国内MBA飯野一講師に寄せられる、最も問い合わせの多い早稲田大学大学院経営管理研究科(WBS)・慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)・一橋大学大学院経営管理プログラム(SBA)について説明します。
次は、慶應義塾大学大学院経営管理研究科です。

特別コラム一覧

  1. 国内MBAの現在と過去
  2. 国内MBA予備校の現状と先行き
  3. 海外MBAとの比較&国内MBA履修形態の比較
  4. 国内MBAの難易度・倍率
  5. 国内MBAの評価と価値、活用方法
  6. 国内MBAの選び方
  7. 早稲田大学大学院経営管理研究科
  8. 慶應義塾大学大学院経営管理研究科
  9. 一橋大学大学院経営管理プログラム
  10. 国内MBAの未来

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慶應義塾大学大学院経営管理研究科のコースについて

慶應MBAは全日制のコースとエグゼクティブMBA(EMBA)の2つのコースがあります。
ここでは問い合わせの多い全日制のMBAについて説明します。

慶應MBAは国内唯一のケースメソッドを採用

慶應MBAは国内では唯一のケースメソッドを採用しているMBAです。
海外MBAでは当たり前のスタイルですが、日本でケースメソッドを採用しているのは慶應MBAのみとなっています。
ケースを題材に、個人分析→グループディスカッション→クラスディスカッションという流れでほぼすべての授業が行われている唯一の国内MBAであるため、MBAへの憧れを持つ方々を中心に人気があります。

専門分野にも強くなれる指導体制が整っている

またケースだけでなく、2年生になるとゼミに所属し修士論文の執筆が課せられており、少人数のゼミナール形式での指導が受けられるため、ケーススタディによるゼネラリスト力の養成だけでなく、専門分野にも強くなれるような指導体制ができあがっています。
このゼミでの修士論文指導というのが、海外MBAにはない国内MBA独自の強みであり、慶應MBAはケースメソッドによるグローバル・スタンダードの教育が受けられることに加えて、国内MBAの強みである修士論文指導が加わることで、国内MBAではオンリーワンのポジションを実現できています。

筆者がウインドミルを創業した当時から、本原稿を書いている現在まで倍率2~3倍を維持している国内MBAでは根強い人気を持つMBAです。

海外有名MBAとの提携も強み

さらに慶應MBAの強さを象徴するのが海外有名MBAとの提携です。
ケロッグやUCLAなど海外有名校との提携によって、慶應MBAの学生は2年次にこれら海外MBAに留学することが可能です。
ウインドミルから慶應MBAに進学した方は数多く存在するが、かなりの数の方が交換留学をしており、MBA修了時には英語力を高めて外資系企業にキャリアアップやキャリアチェンジを実現しています。交換留学だけでなく、フランスの名門校であるエセックなどのダブルディグリーが可能になっていて、他の国内MBAにはない大きな強みとなっています。

慶應MBAの弱み(問題点)

慶應MBAの弱み(問題点)ですが、筆者は慶應MBAを修了したわけではないので、ウインドミル受講生で慶應MBAに進学した学生の意見をもとに書いてみたいと思います。

1 授業に参加しない学生が多い

1つ目の問題点は、ケーススタディ中心なので、発言等で授業に参加しない学生がけっこうな数いることです。
ケースメソッドでは、事前の個人分析が大切ですが、この個人分析をしっかり行わずにディスカッションに参加する学生がいるために、その学生はほとんどグループディスカッション等に貢献することなく黙っているだけなのです。これではグループのディスカッションは盛り上がりに欠けます。ただ、すべての学生が真面目に取り組むわけではないので、このような現象が慶應MBAでは見られます。発言してディスカッションをリードするのはいつも決まって同じ人、ということが起きがちなのがケースメソッドの弱みだと思います。

2 やる気のない教授がいる

2つ目はやる気のない教授がいることです。
慶應MBAを修了したウインドミルの方々の修士論文を見せてもらう機会は頻繁にあるのですが、仮説設定→データ収集→統計解析による分析、という一連のリサーチメソッドを実践している修士論文はあまりありません。単に本をまとめて終わっている修士論文もけっこうあります。
これでは夜間の筑波MBAや都立大MBAなどの学生よりも質的に低い論文になっていまして、全日制で修士論文を書いているのに、夜間のMBAよりも劣っているという残念な結果になっているのが現実です。この点は教授がやる気を出して、生徒を指導することによって改善できますので、慶應MBAの先生方の奮起に期待したいと思っています。

3 慶應MBAに進学したからといって誰もが良い結果を得られるわけではない

3つ目は、慶應MBAに進学したからと言ってキャリアアップやキャリアチェンジが実現するわけでなく、卒業後の就職がなかなか決まらない方がいることです。
先に「国内MBA予備校の現状」部分で説明しましたが、慶應MBAに進学した方が全員キャリアアップやキャリアチェンジができるわけではありません。年齢的に若い方、過去のキャリアにおいて実績がある方、経営企画など転職しやすいキャリアを持つ方、などは比較的卒業後の就職はスンナリ決まりますが、年齢が高くなると思い通りの就職ができない方も多いのです。比較的高い年齢で無謀にも会社を辞めて慶應MBAに進学した方の中には、就職がうまくいかずにすぐに会社を辞めて転職を繰り返してしまう方も多くいます。この点を理解した上で慶應MBAの進学は考えた方がいいと思います。あまりにリスクが高い場合は、慶應MBAのような全日制ではなく、夜間の国内MBAを考えることをお勧めします。

4 ビジネス・エシックス(ビジネス倫理)教育に関して

最後ですが、ビジネス・エシックス(ビジネス倫理)教育に関してです。
国内MBA予備校の問題点の部分で説明しましたが、過去に国内MBA予備校を代表者名や所在地を隠蔽して事業化した方がいました。その方は慶應MBAの出身者でした。このような倫理上の問題ある行動を起こすということはビジネス倫理を理解していないということです。
本ケースの問題は、国内MBAを受験しようと考える受験生が最初に接する国内MBA予備校の経営を代表者名や所在地を隠蔽して事業化したことです。受験生の多くが慶應MBAを修了した人物は倫理観に欠ける人物であるという認識を持ってしまうキッカケになってしまったのです。こういったことを今後なくすために、慶應MBAには倫理教育をおこなうことを筆者は提案したいと思います。近年、日本企業の不祥事が非常に多くなっていますが、どのケースも倫理観の欠如がもたらしたものだと思います。そういった意味で、慶應MBAには日本で最も伝統のある国内MBAとして倫理教育の徹底をお願いしたいと思っています。

次は一橋大学大学院経営管理プログラムについて説明します。

【飯野一講師の特別コラム9】一橋大学大学院経営管理プログラムについて

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この記事の著者 飯野 一 講師

飯野 一 講師

ウインドミル・エデュケイションズ株式会社で代表取締役を務めながら受験指導をおこない、約20年間にわたる指導経験を有する国内MBA受験に精通したプロフェッショナル講師。

国内MBAに関する書籍を多数出版し、ベストセラーを生み出している国内MBA受験に関する人気作家としての側面も持つ。

国内MBA修了生としては珍しい学術論文の学会発表、学会誌掲載の実績を持つ。

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