「MBAでマーケティングについて学ぶ意味は?独学とどう違うの?」

「マーケティングに強いMBAってどこ?」

このコラムではMBAでマーケティングを学ぶことがどのように役立つのかについて説明をしていきます。

マーケティングを学ぶために、日々書籍を買って独学で学んでいる人もいると思います。中小企業診断士を目指そうと考えている人もいるかもしれません。

書籍での学びや中小企業診断士取得とMBAでの学びの違いについて、マーケティングという視点で以下で詳しく説明します。

さらに、マーケティングを学ぶ必要性がある人は、どんな人なのか?例えば、経営者、起業家、マーケティング職への転職を考える人などさまざまな人にとって、MBAでのマーケティングの学びは生きます。

この点について詳しく説明し、最後に、マーケティングを学ぶのに最適なMBAを紹介いたします。

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MBAのマーケティングの科目ではどんなことが学べるのか?

MBAではケースメソッドと言って実戦形式でマーケティング戦略立案の疑似体験を通じてマーケティングについて学ぶことができます。

ケースメソッドとは、ある企業の事例をもとに、学生同士でディスカッションしながら学んでいくスタイルです。

単なる講義を聞くタイプの授業とは異なります。

ケースに対する学生の考えは、それぞれ異なります。異なる考えを各自がプレゼンテーションをして、それに対して、自身の意見を述べて議論をしながら企業のマーケティング戦略の最適な形を探っていくという学び方です。

一方的な講義とは異なり、自身が実際にマーケティング戦略を立案しているかのような疑似体験を通してマーケティングを学ぶのです。このケースメソッドによる学び方がMBAならではの特徴だと言えます。

マーケティング戦略立案の疑似体験ができる

ケースメソッドのメリットは、単なる座学とは異なり、マーケティング戦略立案の疑似体験ができることです。

マーケティングの基本は、4Pです。

4Pとは、Product(製品・サービス)、Price(価格)、Place(販売チャネル)、Promotion(コミュニケーション)です。この4つのPを決定することがマーケティングです。

ある企業の事例をもとに、実際に4Pを決定するプロセスを経験します。

自分で、製品・サービス、価格、販売チャネル、プロモーション手法を決定します。

この疑似的な決定プロセスを踏むことで、単なる座学での学びでは得られない実践的な学びが得られることになります。

プレゼンテーション能力がつく

プレゼンテーション能力が身に付くこともMBAで学ぶことのメリットです。

ケースメソッドでは、与えられた題材の分析を自分でおこなって、その分析結果を各自がプレゼンテーションします。

その内容にあいまいな点や論理性に欠ける点があれば、グループメンバーから容赦ない指摘をされます。

そのような指摘をされないようにと、自分でプレゼンテーションの準備の際に、本気で取り組まざるを得ない状況に置かれます。

これによって、誰にでも一度で理解されるプレゼンテーション能力が身に付きます。

グループメンバーとの人脈や絆の形成

グループメンバーとの人脈や絆の形成もMBAで学ぶことのメリットです。

MBAでのグループワークは授業時間内に行われることは当然として、授業時間外でも行われます。

クラスでのプレゼンテーションの資料作成や準備のために、授業時間外も集まって、メンバーとともに考えます。

この共に過ごす時間が、大きな財産になります。

MBAは基本的に社会人の学びの場ですから、社会人で同じ志を持った仲間との人脈形成につながります。人脈に留まらず、生涯付き合える友人となるケースも多々あります。

同じ志が導いた絆の作りができる場がMBAでのケースメソッドだといえます。

書籍で独学とMBAでの学びの違いは?

書籍で独学するのとMBAでの学びの違いは、マーケティングのストーリーを理解し、点と点がつながる学びができるかどうかになります。

書籍では知識を得ることができますが、読むだけでは、点となる知識が線としてつながることが難しいです。

そのため、マーケティングの4Pを設計する際にも、どのような流れで4つのPを設定すべきか?価格をサブスクリプション形式にした場合、販売チャネルはネットがいいのか?リアル店舗がいいのか?この意思決定をするには、どのように考えたらいいのか?といった意思決定の流れであるストーリーがつかみにくくなっています。

この点が書籍による独学の限界です。

中小企業診断士の勉強とMBAでの学びの違いは?

