受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

正直なところ、初めはやはり「安定」を求めて公務員を目指し始めました。
公務員は転勤もなく、福利厚生が充実している印象が強かったため、将来のライフプランをイメージし易いという点が、大きな利点と考えていました。
そして大学3年の春、本格的に将来の事を考え始めた際に、公務員について詳しく調べました。
その中で、大規模な事業に携わる機会が多く、やりがいを感じられる公務員の仕事に魅力を感じ、特に地域に密着し、住民を支えていく地方公務員に強く惹かれ、真剣に目指すことを決めました。
また、私は幼少期に東日本大震災を体験し、避難先で職員の方々に支えて頂いた経験があります。
その際、子供から高齢者、外国の方問わずに支援を行う姿に感動した事も、公務員を目指すきっかけの一つになりました。

アガルートをお選びいただいた理由

予備校を選ぶにあたって、それぞれの予備校の口コミやレビューを読み比べました。
すると多くの方が、アガルートの教材は端的で読みやすく、過去問や例題が充実していると評価していたため、興味を持ちました。
そして、実際にサンプル教材を受講してみたところ、個性的な講師陣が揃っており、映像授業も細かく分けられているため、飽き性な自分でも空き時間を活用しながら続けられると思い、アガルートに決めました。
また、面接対策も充実しており、一次試験から最終試験まで全てをカバーできる点も魅力に感じました。
加えて、内定者特典の全額返金とお祝い金が魅力的で、大学生の自分にとって金銭的に優しく、またモチベーションにも繋がると感じ、アガルートに決めました。

学習の方針と進め方

大学3年の6月に受講を始め、年内で専門科目のテキストと、過去問を一通り終わらせることを目標に進めていました。
とにかく、勉強する習慣を身に付けることが重要と考えたため、短時間も机に向かう時間を毎日設けました。
年が明けてからは、教養科目や小論文対策等を始め、映像授業とテキストで基本知識が身に付いてからは、ひたすら過去問を繰り返しました。
公務員試験は、過去問が繰り返し出題されることが多いので、何度も過去問をこなすことが筆記試験を突破する上で重要だと思います。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

公務員試験は、非常に長期戦になります。
特に周りの友達が民間企業から内定を得始めると、焦りや不安感が強くなることがあります。
実際に私も、何度も不安になり諦めそうになりました。
その際には、休養日を作り、友達と遊びに出掛けてリフレッシュすることも大事だと思います。
また、自身が目指す自治体のまち歩きをしてみるのも、モチベーションの向上になりますし、面接対策にも繋がるので非常におすすめです。
とにかく公務員試験は長いので、あまり気負わずに、地道に続けていくことが大事だと思います。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

テキストを見ながら映像授業を受け、一つの講義を見終わったらすぐに過去問を解くようにしていました。
私は文系で、特に「生物」に対して苦手意識があったため、テキストがボロボロになるまで読み返しました。
教養科目のテキストは、必要な知識を端的に記してあり、これまでほとんど学んだことがない科目でも、取組み易いと感じました。
また、数的処理に関しては毎日必ず問題を解くように心掛け、初めはほとんど解けない状態でしたが、本番までに足を引っ張らない程度にまで仕上げました。

②専門試験対策

基本的な進め方は教養科目と同じです。
しかし、民法や憲法など非常に範囲が広い科目が多いため、根気強く学習を進めていく必要があります。
しかし実際には、過去問と同じ内容が問われる問題が多いため、早めに過去問に取組む事が重要だと思います。
また、教養科目と同様に、映像授業が細かく分かれているので、ちょっとした空き時間にスマホで聞いていました。
とにかく科目数が多くなり易いので、早めに終わらせるためにも、空き時間を有効活用して地道に進めることが大切だと思います。

③人物試験対策

アガルートの模擬面接を、主に活用しました。
何度も自己分析を繰り返し、自身の考えをしっかりと言語化できるように努力しました。

模擬面接では、色々な講師の方々と回数をこなすことで、受け答えの練習をしました。
もちろん本番では想定外の質問も飛んできましたが、模擬面接を繰り返すことで、面接官との会話に慣れることが出来たので、落ち着いて答えることが出来ました。
また、アガルートの映像授業では、面接の再現動画も用意されているので、基本的なマナーや流れをイメージできたことも、当日の安心感に繋がりました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

大学の授業後、図書館を主に利用しながら勉強していました。
大学3年の6月から受講し始めて12月までは、1日平均3時間ほどの勉強時間でした。
私は、早い段階から公務員に絞っていたので、周りの友達が民間企業のインターンや説明会に追われている中、勉強に集中できたことは、勉強時間を確保する上で大きかったと思います。(もちろん民間と公務員をしっかりと見比べることも大切だと思います。)
すき間時間には過去問を解いて、数をこなすように心掛けていました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

直前期には、1日10時間以上は勉強していました。
リハーサルとして、自治体の最新の過去問を準備して、本番と同じ時間と順番で解いたりしました。

また、毎日勉強時間を記録し見直すことで、モチベーションの維持や自信に繋げていました。
更に、直前期なので体調管理には一層注意し、無理のない生活習慣を送るように心掛けていました。
筆記試験当日は、不安や緊張がありましたが、これまで勉強してきたことを信じて、「絶対うまくいく」と何度も自分自身に言い聞かせていました。

