泉南市役所の公務員面接試験は、どのような雰囲気、流れで行われているのか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、泉南市役所の公務員面接試験に合格した方の面接を再現します。
再現した面接内容を参考に面接対策をしましょう。

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【泉南市役所】公務員試験の面接再現【2022年】

試験日・試験時間・面接官

試験日:2021年10月30日(土)
試験時間:5名で、全て面接官(質問しない司会進行役などの方はいませんでした)
面接官:13:00~13:40(本来は13:20終了予定でしたが、延長となりました。)

場所・雰囲気

会議室(5m✕8mぐらい)、入り口を入ってすぐに受験生の椅子があり、そこから約5m奥に面接官

面接内容・再現

私:3回ノック→「失礼致します。」

 (部屋の中から)「どうぞ」

私:(指定された場所に荷物を置き、椅子の隣で立つ)

A:「では、受験番号と名前を教えて下さい。」

私:「受験番号〇〇〇〇番、〇〇〇〇です。」

A:「どうぞお座りください。」

A:「緊張していますか。」

私:「とても緊張しています。」

A:「あなたの言いたいことがバッチリ言えるように、落ち着いて、頑張ってくださいね。」

A:「質問内容には、出来る限り、具体的かつ簡潔に答えてください。」

私:「はい」

A:「それではまずは私から質問します。よろしくお願いします。」

私:「よろしくおねがい致します。」

A:「今日は何で市役所まで来られましたか。」

私:「電車と徒歩です。」

A:「結構遠かったと思います。大変でしたね。」

私:「思っていたより上り坂が長く、汗をかいてしまいましたが、頭がスッキリしました。」

A:「軽い運動になりましたね(笑)。電車で来る方は皆さん汗だくでした。」

A:「では、早速ですが、1分間で自己アピールをしてください。」

私:「はい。私は、相手の気持ちを理解し、共感することで、気持ちよく接することが出来るような人を目指して、努力してきました。私の通っていた大学院は法科大学院です。ここでは、法律学を学ぶだけでなく、法律相談の実習なども行います。その際、心理学や、カウンセリングスキルについても学びました。法律トラブルを抱えている相談者の方は、感情的になっていることも多いです。実習を通して、「相手がどのような感情であるのか」を理解し、「相手の気持ちに共感すること」の大切さを学びました。また、実習の経験から派生して、私生活においても「どのような人とでも上手く付き合っていける」ようになりました。私のこのような経験、能力は、市民と近い距離でサービスを提供する市職員に最も必要なものであると考えています。」

A:「ありがとうございます。法律の専門家を目指されていたのですね。なぜ大学院をやめたのですか。」

私:「はい。私は、高校生の頃から弁護士を目指しており、法律学を専門とする大学院に通っていました。しかしながら、私の通っていた大学院は、毎年同学年の半数が留年し、卒業時には同期が2~3人しか残らないような学校で、卒業が難しく、また、経済的にも留年を続けることができなくなった為、退学に至りました。さらには、私の在学中に新規入学者の募集が停止され、勉強をする自習室や研究室なども無くなるという話になり、学習の環境も悪くなるというのが追い打ちになりました。」

A:「ありがとうございます。法律の大学院は厳しいところがあるんですね。」

A:「では、次の質問です。なぜ公務員になりたいのか、なぜ本市を選んだのか、具体的に教えて下さい。」

私:「はい。まず、なぜ公務員になりたいのかについてお話します。私は、先程お話させていただいた通り、弁護士になりたくて、大学は法学部、大学院は法科大学院へ進学しました。大学院退学後、私は無力感と喪失感で、何になりたいのか、自問自答する日々がしばらく続きました。そのように自分と対話している中で、私が「なぜ弁護士になりたかったのか」について考えていたところ、私は、小さい頃から「誰かの役に立ちたい!サポートしたい!」と強く思っていたことを思い出しました。この原点に立ち返ってみて、また、大学・大学院での勉強や、実習などで掴んだスキルを活かすために、考えついたのが公務員でした。公務員は、「全体の奉仕者」であり、国民・市民に対して、一律・平等なサービスを提供するものだと思います。さらには、市役所の職員というのは、公務員の中で最も国民・市民と距離が近い職業だと思います。距離が近いところで、直接的に、自分の思いを体現できると感じたことが、公務員、市役所職員を目指した理由です。」

