受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

私は、今後の自分の働き方を考えたときに、社会問題の解決に貢献できる仕事がしたいと思い、公務員を志望しました。
公務員の仕事は、様々な主体にむけて多角的な方面からアプローチをすることができることに魅力を感じました。
就職活動が始まったころ、地元の友人の多くが県外、特に首都圏への就職を希望しており、沖縄県でも若者が県外へと流出していく現状になってきているのではないか、と危機感を感じました。
沖縄県には、豊かな自然や独自の文化など、多くの魅力があります。
しかし、担い手がいないと次世代に継承することが出来ません。
そこで、自身の故郷である沖縄県の人々の生活と発展の役に立ちたいと考えたため、地元沖縄で公務員になろうと思いました。

アガルートをお選びいただいた理由

私は、地元を離れ県外の大学に進学しました。
そのため、帰省した時でも勉強が出来るように、予備校ではなく、オンラインで受講したいと考えていました。
オンライン講座を調べていく中で、アガルートの存在を知りました。
移動時間などのスキマ時間を活用できる点、自分のペースで進められる点などからもアガルートの受講を決めました。
大学は、法学部だったので専門試験対策では、自分の理解が足りてない部分を重点的に学習し、ある程度理解が出来ている部分は、軽く学習したりと自分のペースで進めることができたので、効率的に勉強することが出来ました。
自分のペースで効率的に勉強ができる、という点で、アガルートの受講スタイルは適していた、と思います。

学習の方針と進め方

私は、法学部だったので民法や憲法、行政法等は授業で受けたことがあったので、復習をするようなつもりで、動画を見て、問題集を何回も繰り返すということをしていました。
教養試験対策としては、数的処理が苦手だったので、そこを重点的に行っていました。
試験直前になっても点数が伸びなかったので、文章理解や社会科学の学習に切り替えました。
問題集をできるだけ繰り返すということと、移動時間などのスキマ時間をうまく活用する、という事を意識して学習していました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

私は、民間企業への就職活動を一切していなかったこともあり、主に面接での失敗や挫折がありました。
例えば、面接で「〇〇センターはどこに設置されているかわかりますか?」という質問に対して、ど忘れしてしまってすぐに答えることが出来なかったことなどがあります。
また、緊張のあまり時々涙目になってしまうこともありました。
これらは、練習や事前準備で改善できると思います。
最後まで前向きに頑張ろうという気持ちで、最後は乗り越えられたと思います。
自分が合格した地区税関は、最後の官庁面接だったので、ちゃんと対策して面接を受けられたので合格できたのだと思います。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

私は、振り返ると中学生の時から数学が苦手でした。
なので、教養試験対策として数的処理の講座を重点的に受講していました。
また、問題集を何周もして解ける問題を増やしていくように学習していました。

自然科学や人文科学は高校生の時に聞いたことがあると感じたので、試験2か月前頃から毎日15分程度問題集を解くということをしていました。
文章理解は、講義動画をみて問題の解き方のコツをつかめるよう意識していました。
社会科学は、専門試験の対策をしておけば解ける問題が多いと判断し、あまり勉強時間を費やさず、その分苦手科目の勉強に力を入れました。
自分自身で勉強時間のウエイトを調整できるのは、アガルートの講座の良さだと思います。

②専門試験対策

以上私は、教養試験よりも専門試験の科目の勉強に多くの時間を費やしました。
民法、憲法、行政法、ミクロ経済学はテキストや問題集を理解できるように、一周は講義動画をみながら勉強をしていました。
その後は、間違える問題がないように、時間の許す限り繰り返し解いていました。
テキストや問題集は、重要なところが分かりやすくまとめられているので、何回も繰り返し見たことで長期的な記憶の定着が出来たと思います。
特に問題集は、頻出の問題がコンパクトにまとめられているので、試験対策をする上で非常に役に立ったと実感しています。

③人物試験対策

人物試験対策としては、まず講義動画を見て、人物試験がどんな感じで行われるのか、というイメージをつかむところから始めました。
その際に、NG行動など気をつけるポイントを頭に入れて、実際の面接でやってしまわないように面接の練習をしていました。

入室や退室は緊張して焦ってしまったら、第一印象に影響を与えてしまうな、と思ったので練習していました。
また、人物試験対策のテキストに、ある面接においてよく聞かれる質問集を参考にして、質問に答えられるように言語化して対策をしていました。
面接の際に暗記っぽくなってしまわないように、自分の思っていることを面接官に伝えられるようにすることを意識していました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

私は、朝が弱いので朝早く起きて勉強するというよりは、ゆっくり起きて図書館が開いている夜10時まで勉強していました。
民法、憲法、行政法は、毎日各30分ずつ問題集を解く時間を確保していました。
そのほかの科目は、自分の進捗状況に合わせて月曜日は判断推理、火曜日はマクロ経済学、といったように曜日別に一週間単位で計画を立てていました。
日曜日は、その一週間でできなかった箇所や、復習を行う日にしていました。

家では、テレビなどの誘惑が多く長時間の勉強が難しかったので、主に図書館で勉強していました。
眠くなったり集中が切れたときは、歩いたり音楽を聴いたりして、頭をスッキリさせて集中している時間を長くできるようにしていました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

直前期は、新しい知識を頭にいれるというよりは、問題集をひたすら解いて記憶の定着を図っていました。
何度も間違える問題や不安がある箇所は、テキストを見返したりして振り返っていました。
時事問題は、逆に直前期に学習していました。

