自己紹介

名前:黒川 一磨さん
年代:20代
属性:専業受験生
受験資格:法科大学院卒業

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

■ 総合講義100/全7科目
■ 論証集の「使い方」/全7科目
■ 重要問題習得講座/全7科目
■ 司法試験型答練
■ 旧司法試験 論文過去問解析講座/全6科目

合格体験記

私はロースクールには法学未修者として入学しました。入学したのが地方ローで未修合格率も高くはなかった(そもそも未修の全国合格率も低い)ため、入学前からさっさと勉強を始め、正しい勉強の習慣をつけないと絶対に1回で合格できないと考え、ロー入試終了後の2015年1月から勉強を始めました。

ちょうどその頃、アガルートの講義が販売開始されたので、まず価格の安価な論証集の使い方から受講し、工藤先生の講義は自分と相性が良いと感じたため、総合講義100、次いで重要問題習得講座を受講し、ロー入学前に1周することにより、基礎を固めました。

なお、総合講義300のすべての配信が終わるのは9月頃であり、ロー入学までに1周することができなかった(設立1年目のため前年度の講義の配信もありませんでした)ため、総合講義300ではなく総合講義100を受講しています。

そして、アガルートの講義で基礎を固めたおかげで、ロー内でも上位の成績をキープでき、また、司法試験もそれなりの成績で合格することができました。

勉強の際には、司法試験に合格するために意味があるかということを意識して勉強していました。司法試験でどのように論証するか、司法試験の短い試験時間でどのように考えるか、自分の書ける答案の分量との関係でどこまで問題文の事実を拾えるか等、日頃の勉強で司法試験を意識して勉強したおかげで、ローの授業の難しい議論に呑まれすぎず、ある程度自分のペースで勉強できたと考えています。

そして、その際、司法試験の合格のみを意識した講師の講義は非常に役に立ちました。定期的に総合講義や重要問題習得講座等に立ち返り、司法試験に必要な範囲を確認することにより、司法試験を意識した勉強を最後まですることができました。

また、基本書を漫然と読んだりした時間や、答案作成の時間等、勉強した気になりやすい行為に費やした時間のすべて勉強時間から外し、司法試験的に有意義な行動(自分の答案の分析、司法試験の過去問を踏まえて論証等を訂正する等)のみを勉強時間と考えることにより、常に緊張感を持ちながら勉強しました。

このような方法をとったのは、大学入試の際、勉強した気になって調子に乗り、勉強しなくなって失敗したという自分の経験を踏まえたものです。

「自分は勉強している」という驕りを捨てることで、常に自分の実力を司法試験との関係で客観的に把握することができたゆえに、大学入試とは異なり、司法試験合格という目標に到達できたのだと思います。

自分の勉強は、アガルートアカデミーのテキストを軸として、そこから出ていきすぎないようにすることを前提としています。

もっとも、それが徹底できたのは、ロー3年11月以降です。ローの先生や採点実感が難しいことを述べているとそれに引きずられて難しい本を読んでしまう等司法試験から離れた勉強をしてしまう、ということが起こります。

私もこのような事態に陥ってしまい、上記の勉強法を徹底できず、予備試験には落ちてしまっています。敗因分析の結果、以前はできていた勉強をいつの間にかしなくなっていたことが原因であることに気づくことができ、改善できました。

皆さんも司法試験とは意味のない行為に走らないように気を付けてください。

最後に、私が司法試験に合格できたのは、アガルートアカデミーの講義が司法試験を徹底的に分析して作成されたものであったからであると考えています。もちろん、ただ漫然と使用するだけでは合格することはできませんから、司法試験合格のために必要なものは何なのかを意識することを忘れないでください。