中小企業診断士との違いは、学びの実践度合いです。

中小企業診断士は国家資格なので1次試験は暗記による知識勝負です。

2次も論述試験であり、あくまでも試されているのは論述する力です。

中小企業診断士の学びの中心は暗記と論述です。思考力が必要ないとはいいませんが、それほど重要視されていません。

それに対して、MBAは先に説明した通り、ケースメソッドで学びますから、自分でマーケティング戦略を考えプレゼンすることが学びの中心になります。

戦略を考えプレゼンで伝える、という流れは、実際の経営幹部が日々行っている仕事と同じです。

この実践的な学びが経験できると言う点で、MBAは中小企業診断士よりも優れていると言えます。

マーケティングスクールとMBAでの学びの違いは?

マーケティングスクールとの違いは、MBAは経営に関する全般的なことを学べることです。

マーケティングスクールで学ぶのは、マーケティングに関してだけです。

一方でMBAは元々の目的が経営者養成機関ですから、マーケティングだけでなく企業経営に必要な学問をすべて学べるのです。

MBAで学ぶ科目を列挙すると、以下のようになります。

  • 競争戦略
  • 全社戦略
  • マーケティング
  • 消費者行動論
  • 組織論
  • 組織行動学
  • 会計学
  • オペレーション戦略
  • ファイナンス
  • 統計学
  • 経済学

これら企業経営に関する知識を体系的に漏れなく学ぶことができる場がMBAです。

この企業経営に関するすべてのことを学ぶ中の一つにマーケティングがあります。

マーケティング戦略を考える際には、会計の知識、競争戦略の知識など幅広い知識が土台となって、最良のマーケティング戦略が導き出されると言われています。

この最良のマーケティング戦略立案のための、企業経営に関するすべての知識を学ぶ場がMBAであり、それがマーケティングスクールとの大きな違いです。 

MBAでマーケティングを学ぶのがおすすめな人は?

MBAで学ぶマーケティングは、先に説明した通り、4つのPを決定することですから、言い換えるならば、商品・サービスを売るためにはどうすべきか?を考えることです。

そう考えると、さまざまなビジネスパーソンにとって、マーケティングを学ぶことは必須になります。以下、具体的に説明します。

経営者

経営者というのは、企業経営に関して、あらゆることを知っておく必要があります。競争戦略、マーケティング、会計、ファイナンス、組織・人材マネジメントなどです。

これら幅広い知識を持っていなければ、会社の経営はできません。

幅広い知識は必要になりますが、知識の深さはほどほどでかまいません。

というのは、例えば、会計の深い専門的なことは会計士や税理士に任せておけばいいわけです。

経営者は、会計士や税理士が作成した決算書を見て、会社の財務状態が理解できればいいのです。

細かな決算書作成の知識は不要です。

これはマーケティングにも言えます。

自社の商品の価格をいくらにして、どんな宣伝をするかなど細かな点はマーケティング担当者に任せておけばいいのです。

経営者は、マーケティング担当者が作成したマーケティング戦略を見て、その妥当性を評価できればいいのです。

以上のように、幅広い知識が必要になる経営者は、マーケティングを学ぶことは必須だと言えます。

起業したい

起業したい方にとってマーケティングを学ぶことは必須です。

なぜなら、起業するということは、自社の製品・サービスを売り出すことを意味します。

その製品・サービスを売り出すには、先に説明した4Pを決めることは必須になります。

さらに、起業するということは、当面は人的な経営資源は多くはありません。

自分で4Pを考える必要も出てきます。起業する仲間にマーケティングに精通した方がいたとしても、起業時には人的リソースは多くはないので、仲間が作成したマーケティング戦略を評価できる人が必要になります。

ということで、起業時の人的リソースが少ない状況においては、起業家チーム全員がマーケティングを知っておいてもいいのです。

そういう意味でも、起業する方はぜひマーケティングを学んでおくようにしてください。

営業の方

営業の方は、日々顧客と接するため、顧客のニーズや自社製品への満足度などを一番的確に把握しています。

この営業の方からの情報は企業にとっては重要になります。

顧客が望む製品・サービスはどのようなものか?どのくらいの価格なら顧客は購入してくれるのか?現状の自社製品への顧客の満足度や他者への推奨度はどのくらいか?といった顧客の生の声を企業にフィードバックする機能が営業なのです。

