受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

大学3年生のときに、葛飾区役所のインターンシップに参加したことがきっかけです。
漠然と多くの方の役に立つ仕事がしたいと思い、当時住んでいた葛飾区役所のインターンシップに参加しました。
民間企業でも、対価を払った人にサービスを提供するので、人の役に立つ仕事だと思います。
しかし、私は対価を払った人だけではなく、より幅広い方にサービスを提供できる公務員に魅力を感じました。
区役所の職員のイメージは、個々がパソコンに向かって淡々と仕事をこなすイメージでしたが、実際に区役所で働いている方々は、コミュニケーションを活発に図り、区民の方を第一に考えて仕事を行っていました。
私もそのように働きたいと考え、公務員を目指そうと思うようになりました。

アガルートをお選びいただいた理由

以前、社会人三年目に公務員試験に独学で挑戦し、失敗した経験があります。
仕事と公務員試験を両立したいと思い、自分の好きなタイミングで勉強できる通信講座が候補に上がりました。

その中でもアガルートは、講義の音声をダウンロードできるので、通勤時間やスキマ時間を有効に利用することができました。
限られた時間で勉強しなければならない社会人にとって、とても心強い味方でした。
一人で勉強する際に弊害になるのは、分からないことがあっても中々一人では解決できないことですが、質問サービスもあり、分からないことを解決しながら学習することができました。
また、別の弊害として、長い期間勉強しなければならない公務員試験は、自分でモチベーションを保つのが難しいと考えていました。
しかし、私の選択する予定のコースでは、合格した際に全額返金サービスが受けられるようになっており、モチベーションアップにつながると考え、アガルートを選びました。

学習の方針と進め方

働きながらの勉強だったため、平日は通勤時間やお昼休みなどのスキマ時間を利用して勉強し、休日にまとめて勉強するのが主な方針でした。
通勤時間などは専門科目の動画を見たり、暗記を中心に行いました。
帰宅後や休日は、問題演習を中心に行いました。
自分の苦手だった数的推理は、毎日問題に触れるようにし、徐々に解けるように工夫しました。
また、特別区単願だったため、苦手な科目のマクロ・ミクロ経済学は捨てて、社会学や行政学の暗記科目で得点を狙いました。
特別区で配点の高いとされる論文対策は、週に1題は必ず目を通すようにしていました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

仕事で忙しい時期があり、普段の勉強時間が確保できない期間がありました。
残業して帰ってくると、ご飯を食べてお風呂に入ったらもう寝る時間、という状況がしばらく続きました。
最初は夜遅くまで勉強していましたが、頭に入らず、睡眠時間もなくなり、仕事も集中できないなど、どんどん悪循環に陥りました。
そのため、夜は思い切って勉強せず、朝いつもより早く起きるようにしました。
頭もスッキリしており、いつもより集中して学習に取り組むことができました。
また、平日あまりできない分、休日のまとまった時間にやらなければ合格できない、と自分自身にプレッシャーをかけて学習をすすめました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

私はとくに数的処理が苦手科目だったので、毎日一問でも必ず解くようにしていました。
また、分からない問題は問題解説の動画を見て、一人でも解決できるシステムがとてもよかったです。

社会科学は、専門試験で法律や政治について触れていたので、こちらも毎日目に触れるように学習を進めました。
時事はアガルートの講義動画で、音声をダウンロードし、移動時間やスキマ時間に自然に勉強できるようにしていました。
また、どの教科の問題集も分厚いわけではないので、繰り返し解くことで確実に実力を伸ばすことができました。

②専門試験対策

座って問題を解くだけではなく、移動時間を専門試験対策に充てていました。
アガルートは講義映像を見るだけではなく、音声をダウンロードすることができるので、憲法や民法で問題を解いてわからなかった箇所を繰り返し聞いていました。

今まで学習したことのない分野でも講義映像で予習・復習ができるので、一人でも学習を進めていくことができました。
また、問題集も分厚いわけではないので、見ただけで嫌になってしまうこともなく、持ち運びも非常に便利でした。

