本コラムでは、起業する方がMBAに進学することの意義について説明します。

MBAに進学すると起業は成功するの?とか、起業の失敗確率を低下させることができるの?と思われている方は悩みを解決できるような説明をします。

その上で、起業するのに、どこのMBAに進学すればいいの?とお悩みの方も多いと思われますので、起業する方に最適なアガルートおススメのMBAを4校紹介します。

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MBAではどんなことが学べるの?

MBAで学べることは、企業経営に関する幅広い知識です。

会計専門職大学院と比較するとわかりやすいです。会計専門職大学院は、会計学を深く追及する学びをする場です。

それに対して、MBAでも会計学は学びますが、会計専門職大学院のように深く学ぶわけではありません。経営者として知っておくべき範囲内で会計学を学びます。

会計以外にも、競争戦略やマーケティングなど、企業経営に必要なさまざまな知識を学ぶ場がMBAです。

MBAは、ある分野のスペシャリスト養成の場ではなく、ゼネラリスト養成の場なのです。

関連コラム:MBA(経営学修士)とは

起業する人にとって、MBAが必要な理由

起業する人にとってMBAが必要な理由について解説をしていきます。

企業経営に必要な知識が身につく

起業する人にとって、MBAが必要と考える理由は、企業経営に必要な知識の習得ができることです。

企業経営に必要な知識とは、ヒト、モノ、カネ、情報に関する知識です。

  • 人に関しては、どのようにすれば人をやる気にさせることができるか?
  • モノに関しては、何をいくらでどこで販売するか?
  • カネに関しては、資金をどこから調達するか(銀行か株主か)?
  • 情報に関しては、顧客情報をどのように使えば売上を伸ばすことができるか?

といった点を自分で考えることができる知識や思考力が必要になります。

この企業経営に関する科目というのは幅広いです。

ざっと列挙すると、競争戦略、全社戦略、マーケティング、消費者行動論、組織論、組織行動学、会計学、オペレーション戦略、ファイナンス、統計学、経済学となります。

これら企業経営に関する知識を体系的に漏れなく学ぶことができる場、それがMBAなのです。

人脈形成

起業する人に必要な2つ目の理由は人脈形成です。

起業したい(している)人におすすめのMBAには、起業したい方やすでに起業している方が集まります。

同じ志を持つ方が2年間一緒に学ぶわけです。

それによって、学生同士の深いつながり、信頼関係が出来ます。

このような関係を築いた学生がMBA修了後は、それぞれの領域で起業します。その起業の際のパートナーとなる可能性があるのが、共に学んだ学生の方です。

例えば、Aさんが起業した会社であるシステムを開発する必要性が出たとします。そのシステム開発を同級生でシステム開発の会社を起業したBさんにお願いする、というような形です。

他にも、Cさんが起業した会社の税務会計を同級生で税理士事務所を起業したDさんにお願いする、という形もあります。

このように、MBAで築いた人脈は、修了後の起業において、大きなパワーを発揮することになるのです。

MBAと起業セミナーや経営塾との違いは?

MBAと起業セミナーや経営塾との違いは、学ぶ環境の違いです。

大学の同級生とは一生のつながりを持つ友人や人脈として機能します。

MBAは大学院ですから、これと同様の一生のつながりを持つ友人や人脈の構築ができます。

起業セミナーや経営塾では、大学の卒業層のようなつながりを形成することは難しいと言えます。

また、学ぶ深さも異なります。MBAは修士課程ですから2年間の学びです。

この2年間という期間で、先ほど紹介した起業に関連する各科目を学びます。

1年次は、講義、ケース・メソッドで企業経営を学び、2年次には、修士論文作成を通して、より専門的に企業経営を学びます。

このような企業経営に関して深い学びができるのはMBAだけなのです。

MBAを取得すれば起業に失敗しない?成功率は高くなる?

