自己紹介

名前:S.Tさん
年代:30代
属性:社会人
受験資格:予備試験合格

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

■ 知的財産法 論証集の「使い方」
■ 知的財産法 過去問解析講座
■ 総合講義100
■ 重要問題習得講座
■ 司法試験 論文過去問解析講座

合格体験記

私は大学卒業後、社会に出てから弁理士試験にチャレンジし、合格しています。その弁理士試験の過程で、自分で主体的に選択した資格の勉強をすることがそんなに辛くはないと感じたことや、弁理士試験合格を経て、自分は法律試験の勉強方法をすでに習得していて司法試験を効率よく勉強できると(誤った)認識をしたこと、弁理士試験もそこそこ難関だったので司法試験もいけるだろうという(甘い)自信を抱いたこと、などがあって、今度は弁理士業務の傍らで予備試験ルートから司法試験に挑戦しました。

上記の通り、弁理士試験の過程で法律試験の勉強方法はすでに習得済みと考えていて、まずは市販の教科書だけを買って完全独学で勉強を開始しました。その結果、確かに予備試験の短答試験までは独学でも対応できたのですが、予備試験の論文試験まで行くと自分が誤った考えを抱いていたことに気づかされました。

弁理士試験の論文試験では、少なくとも私が合格した2014年時点では、問われていることに対してほぼ定型的な論理展開でブレのない結論が出るタイプの問題がもっぱらでした。一方で、司法試験(予備試験含む)では、複数の論理を事案に応じて選択したり、法律や判例が当該事案について適用できるか個別に検討したりする必要があり、応用力の問われる形式の問題が多く出ます。弁理士試験に合格するだけではこのような問題への対処法や考え方は身につきません。そのことに、二回目の予備試験の論文試験に落ちたあたりでようやく気付き、私は予備校の講座を受講することにしました。

アガルートの講座を受けたところ、当然というべきか、このような応用的な問題への対応策も教えてくれました。すなわち、複数の結論があり得る問題に対して、どのような論点があって、それぞれの論点に対してどのように考えることができ、どのように結論にもっていけばよいのかについてわかりやすく教えてもらいました。授業内容はあくまで試験を見据えたもので、点数に直結するポイントをついた内容でした。 なかでも、個人的にありがたかったのは、論文の講座において、試験において現実的に書ける内容が考慮されていたことです。

市販の問題集などでは、時間内に書ききることは非現実的であるような模範解答も多く見受けられ、かえってどのように勉強を進めればよいのか混乱させられることすらあります。一方で、アガルートの講座では、ある問題ではどこを重視すべきか、あるいは逆に、ある問題においては、場合によって簡易的な記載にとどめたり切り捨てたりしてもよい部分があることをしっかりと示してくれました。これにより、変に完璧主義に走ったりすることなく、時間内に現実的な合格答案を作成する能力が向上したことを感じております。

最終的には3回目の挑戦にて予備試験に合格し、今回、司法試験本試験1回目の挑戦にて最終合格に至ったわけですが、最初からアガルートに頼っていればもう1年くらいは早く司法試験の最終合格に至ったのではないかな、と感じております。