営業からのフィードバックをもとに、企業は新製品開発をしたり、価格改定をしたりします。

このように営業の機能は売るだけではなく、企業のマーケティング部門へのフィードバック機能もあるのです。

そうなると、営業の方もマーケティングの知識が必要になることが理解できると思います。

企業が求める的確なフィードバック機能を果たすには、マーケティングを知っておいた方がいいのです。

そのため営業の方にもマーケティングを学ぶことをおすすめしています。

研究開発に携わっている方

研究開発の仕事をする方にとってもマーケティングは重要になります。

研究開発ということは、新製品の開発のための研究をすることを意味します。新製品の開発というのは、4Pのうちの「製品・サービス」に該当します。

この製品・サービスというのは、マーケティング戦略の要です。

新製品開発をする方が、開発だけに興味を持つのではなく、その製品がリリースされた後の、価格や販売チャネルやプロモーションなどにも関心を持ちながら開発することで、マーケティング戦略に一貫性が生まれます。

顧客が望む価格、顧客にとっての使いやすさなどを製品開発の時点で開発担当者が考えておくことで、開発担当者の自己満足の製品を開発するという非生産的なことを回避できます。

開発の時点から、顧客の視点を持つという意味で、研究開発担当者がマーケティングを学ぶことは重要だと日本でも認識されるようになってきました。

コンサルタントに転職したい人

コンサルタントに転職したい人にとってもマーケティングを学ぶことは必須です。

なぜなら、コンサルタントというのは企業の業績向上のためのアドバイスをする仕事であるからです。

業績向上の一つの手段が売上アップです。

売上をアップさせるには、製品・サービスの単価を上げる、単価を下げて販売量を増やすなどの施策が考えられます。

単価上げ下げは価格の変更であり、マーケティングの4Pの一つの要素をどのように変えていくのかを考えることになります。

また、販売量を増やすためには、広告の量を増やす、広告の媒体を変える(テレビからネット広告へなど)という4Pのプロモーションが関係してきます。

販売量を増やすための別の施策として、販売チャネルを変える(リアル店舗からEコマースへ)も考えられますが、これは4Pの販売チャネルの変更に当たります。

という形で、売上を上げるためのコンサルティングをするということは、基本にマーケティング戦略を見直すという考えがあるのです。

そういう意味で、コンサルタント、特に戦略系コンサルタントへの転職を考える人にとって、マーケティングの学びは必須になるのです。

マーケティングの部署に異動したい人

マーケティングの部署に異動を希望している方は、マーケティングを学んでおくと、異動しやすくなると同時に、異動後にすぐに高いパフォーマンスを発揮することができます。

マーケティングの部署では、先の4Pの設計をします。その設計のためのリサーチも含まれます。

先に説明した通り、販売チャネルやプロモーションの手法などは多様化しています。

どのチャネルを使うか、どの媒体を使うか、といったことを決定するには、さまざまなリサーチが必要になります。

こういったリサーチを踏まえて、最終的に4Pを決定するのがマーケティング部門の役割です。

そのため、マーケティング部門に異動を希望している方は、事前にマーケティングを学んで、4Pの設計の手法を学んでおくことは大きなアドバンテージになります。

マーケティングが学べるおすすめの国内MBAは?

ここではマーケティングに関して専門的に学ぶことができるMBAを紹介します。

MBAは、上記で説明してきましたが、企業経営のゼネラリスト養成の場です。

なのでMBAで学ぶ科目は、「競争戦略、全社戦略、マーケティング、消費者行動論、組織論、組織行動学、会計学、オペレーション戦略、ファイナンス、統計学、経済学」というように幅広いのが一般的です。

そのような中で、幅広く学ぶことよりも、特定の分野に集中した学びを提供しているMBAも数は少ないですが、存在します。

ここでは、マーケティングに集中して学ぶことができるMBAを紹介します。

以下のMBAでは学びの中心はマーケティングですが、その他の科目(競争戦略、組織論、組織行動学、会計学など)も当然学ぶことはできます。

早稲田大学大学院経営管理研究科 夜間主プロフェッショナル

早稲田MBAには、3つのコースがあります。

①全日制グローバル、②夜間主総合、③夜間主プロフェッショナルです。

早稲田MBAでマーケティングを中心に学ぶプログラムを提供しているのが、夜間主プロフェッショナルです。

「自分はマーケティングで一流になりたい」「人事のプロになりたい」「起業がしたい」「経営者になりたい」など、明確なキャリア目標がある程度見えており、その分野を深く学び、経営幹部や起業家として活躍したい方に向いているのが、「夜間主プロフェッショナル(マネジメント専修)」です。

