国家総合職になりたいけれど、予備校選びや勉強の仕方で悩んでいませんか。

「できるだけ安く、短期間で国家総合職に合格したい」

「たくさんある予備校の中から自分にあった予備校を知りたい」

と考えている方も多いのではないでしょうか。

このコラムでは各予備校の特徴や費用、自分にあった予備校がわかり、国家総合職試験合格に一歩近づきます。

国家総合職におすすめの予備校5校の特徴・費用を比較

下記の6つの観点から5校の予備校を比較していきます。

アガルート

価格	【国家総合職（教養区分・法律区分併願）カリキュラム】￥327,800円 【国家総合職（法律区分）カリキュラム】￥327,800円
合格率・実績	公務員内定者数66人※2022年度から実績公開
講義内容・特徴	短い講義、倍速・音声ダウンロード可
面接対策	回数無制限の添削、官庁訪問シミュレーション
学習サポート	月1回のカウンセリング、Facebookでの回数無制限の質問
教材（テキスト）	基礎から応用まで対応するフルカラーテキスト

近年人気や実績も急上昇中のオンライン専門の予備校です。

圧倒的なコストパフォーマンスと好きな場所でいつでも勉強できると評判。授業や仕事が忙しいため、値段や効率重視の方におすすめです。

合格実績は2022年から公表されるようになり、2年間で7倍に合格者数と受講者数が伸びています。

音声ダウンロードやデジタルテキストブックの活用で外出先でも学習が可能です。講義も20から30分と短いため、隙間時間を活用して効率的に勉強することができます。

回数無制限で面接カードや論作文の添削ができるため二次対策も心配いりません。

さらに、官庁訪問シミュレーションという国家総合職を目指す上では欠かせない部分までサポート体制が徹底しています。

専門サポーターとの月1回の定期カウンセリングやFacebookを活用した365日24時間無制限に質問できる制度もあり、フォロー制度も充実しています。

通信講座は孤独になってしまいやすいのがデメリットです。しかしながら、アガルートはメンタルケアを行ってくれるため、モチベーションを維持しやすく、オンライン予備校の欠点をカバーしています。

司法試験や行政書士といった法律系難関資格にも高い合格実績があるため、法律科目は特に高水準の学習が可能でしょう。

オリジナルテキストは担当講師が自ら作成しているため、授業内容とマッチした教材になっています。フルカラーや図表を多用しているため、視覚的に理解しやすいこともポイント。

国家総合職に合格した方は内定特典としてお祝い金や全額返金といった破格のサービスがあります。

料金が他の予備校と比較して低価格であるにもかかわらず、友人と一緒の入会やほかの予備校からの乗換で最大20％も割引があります。

LEC

価格	【2024年合格目標国家総合職(法律・教養区分)Standardコース】￥488,000円
合格率・実績	1~10位合格者116人（うち1位合格者24人）※2022年度実績
講義内容・特徴	通学・通信（WEB動画、DVD視聴）にも対応
面接対策	回数無制限の模擬面接、先輩の面接情報を検索可
学習サポート	担任講師制度（質問・アドバイス）、フレックス制度
教材（テキスト）	2色刷りテキスト

上位合格者を多く輩出しており、全国展開している大手予備校です。

手厚いフォローや2次試験サポートが魅力で、自分にあった方法で学習できます。理系区分の講座もあります。化学や農学といった理系区分での受験を目指す方も検討する価値があるでしょう。

通学や通信だけでなく、WEB動画やDVDの視聴など学習方法の種類も豊富。音声ダウンロードも可能であるため、移動中も勉強できます。

全国展開で設立30年以上の歴史があるため過去に受講した生徒も多く、ノウハウやデータが十分蓄積されています。先輩たちの面接情報をデータベースで検索できることで、効率的に対策ができるでしょう。

加えて、オンライン面接の実施や面接官が元公務員や人事の経験者であるため、面接対策に力をいれていることがわかります。

担任講師が合格まで同じであるため、質問や相談も行いやすいです。通信講座ではフレックス制度を導入しており、3人の講師から自分に合った講師の講義を受講することができます。

伊藤塾

価格	【国家総合職コース（教養区分・法律区分）コース】￥598,000円
合格率・実績	内々定80.2％　※2023年速報
講義内容・特徴	録画WEB講義、オンラインライブのゼミ
面接対策	回数無制限の模擬面接、集団討論やプレゼンの練習
学習サポート	WEBからいつでも質問可、カウンセリング、スケジューリング制度
教材（テキスト）	出題範囲が網羅された2色刷りテキスト