経営学者ヘンリー・ミンツバーグは、リーダーに必要な3つの要素として、「アート(直観)」「クラフト(熟練の技)」「サイエンス(科学)」をあげています。

この3つのうち、MBAで学ぶことができるのはサイエンスです。

経営学は社会科学という領域に属する学問でして、企業経営における科学的な知見を学ぶ場です。

その他のアートやクラフトは、ビジネスの現場で学んだり習得したりできるものです。

そういう意味では、MBAの学びだけでは企業の経営を成功させることはできません。

ただ、MBAでの学びに、ビジネス経験がプラスされると、成功の確率が高まると言えます。

また、失敗という点では、MBAでの学びは、明らかに失敗の確率を低下させます。

なぜならば、社会科学の知見は、ビジネスをするための基礎となるからです。

MBAで学んだ基礎がある人は、先に説明した経営学の幅広い知識を持っているわけですから、ビジネスを起業する時点で、想定されるリスクを精緻に描くことができます。

そこでピックアップされたリスクを回避するための方策も事前に用意しておくことが可能になるのです。

そういう意味で、MBAを持っている人は、起業において失敗する確率は明らかに低下すると言えます。

起業前でもMBAに通うことはできる?

MBAは義務教育ではありませんので、自分が希望するタイミングで入学できます。

なので、起業を考えている方は、起業前でも入学は可能です。実際、起業前にMBAに進学する方は多いです。

MBAでは実践的な教育が行われていますので、起業したい方は、起業のためのビジネスプランの作成、実際に会社を作る際の資金調達の仕方などをダイレクトに学ぶことができます。

ビジネスに精通した教授のアドバイスをもらいながら起業のプランニングができるわけです。そういう魅力から、起業前にMBAに進学される方は多いです。

起業前でなく、起業後に通われる方もいます。

実際に起業したが、なかなかうまくいかない、起業して数年経つが規模が大きくならない、など起業後に伸び悩んでいる方で進学する方もいます。

こういった方も、MBAでは実践的な教育が行われていますので、ご自身の会社のビジネスの今後の発展のための戦略の模索を、担当教授と一緒に行うことも可能です。

起業前、起業後などいつ通っても意味があると言えます。

MBA卒業後にすぐに起業する人っているの?

MBA修了後にすぐに起業する方はいます。

MBA入学目的はひとそれぞれです。転職のために入る方もいれば、起業のために入る方もいます。

起業が目的でMBAに進学した方の多くは、MBA修了後すぐに起業します。

MBAでは先に説明した通り、実践的な教育が行われていますので、起業のビジネスプランを授業やゼミの中で練り上げること可能です。

修了時点では完成度が高いものになっている方も多く、資金調達の計画もできている人もいます。

そこまでできていれば、後は会社を設立して起業をスタートするのみです。

MBA修了後すぐに起業する方も多いです。

MBAに在学中に起業する人はいるのか?

MBA在学中に起業する方もいます。

先に説明した通り、MBAでは実践的な教育が行われていますので、起業のビジネスプランを授業やゼミの中で練り上げること可能で、これが在学中に完成したならば、在学中に起業してしまう学生もいます。

在学中に起業すると、まだ学生ですから、教授のアドバイスやサポートが受けられるため、成功の確率は上がると思います。

すぐに行動に移すことができるという点が、実践を重視したMBAの魅力だと言えます。

起業を考えている人におすすめのMBA

起業を考えている人におすすめのMBAについて紹介していきます。

  • 明治大学大学院グローバルビジネス研究科
  • 法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科
  • 立教大学大学院ビジネスデザイン研究科
  • 関西学院大学大学院経営戦略研究科

明治大学大学院グローバルビジネス研究科

同校のホームページを見ると、

「ファミリービジネス発展のための経営者、後継者及びサポート人材」「新規事業や第二創業を含むスタートアップビジネスを担うイノベーション人材」

公式HPより

と記されています。

起業家人材のために設置されたMBAとも言える研究科です。

この特徴はカリキュラムにも表れています。

同校では、従来の学問分野という概念に加え、分野横断的な履修モデルである「クラスター」の概念を導入していますが、現在は、「ファミリービジネス」と「スタートアップビジネス」の2つのクラスターをスタートさせています。