③人物試験対策

面接カードは自分で見返しても、いまいちどこが悪いのかわかりにくかったので、あまり深く考えすぎずにアガルートの添削に頼ることにしました。
自分で考えても不用意に時間を使い、勉強時間が無くなってしまうと考えたので、早い段階で添削してもらうことで、見当違いな道に進まないようにしました。
メールで添削をお願いしましたが、2日ほどで添削していただき返ってきました。
添削が早く、何が良くて何が悪いのかがとてもわかりやすかったです。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

仕事をしながらだったので、平日は通勤時間の2時間と帰宅後の3時間の合計5時間を目安に学習を進めていました。
仕事終わりで勉強が手につかないと感じたときは、夜はすぐ就寝し、朝に勉強をしていました。

休日は、平日にできない分勉強しなきゃ、というプレッシャーで学習を進めていました。
まとまった学習時間が取れなくても、スキマ時間を見つけて、学習を絶やさないようにしていました。
仕事での昼休憩も、暗記に活用できる時はなるべく勉強に費やしていました。
仕事の時は仕事と割り切り、勉強できる時に集中できるように心がけていました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

直前期も、仕事があることに変わらなかったので、ペースを変えず淡々と学習を進めていました。
普通なら追い込みで勉強をする期間ですが、それができないことは事前にわかっていたので、勉強量を落とさないことを意識していました。
特別区では小論文の配点が高いと聞いたので、意識して小論文の解答例を見たり、書くことを1日に1回は最低でも行うようにしました。
勉強のやる気が出ないときはしょっちゅうありましたが、特別区で働きたいという思いが強く、働いている自分の姿を想像することで自分をふるいたたせ、勉強のモチベーションにしていました。

試験期間中の過ごし方

筆記試験前は淡々と学習を進めていました。
筆記試験後、合格発表までは合格か不合格で気持ちが落ち着かない毎日でしたが、それでは何も進まないと思い、合格したと仮定して自己分析や、自治体研究などの面接対策を進めていました。
1次面接後も、合格していると考えて2次面接の対策を進めていました。
常に不安が付きまといながら、学習や面接対策をしていると息が詰まってしまうので、息抜きに友達と飲みに行ったり、おいしい飲食店を探していってみたりと、気分転換をおりまぜて自分が勉強できるように工夫しました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

特に印象的だったのが、数的処理でアガルートで勉強した問題と似た問題が多くあり、計算しなくても答えがわかった問題もあったことです。
今まで苦手で時間がかかっていた科目を早く終わらせることができ、その空いた時間でほかの問題に時間をかけることができたので、比較的余裕をもって教養試験を終えることができました。
時事問題はどんな問題が出るかわからず苦手でしたが、本番はアガルートで学習したとこがほとんどだったので、自信をもって問題を解ききることができました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

憲法や民法は、学習を始めたときから続けてきたので自信があったのですが、いざ本番となり問題を解いてみるとあまり手ごたえがありませんでした。
自分で勉強する時に、ぼんやりと知識を身につけていることが多く、間違いの選択肢に惑わされてしまいました。

一番最初に憲法で自信を無くしてしまい、途中まで引きずってしまいました。
しかし、行政学や社会学で取り戻すことができたので、だんだん自分のペースを取り戻せました。
専門試験は、自分の得意な教科を選び解くことができるので、暗記が得意な自分にはとても合っていました。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

面接カードに沿って、淡々と面接が進んでいく印象でした。
そこまで深掘りもなく、考え込んでしまうような質問もありませんでした。
大きく失敗した印象もなく、話したいことは話すことができたので、落ちたな、という感覚よりは手応えのほうが感じられました。
区面接では、私が社会人ということもあり、周りとの人間関係やストレス耐性、仕事について考えることについてよく聞かれた印象でした。
区面接の方が深掘りをされた印象ですが、答えにくい難しい質問はされませんでした。
ただ私の説明がうまく行かない場面が何度かあり、同じ質問を何度かされてしまったので、ダメだったかな、という印象の方が強かったです。

