アガルートアカデミーの国内MBA試験講座をご受講いただき早稲田大学大学院経営管理研究科夜間主プロフェッショナルコースに合格された受講生の方の「合格者の声」を紹介します。

どのように勉強したのか、勉強時間、スケジュール、工夫など、学習に取り入れられる情報や、予備校講座を選んだ際のポイントなど、受験に役立つ内容盛りだくさんでお届けします。

合格者インタビュー

インタビュー 前編

トピック:自己紹介/MBA試験を目指した理由/飯野講師を選んだ理由/講座を受講してみて/勉強のリズム・方法・工夫

インタビュー 中編

トピック当日の心構え/合格した時の気持ち/合格の決め手

インタビュー 後編

トピック:卒業後のキャリア/受験生へのメッセージ

自己紹介(年齢・属性・学歴)

年齢:36歳
属性:経営(取締役)
合格校:早稲田大学大学院 経営管理研究科(夜間主プロフェッショナルコース)

MBAを目指すきっかけ

※『ウインドミル・エデュケイションズ』 は、2019年、アガルートアカデミーの 『国内MBA入試』にリニューアルいたしました。

経営をする立場になり、経営に関して全くの無知であったために、経営の勉強が必要だと思ったのがきっかけである。

10年以上大企業にてエンジニアとして仕事をしていたが、祖父が起業したファミリービジネスへの事業承継を父から打診され、了承した。

しかし漠然と既存の事業をそのまま続けていくことへの危機感と、現経営者である父から経営を学ぶことだけでは20年30年先の経営は難しいのではと思ったことでMBAの道を志した。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

飯野先生の授業では、毎回ホームワークで課題文を読んでいくつかの問いに答えてくるということが必要であった。

そして授業の当日にそのホームワークに関する新たな問いがその場で出され、それに対する小論をその場で書かないといけないという過酷なものであった。

時間も限られているので、その場でゼロから考え始めても、書ききれなかった。

その対策としてホームワークをする際に、当日これが聞かれるだろうという問いを自分で想定し、それに対する文章を事前に作り、何度も書いて覚えるということを行った。

課題文の読み込み以外に、同じテーマの本を購入して読み、文章作成の参考にしたりした。

次第に慣れてきて、自分の想定した問いが当日の問いと違っても、ひねりを加えることで、その場で考えた文章と考えてきた文章と繋ぎ合わせて書くことができるようになった。

小論の成績判定も最初は悪かったが、途中からAランクを普通にとれるようになっていった。

この経験によって、小論文を作るための経営知識と柔軟に小論文を作る力がしっかりと身についた。

関連コラム:早稲田大学ビジネススクール(WBS)【入試対策】

飯野講師との出会いやきっかけ

経営の勉強をできるところはないかとネットで探しているときに、MBAについて知った。

調べるとMBAがこれから経営者になるべく自分が勉強するのに相応しいものであると気づいた。

早稲田にアントレプレナーとファミリービジネスを専門とするゼミがあることを知り、ここに入る以外ないと考えた。

しかし全く経営に関して基礎がない自分が、国内MBA最高峰の早稲田に入れるとは思えなかった。

そこで予備校を考え、ウインドミルに出会った。とりあえず説明会に参加してみると、今まで思っていた表面的でビジネスライクな予備校のイメージとは全く違うものでありびっくりした。

受からない人のキャリアや特徴を仰っていて、その上で、自分のプロフィールを理解していただいた上、「キャリアとしては合格できます」とはっきり言って頂いた。

MBA受験業界の本質を理解し、本質的な話をする人だなと思った。

へつらいや表面で取り繕うことのない、本質を言う人で信頼できるなと思った。

受講された講座の良さ,当該講座の学習方法(使い方)

レジュメが体系的にまとまっており、経営学初学者であっても、授業とレジュメの予習復習により、経営学を理解できるようになれる。

現役生から言っても実際のMBAの授業と遜色ない。

また飯野先生から頻繁にコールドコールが飛んでくるので、かなり授業に集中できる。

予習復習もしなくては授業についていけないという気持ちから必死になれる。

MBA入学前にこのようなプレMBAの授業を受ける機会を得ることは、特に経営学の基礎のがない僕にとっては有意義であった。

そして何より経営学を学ぶことが楽しいと思えた。

関連コラム:早稲田大学ビジネススクール(WBS)【入試対策】

学習時間はどのように確保し,一日をどのように過ごしていたか

最初は小論文の勉強に特に時間を使った。受験期の最初は前職のサラリーマンであり、仕事が終わってから課題を行っていた。

飯野先生の授業の前日は深夜まで授業当日の小論文を書けるようにするための練習を行った。

授業当日は早めに行き、近くのカフェで小論文を何度も書いて覚えた。

直前期の過ごし方

授業のレジュメの復習と授業で行った過去問を中心に行った。

レジュメも過去問も3~4回繰り返して復習した。レジュメで経営学について体系的に理解できた。

過去問では図表やグラフを読み取り、小論を書くのがどうしても苦手だった。

この類の小論文の結果が最後まで良くなく、飯野先生から「あなたの志望ゼミは人気なので、この出来では合格が難しい」というコメントをもらったことで闘志に火が付いた。

徹底的に復習し、苦手を克服した。

試験期間中の過ごし方

私は建築士でもあるのだが、建築士の資格取得の際に、深夜まで勉強し、興奮と緊張で神経が高ぶり、一睡もできなかったという経験があった。

前日ちゃんと眠れ、試験当日ベストな時間に起きられるように生活リズムを整えることに意識した。

1次試験は相当準備し、緊張もしたが、2次の面接は自信をもって緊張もあまりなく臨めた。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