合格率や官公庁の内定実績が高く、法律系に強い予備校です。

講師の大半が弁護士資格保有者であり、特に法律区分の授業の質が高いことが魅力。ハイレベルな講義には定評があります。

受け身の授業だけでなく問題を解く演習に重きを置いているため、本番でも学習したことを発揮しやすいでしょう。

2023年速報値で、国家総合職内々定が全体で35.6％であるのにもかかわらず、伊藤塾受講者は80.2％と非常に高いです。

基本的に時間や場所に縛られずに学習できるWEB講義です。一方で、一緒に考える必要があるゼミに関してはオンラインライブを行っており、つまづかないようにサポートします。

アウトプットを重要視しているため、合格するレベルに達するまでできる模擬面接、プレゼンテーションやディスカッションも繰り返し練習できます。

論文や記述問題の添削も充実しているため、二次試験も不安がありません。WEBのマイページから24時間いつでも質問できます。

講師や合格者とのカウンセリングや学習進捗度管理をスタッフが手伝うスケジューリング制度も実施しています。

テキストは2色刷りであるため、重要な場所が目立ちます。出題される問題はほぼ網羅されており、買い足す必要がありません。

国家総合職と司法試験合格の併願ができるコースもあるため、進路に悩んでいる方におすすめです。

早期割引で3万円、受講相談やガイダンスに参加した方に割引で1万円OFFの制度もあるため、予備校費用を抑えることができます。

TAC

価格	【国家総合職　法律本科生】￥539,000円　※入会金￥10,000円
合格率・実績	国家総合職の最終合格者数217人※2022年度
講義内容・特徴	質の高い講師、模擬試験
面接対策	面接カード添削、官庁訪問対策
学習サポート	内定者アドバイザー制度、担任制度
教材（テキスト）	国家総合職専用の2色刷りテキスト

質の高い講師と確かな実績が特徴の大手予備校です。

特徴として、政治・国際区分に対応している講座があります。

また、国家総合職試験（院卒者）や教養区分で実施される政策課題討議試験や教養区分で実施される企画提案試験も練習できるため、進路が決まっている方は特に区分に特化した対策が可能です。

合格実績をかなり細かく公表しているため、国家総合職の採用試験合格にかなり自信があることが伺えます。

通学講座と通信講座があるため自分にあった勉強方法を選択できることもポイント。

カウンセリングや面接練習が官庁訪問で役に立ったという口コミもあります。不透明な面接や官庁訪問についても詳細な情報が手に入ります。

配点割合の高い二次試験対策は特に充実しており、フォローもバッチリです。

担当の講師への相談だけでなく、内定者アドバイザーが在籍しており、各校やオンラインで、実際に内定した先輩から生の声を聞くことができます。実際のリアルな体験談は不安解決の糸口になるでしょう。

大原

価格	【2024年春受験合格目標国家総合職（法律）合格コース】￥548,000円 ※入会金￥6,000円
合格率・実績	公務員試験の最終合格数3,196人　※2022年度
講義内容・特徴	Web講義をダウンロード可、全国規模の模試
面接対策	模擬面接、集団討論、プレゼンの練習、政策研究
学習サポート	プロ講師に質問可、オンライン個別指導、欠席時フォロー
教材（テキスト）	出題傾向を分析して作成した2色刷りテキスト

他の予備校と比較しても公務員試験の合格者数が多い予備校です。

通学と通信どちらにも対応しており、生活スタイルに合わせて講義を選択が可能です。

全国規模の模擬試験もあるため、本番で緊張して普段の力が発揮できないということがありません。

模擬面接や面接カードの添削はもちろん、集団討論やプレゼン、政策研究にも対応。国家総合職の最後の砦ともいえる官庁訪問の対策が充実しているため安心できます。

大原は講師数が多く、待つことなくプロに質問ができます。オプションですが、Skypeを活用したオンライン個別指導も実施。

さらに、欠席した時もWEB講義が標準装備されているため振り替えがすぐできます。

学習環境を整えた自習室の設置があり、家では勉強に集中できない方は特に役立つでしょう。

【価格・安さ】予備校おすすめランキング

順位	予備校	講座	価格
1位	アガルート	国家総合職（教養区分・法律区分併願） カリキュラム	327,800円
2位	LEC	2024年合格目標国家総合職(法律・教養区分) Standardコース	488,000円
3位	TAC	国家総合職　法律本科生	539,000円 ※入会金10,000円
4位	大原	2024年春受験合格目標国家総合職（法律） 合格コース	548,000円 ※入会金6,000円
5位	伊藤塾	国家総合職コース（教養区分・法律区分）コース	598,000円

価格の安さでは圧倒的にアガルートに軍配が上がります。

オンラインに特化しているためこの値段が実現しています。出題傾向や重要度により厳選して学習ができることで、短期間で合格を目指せます。

一方で重要な項目に学習範囲を絞っているため、出題範囲をすべて学習することには向いていません。面接練習は対面とオンラインを選択できますが、都市部にしかラウンジがないため地方の方は対面して練習することは難しいでしょう。

