この章では、国内MBA予備校の現状について飯野講師がお伝えします。

特別コラム一覧

  1. 国内MBAの現在と過去
  2. 国内MBA予備校の現状と先行き
  3. 海外MBAとの比較&国内MBA履修形態の比較
  4. 国内MBAの難易度・倍率
  5. 国内MBAの評価と価値、活用方法
  6. 国内MBAの選び方
  7. 早稲田大学大学院経営管理研究科
  8. 慶應義塾大学大学院経営管理研究科
  9. 一橋大学大学院経営管理プログラム
  10. 国内MBAの未来

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国内MBA予備校の現状1 大手予備校の一人勝ち

国内MBA予備校の現状は、難関国内MBAを目指すための大手予備校の一人勝ちの状況となっています。

なぜ大手の一人勝ちになっているのかと言うと、一つ目の要因としては、圧倒的な広告量が高い集客力につながっているということが言えます。
個々の消費者の行動履歴をもとにした追跡型広告の大量投入をしているのです。最新のテクノロジーを用いたGoogleの広告プログラムであるAdWords(アドワーズ)に追加されたリマーケティング(remarketing)機能がこの仕組みを実現しています。
大手はこの追跡型広告を大量投入する財務的体力がありますが、中小零細予備校にはその体力がないのです。それが大手予備校の一人勝ちを生んでいる一つ目の要因です。
大手予備校の一人勝ちの二つ目の理由としては、大学受験予備校として蓄積してきたブランド力があるからです。ブランドという経営資源は一朝一夕では獲得することができません。長年の歴史のある大手予備校であるがゆえにブランドという資源を持つことができるのです。
このブランドという資源は非常に稀少性が高く、同時に模倣もなかなかできません。
中小零細予備校が事業を開始してすぐにブランド力を獲得できるのかというと、それが不可能です。なので、中小零細予備校にはブランドという経営資源は欲しくても手にできない資源なのです。

国内MBA予備校の現状2 予備校の問題点

上記で説明した通り、国内MBA予備校は大手予備校の一人勝ち状態です。
ただ、国内MBA予備校にはある問題点があり、国内MBAの対策で予備校を利用する人は減ってきています。
それはどんな問題点なのかと言いますと予備校業界には顧客の視点を欠いた古き秩序が今だに存在していることです。

古き予備校業界の秩序とは、自社に都合の悪い情報は一切発信せず、自社に都合のいい情報のみを発信して、顧客を獲得するものであり、これを業界各予備校が実施することによって業界の安定化を図るというものです。
この秩序は見方を変えるならば、「隠蔽によって儲けている」ということです。
これが国内MBA受験予備校の問題点として最初にあげられる点です。予備校と言うのは自社に都合のいい情報は積極的に発信しますが、自社に都合の悪い情報は一切発信しないということなのです。
自社に都合のいい情報とは、例えば合格者数です。各予備校のサイトをご覧ください。「●●大学大学院経営管理研究科●●名合格」という形で合格者数が自慢げに表示されています。
しかし、自社に都合の悪い情報である不合格者数に関しては、すべての予備校で公開していません。実際のところ、その予備校の受講生のほとんどが不合格になっていたとしても、それはすべてブラックボックスになっていて、何人不合格になったのかを知ることはできないのです。
なぜ不合格者数を公開しないのでしょうか?それはあまりにもたくさんの方が不合格になっていて、それを公表してしまうと、受講生が集まらずに、その予備校が潰れてしまうからです。

このような形で国内MBA受験予備校はというのは、自社が儲けるための自己利益の追求をしているのです。
これが国内MBA受験予備校の実態であり、予備校業界の古き秩序です。
このような顧客視点を欠いた古き秩序が今だに存在しているため、国内MBA受験の際に予備校を利用する人は減っているのです。

国内MBA予備校の現状3 予備校の問題点の解決行動を実践する新たな予備校の登場

前述の国内MBA予備校の古き秩序を崩す事態が最近起こっています。
それはIT革命によって、この古き秩序の崩壊が始まったのです。不合格になった方々がSNSでどんどん情報を発信するようになったのです。こうなると予備校側がいくら情報を隠蔽しようと抵抗しても、予備校側の不都合な情報は市場に出回ってしまうのです。
これによって従来型の自社に都合のいい情報は積極的に発信するが、自社に都合の悪い情報は一切発信しないというビジネスモデルが崩壊の危機に直面しているのです。
今後、この流れはさらに加速し、予備校側がいくら都合の悪い情報を隠蔽しようとしても隠蔽できない状況になっていくことが予想されます。

そんな中、ウインドミル・エデュケイションズ株式会社という国内MBA特化型予備校では、予備校にとって都合の悪い情報である不合格者数の公開を積極的に進めていました。この活動は現在のアガルートアカデミーでも積極的におこなっています。
ウインドミル・エデュケイションズの登場によって、既存のビジネスモデルにしがみついている予備校が隠蔽をすればするほど、お客さんに見放され、挙句の果てには倒産の憂き目に合うような事態が近い将来起きることが現実味を帯びてきたのです。
近い将来、予備校業界から隠蔽がなくなり、すべての予備校が透明性を高め、新しい時代にふさわしいビジネスモデルを構築することが必要になってきているのです。

国内MBA予備校の現状4 その他の予備校に関わる問題点

予備校事業というのは許認可などが必要な事業ではないため誰でも簡単に開始することができます。ネット社会の現在、ネット予備校ならばイニシャルコストをほとんどかけずに開始することができます。このような参入障壁の低い事業であるために、安易な気持ちで国内MBAを開始する人がいるといのが国内MBA予備校の問題点です。
以前、実際にあった事例ですが、ネットの予備校を事業主や事業所の所在地などはすべて隠蔽して事業を開始した人物がいました。MBAホルダーでありながら、事業主や事業所の所在地を隠して事業を行うという倫理観の欠如した人物がいたのです。このように倫理観を持たない人間が存在するために、国内MBA予備校という業態自体が倫理観やコンプライアンス意識が欠如していると見られる傾向が存在し、国内MBA予備校を利用する人が減っているというのも国内MBA予備校業界に存在する大きな問題点だと思います。
このような問題を解決するためには、国内MBAの大学院でのコンプライアンス教育が重要となると思います。どうやって儲けるか?という視点での教育だけでなく、コンプライアンス、倫理観という新たな分野の教育にMBA大学院が取り組んでいく必要があると思います。

【飯野一講師の特別コラム3】海外MBAとの比較&国内MBA履修形態の比較

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この記事の著者 飯野 一 講師

飯野 一 講師

ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない、約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。

国内MBAに関する書籍を多数出版し、ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。

国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表、学会誌掲載の実績を持つ。

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