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司法試験コラム|司法試験予備試験 短答式試験 憲法の勉強法

司法試験・短答式試験 憲法の勉強法①~短答式試験における憲法の特徴~

1 大きく分けて3つの分野から出題される

短答式試験の憲法では,大きく分けると,総論分野,人権分野,統治分野の3つの分野から出題されます。
分野ごとに有効な勉強法は異なるので,それぞれの分野の出題傾向を押さえることが大切です。

 

2 すべての選択肢の正誤を判断する必要がある

短答式試験の憲法の特徴として,他の科目とは異なり,すべての選択肢の正誤が分からなければ解けない問題が多くあります。
刑法や民法であれば,5つの選択肢のうち3つ正誤が分かれば,消去法を使って正解にたどり着くことができますが,憲法の問題ではそうはいかないのが,短答式試験の憲法が難しい理由の1つであると言えます。

 

司法試験・短答式試験 憲法の勉強法②~具体的な勉強法~

1 過去問を潰す

別のコラムでも書きましたが,短答式試験の対策として,過去問を潰すことが大切です。その理由の1つとして,過去問で出題される問題が再び問われる可能性があるという点ですが,特に憲法の総論分野と統治分野は似たような問題が毎年出題されます。
具体的な過去問の使い方については,「司法試験・予備試験の短答式試験の勉強法(総論)」を参照してください。

 

2 総論分野の勉強法

先ほども述べたように,総論分野は似たような問題が出題されることが多いので,過去問をメインに勉強しつつ,関連知識については基本書を参照するというスタンスがよいと思います。
出題範囲は広いわけではないので,過去問と基本書を繰り返し読み込み,知識を正確に定着させることが大切になります。

 

3 人権分野の勉強法

過去問を潰すという点については,他の分野とは変わらないのですが,人権分野では判例の正確な理解が要求されているため,判例の判旨を丁寧に読む必要があります。
具体的な勉強法としては,過去問である判例が素材になっている場合,百選で少なくとも判旨は全部読みます。人権分野は論文式試験でも問われるので,論文の勉強でもあると自分に言い聞かせて,余裕があれば解説部分も読むといいでしょう。判例学習については,短答式試験のための勉強法というよりも,日ごろの憲法判例の読み方が重要となります。
また,誤りがある選択肢については,どこに誤りがあるのかを確認しましょう。
過去問で頻出の有名判例については,誤りの選択肢に一定のパターンが見られるので,出題傾向を把握することが大切になるからです。

 

4 統治分野の勉強法

統治分野については,総論分野と同じように過去問をメインに勉強することをお勧めします。理由としては,総論分野と同じく,似たような問題が繰り返し出題されるからです。
また,統治分野の対策として,条文を読み込むことも大切になります。条文がそのまま出題されることが多いからです。