受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

https://www.agaroot.jp/komuin/senmon_kyoyo_cr/

公務員を目指すきっかけ

公務員を目指すきっかけとなったのは、国税専門官という仕事に興味を持ったことが大きく影響しています。
大学に入学した当時は、漠然と金融機関に就職したいと思っていたため、公務員試験についてはほとんど考えたことがありませんでした。
しかし、大学2年生の後半に、所属している大学のゼミで税務署職員の方による国税専門官の説明会に参加した際に、国税専門官の仕事に興味を持ち、私の中で公務員という選択肢が生まれました。
そこから、国税専門官をはじめ、公務員の仕事について調べているうちに、民間企業と異なり、社会全体の利益を考え、国民の生活を支える公務員の仕事に魅力を感じ、大学3年次の夏ごろには、金融機関への就職活動から完全にシフトして、公務員試験の勉強に取り掛かるようになりました。

アガルートをお選びいただいた理由

アガルートに決めた理由は次の2点です。
まず、1つ目は、Webでのオンデマンド型の授業であるため、場所や時間に関係なく受講でき、何度も繰り返し授業を聞き返すことが出来る点に魅力を感じたからです。
これまで、一度の授業だけでは理解できないと思うこともあったため、繰り返し聞き返せる点は大変有り難い点だと感じます。
2つ目は、内定特典として返金・お祝い金を受けることが出来る、と知ったからです。
公務員講座を受講するにあたって経済的な面で不安があったため、このような特典は魅力的でしたし、内定を獲得したいというモチベーションにも繋がりました。
また、受講料も他の公務員試験講座と比較して安かったため、受講に踏み切りやすかったです。

学習の方針と進め方

私は、公務員を目指し始めたのが試験前年の夏頃であったため、9月から勉強を開始しました。
初めは、教養科目であれば数的処理、専門科目であれば、憲法、民法、経済学を中心に学習を進め、その他の行政法や経営学、財政学などは、年明け又は2月から本格的に学習を開始しました。
ただ、もう少し早めに学習を始めていれば、直前期に焦らなくて済んだのかな、と反省しています。
また、基本的には講義を視聴し、その単元が終わるごとに問題集を解くことで理解を深め、その後は何度も何度も問題集を繰り返し解く方法で学習を進めていました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

私は、公務員の模擬試験を2月から3月にかけて受けていたのですが、目標点数に全く届かず、あと数か月後に控える試験本番に向けて不安が募り、精神的に落ち込んでしまった時期がありました。
そのため、このままでは良くないと思い、それぞれの科目に対して考え方を変えていきました。
例えば、苦手な科目に対しては「5問中2問でもあたれば良い方」とし、得意科目でしっかり点数を取るようにしよう、と考えました。
このように考え方を変えたことで、勉強の仕方も効率的になり、点数も伸びるようになりました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

教養科目の中では、国税専門官の試験で配点が高い数的処理の講義を多く利用させていただきました。
講義視聴後に同時並行で問題を解くという形で勉強を進め、1周し終えてからは、問題集をひたすら繰り返し解くようにしていました。

繰り返し解く中で、苦手な問題や理解が追い付いていない部分があれば、その度に講義動画を見返していました。
また、独学では見つけるのが難しかったであろう解法も教えて頂けたため、数的処理が苦手な私にとっても大変分かりやすい解説であり、有難かったです。

②専門試験対策

専門科目対策講座では、ほとんどの科目で大変お世話になりました。
1周目は、講義視聴後に問題集を解くようにし、それ以降はひたすら問題集だけを繰り返していました。しかし、重要かつ苦手な科目であった民法や経済系に関しては、2周目以降も講義動画を利用しながら問題集を繰り返したことで理解が深まりました。
また、法律科目は講義用冊子と問題集の冊子が別々であったため、反復学習を行うにあたって大変使いやすいと感じました。

③人物試験対策

人物試験対策の講座では、良い例と悪い例の面接再現動画があったため、どのようなことに注意して面接を行えば良いのかが具体的にイメージしやすかったため、大変参考になりました。
また、面接対策は基本的に大学のキャリアセンターを利用していましたが、アガルートの模擬面接の方も利用させていただきました。
うまく答えられない場面もあり、厳しいお言葉を頂くこともありましたが、お陰様で自分に足りていないことを客観的に知ることが出来たため、利用して良かったと感じています。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

基本的に、用事がない日は1日を勉強時間に充て、用事がある日も時間を見つけて勉強することで、1問も解かない日を作らないようにしていました。
1日勉強できる日は、数的処理と経済学は午前中に、法律科目は午後に、その他は夜に取り掛かるなどルーティーン化することで、メリハリをつけて学習していました。
また、睡眠不足になると勉強もはかどらなくなるため、夜遅くまで勉強するということはせず、早寝早起きを心がけることで、午前中から集中して取り組むようにしていました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

直前期は、問題集を繰り返すということは変わりなく行っていましたが、専門記述対策や時事対策もしっかり行っていくようにしていました。
時事対策に関しては、電車などの移動時間を使うことで、効率よく学習することを心がけていました。

また、問題集に何度も間違える問題に付箋を付けていたため、そういった苦手な部分をピックアップして解き直し、ノートにまとめることで、少しでも苦手な問題を無くしていくようにしていました。
試験直前はとても緊張していましたが、ここまでやってきたから大丈夫、と自分に言い聞かせ試験に挑みました。