「なぜ本市を選んだのかというと、積極的な理由と消極的な理由があります。積極的な理由としては、本市には、昨年度にテーマパークができ、また、企業の誘致も進んでおり、「新しいものを取り入れる姿勢」を強く感じたことです。私の性格(ESに記載)に、ピッタリな姿勢だと思ったのが、理由です。また、高齢な父親、母親の住まいと近い距離にあるので、なにかあったときにすぐに駆けつけることができるという点も、志望した理由のひとつです。他方、消極的な理由としては、まず、本市以外の付近の市町村に、発展的なところがなかったことです。どこもどちらかというと現状維持で、市町村の計画書などを見ても、本市のものは詳細まで詳しく書かれており、年度年度の活動が刻まれているのに対して、付近の市町村は「検討中のまま」であったり「意見が出ている」といったような感じの羅列が多く、行動するまでに時間のかかる、保守的な考えが濃いのだと思いました。このような考え方は、私の性格にはあまり沿っていないと思ったのが、本市以外の付近の市を受験しなかった理由です。」

A:「なるほど、よく分かりました。では、次の質問です。なにか成功体験を教えて下さい。」

私:「はい。私は、大学時代、大学院時代を通して、元々自分が通っていた受験指導予備校で、小中学生の個別指導のアルバイトをしていました。その際、周りに馴染めず、集中力が続かず、注意力が散漫な、いわゆる「注意多動性障害(ADHD)」の生徒もみたことがあります。他の生徒へしている同じアプローチでは、指導が難しい場面が多かったのと、個人的に発達障害に興味があったのもあり、新書や入門書などを読み、あるいは、大学の心理学系の先生のもとを訪ね、アドバイスをいただくなどして、知識を用意して臨みました。勉強・接しているなかで、たくさんの学びがありました。ひとくちにADHDといっても、その人それぞれの特徴があり、まず最初にどのような特徴があるのか、どのような傾向が強いのかを、実際のコミュニケーションや親御さんから情報を仕入れるなどして、そのそれぞれにあったアプローチを考える必要がありました。私がみていたのは数ヶ月~半年ぐらいでしたが、その生徒の親御さんから、集中力が劇的にあがった、ありがとうと感謝されました。大変な経験でしたが、興味があったのもあり、私にとって非常に有意義な時間・経験となったと感じます。」

A:「なるほど、すごいですね。発達障害に関しては、昨今よく取り上げられていますね。」

A:「ESにもありましたが、教育や災害に関する問題に興味があるのですね。」

私:「はい。教育に関しては、先程の発達障害に関するエピソードのほか、法律に絡めた問題を研究していたこともあります。災害に関しては、同じく法律に絡めた研究をしていたことがあるのと、昨今の災害の発生率などから、公務員としての活動にも大きく〇〇わってくると思い、興味が強くなっています。」

A:「ありがとうございます。あなたのことがよく分かりました。」

B:「では、次は私から質問します。」

私:「よろしくおねがい致します。」

B:「教育と災害に興味があると聞きました。あなたの知っている本市の活動で、教育や災害に関するものをいくつか教えて下さい。」

私:「はい。教育に関しては、生涯学習の一環として、読書活動の推進活動があります。ブックサロンの開催や、リクエストサービスの拡充、こどもを対象とした、ティーンズコーナーの新設や、多言語の資料を増やすなどの活動をしています。災害に関しては、本市の昨年の計画報告書にもありましたが、他の市町村でも行っているような、一般的な活動が多い印象でした。防災意識の向上のための自治体活動の推進、防火クラブでの活動、自助組織の強化などが挙げられます。」

B:「よく、調べていますね。防災に関しては、本市には特徴的なものがないとおっしゃられていましたが、まさにそうですね。あなたの考えで良いので、なにか良い施策など考えられますか。難しい質問をして申し訳ありませんが、気軽に答えてみてください。」