試験期間中の過ごし方

特別区は、一次試験の合格発表から二次試験の面接まであまり時間がないので、一次試験が終わってからすぐに面接対策に取組んでいました。
また、併願先の自治体の試験も始まるので、今振り返ると1番忙しい期間でした。
1日の勉強時間は10時間ほどで、8時間を筆記試験対策、2時間を面接対策といった感じでした。
特別区の二次試験では、3分間のプレゼンテーションが課されるので、原稿を見ずに自信を持って話せるように、毎日練習しました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

あまり手ごたえはありませんでした。
社会科学に対して得意意識があったのですが、分からない問題が多く出題され、出鼻をくじかれてしまいました。
また、数的処理に関してもあまり手ごたえがなく、正直「終わった」と思いました。
しかし、苦手意識のあった生物や地学に関しては手ごたえがあったので、努力が報われた気がしました。
また、私は専門科目で点数を稼ぐと初めから決めていたので、教養試験のことは一旦忘れて、午後の専門試験に気持ちを切り替えました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

手ごたえは割とありました。
事前に複数回模試を受けていましたが、全てで8割をキープしていたので、本番でも自信を持って回答できました。
そのため、途中で分からない問題が出てきても、すぐに後回しや捨て問題と割り切ることが出来たので、試験時間にも余裕を持って解き終わり、見直しの時間に充てることが出来ました。
不安要素のあったマクロ経済学に関しても、しっかりと回答できたので、普段の勉強の成果を出し切ることが出来たと思います。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

人事委員会の面接は、手ごたえは割とありました。
事前の模擬面接で想定した質問が多く、また冒頭の3分間のプレゼンテーションも、毎日練習した甲斐があって上手く伝えられたので、自信を持って受け答えが出来ました。
区面接に関しては、あまり手ごたえはありませんでした。
想定外の質問が多く、戸惑う場面が多くありました。
しかし、面接官の雰囲気は悪くなかったので、落ち着いて回答するように心掛けました。
やるべき事はやり切って臨んだ面接だったので、終わった後は自分を信じて連絡を待ちました。

④合格・内定した時の気持ち

本当に最高な気分でした。
例年よりも内定電話の時期が遅く、落ちたのではないかと不安に感じていましたが、電話で内定と聞いた際には、飛び跳ねて喜びました。
本当に長期戦で辛い期間でしたが、その努力が報われた瞬間でした。
内定を頂いた後すぐに両親や、ずっと応援してくれていた友達に報告したところ、自分事の様に喜んでくれて、頑張って本当に良かったと思いました。
ずっと第一志望だったので、入庁後の自分自身の姿が楽しみになりました。

振り返ってみて合格の決め手

決め手は二つあります。
一つ目は、早い段階で勉強する習慣を身に付けることが出来たことです。
公務員試験は長期戦で、モチベーションが上がらない時期もありますが、毎日少しずつでも勉強したおかげで、後半に焦ることなく勉強を進める事ができました。
二つ目は、過去問を中心に勉強したことです。
公務員試験では、数多くの科目と膨大な範囲をカバーしなければなりませんが、実際には過去問が繰り返し出されることが多いので、過去問を何度も繰り返すことで、効率よく勉強出来ました。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

私は公務員として、住民一人ひとりと向き合い、不安や悩みを行政という立場から解決できる職員になりたいと考えています。
特に豊島区は、非常に活気に溢れた区であり、池袋周辺の再開発も進むなど、今後も変化し続けていく区です。
こうした自治体の職員として、柔軟な発想力を持ち、区民が抱える不安や悩みに全力で向き合っていきたいと考えています。
また、私は「まちづくり」に非常に興味があり、特に「公園」に対して関心があります。
豊島区は、公園政策に力を入れており、区内には魅力的な公園が多数存在しています。
私も、区で進めている公園政策に携わり、住民と共に公園を作り上げ、今後もより多くの方々にとって、公園が身近で生活の一部となるような、まちづくりに尽力していきたいと考えています。

受験生に対するメッセージ

繰り返しになりますが、公務員試験は長期戦で、膨大な量と時間の勉強をしなければなりません。
しかし、アガルートの充実したテキストや映像授業、講師の方々が強力な味方になってくれます。
ですので、アガルートを信じて安心して試験勉強に臨んでください。

時には、モチベーションが低下することもあると思います。
そんな時には、思いっきり遊んだり、公務員を目指すことを決めた時の気持ちを思い出してみてください。
「絶対に合格してやる」という気持ちを持ち続けることが、公務員試験を乗り切るための秘訣です。
最後になりますが、皆さんが後悔のない選択をし、第一志望の自治体から内定を勝ち取れることを影ながら応援しています。頑張ってください。

使用していた教材とおすすめの使い方

  • カリキュラム教材
  • 2024年度採用版 特別区 科目別・テーマ別過去問題集(Ⅰ類/事務)
  • 2024年度版 地方上級 過去問500

直前期には、1週間ほどで3種類の教材を1周するペースで解いていました。

使用していた文房具やツール

iPad、ラムネ