試験期間中の過ごし方

筆記試験が終わると面接試験になりますが、その切り替えが難しかったです。
筆記試験の点数は、答え合わせをしてみると合格できる点数であったため安心していましたが、専門記述が上手くいかず、不安が膨らむばかりで中々面接試験の対策に身が入りませんでした。
そのため、気分転換を含め場所を変えながら面接準備をすることで、次第に切り替えていけるようにしました。
実際、専門記述は足きりの点数ではなかったため、そこまで不安がらずに、前向きに切り替えて面接対策に取り組めばよかったな、と思いました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

正直な所、見直す時間もないほどギリギリになってしまったので、しっかり点数が採れているか不安でした。
しかし、後で答え合わせをした所、思ったよりも出来ており、今までで一番良い点数が採れたため安心しました。

苦手な数的処理も思っていたより正解していたため、直前まで問題集を繰り返した成果が出て良かったです。
また、知識問題にはほとんど学習時間を充てていなかったため、当たったらラッキー程度でしたが、時事問題が思った以上に解けなかったので、もう少し対策するべきでした。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

全体的にはいつも通り解答でき、しっかり見直しもできましたが、民法の手ごたえが良くなかったため不安でしたが、難易度的には例年通りに感じました。
また、専門記述の試験で会計学を選択しましたが、予想していなかったテーマが出てきたため焦りました。
そこで、正確には書けなくても重要なキーワードを入れることに注意しながら書きました。
終えた後は、足きりになっていないか不安であったため、もう少し幅広く専門記述の対策をしておけばよかった、と感じました。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

明るい良い雰囲気で、面接を終えることが出来たと思います。
私が受験した公務員試験の中で、1番初めの面接が国税専門官であったため緊張しましたが、笑顔で明るい表情、かつ面接官との対話を心がけていたことが良い方向に繋がったのだと思います。

また、面接を受けるにあたって、質問集を作って対策をしましたが、用意したものは暗記しないようにしていました。
暗記しないことで、面接本番でも自然な対話をしやすくなるため、面接官にも良い印象を与えることが出来ると思います。

④合格・内定した時の気持ち

内定を頂けたときは、とにかく嬉しかったですし、とても安心しました。
公務員を志すようになってから約1年間でしたが、これまで試験勉強を頑張ってきてよかった、と思いました。

合格発表の直前まで不安でいっぱいだった分、自分の受験番号を見つけた時の喜びは大きいものでした。
試験勉強をしていた時は、友人と遊びに行くこともせずにひたすら勉強する日々であったため、精神的に辛いこともありましたが、それを乗り越えて頑張ることが出来たので、そこは今後の自信にしていきたいです。

振り返ってみて合格の決め手

合格の決め手は、何があっても諦めずに継続し続けることだと思います。
公務員試験は科目が多いうえに、長丁場のため、思うように勉強の時間が確保できない時や、点数が中々伸びない時は精神的にも疲れてしまいました。
民間企業の内定を頂いていたこともあり、試験勉強を途中で辞めたくなる時もありましたが、就職活動を絶対に後悔したくない、絶対に第一志望の国税専門官になると言い聞かせ、一問も問題を解かない日を作らないよう継続的に取り組みました。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

国税専門官として、不正な納税は絶対に許さないという使命感を持って、業務を遂行できる職員になりたいです。
税金は、国の財政基盤を支える国家の原動力であり、税を適正公平に賦課・徴収する使命を持つ国税専門官の役割は大きいものだと思いますし、この役割を果たしていくことは、仕事のやりがいにもつながると思います。
また、国税専門官の仕事は、不正を正し、公正な課税を実現することだけではなく、納税者の方に税の知識や正しい納税への理解を深めてもらうことも重要な役割だと思っています。
そのため、このような役割を担っているという自覚を持ち、税金に関する専門的な知識を活かしながら、国民の方のみならず一緒に働く職員の方々からも信頼される職員となれるよう努力したいと思います。

受験生に対するメッセージ

公務員試験は試験勉強の期間から内定が出るまで非常に長丁場な試験のため、途中で挫折しそうになることも不安になることも多くあると思います。
しかし、諦めずにコツコツ続けていくことで、終わった後には大きな達成感を得ることが出来ますし、頑張ってきたことは自信にも繋がります。

私の反省点でもありますが、不安になりすぎてしまうとかえって良くないので、適度に息抜きをすること、そして周りの人に相談することをお勧めします。
また、公務員試験は取捨選択も重要だと感じました。
得意な科目や自信のある科目、苦手な科目や重要度の低い問題を見極めることで、効率よく勉強することが出来ると思います。
内定が出るまでは気が抜けないとは思いますが、自信をもって前向きに頑張ってください!

民間企業向けの就職活動について

①民間企業向けの就職活動はしましたか?

はい

②民間企業の就職活動をされていた場合は、どのような業種・職種を志望されていましたか?

公務員と形態の似た公法人を志望していました。

③公務員試験の対策と並行していくにあたって工夫したことや大変だったこと等ございましたら、ぜひお聞かせください。

民間企業の面接を受けるにあたって、志望先の研究や面接対策もしっかり行っていたため、公務員試験の勉強にあまり時間が取れなかった時は少々不安に感じていましたが、1日で民間企業の対策する時間を決め、計画を立てながら対策をすることで問題なく並行することが出来ました。