コンサルにMBAは必要?コンサルにおすすめのMBAは?
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「スキルアップしたい」「プロジェクトでもっとバリューを出さないと…」「早くプロモーションしたい」など日々頑張っているみなさん、コンサル業界にいると一度はMBA取得を考えたことがあるのではないでしょうか。
忙しい業務の中で通えるのか、そもそも入試突破できるのか、など悩まれて踏み出せないこともあるでしょう。
今回はそんな方の悩みが解消できるように、コンサルティング業界に勤めている方がMBAに通うことでどんなスキルアップやキャリアの変化があるのか、何を学べて、実務にどう活かせるのかについて詳しく解説していきます。
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コンサルタントにMBAは必要?
結論、コンサルタントにMBAはあったほうがいいです。
コンサル業界で働く人の中にはMBA修了者も数多くいます。MBA修了は一定の評価に繋がりますし、コンサル業界で生きていくには有効に働くからです。
もちろんMBAはその肩書きも有効ですが、それよりも取得までに学ぶことの方が重要です。
MBAで学ぶことはまた書籍や業務だけでは習得できないことも多く、本業に活かせることも多くあります。
MBA取得のメリットとしては下記の3点があります。
- 様々な職種の疑似体験
- 各種業界知見
- 多様な価値観
様々な職種の疑似体験
新卒でコンサル業界に入った方は、クライアントの業務についてコンサル側しか見ることができていないことがあります。
例えばマーケティング改革のプロジェクトに入った場合、マーケティングについてコンサルすることが必要ですが、みなさんにマーケティング本職の経験はありますでしょうか?
MBAではマーケティングについて疑似体験できる機会があります。
マーケティングの授業ではグループワークで、マーケティングが本職の人と組みながらマーケティング戦略の構築を行う機会もあります。
このような経験はコンサルタント側の業務だけでは経験しにくいことでしょう。
各種業界知見
様々な業界のケーススタディを行うことで現在の知識を深めることができます。
新卒でコンサル業界に入った方はもちろん、中途でコンサル業界に入った方も経験した業界はそれほど多くはないでしょう。
MBAの授業では多くの業界を扱います。
製薬、自動車、小売、メーカー、商社、広告など、教授陣も得意の業界をそれぞれ持っている場合もあり、様々な教授陣の授業を取るだけで多くの業界の知見が深まります。
コンサルタントは多くの業界に関わるため、未経験の業界のプロジェクトに入る場合、ある程度知識のキャッチアップが必要になってきますがその時間を大幅に削減できます。
実際の業界を深く知っている教授陣・同級生から学ぶ業界知見は何よりもリアルな体験として身になるでしょう。
多様な価値観
年齢・性別・職種・職階など様々な方が学ぶMBAは多様な価値観に触れる絶好の機会です。
大人になってから一定層以上の多様な価値観に触れられる機会はMBAが随一と言っても過言ではないでしょう。
一流企業の経営陣からスタートアップの準備をしている起業家まで、社長から一般社員まで様々な人がいます。
そのような人たちが忌憚なく意見をぶつけ合うのがMBAです。
そのぶつかり合いから相手を理解し、今まで触れたことがない価値観を理解し、自分の考えに広がりを感じることができるでしょう。
コンサルタントがMBAで学ぶことでのキャリアの変化について
「MBAで学ぶメリットはわかったし楽しそうだけど、それだけでは時間もお金もかけにくい」とお考えでしょうか。
ではMBAで学ぶことでどんなキャリアの変化があるのでしょうか?