私:「はい。正直、本市については、インターネットや、市のHP、市の計画書、その他の報告書でのみの知識しか持っていないので、経済的なコストや人的なコストに関しては分からない、というのが前提になりますが、参考にしてみたい活動がいくつかあります。消防庁が主催している「防災まちづくり大賞」というものがあり、毎年、たくさんの市町村が、様々な施策や活動を讃えられ、受賞しています。防災意識の向上のため、教育と絡めた活動がとても多いように感じました。次世代を担う子ども、若者に、防災意識を持ってもらうことが、今のニーズにあっているのではないかと感じました。本市には、付近の市町村より多くの小学校と中学校があります。教育現場とリンクして、防災意識向上の施策を打ち出すというのはどうでしょうか。」

B:「ありがとうございます。再度になりますが、よく、調べていますね(笑)。」

B:「では、次の質問です。あなたの長所と短所を教えて下さい。」

私:「私の長所は正義感が強いことと、我慢強いところです。他方、短所は、融通がきかないところだと思います。」

B:「あなたの短所は融通がきかないところとお答えいただきましたが、短所を克服するためになにかしていますか。」

私:「いつくかあります。ひとつは、自分を見つめ直すことで、視点を変えてみて、考え方を柔らかくしようと常々心がけています。また、他者の意見、考えを受け入れる姿勢を持とうと心がけています。」

B:「なるほど、ありがとうございます。では、次の質問です。あなたにとって失敗した・挫折した経験を教えて下さい。また、それをどのように乗り越えましたか。」

私:「先の話とかぶってしまいますが、私の人生で最も大きな挫折は、やはり、夢を諦めたことだと思います。私は、高校生の頃から、弁護士に興味があり、大学卒業後には、法科大学院に進学しました。しかしながら、大学院での勉強・研究は、これまでの勉強に比べて相当にレベルが高く、また、努力のほか、センスも求められているものもあり、大変なものでした。それでも、負けず嫌いで頑固な性格から、必死に食らいついていたのですが、先程お話させて頂いたとおりの理由で、退学を決意しました。高校生の頃から夢を見て、大学の学部も法学部を選び、大学院では一度留年までしてつかもうとしていた夢を諦めました。しばらくして、なぜ弁護士になりたかったのかを考えていたところ、誰かのためになりたいと思っていた自分を思い出し、その思いから、今、公務員試験にたどり着いています。このように、私は、自分を見つめ直し、ある点まで立ち返ることで、考えを変えることで、乗り越えてきました。」

B:「なるほど、ありがとうございました。」

C:「次は私からです。よろしくおねがい致します。」

私:「お願い致します。」

C:「成功体験として、予備校での話がありましたが、他に成長した、自分変わったな~と感じた瞬間はありましたか。」

私:「小さい話かもしれませんが、他にもあります。自分の「心の甘さ」を抑え込むことができた際、成長を感じることがありました。」

C:「具体的に教えて下さい。」

私:「はい。私は、こどもの頃から、自分で線引きをし、妥協してしまう癖がありました。例えば、かけっこは前の方にいれば良い、進学先もワンランク下げて…といった具合です。私はこの「心の甘さ」に抗う為、大学生、大学院生の間を通して、様々な取り組みをしてきました。まず、何かをするときは、目標と計画を明確にし、徹底的に最後まで達成することを意識して、行動を変えていきました。これを繰り返しているうちに、妥協癖が収まりつつあり、責任を持ち、最後までやり遂げることが多くなりました。成長を最も感じたのは、大学院への進学と退学の件でしょうか。自分で考え、自分で行動し、妥協することなく、日々勉学に励んでいました。結果としては、夢をあきらめて退学しましたが、「後悔」よりも「妥協せずやりきった」気持ちが大きく、自分に誇れるようになりました。」

C:「ありがとうございます。では、次の質問です。本市について、もっとこうしたら面白いのではと思ったことや、アイデアがあれば教えて下さい。」

私:「私は、本市に「独自の大学」をつくってみると面白いと思います。大学といっても、敷地や建物がしっかりとした大学というわけではなく、生涯学習センターの上位互換バージョンのような考え方です。大学は、一般に、様々な学部にわかれ、何かを学ぶところでありながら、スポーツや文化についても学ぶ機会が多い、総合的な教育機関です。これを真似たものを想定しています。具体的な中身としては、「誰もが先生になることができ、何をするか、自由に設定してOK」「こどもも大人も市民以外の人も学生にも先生にもなれる」「スポーツなどの団体を結成してもOK(イメージは部活動)」といったようなものです。」

