受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

安定した職に就きたかった、という思いが正直一番大きいです。
私の父が自営業を営んでいるのですが、コロナ過で客足が遠のいてしまいました。
そうした事情を一番近い距離で見ていたからこそ、経済的安定性というものを強く求めるようになりました。
ただ、そのことに気付いたのはかなり遅かったです。
というのも、大学3年生の夏に就活を始めたのですが、最初は民間しか見ていませんでした。
「周りがみんな民間に行くから」という浅い理由で、私も民間のインターンなどに参加していました。
結局12月くらいまでずっと民間しか見ていませんでした。
しかしこの頃、「本当に自分は民間に行きたいのか」と真剣に考え始めました。
そこで、先のような経済的安定性という考えに至りました。
また、公務員は社会の基盤・土台を作り、支える仕事だと理解し、公務員に対して一層魅力を感じました。

アガルートをお選びいただいた理由

アガルートのスローガンに惹かれたからです。
大学3年生の1月から試験勉強を始めた私は、とにかく時間が足りないのではないかと不安に感じていました。
色々調べましたが、合格には半年や1年以上かかるなどとネットには書かれていました。
都庁の試験まで4か月を切っていたため、かなり焦りました。
そこでアガルートを見つけました。
アガルートは「最小限の努力で、最大限の成果をあげる」ことを理念として、コスパ重視の教え方をしていることに着目しました。
時間が足りない分、短期集中で勉強しなければいけないことは分かっていました。
だからこそ、私の勉強に対する向き合い方・考え方と、アガルートの指導理念が一致していたため、アガルートを選びました。

学習の方針と進め方

勉強する科目を最大限まで絞りました。
都庁では、教養は択一で出題される一方、憲法などの専門科目は記述でしか出題されません。
記述は難しいと聞いていたので差がつかないと思い、教養科目、特に数的処理を重点的に勉強しました。
知識分野としては時事問題の配点が大きいため、時事問題を中心に暗記しました。
同時並行で憲法・民法を勉強しましたが、演習が十分に積めなかったため、結局直前1週間前から、記述答案をひたすら暗記することにしました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

とにかく間に合うか不安で、過度なプレッシャーに毎日押しつぶされそうでした。
正直、他の受験生と比べて、勉強の進捗は格段遅れていることは分かっていました。
「都庁は間に合わないかな」と思っていました。
そんな中、講師の先生の「とにかく過去問を解け」という言葉を信じました。
最短効率を求めるなら、やっぱり過去問を回し続けるしかないと思っています。

結局、過去問は数年分を3周しました。
都庁の試験のクセを、ひたすら体にしみこませることをとにかく意識していました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

解き方を1から教えて頂いた点がよかったです。
元々数学が大の苦手科目で、数的処理もかなり苦戦しました。
しかし講座では、「このような問題に対しては、このように解いていく」といった解き方のパターンを大量に教えて頂きました。
だからこそ、数的処理をひらめきで解いていくものではなく、解法パターンをインプットし、それをアウトプットしていく作業の一環だと捉えることが出来ました。
また、捨て問もしっかり教えて頂けたため、どこに時間をかけるべきかが明確になり、かなり勉強効率が上がりました。

②専門試験対策

都庁試験においては憲法・民法の講座しか見られませんでしたが、とにかく「最小限の努力で、最大限の成果を」という理念を体現したような授業でした。
覚えるべきこと、覚えなくていいことが明確に指示されたため、勉強効率はかなり高かったです。

また、具体例の提示や、イラストによる視覚的な説明にもあふれており、難解な法律の内容を、適宜自分の中にしっかり落とし込みながら、勉強を進めることが出来ました。
時間の関係上、演習は十分に積めませんでしたが、試験本番でもなんとか食らいつくことが出来ました。

③人物試験対策

人物試験対策に関しては、正直なところあまり活用していませんでした。
面接の作法がまとめられているテキストは一通り目を通し、面接の流れや意識すべきところは理解できました。
また、アガルートでは面接カードの添削や、模擬面接の予約受付をしています。
私は、民間のインターンや友達との模擬面接で、面接を計30回以上経験していたため、面接に対してそこまで不安はありませんでした。
ただ、私のようなケースはあまりいないと思いますので、面接に不安がある方は、予約なども検討してみてください。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

朝が非常に弱かったため、無理に早起きせず、勉強は午後から始めていました。
大学受験を通して、自分はダラダラ勉強するのが好きだが、すぐに集中力が切れてしまうという矛盾する性格を持っていることを熟知していました。
そこで、30分おきに科目を変えたりして、自分を誤魔化しながら勉強していました。

1日何時間勉強したかは分かりませんが、昼過ぎから始めて、夜の24時位まで机に向かっていました。
途中、もちろん食事や入浴などは挟みますが、基本的にはダラダラと勉強していました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

とにかく、机に向かってひたすら勉強していました。
まず、過去問に毎日触れ、試験本番のイメージを明確にしました。
また、専門記述のテキストに書かれている答案をひたすら暗記しました。

大学受験の経験から、ある程度勉強方法は分かっているつもりでした。
例えば、まとめノートは絶対に作らない、とかです。
それを思い出しつつ、「なんだかんだ言っても、どうせ自分は受かる」と常に自分に言い聞かせ、気持ちを高めた状態で本番に臨みました。

