の方たちは穏やかで、リラックスして臨むことができました。
驚くような質問もなく、エントリーシート通りに進み、問題なく面接を終えることができました。

④合格・内定した時の気持ち

一次試験の自己採点が低く、落ちたと思っていました。
しかし北海道区分であったこともあり、ボーダーが低かったようで、無事に合格通知をいただきました。
一緒に勉強していた友人とは、別々に合格発表を見ましたが、二人とも受かっていて安心しました。
官庁訪問が最も緊張していましたので、最終面接に残れた時点で大変安心しました。
また、電話が来たときはその場は駅でしたが、電話を切った後、飛んで喜びました。
家族や友人に、合格した旨の電話をしました。
家族は「絶対やれると思ってたよ。国家公務員か…自慢の娘だよ」と言ってくれて、本当に自分が誇らしかったです。
やはり、国の機関ですので、私の肩書に「国家公務員」がつくことが、とても嬉しかったです。

振り返ってみて合格の決め手

私は一次試験の直前に「もう受からない、あきらめよう」という気持ちになっていました。
しかし、このことを家族や昔ながらの友人に相談すると、「何言ってるの。どうせ合格するんでしょ?」「あなたなら大丈夫よ。今までいろいろ頑張って結局うまく収まるじゃない」と楽観的なコメントをもらいました。
そのおかげで、ネガティブな気持ちで思いつめていたものが、「そうだ、ここまで頑張ってたわけだし、未来には楽しみが待ってるし、ここで落ちたら恥ずかしいぞ。落ちても受かっても、最後まで頑張ったことが大事じゃないか」と考え直すことができ、ラストスパートを走り抜けることができました。
面接では、ひたすらに笑顔ではきはきと、聞かれたことに簡潔にわかりやすく答えることが大事だと思いました。
「この人はまともだ。常識的な価値観を持っている」などは会話でわかりますので、面接はそのためにあるのだろう、と思いました。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

私は北海道の広大な土地で、農家さんと国が温かい持続可能な農業を作っていくことが夢です。
そのために、きれいごとではありますが、農家さん一人ひとりが良い気持ちで農業を続けられる形態を作っていきたいです。
私は大学で畜産について学んでいましたし、何より牛乳が大好きなので、酪農畜産関係の部署に行きたいなと考えております。
牛乳の大量廃棄問題など生産者が悲しい状況になってしまう問題の解決に、積極的に取り組みたいと考えております。

農村研修もあるようで、楽しみにしています。
また、北海道区間での転勤があるようで、北海道のまだ行ったことのない場所に住めること、北海道内の農業の特色や雰囲気の違いがみられる、と思うと、とてもワクワクしています。

受験生に対するメッセージ

受験期間は人それぞれ異なりますが、長期戦になります。
私は10月から開始し、6月に勉強を終えたので、約8か月もの期間、机に向かっていたことになります。
途中で2回ほど挫折しました。
私は短期集中のほうが、性に合っていたようです。
ですが、結果的に合格できましたので、10月開始でもよかったのかな、と思います。
最後まで走りぬく自信がある場合は、早ければ早いほどいいです。
また、志望する庁、併願先は早めに決めておいたほうがいいです。

私は国税専門官と、さいたま市役所も併願しましたが、市役所は筆記試験のほかに個別面接、集団面接、と拘束が多かったため、北海道に住んでいる自分には日程的に厳しく、筆記試験のみ受けてその後は辞退しました。
市役所の面接と、官庁訪問の日程が被るので、スケジュール管理が難しかったです。
私は「受かろうが落ちようが、最後まであきらめない」ことが大事であったと、今では思います。
アガルートの授業と過去問を何周もするだけで、必ず受かりますので、頑張ってください。

民間企業向けの就職活動について

①民間企業向けの就職活動はしましたか?

はい、行いました。
大学のゼミで紹介された少数精鋭選抜のような募集に参加し、内定をいただきました。

②民間企業の就職活動をされていた場合は、どのような業種・職種を志望されていましたか?

農業土木のコンサルタントです。

③公務員試験の対策と並行していくにあたって工夫したことや大変だったこと等ございましたら、ぜひお聞かせください。

ゼミでの紹介だったため、特に大変だったことはありませんでした。