受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

私が公務員を目指したきっかけは二つあります。
一つ目のきっかけは、民間企業とは違った立場で、人々の生活を支えることができる公務員に魅力を感じたからです。
近年、コロナ禍や多発する自然災害などを経験して、人々の暮らしを支える仕事に興味を持ちました。
その中でも公務員は、人々の生活を支えるうえで基本的な部分を担うものだと考え、志望しました。
二つ目のきっかけは、私自身安定した職に就きたいと考えたからです。
コロナ禍などを経験し「当たり前」が、如何にもろいものであるかを痛感しました。
その際になるべく安定した職に就きたいと考え、公務員を志望するようになりました。
つまり、私が公務員を目指したきっかけは「公共性」と「安定性」の二つです。

アガルートをお選びいただいた理由

私は、充実したカリキュラムと合格祝いの二つの観点から、アガルートを選びました。
当初、自分のペースで勉強することが得意なので、オンライン予備校を探していました。
オンラインの中でもアガルートは、無料体験において教養試験・専門試験対策の充実さを感じたことや、近年の成長している合格実績から関心を持ちました。
他のオンライン予備校と比較した際、特にカリキュラムに関しては無制限の面接対策や論文対策など、オンライン故の不安を解消することができるほど充実していると考えました。
また、合格祝いも長い公務員試験の勉強では、良いモチベーションになると思いました。
受講してからも、自分が思い描いた通りに学習を進められたため、アガルートを選んでよかったです。

学習の方針と進め方

大学3年の5月から8月頃まで、数的処理と専門科目の講座をひたすら進めていました。
特に、数的処理は苦手意識が強かったため、アガルートの講座だけでなく市販の問題集を活用していました。
毎日5問ずつ取り組むことで、苦手意識の改善に努めました。
また、大学の夏休み明け頃からは教養論文の対策もはじめましたが、これは少し始めるのが遅かった、と思います。
模試は一切受けず、インターネット上に公開されている過去問を二周ほど行い、試験の感覚をつかんでいました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

失敗経験として、民間企業などの就活を並行していた際に、途中で燃え尽きてしまったことが挙げられます。
具体的には、民間企業から内々定をもらったことで安心してしまい、勉強に力が入らなかった時がありました。
これを乗り越えるために、自分がなぜ公務員になりたいのかを考え直すこと、一度思い切って気分転換することが大切だったと思います。
友人とご飯に行くなどして、気分転換を図ることで「あと少しがんばろう」と思うことができました。
また、自分がなぜ公務員になりたいのか考えたことは、もう一度やる気を高めることにもつながりました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

教養試験対策では、数的処理の授業のおかげで苦手意識が弱まりました。
私は文系出身なので、どうしても数的処理に苦手意識がありました。
しかし、この授業を通して、苦手でも毎日取り組めば成績は伸びるということ・要点を抑えて学習することの効果を実感しました。
また、数的処理を学習する際は、この講義で公式などの要点を覚え、アガルートのテキストと市販のテキストを併用して、多くの問題に触れるように心がけました。
そして、最終的には数的処理を得点源にすることができました。

②専門試験対策

専門試験対策講義の良さは、テーマごとに出題頻度を教えてくださることで、無駄なく効率的に学習できる点にあります。
専門試験は暗記する分量が多いため、私自身時間や負担がかかる科目だという不安がありました。
しかし、アガルートの講師の方々は、テーマごとに出題頻度を提示してくださるので、そういった不安の軽減につながりました。
また、専門試験対策の学習方法として、疑問に思った箇所を映像で振り返るということを、何度も行いました。

③人物試験対策

映像講義では人物試験における注意点を学び、実際の面接練習では自分の現状を分析していました。
インターネット上では、人物試験のマナーなどに関する情報が大量にあるため、どれを信じていいのかわからないという問題があります。
この講義を受講することで、マナーに関する正しい知識を身に付けることができました。
また、回数無制限の面接練習では、ただ練習するだけでなくフィードバックを頂けるので、自分の足りないところを改善することができました。

学習時間はどのように確保し・一日をどのように過ごしていたか

学習時間の確保に関しては、朝は少し早く起きる・スマホをいじる時間を暗記に回すなど簡単なことを意識して行っていました。
平日・休日を問わず1日2~3時間程度勉強し、朝はアウトプット、夜はインプットを重点的に行いました。

これらを意識して学習に取り組んだ理由は、私自身長期間にわたって一つのことに集中すると思い詰めてしまう節があったからです。
この結果、学生生活・アルバイト・民間の就活などを並行して取り組むことができました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

直前期では「今更慌てていても仕方がない」という意識をもっていました。
試験では普段通りの実力を出すことが重要であるため、特別なことをしないことが重要だと思います。

また、残されている学習時間も多くないと思うので、直前期で何か新しいことを始めるべきではないと考えておりました。
主な学習内容は「一問一答」のようなアウトプットをメインに行っていました。
また、新型コロナウィルスの存在もあったため、体調管理だけは気を配りました。

