合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契

定年を機に新しいことに挑戦してみようと思い立ち、以前から興味のあった行政書士の受験をすることにしました。高校を卒業後、税務大学校に入校しその後税務署勤務をしておりましたが、若いうちに退職し、以降民間企業にて経理業務を行ってまいりました。

若いころは税理士を目指して、実際に受験もしたことがありますが、税理士は5科目の合格が必要でボリュームも大きいため仕事との両立が難しく1科目合格したところで挫折しました。行政書士はなんとか仕事と勉強の両立もできそうに思いましたので、思い切って受験してみようと思いました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

受験にあたって、最初は独学も考えていましたが、ネット検索で最初に引っかかったのがアガルートで、調べてみると合格率も高く、また、合格すると受講料の返金もあるということなのでこちらに決めようと思いました。

合格体験記・学習上の工夫

受験の環境が整ったのが1月で、11月の試験に向けてまず大まかな計画を立てました。

6月までに豊村講師による全科目の授業を受講し、各科目の各単元が終了したらそこまでの過去問をとりあえず解いてみました。7月から9月は過去問中心に回していき、1周目は1問終わるごとに林講師の解説を視聴しました。2周目以降は、わからないところや間違ったところを中心に再度解説を視聴しました。

9月の後半から、田島講師の逐条ローラーインプット講座を受講し理解を深めていきました。10月の中旬にアガルートから送られてきた模擬試験をやってみましたが、結果は惨憺たるもので自己採点では140点台でした。

市販の模擬試験問題集(3回分)を購入しやってみましたが、どれも結果は似たり寄ったりで特に一般知識は2回分の模試で足切りの点数しか取れませんでした。

ただ、過去問では1回目のチャレンジで8割以上正解できていたので、とにかくあきらめず、豊村講師の推薦されていた現代社会や時事のテキストを購入し読み込みました。

試験の直前には田島講師の時事問題・文書理解の本を購入し何度も読みました。

最後の1か月は、択一式についてある程度の自信が持てるようになってきましたが、記述に関しては全くの準備不足で、講義の時に豊村講師が「〇記マーク」を付けられたところをノートにまとめるくらいしかできませんでした。

不安を抱えたままでの受験でしたが、実際に受けてみると思った以上に解答でき、特に一般知識は14問中12問正解できました。自己採点で記述を除き178点獲得できていたし、記述もなんとか部分点は取れていそうだったのでおそらく大丈夫だとは思いましたが、実際に合格発表があるまではドキドキの毎日でした。

模試の結果で何度も心が折れそうになりましたが、最後まであきらめずに悪あがきをしたことがよい結果に結びついたと思います。豊村講師が授業の時におっしゃっていた、最後の1か月で実力が飛躍的にアップするということを実感した試験でした。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

講義については、民法、行政法、憲法・基礎法学、商法、一般知識の順で受講しました。ほぼ初学者同然でしたので、まず講義を視聴し、その後テキストを読み込みました。講義をすべて受講するだけでもかなりの時間が必要でしたが、1つのユニットが比較的短時間でまとまっていましたので、自分の都合に合わせた学習ができました。

民法に関しては「分からなくてもとりあえず先に進んで2、3周するうちに理解できます」と豊村講師がよく言われていたので、とにかく先へ先へと進むように心がけました。たしかに最初は理解できなかったところが2、3周するうちになんとなく理解できるようになってきました。

行政法や憲法については、判例が多く出てきましたが、テキストでは判例の抜粋のものが多かったので、気になる判例についてはネットで検索して、全文を読むようにしました。

商法は受講するかどうか迷いましたが、とりあえずざっと講義を視聴しました。一般知識では個人情報保護法と情報通信関係が苦手だったので、これを重点的に学習しました。入門総合講義ということでしたがレベルはかなり高いと思います。

ただ、分かりやすい講義だったので、途中で挫折することなく最後までやり遂げることができました。

短答過去問解析講座のご感想・ご利用方法

過去問集の2周目をやったときに短答過去問解析講座を視聴しました。過去問については全科目最終的に5周回しましたが、それぞれ正解できなかった時に再度講座を視聴して分からないところをつぶしていきました。特にAランクのものは絶対に落とさないように、確実にできるようになるまで何度も視聴しました。

問題によっては「もうこれは出ません」と林講師があきれたように言われることもありましたが、それが自分にとってはある意味息抜きの時間にもなりました。

初めての受験で、不安ばかりが多かったのですが、過去問をこなすことにより、試験の傾向を把握でき、問題を繰り返し解くことで確実に実力がアップしていくことを実感できました。とても分かりやすい解説で感謝しております。