C:「たいへん面白そうですね。思いついたきっかけはなんですか。」

私:「きっかけは「本市には大学がない」ことからです。また、生涯学習に関する施策が少ないと感じたからです。そうであれば、生涯学習のみに特化した施設を「大学」という仮称で独自に作ってしまえば良いのではないかと思い至りました。」

C:「ありがとうございます。では、次の質問です。あなたがこれまでにチームとして行った活動はありますか。具体的にお願いします」

私:「はい。チームで取り組み、地域貢献活動を実現させたことがあります。大学時代のアルバイト先での話です。私の当時のアルバイト先は、地域団体から、建物の周りのゴミが多いことや、若者のたまり場になることなどから、良いようには思われておらず、地域清掃活動に呼んでもらえない状態が続いていました。そんな中、同期のバイトメンバーで話し合い、なんとか参加させてもらおうということになりました。具体的には、5人の仲間でチームを組み、建物の周りの清掃を行ったり、夜間の談笑を断るポスターを設置するなどして、まずは悪いイメージを少しでも払拭する活動を行いました。また、その後に地域団体の代表と掛け合って、強く思いを伝え、その結果、地域団体の活動である「地域清掃活動」に参加することが出来るようになりました。聞くところによると、今もまだ年2回ほど参加しているようです。全てが初めての経験だったので、正直大変なものでした。メンバー同士の対立もありました。」

C:「あなたはそのチームでどのような役割でしたか。」

私:「副リーダーというところでしょうか。活動的なメンバーが一人いたので、そのサブ、サポートとして役割分担していました。ただ、私は、人と話すのが好きで、年齢に関係なく、怖気づくことなく話ができた為、団体との交渉は私が軸となって行いました。」

C:「なるほど。ありがとうございます。」

D:「次は私からです。ちょっと難しい質問をします。考える時間も使っていいので、もし答えることが出来たら答えてね。」

D:「あなたの考える、チームでの活動で必要な能力はなんですか。」

私:「私は、チームにとって最も大切なのは「協調性」だと思っています。しかし、妥協に偏った協調は逆効果で、自分の考えと相手の考えがぶつかって合わさり合って、互いに譲歩して第三案を作るというのが本当の意味での協調性の発揮だと思っています。」

D:「なるほど。では、少し具体的な例をあげますので、考えてみてください。」

D:「あなたは本市である企画のプロジェクトメンバーに選ばれました。あなたは、その活動の中で、リーダーである上司とは、考えがまったく合わないと感じました。しかし、同じチームである以上、考えの違う上司と共に活動していかなければなりません。こういった状況で、あなたは、どうしますか。自由に答えてみて。」

私:「私なら、まず、その上司と仲良くなります。違う考えを言い返せるぐらいまでですね。人と話すのが好きで、どちらかというと先輩や上司といった年上の方と話す方が好きなところがあるので、自信はあります。抽象的でかつ精神的な話かもしれませんが、仲が良ければ、それはすなわちコミニュケーションがうまくいっているということですから、反対意見もしっかりきいてくれると思います。

D:「仲良くなれなかったら?」

私:「直接、何度も考えをぶつけ合うと思います(笑)何だコイツと思われても、めげずにぶつけに行くと思います。そのなかで、おそらくですが、自分もその相手の上司も、新たに得るものがあると思います。相手の意見を聞くということは、適当に流して聞いていない限りは、必ず、少しは、参考になるものだと思います。その考えは、何かの形で結果として、合わさって出てくることも多いと思います。ただ、考えを言い合っているように見えても、成果は出るのではないかと思います。なので、とことん話し合うと思います。」

D:「おもしろいね(笑)こういう質問をすると、公務員は上下関係がしっかりしていると思われているのかな、上司に合わせると答える人が多いんだけどね(笑)」

私:「ありがとうございます、というべきなのでしょうか(笑)私が弁護士を目指していたのもあるかもしれませんが、人を説得したい!と思うことが多いですね。完全に考えに乗ってくれなくても、せめて考えの中に取り入れてほしい!という願望があるのかもしれません。」