試験期間中の過ごし方

試験の時が来るのを待つだけなので、リラックスすることを考えていましたが、民間の就職試験と重なったことなどを背景に、強い焦りを感じていました。
しかし、あともう少しと自分自身を奮い立たせ、どうにか勉強を再開しました。
長期戦である公務員試験の勉強は、一度やる気がなくなると、そのやる気を取り戻すことが難しいものだと思います。
そのため、時には苦手科目の勉強をお休みすることや、出かけるなどして気分転換を図ることが重要だと考えます。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

教養試験は総合的に見た場合、まずまずの手ごたえでした。
まず、苦手にしていた数的処理はかなり手ごたえがあり、普段通りの実力が出せました。

ほかの一般知能もよかったのですが、とびぬけて良い点数は取れなかったので、まずまずといったところです。
一方で、教養の論文は納得するものが書けず、一番の不安要素でした。
しかし、後からほかの受験生に話を聞いたところ、多くの人が難しかったと言っていたので強い不安は感じませんでした。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

総合的に見た場合、あまり手ごたえを感じませんでした。
憲法や行政法などは、いつも通りの実力が出せたと思います。
一方で、経済系や政治学などの「学」系の科目が振るわず、その点が懸念要素でした。
実際に試験結果も、自分が期待していた水準に届きませんでした。
ただ、このように手ごたえがなくとも、試験が完全に終わるまで落ち込まないことが重要だと思います。
落ち込んだところで時間は戻ってきませんし、せめて反省するといった程度にとどめることが大切です。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

人物試験に関しては、かなり手ごたえを感じることができました。
その理由としては、アガルートの人物試験対策で「あなたなら大丈夫」というお言葉をもらったことに加え、民間の就職試験を受けてきたことで、かなりの自信をもって試験に臨めたことが挙げられます。

これらのおかげで、一次試験が振るわなかったなかでも、私が大切にしている①わかりやすく伝えること、②難しい質問にも落ち着いて対処する、ということを実践することができました。

④合格・内定した時の気持ち

試験がすべて終わり、区面接を経て内定をいただいたときは「これでやっと終わった」という安堵した気持ちが大きかったです。
公務員試験は民間とは異なり、長期間にわたる就職試験です。
そのため、民間から内々定をいただいたときと比較しても、区から内々定をいただいたときは開放感が強かったです。

また、改めて試験勉強を支えてくれた家族や友人、面接練習してくださったアガルートの講師の方々への感謝の気持ちも湧いてきました。

振り返ってみて合格の決め手

「区で働く」という強い気持ちと、実際の面接を通して得た経験値だったと思います。
まず、「区で働く」という想いは、長い公務員試験において最も大切なモノでした。
つらい時や勉強が嫌になったときに、この考えを思い出すことで乗り越えることができました。
また、実際の面接を通して慣れることも重要です。
模擬面接ではどうしても「これは模擬面接」だという考えが頭の片隅に生じると思います。
そういった慣れや甘えには、本気で民間企業の就職試験を受けたことが大きかったと思います。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

貧困による、子供の教育格差問題に挑戦したいです。
理由は、私立の学校に通える子供がいる一方 で、貧困を理由に進学を断念する子供もいることを知り、同じ東京に暮らす子供の間にも格差があることに衝撃を受けたからです。

そのため、指導課・子供家庭支援センター・教育センターなどの教育分野で、返済不要の奨学金制度の拡充や、子供だけで気軽に相談できる窓口の設置に取り組みたいと考えています。
また、飲食店でのアルバイトの経験から、フードロス対策にも取り組みたいです。
私が内定を頂いた区では、フードロス削減に力を入れているため、私も住人・企業などと連携を促進することで貢献したいです。
いずれの部署に配属されたとしても、住民の方々に寄り添ったサービスの提供を第一に取り組んでいきたいです。

受験生に対するメッセージ

公務員試験は、長く苦しい試験です。
筆記試験のように結果・成長が目に見える科目だけでなく、練習の成果が見えづらい人物試験もあります。
しかし、対策をして試験さえ受ければ、誰にでもチャンスがある平等な試験でもあります。
大学受験を経験した人はその時の経験を活かし、そうでない人は一つのことに熱中して勉強する貴重な機会になると思います。
勉強がつらくなったときは、気分転換を忘れないでください。
公務員試験は、長い社会人生活におけるスタートラインにすぎません。
もし不合格になってしまっても、他の人生が待っています。
そのため、体を壊すほど勉強するといったことにならないように、適切な休憩も重要だということも忘れないでください。

民間企業向けの就職活動について

①民間企業向けの就職活動はしましたか?

していました。

②民間企業の就職活動をされていた場合は、どのような業種・職種を志望されていましたか?

主に、準公務員のような、公共性の高い業種を志望していました。

③公務員試験の対策と並行していくにあたって工夫したことや大変だったこと等ございましたら、ぜひお聞かせください。

大変だったことは民間と公務員両方の対策を、並行して行わなければならないことです。
しかし、民間も併願したことで、働くことへの意識向上や面接練習にもなりました。