合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

公務員を目指すきっかけ

大学生時の部活動や長期インターンでの経験が、公務員を目指すきっかけになりました。
部活動やインターンでスポーツに関わる機会が多く、スポーツが人の生活を豊かにする力を肌で感じていました。
そうしたことから、将来スポーツを通じて人を支えられるようなキャリアを築きたい、と考えていたところ、東京都で働くことが選択肢に入ってきました。
東京都で働くことができれば、東京オリンピックの様に、非常に大きなスケールのスポーツイベントに携わることが出来る点は、特に魅力的でした。
それ以外にも、2025年のデフリンピックや、スポーツフィールド東京戦略など、東京都が行っている様々な取り組みを知るにつれ、それらに携わってみたいと考えるようになり、公務員、特に東京都への志望が固まっていきました。

アガルートをお選びいただいた理由

実績と、テキストのわかりやすさが決め手になりました。
公務員を目指し始めたのが3年生の1月だったので、とにかく短期間に確実に力を付けることが可能な予備校を探していました。
速習と名の付くカリキュラムを扱っていらっしゃる公務員予備校は、他にもありましたが、その中でもアガルートさんは、公務員試験対策講座はもちろん、その他の資格講座でも最短ルートを謳い、確実に実績を重ねている予備校だったため、信頼して身を預けることが出来ると感じました。
厳選された過去問を丁寧に解説してあるテキストも、自分に合っているなと感じ、受講に至りました。
また、公務員試験について全くの無知だった私にとって、小林先生のHR動画は、非常にわかりやすく、まだ間に合うと勇気をもらえたため、その点も受講を決める大きな決め手になりました。

学習の方針と進め方

配点の大きな数的処理と判断推理、専門記述を徹底的に磨き上げる、という方針で学習を進めました。
苦手でかつ出題数が多い、数的処理と判断推理については、過去問とアガルートのテキストを用いてとにかく演習を繰り返しました。
文章の解説では理解しきれない場合でも、授業動画で確認できる点は、特にありがたかったです。

専門記述は、アガルートのテキストと赤シート、ペンを用いて文章構成の型と、核となる知識を頭に詰め込みました。
憲法・政治学・行政学の3つに絞っていたこともあり、短期間でも都庁の記述に必要な専門知識を、確実に覚えることが出来ました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

学習を始めて1ヶ月の間は、モチベーションを上げることに苦労しました。
もしかしたら受からないかもしれないという不安から、なかなか学習に手が付かない時期が続きました。
そこで、同じく都庁を目指していた友人と、互いに学習の進捗を確認し合ったり、面接練習を毎朝組んだりして、モチベーションアップを図りました。
自分よりスタートが早かった友人が、かなり勉強していることは、大きな刺激になりましたし、やらなければという気持ちにさせてくれました。
また、面接練習が毎朝あったことで、規則正しい生活を送ることが出来、勉強時間の確保にも繋がりました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

質の良い過去問が豊富にテキストに収録されていたので、わかっている問題は手短に、苦手な問題は何問も解いてみるという風に、理解度ごとに取り組む問題数を調節出来た点は、短い期間で効率的に学習する上では特に助かりました。
また、一題ごとに丁寧に解説されているので、確実に理解しながら学習を進めることが出来ました。
私は、苦手分野を重点的に解き、わからなければ解説を読み、それでも理解しきれない場合は解説動画を観るという順序で学習を進めていました。

②専門試験対策

専門記述用のテキストで、各科目のコアとなる知識と文章構成の型を確認し、わからない部分やより詳しく知りたい部分は、それぞれの科目のテキストと動画講義で確認していました。
専門記述用のテキストは、それだけでかなり質が高かったため、模範解答を読むだけでかなり効率的に専門科目の知識を得ることが出来ました。
また、それでわからなくても、すぐにテキストとスマホで観れる講義で疑問点を解消できたので、かなり安心感を持って学習を進めることが出来ました。

③人物試験対策

直前期に、動画とテキストで人物試験の作法や形式など基本的な知識や、公務員試験ならではの質問について確認するのに利用しました。
どのポイントを抑えるべきなのか、初学者でもわかりやすく解説されていたので、重要な点をしっかり理解した上で、心に余裕を持ちながら人物試験に臨むことが出来ました。
また、面接の再現動画を観れたことで、どのレベルの面接を目指せば良いのか、目標が明確になったことは、1次試験後にモチベーションを保ちながら学習と対策を進める上で、非常に助かりました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

民間企業の就職活動と並行して行っていたので、学習時間の確保には非常に苦労しました。
それでも、民間企業の面接が入りにくい早朝と夕方、夜を利用して、一日に5~8時間程度の学習時間を確保するようにしていました。
朝6時から7時と、夕方の16時から19時に数的処理と判断推理を学習し、夜の20時から23時に専門記述の暗記を行うという様なスケジュールで、主に一日を過ごしていました。
また、週に1日は、学習から解放される日を作り、適度に息抜きをするように心がけていました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

過去に繰り返し間違えた、数的処理と判断推理の問題に印をつけ、それらの問題をひたすら復習していました。
専門科目は、アガルートのテキストで、各テーマのコアとなる部分を何度も確認し、憲法・政治学・行政学の各15テーマくらいは完璧に仕上げられるようにしました。
また、過去問を通しで解いてみて、時間配分の確認も行いました。
悔いが残らないよう、学習時間をいつもより多めに確保して、やり切ったという思いで試験に臨めるようにしていました。