D:「そんな感じがするね。弁護士を目指していたのが関わるかわからないけど、自分の思いや考えを相手に伝えるのがとてもうまいと思うよ。話していてスッキリする。」

私:「ありがとうございます。」

D:「実は私も法学部で、大学院を出ているから、似ているところがあるのかもね。」

私:「そうなんですね。」

D:「いっときは弁護士を目指して司法試験の勉強もしていたんだよ。君と同じで諦めたのだけれど…」

A:「Dさん(名前は忘れました)、時間が…」

D:「おっと失礼。以上で私の質問は終わります。」

E:「最後は私からです。長くなってきましたので、簡潔に答えてください。」

E:「健康状態は優良ですか」

私:「はい、大きな病気もなく、健康です。」

E:「ストレスを感じたときに、大丈夫ですか。すぐに立ち直れますか。」

私:「だいたいは寝て起きたらなんとかなります。立ち直るのとは少し違いますが、受け入れて前に進む気概はあると思っています。」

E:「なるほど。」

E:「ESやその他の提出書類に不備や誤記、虚偽の記載などはありませんか」

私:「問題ありません。嘘もついてません。」

E:「他に受験している公務員試験はありますか。採点対象ではないので、出来る限り教えてもらえますか。」

私:「裁判所事務官、国家一般職、大阪府、大阪市、尼崎市…その他7つの自治体です。」

E:「合格が決まっているのは」

私:「いまのところ合格が決まっているところはありません。最終面接前か、最終結果前のところが、本市を入れて4つあります。」

E:「ありがとうございます。」

A:「では、最後です。長くなって申し訳ありませんでした。最後の質問も、できたら簡潔にお願いします。」

A:「最後に、あなたからアピールしたいこと、言いたいことはありますか。

私:「アピールしたいことに関しては、全て、本日の面接のなかで、お伝えできたと思います。お伝えしたように、私は、人と話すのが好きなので、最初は緊張していましたが、途中からはとても楽しく話すことができました。本来、採用の場面なのでふさわしくないかもしれませんが(笑)。もし仮にここで落ちてしまっても、最終面接という場で、こうして話をすることができたことは、私にとってプラスであることは間違いないので、何かの糧にしていきたいと思います。他方、採用された場合には、私の力と知識とスキルを全て活用して、今以上に発揮していきたいと考えております。本日はありがとうございました。」

A:「ありがとうございます。楽しい面接時間だったのは、面接官である我々も同じだったと思いますよ。お疲れさまでした。」

A:「以上で本日の面接を終わります。」

…(沈黙。誰も指示をくれない状態)

私:(立ち上がって)「本日は貴重なお時間ありがとうございました。(全員にお辞儀)」

私「失礼致します。」

(荷物を取るところまで行き、荷物をとり、ドアの前で振り返って、再度一礼。ドアの方を向き、外にでて、音を立てないようにドアノブをしめる。ドアをしめてからも5秒ほどその場に立つ。)

面接を終えての印象

泉南市の面接は、どちらかというと柔らかい雰囲気のなかで進むことが多く、最終面接も同様でした。一次面接、二次面接と同じ会場で、同じような質問が多く、雰囲気も相まって、受験生の言いたいことが言える環境づくりがセットされているようにさえ感じました。

しかし、質問についている注文がそれぞれ違っていて、答え方の判断(スイッチ)が難しいところがありました。例えば「具体的にお願いします」「簡潔にお願いします」などです。「具体的に簡潔に」というあわせ技が一番難しいと感じます。

他の受験生は20分、長くても30分ほどの面接だったようです。私の場合は、私が具体的に話をしすぎたのと、面接官のDが世間話のようなものを間に挟んで来ていたのもあり、大体40分でした。

他の自治体の最終面接もいくつか受けましたが、市長が出てくるところもあり、緊張していましたが、こちらの泉南市は、おそらく部長クラスまでの印象です。

模擬面接と比べて実際はどうだったか

模擬面接は利用していませんが、面接対策講座を受けて、その内容との相違という点においては、抑えるべき典型質問がほぼほぼ一致していたため、回答を用意することが出来ていました。