また、小論文対策として、一日に一回はテキストの過去問を用いて小論文を書いていました。
試験が近づいてきて不安になることもありましたが、考えてもどうにもならないし、今までの勉強の成果を出すだけだと思い、あまり考え過ぎず過去問を解くことに集中していました。
本番では、意外と不安も感じず、普段通りのメンタルで試験に臨むことが出来たと思います。

試験期間中の過ごし方

試験期間中は、試験期間だからといって普段と違うことをするというよりかは、普段通りに自分らしく過ごせるように心がけていました。
体調管理には気をつけるようにしていました。
また、睡眠時間を確保するために、眠る前にスマホを触らないようにしていました。
問題を解くよりも、基本的な知識の確認をメインに行っていました。

試験後は、問題に一喜一憂することなく、なんで解けなったのだろう、と考え過ぎないようにして、気持ちの切り替えを意識していました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

私は、専門試験よりも教養試験の方に不安があったため、問題を見たときは正直大丈夫かな?という気持ちになりました。
確実に点数をとりたい文章理解や社会科学から解いていくことで、だんだんと手ごたえを感じていったと思います。
数的処理に関しては、自信のある判断推理から解いていって、とにかく時間内に問題を解き終えることを目標にしていました。

何問かは間に合わず、とりあえずマークシートを埋めるということをしてしまったので、正直教養試験を終えた後は手ごたえを感じませんでした。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

専門試験は、憲法、行政法、ミクロ経済学は、まずまずの手ごたえを感じていましたが、民法とマクロ経済学に関しては、少し難しく感じました。
民法の問題は、過去問を解くだけではなく最近の事例を少しでも見ていたら、もっと解けたのではないかと感じましたが、本番ではもうどうにもならないので切り替えて、他の科目の問題に挑めたと思います。
教養試験とは違って、試験時間よりも早く解き終えたので、見直しまでしっかりとすることができたので、終わったときは専門試験の方が手ごたえを感じました。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

私は、いざ人の前に立つと緊張せずに人前で話したりできるのですが、就職先の決定がかかっていることや、今までの勉強してきたことを考えると、公務員試験の人物試験は思ったよりも緊張しました。
最初に受けた面接では、気持ちが高ぶってしまい涙ぐんでしまいました。
気持ちを切り替えて、しっかりと面接の準備をしたうえで受けた人物試験は、うまく受け答えできたと思います。
面接官の方は、思ったよりも柔らかい表情で自分の話を聞いて下さったり、相づちを打ってくれたりしたので、短い時間で自分をアピールできたと思います。

④合格・内定した時の気持ち

自分の受験番号を見たときは、シンプルにとても嬉しかったです。
一次試験にむけてこれまで勉強してきたことや、一次試験を通過した後の二次試験対策や、苦労したことなど努力が報われたような気がして安心しました。

ずっと応援してくれた友人や家族にいい報告をすることができて、本当に良かったと思っています。
それと同時に、感謝の気持ちがこみあげてきたのを覚えています。
最初のうちは、覚える事も多く初めてのことばかりで大変だとは思いますが、たくさん勉強して合格したので、頑張ろうという気持ちになりました。

振り返ってみて合格の決め手

振り返ってみると合格の決め手は、毎日コツコツと計画を立てて勉強を続けてきたことだと思います。大学の授業やアルバイトなどで疲れていても、来年合格するためという目標を思い出し、コツコツと勉強していました。
遊んでしまったりあまり勉強できなかったときは、スキマ時間等を活用して失った時間を取り戻していました。
長時間勉強することよりも、集中して勉強できる時間を多くできるよう、効率よく学習していたことも合格につながった決め手の一つだと思います。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

私は、地元の若者や高齢者も楽しみ、暮らしやすいと思えるような環境づくりに貢献したいという思いから公務員を志望しました。
就職活動が始まった頃、地元の友人の多くは県外、特に首都圏への就職を希望しており、若者が県外へ流出する現状に危機感を抱きました。
地元には豊かな自然や、魅力あふれる離島も数多くあります。
そういった魅力を守るためにも、税関職員として空港や海港での業務で安全・安心な社会を実現したいです。

また、報道で大麻をはじめとする違法薬物が手に入りやすくなっている、というのを耳にしました。
ここで、税関の担う水際取り締まりで不正薬物の蔓延の阻止が、より一層重要になってくると考えます。
日々の業務が、地元の安全で安心な社会の実現に繋がっているという思いをもって、任された仕事に責任を持ち、最後まで一生懸命職務に励みたいです。

受験生に対するメッセージ

公務員試験は、教養試験と専門試験はしっかりと勉強しないと点数が伸びないし、小論文や面接の対策もしないといけないので、厳しい道のりになると思います。
また、一次試験から内定が決まるまでも長いので、不安やストレスを感じてしまうこともあるかと思います。
ですが、毎日コツコツと勉強していれば力はついてくるので、自分を信じて最後まで頑張って下さい。
アガルートの講義動画は一本がそんなに長くないので、移動時間や待ち時間などいろいろなタイミングを活用しやすいので、自分にあったスタイルで勉強が出来ると思います。

一次試験や人物試験について情報があふれていますが、あまり気にしない方がいいと思いました。
私もそうなのですが、最後にはどうにかなるので、自分を信じて頑張ってください。