どうせ時間もお金もかけるのであれば、リターンも欲しいですよね。
大丈夫です。もちろん多くのリターンを期待できますよ。
MBAで学ぶことでパフォーマンスが上がります。
アウトプットの質も量も上げることができるでしょう。
それにより下記のような変化があります。
様々なプロジェクトにアサインしやすい
メリットのところでも話しましたが、様々な知見の習得が可能です。
それにより今まで未経験の業界やクライアントのプロジェクトへアサインしやすくなるでしょう。
アサインインタビューの際もMBAで学んだことを伝えることでプロジェクト側もアサインしやすくなります。
プロジェクト選択の幅が大いに広がるでしょう。
評価の向上
パフォーマンスが向上することで周囲の評価が上がります。
周囲の評価・信頼が高まることでより一層業務がしやすくなり、それがさらなるパフォーマンス向上に繋がるという好循環が生まれます。
プロモーション
そしてその先に待っているのはプロモーションです。
パフォーマンスを継続的に向上させることで周囲と比較しても早急にプロモーションも可能です。
プロモーションしてさらに多くのプロジェクトに関わることも増えるでしょうが、そこにもMBAで学んだことが活きるためプロモーション後でも問題なく業務を行えます。
上記の変化は各々別物ということではなく、連続的なキャリアの変化になります。
もちろん業界などに特化して専門性を高めるキャリアもありますが、上に行けば行くほど様々な業界に関わることも多いのでコンサルタント時代に経験しておくことも重要でしょう。
注意!MBAに通うだけではキャリアの変化は起こらない
ただ忘れてはいけないことがあります。
「MBAに通うだけでキャリアの変化が起こることはない」ということです。
MBAで学ぶ→能力が向上する→パフォーマンスが向上する
それがキャリアに良い変化をもたらします。
通うだけ、修了するだけでは良い変化は訪れません。
だからせっかく時間もお金もかけてMBAに通うのであれば、しっかり学んで能力向上に繋げることが重要です。
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外資系コンサルでキャリアアップのためにMBAは必要なのか
とはいえ、外資系コンサルティング会社だとMBAホルダーも多いですよね。
結論から言ってしまうと、「MBAの肩書きは必ずしも必要ないが、あったほうがよい。さらにMBAで学べることはキャリアアップに必要不可欠である」でしょう。
周囲を見渡してみると一定数MBAホルダーはいますが、どちらかというとマイノリティです。
ということは、MBA修了することでそのマイノリティに入れるわけですし、特に外資系企業ではMBAは優遇される傾向にあります。
さらに、MBAで学ぶことはパフォーマンス向上に直結することが考えられます。
MBAホルダーになったし、パフォーマンスも上がったし、ってなったらキャリアアップに近づくのは必然だと言えるでしょう。
MBAはコンサル業界への転職に有利?
コンサル業界へ転職したい、チャレンジしたいと考えている方にとってMBAは必要でしょうか。
コンサル業界への転職にMBAは必要ではないですが、有利に働きます。
転職には企業側に短い時間で自分の能力を理解してもらう必要があります。
面接での受け答え、ケース面接での回答などで評価されることが多いです。
それをさらに後押しするのがMBAです。
みなさん面接者の立場になって考えてみてください。
二者択一を迫られる場合、面接評価が同程度であればMBA修了者を選択しませんか。
もしかしたら少しくらいであれば面接評価が低くてもMBA修了者が選ばれる場合もあるかもしれません。
だからコンサル転職にMBAは有利に働くでしょう。
実際に、MBA取得はどのように評価されるのか見ていきましょう。
一定の能力水準の証明書
MBAでは能力向上の機会が多くあります。
論文を書くこともあれば、プレゼンを行うこともあり、多様な能力を求められます。
そのためMBA修了は一定の能力水準を証明してくれるものなので、企業側もMBA修了者の能力は一定のハードルを超えていると企業からは見られます。
ハードワークを経験してきた証明書
MBAを修了するためにはかなりのハードワークを求められます。
それが業務と並行して通うMBAであればなおさらです。
日中本業で働き、夜間土日でMBAに通い、修了する。
このようなハードワークに耐え、実績を残してきたことの証明として見られます。
コンサル業界はホワイトになってきたもののやはりクライアントへのアウトプットを最大化させるためにハードワークになる場面も多々あります。
MBA修了はそれを乗り越えられる証拠になります。
短い時間で自分の能力を証明する必要がある転職において、MBA修了はコンサル転職に有利に働きます。
関連コラム:MBAを取得する意義と卒業後のキャリア&主要な国内MBA
国内MBAと海外MBAどちらがいいの?
