一言で公務員と言っても種類は多岐に渡ります。
そのため、どのような職種があるのかを知り、自分に合った仕事は何かを判断することが非常に重要です。

そこで今回は、女性におすすめな公務員の種類4選を解説します。
業務内容やメリット、女性が働きやすくなる福利厚生も併せて解説しているため是非参考にしてください。

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女性におすすめな公務員の種類

それでは、女性でも働きやすい公務員の種類にはどのような職種があるのでしょうか。

ここでは、女性にもおすすめな公務員の種類を4つ解説します。

市役所職員

一言で市役所職員と言ってもさまざまな課や部署が存在するため、仕事内容もさまざまです。

例えば、市民課に配属された場合、住民票や戸籍などに関する窓口業務や各種届出の処理などを行います。
基本的には事務仕事が多い点が特徴です。

市役所職員として働くメリットは、転居を伴う異動が少ない点が特徴です。
市役所職員の場合は市内もしくは部署間の異動が中心であるため、基本的には自宅から通うことができます。
そのため、家庭と仕事の両立がしやすく、女性でも働きやすいといえるでしょう。

また、フレックス制の勤務や時短勤務の希望が出しやすい点も魅力です。希望を出した場合、定型業務が中心の部署に配属されるケースが多いです。

※関連コラム:公務員の職種・種類とは?仕事内容や違いをわかりやすく解説

国立大学法人等職員

国立大学法人等職員は正式には公務員ではなく「みなし公務員」という扱いです。
しかし採用方法や給与形態は国家公務員に準じて決定されています。

国立大学法人等職員は一般の事務以外にも、学生の大学生活のサポートや研究協力、国際交流の推進、図書管理など、国立大学や附属病院等の業務に携わる仕事を行います。

国立大学法人等職員は女性比率が高く、重要な役職に就いているケースも多いため、女性が働きやすい組織といえるでしょう。

また、国家公務員に準じて、時短勤務やフレックス制での働き方も可能であるため、ワーク・ライフ・バランスも実現しやすくなっています。

※参考:第一次試験(合格発表・実施結果等) | 関東甲信越地区国立大学法人等職員採用試験

裁判所事務官(一般職)

裁判所事務官とは、各裁判所において裁判に必要な手続きのサポートや、人事・会計といった事務処理を中心に行う仕事です。

裁判所事務官は、採用される女性の職員の割合が半数以上である点が特徴です。
受験者は男性の方が多いため、男女別の合格率では更に女性が受かりやすい職種といえます。

裁判所事務官は国家公務員のため定期的に転勤があります。
しかし、希望地区の高等裁判所の管轄内での勤務となるため、全国各地を異動するといったことは基本的にない点もポイントです。

※参考:受験案内 令和4年度 総合職試験・一般職試験(裁判所事務官,大卒程度区分)

小中学校事務職員

小中学校事務職員とは、物品の購入や施設管理、職員の休暇・給与に関する事務など、学校の生徒や教員のサポートを行う仕事です。

基本的には事務仕事が中心であるため、体力的にも一生働き続けやすい仕事となっています。

また、女性比率が比較的高めであり、育休や産休も取りやすい職場環境である点からも、女性が働きやすい業種といえるでしょう。

※参考:令和元年 埼玉県学校事務職員の年齢構成

【タイプ別】女性におすすめの公務員の種類

ここでは高卒者や、理系・文系などタイプ別に女性へおすすめの公務員の種類を紹介します。

高卒の女性におすすめの公務員の種類

高卒の女性におすすめの公務員の種類は、市役所や都道府県庁などの地方公務員の一般行政事務や、学校事務です。

特に市役所は、週休二日・定時退勤を行っている部署が比較的多いといわれています。ただし、繫忙期や閑散期など時期によっては差があるため注意が必要です。

市役所は教養試験のみで受験することが可能なため、試験勉強の負担が比較的軽くなります。

ただし、併願先が少なく、倍率が高くなるためしっかりとした対策が必要です。

※関連記事:高卒で公務員になれる?種類・倍率・年収・メリット・デメリットを解説

理系・文系タイプの女性におすすめの公務員の種類

文系タイプの女性におすすめの公務員の種類は、国立国会図書館職員や、国立大学法人等職員です。

理系タイプの女性におすすめの公務員の種類は、専攻や自身の専門的知識によって異なるため、おすすめの職種を紹介することが難しです。

そのため、ご自身出身学部や専攻に応じて公務員の職種や受験区分を選びましょう。

建築・土木が専攻の場合はインフラにかかわる仕事、建築が専攻の場合は、一般施設の安全性・利便性を考える仕事など様々です。

女性が公務員になるメリット・デメリット

ここでは女性が公務員になるメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

メリット1:公務員の充実した福利厚生

公務員のイメージとして「充実した福利厚生」をあげる方は多いです。
実際、民間企業と比較して福利厚生が充実しており、女性が働きやすい環境が提供されています。

具体的には以下のような福利厚生が存在します。

  • 育児休業
  • 出産前後休業
  • 時短勤務
  • 時差出勤

特に、育休・産休期間中でも給与が支給される点は大きなメリットとなるでしょう。
また、育休・産休明けの職場復帰をしやすくする周りの配慮も大きいです。
周りの雰囲気が良いことはもちろん、比較的業務の軽い部署に異動できる場合もある点も魅力です。