どちらのクラスターも起業に関するものであり、起業を志す皆さんが最も注目すべき大学院の一つとなっています。

関連コラム:明治大学ビジネススクール【入試対策】

法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科

「新しいビジネスを立ち上げる起業家・ベンチャー」の養成を第一目標とするMBAです。

「ビジネスへのITの戦略的活用」という点に厚いカリキュラムを持つのが特徴です。

ビジネスと経営とITをどう戦略的に結びつければいいのかについて教えてくれる大学院は、今まで、日本には存在しませんでした。

同校では、過去のビジネス事例から知を得るための「ケース・メソッド」ならびに、数値として記録される経営データを活用する「ITリテラシー」を身につけるカリキュラムを展開しています。

また、修士論文の代わりに、院生のグループまたは個人と複数の教員が一体となって、新規事業および起業を開始するためのビジネス・プランを作成することになっているのも起業を意識した同校ならではの試みです。

ITやIoTを活用した起業を考えている方には最適なMBAとなっています。

関連コラム:法政大学ビジネススクール【入試対策】(中小企業診断士養成課程)

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科

起業家にとって創造性は重要です。創造性を発揮するには、人材の多様性が重要だと言われています。

同校には、人材の多様性があります。現役MBA生の職業や知識のバックグラウンドは多様で、仕事での立場も経営者や医療従事者、会計士や社会保険労務士など様々です。

同校で形成される多様な人材のネットワークは皆さんの創造性を促進し、その創造性をもとに革新的なビジネスプランを作成し、起業へとつなげることができます。

「21世紀の事業構想を担うビジネスパーソンの育成 ~ビジネスクリエーターの輩出~」

公式HPより

という理念が書かれています。ここでいうビジネスクリエーターと起業家はかなり近い意味です。

この多様性を活かした起業家養成として、2年次に「ベンチャー・スモールビジネス」モジュールが用意されています。

関連コラム:立教大学ビジネススクール【試験情報】

関西学院大学大学院経営戦略研究科

関西における起業する方におススメのMBAとして、関西学院大学大学院経営戦略研究科があります。

同研究科では、6つのプログラムを提供していますが、その一つに「アントレプレナー・事業承継」があります。

「独立ベンチャーの創業や第二創業、企業内ベンチャー・新規プロジェクトの創成による企業イノベーション等、現代的ニーズに応えるために、伝統的な経営学の分野に加えて、知的財産権、eビジネス論、イノベーション論などの新分野を統合した、まさに新たなビジネスモデルの構築を目指すプログラムです。」

公式HPより「アントレプレナー・事業承継」プログラム

最新の起業に関する学びが提供されていることが理解できます。

さらに、同プログラムの授業内容を見ますと、以下のような科目が並んでおり、起業する方には魅力的な授業ばかりとなっています。

  • DX戦略・マーケティング
  • 研究開発型ヘベンチャー創成
  • ベンチャーファイナンス
  • 事業システム戦略論
  • 地域振興
  • マーケティング・リサーチ
  • イノベーション経営
  • 製品開発
  • データマイニング
  • 標準化経営戦略
  • 税務戦略

関連コラム:関西学院大学ビジネススクール【入試対策】

まとめ

起業を目指す方にとって、MBA進学は成功確率を上げ、失敗確率を低下させる効果があることがわかりました。

その理由は、MBAでの企業経営に関するゼネラリストとしての学び、そしてMBA在学中に形成される人脈が効果を発揮するからです。

そして、起業を目指す方におススメのMBAは、明治、法政、立教、関学のMBAであるということを説明してきました。みなさんは、MBAに進学して、起業を成功させてください。皆さんの成功を祈っています。

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