試験期間中の過ごし方

とにかく、体調管理には気を使いました。
週末の公務員試験だけではなく、民間企業の面接も毎日あるような、かなり多忙なスケジュールだったため、体調を崩さないように細心の注意を払って生活していました。
規則正しい生活に加え、睡眠時間と食事の時間をしっかりと確保するように心がけていました。
学習の面では、終わった試験のことは考えないようにして、その他は直前期と似たような学習方法をとっていました。
また、二次試験などのことは、考えないようにしていました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

感触は良かったです。
特に難しかったという問題はあまりなく、アガルートのテキストで繰り返し演習した甲斐があり、数的処理と判断推理も納得のいく形で解けました。
ただ、時間配分に失敗してしまい、十分に考えられなかった問題が何問かあったため、その点は不安の残る出来になってしまいました。
模試を一度も受けたことがないため、経験不足な面が露呈してしまったと思います。
教養論文は、時間配分が上手くいかず、制限時間ギリギリに書き終えるという形になってしまい、満足出来る答案を作成することが出来ず、不安の残る結果になってしまいました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

感触はかなり良かったです。
憲法・政治学・経営学の3科目を完答することが出来ました。
事前に用意していた行政学は自信がなかったので、大学の授業での知識が生かせそうな経営学を回答しました。
憲法と政治学は、アガルートのテキストで得た知識と、文章構成の型を生かして、スムーズに筆を進めることが出来ました。
行政学は歯が立たなそうで焦りましたが、すぐに落ち着き、解けそうな問題を問題冊子の中から探すことに切り替えました。
結果的に、経営学の問題を見つけることが出来、回答することが出来ました。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

手ごたえは、あまり良くなかったです。
民間企業の面接を何社も受けていたので、心に余裕を持ちながら臨めたのですが、志望動機や携わりたい施策などを全く聞かれなかったので、かなり動揺してしまいました。
所作や結論ファーストといった基本的な部分は、しっかりできた自信がある一方、周囲のどの友人に聞いても、志望動機と携わりたい施策は深掘りされたと話していたので、結果発表まではかなり不安な日々を送っていました。
結果的には受かっていたので、色々な面接官がいる、と思っていた方が良いと思います。

④合格・内定した時の気持ち

一番は、ほっとした気持ちが大きかったです。
学習の開始時期が遅かったことや、学習時間がなかなか確保できなかったこともあり、もしかしたら受からないかもしれない、という不安な気持ちで学習し、結果発表までの期間を過ごしてきました。
そうした不安を、もう感じなくても良いということに、安堵感を抱きました。
そうした感情の後に、ようやく、目標だった都庁でキャリアをスタート出来る、という嬉しさや喜びを実感することが出来るようになりました。

振り返ってみて合格の決め手

諦めなかったことだと思います。
公務員を目指し始めた大学3年の1月の時点で、もう学習を始めても間に合わないから、と諦めなかったこと、民間企業の就職活動と並行してやっているから、満足に学習することは不可能だと諦めなかったこと、こうしたいかなる状況でも最後まで諦めなかったことが、合格・内定という結果に繋がっていると思います。
もちろん不安になる場面もありましたが、都庁で働くという目標だけは決して諦めないよう、気持ちを維持していました。

公務員として実現したいこと、取り組みたいこと

目指すきっかけにもなった、スポーツ事業には携わりたいと考えています。
都民の方々が、より日常的にスポーツを感じていただけるような環境を整え、スポーツが浸透し、日々の生活に良い影響を与えているまちづくりを実現したいです。
そうした中で、オリンピックのような、東京ならではのスケールの大きなスポーツ施策に携わることが出来れば良いな、と考えています。
また、私自身の就職活動の大きなテーマは、人を支えられる人間になる事だったので、スポーツ以外の分野でも、議会局や総務局など様々な分野で、大学時代の専攻や、ボランティア活動の経験などを生かしながら、都民の方々の生活を支えることが出来るような働き方を、公務員としてすることが出来ればと考えています。

受験生に対するメッセージ

私が受験生の方々に伝えたいことは、最後まで自分を信じてあげることです。
自分を信じて努力を続ければ、最後は自ずと結果が付いてきます。

私自身も、学習のスタート時期が遅い、学習時間を確保出来ないなど、様々な理由から自分を信じてあげられなくなりそうなことが何度かありました。
それでも、自分だけは最後まで自分を信じてあげようと、そんな思いで学習を続けた結果、合格・内定を勝ち取れました。
受験生の皆さんもこれから、たくさんの壁に直面し、自分を信じられなくなることがあると思います。
それでも、どうか自分を信じ、目標への情熱を見失わないであげてください。
そうすれば、最後は笑顔でゴールテープを切れていると思います。
そして、アガルートのカリキュラムは、その努力に応えてくれる内容です。

民間企業向けの就職活動について

①民間企業向けの就職活動はしましたか?

した

②民間企業の就職活動をされていた場合は、どのような業種・職種を志望されていましたか?

金融、商社、マスコミ

③公務員試験の対策と並行していくにあたって工夫したことや大変だったこと等ございましたら、ぜひお聞かせください。

とにかくスケジュール管理が大変でした。
毎日、面接とESの締め切りに追われていたので、そんなスケジュールを上手く調整しながら、学習時間を確保することが非常に難しかったです。

使用していた教材とおすすめの使い方

東京都・特別区[Ⅰ類]〈教養・専門試験〉過去問500[2024年度版]

→学習を始める前に一通り解いてみて、自分の苦手分野を把握する。
その後は繰り返し解き、間違えた問題を何度も復習する、という使い方をしていました。

使用していた文房具やツール

  • iPadとApple Pencil
  • Googleカレンダー