チャレンジしてみようかと考えたときに国内のMBAに行くか、海外のMBAに行くかの選択肢があります。
個々の学校の評価は別として、海外MBAの方が間違いなく評価は高いでしょう。
ですが、基本的には国内MBAがおすすめです。
国内MBAのメリットとして下記のように3点あります。
仕事と両立できる
一番のメリットは今の仕事を辞めなくても通えることです。
海外MBAはどうしてもキャリアの中断が起こってしまいます。
キャリアを中断してもいいくらい高い評価は得られるでしょうが、そこまでリスクを取れる人は多くないのではないでしょうか。
仕事との両立はかなりハードですが、収入・キャリアを途絶えることなくMBAに通えるのは大きなメリットです。
金銭面で有利
学費や総合的な生活費、収入面の中断がない、など金銭的に大きなメリットがあります。
学費自体も海外MBAに比べ安価ですし、MBAによっては教育訓練給付金も活用できます。
生活費も現状のままで特段引越しなどの費用も発生しません。
何より仕事をしながら通えると現状の収入を維持できるのはありがたいですよね。
日本語で勉強できる
日本語で学べることも大きなメリットです。
MBAは通うことが大事ではなく、そこで何を学んだかが大事です。
それを得意の言語で学べることは学びのハードルが下がります。
MBAで学ぶために別の言語を習得する必要があるとそれだけで時間はかかりますし、言語の習得が不十分だとせっかくのMBAの学びも十分でなくなる可能性があります。
もちろん国内MBAでも英語は一定程度必要なので勉強する必要はあります。
ただ海外MBAに通うことを考えればそれは比ではないでしょう。
リスクも極力抑えられ、チャレンジしやすい国内MBAはぜひおすすめです。
関連コラム:MBAを日本で取得するには?国内MBAとは?おすすめの大学院や選び方も解説
コンサルタントにはMBAでどんな科目がおすすめ?
MBAではプロジェクトに関わる科目、もしくは今後関わる可能性のある科目を中心に選択するのがいいでしょう。
ロジカルシンキングやプレゼンテーションスキルなどコンサルタントとして基礎的ですが必須となるスキルを学ぶ科目もあります。
コンサルタント希望の人はもちろん、すでにコンサルタントの人も学び直しのつもりで受講してみるのもよいでしょう。
意外な気付きがあるかもしれません。
以下がおすすめする科目の一例です。
ファイナンス
金融業界や企業の財務戦略に関わるプロジェクトなどに関わっていたり興味がある方におすすめです。
- コーポレートファイナンス
- 証券市場分析
- 財務戦略
- M&A
- デューデリジェンス
- 資金調達
アカウンティング
どのプロジェクト全般にもおすすめできます。
減税効果のプロジェクトの場合会計のどこに影響するかまで提案できるようになるでしょう。
- 財務会計
- 管理会計
- タックス関連
戦略系
戦略策定や新事業創出などのプロジェクトにおすすめです。
- 企業戦略
- 新事業系
人材系
人事部門関連のプロジェクトにおすすめです。
- マネジメント
マーケティング
マーケティングはどの業界でも必要な知識ですし、業界に応じた科目を勉強しましょう。
- 消費者行動
- セールスマーケティング
統計・データ分析
コンサルタントとして基礎知識として必要でしょう。復習と体系的な学び直しのつもりでもう一度学ぶのもいいのではないでしょうか。
- 統計分析
- ビジネスデータ分析
業務との両立は可能?
コンサルタントは多忙で残業も多く、なかなか勉強する時間が確保できないのではないでしょうか
そのような状況なのにMBAの入試を突破できるのだろうか、合格しても通えるのだろうか、と不安になってしまうかもしれません。
ですが、大丈夫です。
もちろん簡単ではないですが、効率的に学習すればMBA修了は可能です。
入試対策も入学後もポイントとなるのは朝と土日の有効活用です。
平日朝
忙しい業務の中で唯一コントロールしやすいのは朝の時間でしょう。この朝の時間を有効活用しましょう。
夜は残業や急な業務発生により自分のコントロールができない要因で時間確保ができない場合もあるでしょう。
朝の時間に1日の計画を達成するくらいのつもりで勉強すると良いでしょう。
入試対策としては時事問題のためにも新聞・ニュース・経済雑誌を見て、自分の考えをアウトプットしてみましょう。
よく考えたら普段行っていることだったなんて方がいるかもしれません。
意識的にアウトプットを増やすだけでも入試にむけて有効な対策となります。
MBA入学後は当日の講義の予習に使いましょう。
その日の予習をすることで講義のインプットの効率性は格段に上がります。
極論かもしれませんが復習は捨ててでも予習をすることをおすすめします。
土日
土日はMBAの勉強にフルコミットできるように心がけましょう。
入試対策として実際に論文を書いてみる、研究計画書・志望理由書の作成に取り掛かるなど実際に手を動かしてアウトプットしましょう。
MBA入学後は土曜日は授業とグループワークで埋まります。
場合によっては日曜日までグループワークを行う必要がありますが、日曜は出されている課題を処理しましょう。
もし余裕があれば翌週の予習まで完了させれば万全ですね。
時間が限られているので、とにかく効率的に行うことが重要です。
関連コラム:【国内MBA初受験】社会人が仕事と両立して合格するための勉強スケジュール
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