④合格・内定した時の気持ち

筆記を突破できた時が1番嬉しかったですし、とても安心しました。
特別区のみ受験していたため、不合格だった場合、また来年挑戦と考えると気が遠くなり、不安な気持ちが強かったです。
合格発表まで例年のボーダーを調べたりして、今思えば無駄な時間を使ってしまいました。
結果次第で、自分のこれからの人生に関わると思うと落ち着かない日々でしたが、合格することができて肩の荷がおりました。
アガルートをはじめ、働きながらも勉強を支えてくれた同居人や家族には、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

振り返ってみて合格の決め手

どんなに短くても、勉強を継続できたことだと思います。
私の場合、一日勉強の休暇日など設けることなく、どんなに短い時間でも、必ず何かしらの科目が目に触れるように意識していました。
あえて机の上に出しっぱなしにしたり、ちょっとした外出でもカバンに教科書等を入れるようにしました。
一度勉強しないという頭になってしまうと、だらだらから抜け出せないと思ったからです。
人によって異なりますし、切り替えができる人なら問題ありませんが、私はどんなに少ない量でも必ず勉強するようにしていたことが、合格の決め手だったと思います。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

私は、防災について取り組みたいと考えています。
今までは土木施工管理の仕事をしており、防災について、ハード面から関わることがメインでしたが、ソフト面からもアプローチしたいと思い、防災を志望しています。
台風や水害の時に、避難勧告が出てもなかなか避難する方も少なく、防災意識が低いことを感じました。
いざという時に、人々の命を守る取り組みを考えたいと思っています。
また、インターンシップに参加した際に職員の方のお話で、長年区役所で働いていると住民の方の目線ではなく、職員の目線で仕事をするようになってしまい、なかなか住民の方に寄り添うのが難しくなるとおっしゃっていました。
たしかに、全ての声に耳を傾け、それを叶えるのは不可能かもしれませんが、より多くの方の暮らしやすい町づくりに貢献したいと思っています。

受験生に対するメッセージ

公務員試験は、長い期間勉強や面接対策をしなければならないので、メンタルの維持がとても大変だと思います。
学生は課題や卒論に追われ、社会人の方は仕事と両立しなければならず、他にもやらなくてはいけないことがある中での試験対策になると思います。
大変だなと思う時は、今一度なぜ公務員になりたいのかを考えていただけると幸いです。
私は誰かに公務員になれと強制されているわけではなく、自分で将来定年まで働きたいと思い、自らの意思で受験していることを、何度も自分の中で確認することで、辛い時も前を見て試験対策を続けることができました。
ときには息抜きも必要だと思います!
自分なりの気分転換を見つけて、自分をうまくコントロールできれば幸いです。
辛い時こそ、自分に何度も問いただしてみてください。

民間企業向けの就職活動について

①民間企業向けの就職活動はしましたか?

はい。

②民間企業の就職活動をされていた場合は、どのような業種・職種を志望されていましたか?

公務員がダメだった場合でも就職する予定だったので、建設業の土木施工管理の仕事を志望していました。土木は公共工事が多いので、公務員の面接の際に話しやすいと思ったからです。

③公務員試験の対策と並行していくにあたって工夫したことや大変だったこと等ございましたら、ぜひお聞かせください。

志望動機や筆記対策が異なるので、効率よくやらないとどちらも中途半端になってしまうので、両立が大変でした。

使用していた教材とおすすめの使い方

初めての分野でいきなり問題を解いても解けずにストレスに感じてしまうので、私は講義の動画や参考書を読んでから解くようにしていました。
新しい分野に入ってもストレスなく学習を進めることができたからです。

使用していた文房具やツール

コーヒーとガムは眠気対策に必須でした。