試験期間中の過ごし方

都庁の試験が終わって1週間ほどは燃え尽きてしまい、ほとんど勉強しませんでした。
しかし、次の試験が1か月後に控えているため、気持ちを切り替えて勉強に励みました。
教養試験は都庁対策でかなり固めていたので、この1か月は専門対策をひたすらしました。
具体的には、憲法・民法・行政法・経営
学・社会学・政治学・会計学をとにかく高速で回し、ある程度戦える状態に持っていきました。
やはり数学に対する苦手意識は残っていたので、ミクロ・マクロ経済学や財政学は捨てました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

手ごたえは感じました。
一般知能分野では、数的処理の図形問題が解けなかったのですが、それ以外は過去問を解いたときよりも出来ているような感じがしました。
ただ、一般知識分野はそこまででした。
特に、理科科目は全滅でした。
元から時事問題くらいしか勉強しておらず、当然と言えば当然なのですが、大学受験時代のはるか昔の知識を思い返しながら解いていました。
ただ、一般知能分野は自分が思っていた以上に出来ていたような感覚だったので、全体的に見て手ごたえは感じていました。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

絶望的でした。
都庁では10科目から3科目選んで答えるのですが、元々憲法と民法くらいしか勉強が間に合わなかったので、スタートラインにも立てていませんでした。
しかも、出題内容は完全に勘がはずれました。

何とか講義動画を思い出しながら、その場しのぎで解いていくという感じでした。
憲法・民法共に聞かれていることに対して、何とか食らいついて答えましたが、正直5割行っていればいいかな、という感じでした。
ちなみに、残りの1科目は適当に財政学を選びましたが、ほぼ白紙で提出しました。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

手ごたえは半々といったところでした。
民間就活で面接を30回以上経験していたので、気持ち的には楽でした。
しかし、面接官の方の深掘りがとにかく厳しかったです。
また、想定外の質問も飛んできて、それに対する深掘りも同様に厳しかったので、なかなか一筋縄ではいきませんでした。

ただ、姿勢をよくして堂々とするとか、とにかく笑顔を絶やさないとか、そうしたノンバーバルの部分に細心の注意を払って答え続けました。
終わった瞬間は解放感と共に、これで落ちたらしょうがないといえるくらい、悔いなく終わることが出来ました。

④合格・内定した時の気持ち

内定を頂いたときは、本当に嬉しかったです。
結果的に短期集中になってしまい、ずっと不安を抱えた状態で日々を過ごしてきたので、最終的に結果を出すことが出来て、本当に嬉しかったのを覚えています。
と同時に、民間を含めると1年以上就活に取り組んできたので、「もう就活をしなくていいんだ」という解放感に浸りました。
ずっと勉強に時間をささげてきたので、とりあえず何も考えずに思いっきり寝て、思いっきり遊ぶ日々をそこからずっと過ごしております。

振り返ってみて合格の決め手

アガルートに通ったことです。
独学では合格は難しいということは最初から分かっていたので、予備校に通うことに特段迷いはありませんでした。
といっても予備校はたくさんあります。
私は自分の置かれている状況に鑑みて、じっくり腰を据えて勉強するのではなく、最短効率で合格するしか時間がないと思っていたので、アガルートを選びました。
最終的に結果を出すことが出来たので、アガルートに通ったことがやはり合格の決め手だと考えています。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

私は教育関係に興味があります。
なぜなら自分の人生を振り返った時、「勉強」が1つの軸になっているからです。

特に大学受験は、高校3年間必死に勉強して臨みましたし、本当に自分の人生を左右する1大イベントでした。
また、大学入学後は塾講師のアルバイトをしており、今度は自分の受験から、目の前の生徒の受験をサポートする立場に変わりました。
このように私の人生は、勉強ひいては教育と密接に関わっており、都庁に入都してからも教育関係の仕事に携わりたい、と必然的に思うようになりました。
もちろん、このことは志望動機と絡めて面接でも話しましたし、東京都の子どもたちの教育に何かしらの形で携わっていきたい、と強く思っております。

受験生に対するメッセージ

勉強本当にお疲れ様です。
公務員試験は民間と比べて日程が遅めなので、民間組とついつい比較してしまうと思います。
私も「民間組はもう就活終わってるのに、自分はまだ面接があるのか」と精神的に病みそうになりました。
しかし、比べてもしょうがないです。
比べたところで何も変わりませんから、残された日々を1日1日大切にして頂きたいです。
また、他の人の発言を鵜呑みにしすぎないということも必要だと思います。
よく目にするのは、「試験勉強を1人でやるのではなく、仲間を見つけましょう」というものです。
確かに、誰かと一緒に勉強すればモチベの維持にはなるかもしれません。
しかし、例えば私は1人で勉強することが好きでしたし、誰かと勉強するとかえって気を遣ってしまいそうだったので、ずっと1人で勉強しました。
このように1人1人性格は違いますから、無理のない範囲で自分にあった勉強スタイルを見つけてみてください。

民間企業向けの就職活動について

①民間企業向けの就職活動はしましたか?

はい

②民間企業の就職活動をされていた場合は、どのような業種・職種を志望されていましたか?

金融業界

③公務員試験の対策と並行していくにあたって工夫したことや大変だったこと等ございましたら、ぜひお聞かせください。

大学3年生の3月に民間就活の本選考が解禁されるため、特に3、4月は民間就活と公務員試験勉強の調整や時間の管理が本当に大変でした。

使用していた教材とおすすめの使い方

テキスト、過去問(実務教育出版)

使用していた文房具やツール

ブドウ糖