LECは中価格帯ですが40万円を下回ることは難しいです。政治・国際区分のコースはないため、専門に関しては独学することとなります。

しかし、メリットとして理系区分における対応があることや上位合格者が多数いるため、満足度が高いです。

TAC、大原、伊藤塾は50万円以上かかる高価格帯です。

全国に校舎があるTAC・大原、弁護士の資格保有者であるハイレベルな講師陣が在籍する伊藤塾であるため価格は高いです。

一方で、メリットも多数あります。

TACは政治・国際区分に対応しており、模試を受験可能です。

大原は学習環境の整った自習室が利用でき、早稲田校で早稲田大学生や日吉校で慶應義塾大学生であれば特別価格で受講できます。

伊藤塾は法律科目に定評があります。

一部予備校には入学金が必要なところもあります。全体を通していくらかかるかを比較するのが重要です。

予備校費を安くするために、早期割引やグループ割引といったクーポンや割引制度の利用をおすすめします。

ガイダンス・受講相談会への参加、資料請求でWEB上で掲載されていない値引き制度もあるため費用を安くするために活用できます。

【試験区分別】おすすめの予備校を解説

法律区分を目指す人におすすめの予備校

アガルート

最短で合格することをモットーにオンラインに重きをおいている予備校です。

勉強に時間のかかる法律系の科目も効率的に学習できます。出題範囲をすべて勉強するのではなく、合格するために必要な学習のみ厳選されています。

出題範囲カバー率もかなり高いです。

重要度でランク付けがあり、フルカラーと図解を多用することで視覚的に理解することができます。

仕事や授業で忙しい方でも法律区分での合格を目指せるでしょう。

伊藤塾

弁護士資格保有者といった法律に造詣が深い講師がレベルの高い講義をしてくれます。

司法試験や司法書士といった法律系資格試験にも対応している講義もあるため、実力は十分といえるでしょう。

口コミでも法律系の講座は評価がかなり高いです。

伊藤塾には司法試験と国家総合職を併願するコースもあるため両方受験することができます。

法律科目に力を入れたい方におすすめの予備校になります。

大原

国家総合職の合格多数と実績もあり、どの科目も安定感があり苦手ができにくいと評判です。

具体例を多様しているため、とっつきにくい法律も理解しやすいです。

専門講師が多数在籍しているため、待たずに疑問点ができたらすぐ質問できます。

Skypeを利用したオンラインでも個別指導が受けられます。

躓きをすぐ解決するため、合格へ前進できるでしょう。

教養区分を目指す人におすすめの予備校

アガルート

受講生サポートも充実しており、モチベーション維持が可能です。

Facebookでいつでもどこでも何回でも質問ができ、通信講座でもわからないことを作らせません。

月1回のホームルームも魅力のひとつです。

オンラインでも模擬面接や面接カードの添削を実施しているため、一次試験合格後も手厚いサポートをしてくれます。

TAC

教養区分で実施される政策課題討議試験や企画提案試験も練習できるため、進路が決まっていれば効率的に特化した対策が可能です。

筆記の対策に加え、面接練習や官庁訪問のフォローも充実しています。

最終合格者だけで無く、内定者数が多いため、充実度がわかります。

過去の受講生から集めたリアルな情報も閲覧可能です。

二次対策に不安がある方は検討する余地があるでしょう。

LEC

さまざまな受講方法があり、時間がない社会人や学生でも仕事や勉強との両立ができます。

LECは二次試験対策にも力をいれている予備校です。教養区分は論作文試験や企画提案試験があるため、LECのように添削が丁寧であることはポイントが高いです。

また、集団討論の実施や元公務員による模擬面接も行っています。

合格後も官庁訪問対策で行きたい官庁の内定をつかみ取れます。

国家総合職の予備校はいつから行くべき？

国家総合職に合格するために勉強を始める時期として適切なのは、受験予定の1年半より前からです。

大学4年生の時に受験するとなると、大学3年生の春休み前からがベストなタイミングです。

一般的に1,500時間程の勉強時間が必要になると言われています。

1日3時間勉強するなら、500日つまり1年半は勉強時間を確保する必要があるということです。

一次試験の筆記試験は一般教養を幅広く勉強する必要があります。

さらに、専門の記述や論作文、政策課題討議、面接の対策も重要になってきます。

行きたい官庁に内定をもらうため、官庁訪問対策も忘れてはいけません。

国家総合職になりたい方へ

今回の記事では国家総合職に合格するためにおすすめの予備校を比較しました。

自分に合った予備校を選ぶことが合格への一歩となります。

予備校選びを失敗する原因として多いのが情報収集不足です。

アガルートでは国家総合職になるために、無料の受講相談や初めて公務員試験を受験される方のためにガイドブックの配布、無料体験を実施しています。

オンラインで気軽に申し込みできることも魅力です。

迷ったり、悩んだりする場合は自分に合うか情報を集めて確かめることが必要です。

まずは相談、資料請求をしてみてはいかがでしょうか。