更に福利厚生以外にも、より働きやすい職場環境にするために改善している点が存在します。

  • テレワークの推進
  • ハラスメント防止対策
  • 働き方改革促進
  • 女性の活躍の推進

このように、女性でも働きやすい職場環境に改善されています。
ワーク・ライフ・バランスを達成しながら働ける環境であるため、安心して就職することができるでしょう。

メリット2:安定した高水準の収入を得ることができる

女性が公務員になることのメリットとして、民間企業よりも安定した高水準の収入を得ることができることです。

民間企業の場合、自社の業績や個人の成績によって収入が左右されることがありますが、公務員の場合、業績に左右されずに一定の収入を得ることが可能です。

また、公務員には年2回のボーナスと退職金が発生します。公務員のボーナスは4.5カ月が目安とされており、6月(夏)と12月(冬)の2回に分けられて支給されます。

公務員の退職金は、勤続年数によって異なりますが、勤続年数が多いほど支給額が増えます。

デメリット:部署によってクレーム対応や残業が発生する

公務員になる主なデメリットとして、配属される部署によってはクレーム対応、残業が多いことが挙げられます。

公務員も、ワークライフバランスを考えた働き方や残業時間の縮小を推進するなど改善する動きはあります。ですが、部署や勤務先によっては残業が多く発生することも少なくありません。

また、配属される部署や勤務地によってはクレーム対応が多いことがあります。

公務員は公共サービスのため、住民に対してサービスを行います。そのため、様々な人からクレームが発生し、対応する必要があります。

公務員として働く女性のワークスタイルをご紹介

公務員として働く女性であっても、仕事は決して楽なものではありません。

定期的な部署異動が存在するため、次々に覚えるべき仕事が現れます。
しかし、公務員は職場環境が良好であり、周りのサポートを受けながら仕事ができるため、高いモチベーションを持って仕事ができる方が多いです。

また、子育てに対する福利厚生が充実しているため、しっかりと子育てに集中できる期間があります。
更に、職場の子育てへの理解も深いため、職場復帰しやすいと感じる方も多いです。
保育園の送り迎えや緊急時であっても、周りがサポートしてくれてプライベートを優先できる点からも、ワーク・ライフ・バランスを実現できているといえるでしょう。

現在は女性であっても管理職に就くケースも多く、大きな責任と共に仕事をしている方も増えています。
一般職員ではかかわることのない仕事に携わる機会もあるため、さまざまな経験が可能です。
もちろん、管理職になってもさまざまなサポートを受けながら仕事ができるため、1人で抱え込む不安もありません。

実情を知らない方からすると、子育て・家庭と仕事を両立できるか不安な方も多いでしょう。
しかし、充実した福利厚生や子育てへの理解、良好な人間関係が揃っている公務員の職場であれば、安心して働ける環境といえます。

公務員になるには?公務員になるまでの流れ

公務員試験の基本的な流れは以下の通りです。

  • 一次試験
  • 二次試験
  • 最終合格(採用候補者名簿登載)
  • 採用面接
  • 内定

一次試験では主に筆記試験が行われます。
基本的には教養区分と専門区分および小論文が課されますが、受験先によっては教養区分だけの場合もあります。

そのあと、一次試験合格者に対して人物試験の二次試験が行われます。
個別面接以外にも集団討論が課されるケースも多いです。
ほかにも業種によっては体力試験などが課されるケースもあります。

そして、二次試験までの結果から最終合格者が確定します。
しかし、最終合格=内定ではありません。

最終合格すると採用候補者名簿に登載され、その中から内定者を決定します。
内定者を決定するために、採用面接が行われる場合がある点に留意しましょう。

試験の詳細は受験先によっても大きく異なるため、公式ページの募集要項を必ず確認しましょう。

試験対策は過去問を中心とした学習が有効です。
また、勉強方法に悩む方は予備校に通うことも非常におすすめです。

ほかにも、合格者の体験談も試験対策の参考となります。
以下の記事では、実際に育休期間中に小中学校事務職員に合格した女性の体験談が掲載されているため是非ご覧ください。

最後に

一言で公務員と言っても多岐に渡る種類があります。
その中でも、特に女性が働きやすい公務員の種類は以下の通りです。

  • 市役所職員
  • 国立大学法人等職員
  • 裁判所事務官(一般職)
  • 小中学校事務職員

公務員の職場は福利厚生が充実しており、育児に対する理解も深いため、ワーク・ライフ・バランスを実現した生活を送ることが可能です。

現在は女性でも管理職に就くケースがあるなど、組織の中でも活躍できる仕事であるため、是非検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者 渡邉新太

渡邉新太(わたなべ あらた)

大学現役時に以下の公務員試験に独学で合格。
・国家公務員一般職
・国税専門官
・東京特別区
・地方上級(地元県庁)

そして、公務員としての勤務を経た後に、フリーランスのWebライターとして独立。
現在は公務員時代の知識や経験を活かして、多くの方の人生の選択に役立てるよう日々奮闘しています。

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