また、所作などの事柄に関しても、良い対策となりました

他の受験生の印象

最終面接は、待合室もバラバラで、時間も余裕を持ってずらしているようでした。

なので、他の受験生との接触が一切ありませんでした。知っている情報は、上記にお伝えしたように、大体は20分程度で面接が終わっていたことと、Dさんの「難しい質問」に苦戦している受験生が多かったことぐらいです。

これは後日談ですが、採用が決まり、書類を提出しに市役所に行った際に、面接官の方がおられ、少しお話することになったところ、Dさんの難しい質問の回答は、私の回答だけがまるで雰囲気が違ったようでした。

要するにインパクトがあって、印象に残っていたよというような話をしてくださいました。

受験生へのアドバイス

 箇条書きでアドバイスさせてもらいます。

・試験会場には早めに行ったほうが良いが、集合時間よりかなり早めに会場に着くと、印象が悪い

オススメは、試験会場付近までは早めに行き、試験会場の建物を確認したのち、近くのコンビニや公園などで過ごし、会場には集合時間より10分早く乗り込むというのが良さそう。
お腹が痛くなったり、最後に確認をしたいことも多いと思うので、会場付近まで早めにいくことは、かなり自分のモチベーションダウン防止になる。

・春、秋の試験に関しては、空調の良し悪しなどはあまり感じなかったが、夏(7~8月)の「筆記」試験に関しては、重要なポイントがある。

裁判所や国家一般など、大きな試験会場で受けるような試験は問題ないが、自治体、それも人口15万人以下ぐらいの自治体に関しては、その市町村の小学校中学校で筆記試験をさせられることが多い。

私が受けた自治体のうち、半分はWEBテストであったため除外すると、残りの半分は小学校中学校での筆記試験だった。そのどれもが、扇風機なし、クーラーなしで、汗だくになりながら試験を受ける羽目になった。

小規模自治体は、基本は一次試験からスーツ着用でいかないと、浮いてしまうことが多いので、私もスーツで受けに行ったが、たいへん後悔した。指定がなければ私服で行ったほうが良いと思う。

特に、勉強や試験中に、暑い、寒いなどの環境ダメージや、声が聞こえる、工事の音が聞こえるなどの音によるダメージを受けやすく、それによって集中力が乱れる傾向のある方は、注意したほうが良いと思う。

・自治体の試験に関して、「その自治体を徹底的に調べること」が重要だと感じた

一次面接で問われることは稀な印象だが、二次面接や最終面接になると、「私達の市町村について、活動について」聞かれるケースが増えてくるように感じた。そこで、受験先の自治体を調べていないと、全く答えることが出来ない可能性も出てくる。

基本は市のHPで、全てのページを一読するぐらいはするべきだと思う。面積や人口、人口の増減などに関しては、正直ウィキペディアレベルで良いので、まとめておくと安心する。

最も重要な情報源は、市の計画とその結果報告だと思う。たいていは。自治体のHPでダウンロードできるので、必ず見たほうが良いと思う。

このように、徹底的にその自治体について調べることを、いくつもの受験する自治体で行うことで、その「自治体の違い」がわかってくるようになり、面接の回答に、色がでると思う。

どんな面接でも、何らかの形で記録に残したほうが良いと思う

第7希望ぐらいの自治体であっても、試験後にすぐにメモをとるようにしていた。質問内容、その回答、雰囲気など、出来る限りを記載するノートを作った。

カバンの中に録音のできるマイクを入れていたこともあった。記録したことを何度も確認し、まずかったところを正すことと、良かった点を反復することはとても大事だと思った。

印象を残すことは重要だと思う。

どうしても、公務員試験に関しては、典型質問というものがあり、金太郎飴のような、内容に差が出にくい回答となってしまう場合が出てくる。

小さなことでもよいので、なにかインパクトを与えることを意識して、回答を用意しておくと、面接官への印象づけになるので、おすすめしたい。

但し、インパクトを与えすぎると、何だこの受験生は、と思われることもあるので、ちょっとだけでOKと思う。

声の大きさとトーンは「第一印象の第一印象」と、面接対策講座で学んだが、本当にそのとおりだと思う。

他の自治体の試験でもそうだったが、前の受験生が部屋に入るときの声が、やはりみんな小さいと感じた。

緊張はしているし、別に声の大きさがどうのこうので点数に差は出ないとは思うが、上の「印象」には大きく関わってくると思う。

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