公式HPより

夜間主プロフェッショナル(マネジメント専修)では、受験時点で志望する専門分野(モジュール)と指導教員を選択し、1年目からトップクラスの指導教員と共に、深い学習や様々な経験ができることが魅力的なプログラムです。

上記の内容通り、「自分はマーケティングで一流になりたい」という方には最適なプログラムとなっています。入学直後の1年次からゼミに所属して、マーケティングを実践的な形で学ぶプログラムとなっています。

関連コラム:早稲田大学ビジネススクール(WBS)【入試対策】

法政大学大学院経営学研究科 マーケティングコース

法政大学大学院経営学研究科には、「起業家養成コース」「国際経営コース」「マーケティングコース」「人材・組織マネジメントコース」「アカウンティング・ファイナンスコース」という5つのコースが用意されています。

経営学全体の中から、自分が特に学びたい分野を選択できるようになっているのです。

法政大学MBAではマーケティングコースも用意されています。

経営学全体の中でも、マーケティングに特に力を入れて学びたいと考える方にはおすすめのMBAとなっています。

同校のホームページを見ると、以下の記載があります。

マーケティングコースでは、実務での豊かな経験を持ち、研究者としても国内外で業績を積んでいる教授陣が、皆さんをお待ちしています。「マーケティング論」、「流通システム論」、「製品開発論」、「消費者行動論」、「サービス・マネジメント論」といった専門科目で理論を学習し、「マーケティング・リサーチ論」、「統計データ解析」で調査・分析の方法論を身につけ、そして時流にあったテーマで開催される「ワークショップ」で、多数のゲストスピーカーと参加者同士の活発な討議を通して実践的に学び、マーケティングを体系的に深く理解することができます。

公式HPより

上記のように、マーケティングを基礎から幅広く学び、実際に自分でデータ解析などのマーケティイング・リサーチができるスキルの獲得がきたいできる充実した内容となっています。マーケティングを軸にキャリア形成を考える方におすすめのMBAとなっています。

関連コラム:法政大学ビジネススクール【入試対策】(中小企業診断士養成課程)

関西学院大学大学院経営戦略研究科

関西学院大学大学院経営戦略研究科企業経営戦略コースには、「経営プログラム」、「テクノロジー・マネジメントプログラム」、「アントレプレナー、事業承継プログラム」、「自治体・医療・大学経営プログラム」、「マーケティングプログラム」、「ファイナンスプログラム」の6つのプログラムが用意されています。

それぞれのプログラムでは、科目の履修内容によって、ゼネラリストキャリア(経営全般の知識・スキルを持つ者)とスペシャリストキャリア(特定の経営領域に特化した知識・スキルを持つ者)を目指すことができます。

一般に、ゼネラリスト的色彩の強いプログラムとしては「経営プログラム」、「テクノロジー・マネジメントプログラム」、「アントレプレナー、事業承継プログラム」、「自治体・医療・大学経営プログラム」があり、逆にスペシャリスト的色彩の強いプログラムには「マーケティングプログラム」と「ファイナンスプログラム」があります。

マーケティングを中心に学びたい方は、上記の「マーケティングプログラム」を履修することで、マーケティングのスペシャリストとしてのキャリアの土台を築くことができます。

マーケティングプログラムでは、顧客の視点に立ったマーケティング戦略の立案、実施プロセスの管理を修得することが求められます。流行に左右されない、マーケティング・マネジャーにとって必須の基礎から応用までを幅広い知識や技術、そして最先端の知識も修得することが可能です。

公式HPより

最先端の学術的な知識とそれを実際に活用することができるマーケティングの専門職を目指す方には最適なMBAとなっています。

関連コラム:関西学院大学ビジネススクール【入試対策】

まとめ

本コラムでは、MBAのマーケティングではどのようなことが学べるのか?そして、その学びは、どのような人にとって効果的なのかを説明してきました。

最後に、マーケティングを学ぶという視点からのおすすめのMBAを紹介しました。

ITやAIといった技術革新の影響で、企業のマーケティング手法は大きく変わっていくことが予想されます。

そんな新時代を切り開くためのマーケティングを学ぶ場がMBAです。新時代のマーケティングを学びたいとお考えの皆さんはぜひMBAへの進学をご検討ください。

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