記述過去問解析講座のご感想・ご利用方法

自分の一番のネックが記述でした。最初のうちは何を書いたらいいのか全く分かりませんでした。この講座で問題をどのように検討し、解答に導いていけばよいのかを学習しました。

特に、最初に聴いた民法は「①要件型②効果型③その他」、行政法は「①定義型②手段提示型③要件型」の問題が多いということを念頭に学習を進めました。問題を読み解答の下書きをし、それを40字程度にまとめる、その際に必要なキーワードは入っているか、これで部分点は取れるのかを意識しながら学習しました。

やっているうちに、やはり記述は条文理解が進まないと書けないと思い知らされ、逐条ローラーの講義を並行して受講して条文理解に努めました。

記述の学習は時間の関係上あまり進みませんでしたが、取り組んだことで択一式に良い影響が出たように思います。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

民法も行政法も最終的には条文理解が必要だと思いましたので、逐条ローラーインプット講座を受講しました。

法律独特の言い回しに慣れるまで少し苦労しました。ただ、田島講師が丁寧に分かりやすく解説してくださったので、条文に対する理解が進みました。条文を読んで分かりにくいところや疑問点はテキストで復習するようにしました。また、田島講師が条文について逐一ランクを付けてくださったので、どの条文が重要なのか一目でわかり、読み返すときにとても役立ちました。

逐条ローラーインプット講座を受講していた時期はほぼ直前期にあたったため、時間的な余裕がなく、1.5倍速での受講となりました。ただ、この時に使用した田島講師が作成したレジュメは、復習にとても役立ちました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

もともと文章理解にはかなり自信を持っていたのですが、実際に問題を解答してみるとなかなか正解できず。自信を失いかけていました。

この講座で田島講師が強調されていた、「文章理解は反復、対比構造のマクロの視点がとても重要である」ということを念頭に文章を読んでいきました。

空欄補充や要旨把握は比較的早めにこなすように慣れていきました。文章整序問題も接続詞・指示語・キーワードに注目してグルーピングすることで、段々と正解することができるようになりました。

文章を読むときに、この部分はどこに対比しているのか、何を反復しているのかを意識することで、少しずつ筆者の意図しているものが見えてきたような気がします。この講座のおかげで、本番では文章理解の3問を全問正解することができました。

『択一式対策完成への問題』解析講座のご感想・ご利用方法

他資格試験の問題ということで、少し難易度が高いように感じました。民法の過去問を5周回した後、総仕上げのつもりで受講しました。まず問題を解き、その後解説を視聴しました。

比較的組み合わせ問題が多かったような印象を受けました。すべての肢が分からなくても正解することができましたが、やはりもっと確実に知識を身につけないといけないということを実感しました。解説を視聴するときは、肢のひとつひとつについて、確実に理解するように意識しながら学習しました。

一度聴いて分からなかったときは、総合講座とテキストに戻り、その単元を視聴して再度問題に取り組みました。民法の過去問集だけでは少し足りないなと感じていたので、この講座は総仕上げとしてとても役立ちました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

印象としては、とても難しかったと思います。私が模擬試験に挑戦したのは10月に入ってからでしたが、点数は自己採点で140点しか取れませんでした。また、一般知識は4問しか正解できず少なからずショックを受けました。残された時間は1か月しかなく、今年はもうだめかもと思いました。

ただ、この時豊村講師の「最後まであきらめないで」という言葉に励まされ、最後の悪あがきをしたことが、合格に導いてくれたと思っています。過去の本試験の問題と比較しても、アガルートに限らず、予備校の模擬試験の方が難易度は高い感じがします。

模擬試験の結果を受け140点を180点にするために、択一式であと10問正解数を増やすためにどうするかを真剣に考え、まず一般知識で4問、法令等で6問の正解数増を目指しました。私は比較的行政法が得意でしたので、ここでの取りこぼしを避けるため、条文を読み込みました。

結果的に模擬試験でよい点が取れなかったことで自分の弱点を再認識できたのと、最後まであきらめなかったことが、よい結果につながりました。

講師へのメッセージ

豊村講師・林講師・田島講師の皆様。

皆様のおかげで行政書士試験に一発合格することができました。

本当にありがとうございました。

私は、準備が整い次第開業する予定です。

山口県と東京で距離的には大変遠いのですが、今後仕事の面などで協力しあえることがあれば幸いです。