本コラムでは、入試科目に英語がある国内MBA大学院はどこか、そして英語が入試科目に課されている理由を説明します。

一方、英語が入試科目に課されていない大学院は多く存在します。

これら大学院では、どうして英語が課されていないのか、その理由について説明します。

最後に、国内MBA進学に当たって、どのくらいの英語力が必要か?という点について筆者の経験をもとに説明します。

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入試に英語がある国内MBA

国内MBA入試で英語の筆記試験があるのは、

一橋大学大学院 経営管理研究科 経営分析プログラム
・神戸大学大学院 経営学研究科

2校だけです。

その他は、TOEICなどのスコアの添付が必須の大学院として、

京都大学経営管理大学院
・東京工業大学大学院 技術経営専門職学位課程(MOT)

があります。

上記4校を受験する場合は、英語の準備が必須となります。

その他は、英語の筆記試験はありませんし、TOEICのスコアの添付も任意ですので、スコアを提出しなければ英語の準備は必要はないということになります。

関連コラム:MBAを日本で取得するには?国内MBAとは?おすすめの大学院や選び方も解説

国内MBA入試で英語の試験が課される理由

なぜ英語の試験が課されているのかといいますと、それは欧米の学術論文の原書を読む必要があるからです。

欧米の文献でも有名な本は、日本語の翻訳版が出版されています。

しかし、journalといわれる学術論文の翻訳版は出ていません。

そのために英語で書かれた原書を読む必要があるのです。

では、どんな時にjournalといわれる学術論文を読むのか?

それは修士論文を書く際です。

国内MBAの修士論文では、自分の研究テーマがすでに研究されているのか、その場合は、どのレベルまで研究がされているのか、といった先行研究の調査は必須です。

これは国内MBAに限らず、学術論文を書く際は必ず必要な作業になります。

この先行研究をするために、journalといわれる学術論文を読むのです。

「そんな先行研究の調査は、日本の学術論文を読むから、欧米のjournalといわれる学術論文など読む必要はないのではないか」と疑問を持った方もいると思います。

日本の社会科学の研究は、欧米と比較すると、かなり遅れています。

そのため、最先端の研究成果を学んで、その最先端の研究成果を踏まえた上で、修士論文を書きたいのであれば、日本の学術論文では不十分で、欧米のjournalといわれる学術論文を読むことが必須になるのです。

このような理由から、英語が入試に課されているのです。

入試に英語がない&TOEICスコア提出任意の国内MBA

国内MBA入試においては、英語の試験があったり、TOEICのスコア提出が必須という大学院は、先に説明した4校のみです。

人気校である、これらの国内MBAにおいてもTOEICのスコア提出は任意です。

  • 青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科
  • 慶應義塾大学大学院 経営管理研究科
  • 筑波大学大学院 ビジネス科学研究科
  • 東京都立大学大学院 経営学研究科
  • 一橋大学大学院 経営管理研究科 経営管理プログラム
  • 早稲田大学大学院 経営管理研究科

ということは、入試のための英語の準備は不要ということになります。

実際、アガルートの受講生を見ていると、TOEICのスコアを添付せずに合格している人はたくさんいます。

英語の試験がない・スコア添付を必須にしない理由

では、どうして英語力を見る筆記試験やTOEICなどのスコア添付を必須にしないのでしょうか?

それは英語を課してしまうと受験生が減ってしまうからです。

慶應義塾大学大学院、一橋大学大学院、法政大学大学院は、英語の筆記試験を実施していました。

しかし、3校とも英語の試験を廃止しました。

その理由は、筆者の推測ですが、受験生が英語が課されていることで、その大学院の受験を敬遠する人が多かったからだと思います。

さらにいえば、以前、英語の試験を実施していた時代においても、仮に英語の筆記試験の出来がかなり悪くても、合格している人が多かったことが挙げられます。

すなわち、英語の筆記試験の出来は、あまり合否に影響を及ぼさないということだったのです。

英語力よりも、国内MBAに進学する問題意識を重視するのが、MBA入試ですから、あまり英語の筆記試験を課して、それによってその大学院の受験を敬遠する人が出てくるのは、大学院側にとっても痛手だったのだと思います。

以上のような理由から、入試に英語がない大学院が増えていったのです。

関連コラム:国内MBA入試のスケジュールと受験科目&勉強を始めるタイミング

国内MBAでしっかり学ぶには英語力が必要

最後に、国内MBA進学に当たって、英語力は必要か?という点について説明します。

結論は、「必要」です。

入試に英語が課されているいないに関わらず、英語力は可能な限り高めておくべきです。

理由は、先ほど説明した通り、欧米のjournalといわれる学術論文を大量に読むことになるからです。

では、どのくらいの英語力が必要か?ということですが、TOEICでいうと800点くらいはあった方がいいです。

800点くらいあれば、欧米のjournalといわれる学術論文は読むことができます。

ただでさえMBAは予習やグループワークで忙しいのに、英語の文献を読むことに多くの時間を割くことはできません。

できれば日本語と同じくらいのスピードで読むことができるような英語力を付けておくことをおすすめします。

それがTOEICで800点くらいだと思います。

ぜひ、がんばって入学前にTOEICで800点を取ってください。

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この記事の著者 飯野 一 講師

飯野 一 講師

ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない、約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。

国内MBAに関する書籍を多数出版し、ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。

国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表、学会誌掲載の実績を持つ。

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