(1)受験した時の手ごたえ

1次の小論文は少し手ごたえを感じられなかった。

僕の受験の前の年までは、結構経営学的な知識を問う問題が出されていて、その対策を行っていた。

しかし僕の年は、寝坊した店主がピザを作るかパスタを作るかみたいな問題であり、意表を突かれた。

しかし、飯野先生の授業でかなりの小論分の特訓を受けていたので、論理的に話を展開することと、字数を埋めるということに集中し、まあ確信は持てないが多分受かるだろうと思えるくらいのレベルでは書けた。

(2)合格した時の気持ち

意外と冷静だった気がする、1次通過の際はホッとした。

2次合格は面接の時の会話の雰囲気からこれは合格だなと思えた。

また仕事が都内でないし、経営者の父との通学相談する前で、本当に通学できるかなという不安を感じていた。

振り返ってみて合格の決め手は?

間違いなく一番は研究計画書だと思う。僕は研究計画書作成にかなり苦労した。

その理由は、経営の勉強をしたいから早稲田に入りたいが、受験同時期に転職し、現職についての実体験に乏しく、研究したい具体的なテーマがなかったからである。

飯野先生のアドバイスにより、研究したいと思った漠然としたテーマである、

ファミリービジネスについての本をたくさん読んでインプットした。沢山インプットすることでフラストレーションが溜まり、爆発し、アウトプットが出来るようになることを目指した。

そのため、ぎりぎりまでインプットし、期限が1週間くらいに迫った際にアウトプットして書き上げた。

しかし、先生から、「内容が抽象的過ぎて何を研究したいか伝わってこない」と言われた。

期限が差し迫り自分では提出する気満々だったので、愕然とした。

しかし実際本当に研究したいことが分からない状況で書いた文章であったため、自分では気づかなかったが、指摘はその通りであり、本質を突かれた、見抜かれてたと思った。

そこから本当に短期間で再度考えに考え抜き、ここで今までのインプットのフラストレーションが初めて爆発した瞬間を実感した。

ファミリービジネスで働き始め間もない時期であるが、その少ない経験の中で自分が受けた感覚と、書籍による知識との融合が起こり、オリジナリティある研究計画書が書けた。

描き切ったのは提出前日の深夜であった。

飯野先生に「真夜中でも完成したらすぐ送ってください」とおっしゃって頂いていた。

真夜中に送ったが、即返答を貰え、「これなら大丈夫です。よい研究テーマだと思います」と言って頂いたことが、もしかしたら合格時より嬉しかった瞬間かもしれない。

自分一人では到達できなかったであろう、合格できる研究計画書が書けた。

卒業後のキャリアについて

MBAに行って一番良かったのは自分のマインドをチェンジできたことである。

今まで経営にも関わったことはなく、また新規事業については全くした経験もないし考えたこともなかった。

WBSの僕のゼミの先生の授業に、模擬的ではあるが、新規事業を立ち上げを目指し、チームビルティングから始め、ビジネスプランを作り、ビジネスプランコンテストを行い、順位を競うというかなり過酷な授業がありました。

僕が社長となり、主体的に中心的に行った。結果として入賞し、オックスフォードのビジネススクールで英語によるピッチを行えるという機会を得た。(英語が不得意で英語の方は散々であったが)

もちろんチームの優秀なメンバーに助けられたということはあるが、これを機に、自分のリーダーとしての立ち回りやスタイル、そして自分でも新規事業って作れるんだというマインドにチェンジした。

まだ中途ではあるが、その授業でやったビジネスプランの事業化と、もう一つ違うメンバーとはじめた事業化を目指して今行動している。

そして本業の方の周辺でも多角化を目指して考え始めている。このようにマインドがチェンジし、自分の中に眠っていたアントレプレナーシップが目覚めた。

受験生に対するメッセージ

MBAに行くと行かないとでは天国と地獄ぐらいの差があるかなと思う。

自分の業界だけでどんなに一生懸命やっても、視野は限られる。その中だけで藻掻いていてもうまくいかないかもしれない。

しかしMBAに行くことで色々な世界、業界にいる人と接し、行動することで自分のマインドは劇的にチェンジした。

経営の知識や人脈形成よりも、自分のマインドをチェンジすることが一番のMBAの価値なのではと思う。まだ発展途上で、成し遂げてはないが、自分でも成せば成ると思えてきている。

とりあえず、今MBAに行きたいと思えたら、トライしてみることが重要であると思う。

再度考えるのはやってみてからでよいし、なんとかなると思う。