「中国地方でMBAを取得できる大学院はあるの？」「通学に時間がかかる場合はどうしたらよい？」など、疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

本コラムでは、中国地方でMBAを取得できる大学院を紹介します。

加えて、通学が難しい場合の選択肢や関西エリアでおすすめのビジネススクール情報もお届けします。

中国地方のMBA一覧

広島県・山口県・岡山県・島根県・鳥取県のMBAについて解説します。

中国地方にあるMBAを取得できる大学院は、県立広島大学大学院の1校です。

広島県のMBA

県立広島大学大学院

県立広島大学大学院経営管理研究科（HBMS）は、現代社会に求められる先端的マネジメント力と、高度な実践力を備えた次世代リーダーを育成する専門職大学院です。

少人数制指導の下、多業種の仲間と学び合うことで、起業・イノベーション・事業継承など多様なニーズに対応できる力を養えます。

平日夜間・土曜日に開講しているため、社会人でも仕事と両立しながら通うことが可能です。

参考：HBMS 県立広島大学大学院経営管理研究科｜広島でMBAが取得できる

山口県のMBA

山口県にMBAを取得できる大学院はありません。

岡山県のMBA

岡山県にMBAを取得できる大学院はありません。

島根県のMBA

島根県にMBAを取得できる大学院はありません。

鳥取県のMBA

鳥取県にMBAを取得できる大学院はありません。

MBAが短時間で通える距離にない場合はどうしたらいい？

短時間で通える距離にMBAがない場合は、以下の3つの選択肢があります。

• 通学に時間をかけて県立広島大学MBAに通う
• オンラインMBAを取得する
• 関西のMBAに通う

それぞれの方法について解説しましょう。

通学に時間をかけて県立広島大学MBAに通う

中国地方でMBAを取得できる大学院は、現在のところ県立広島大学のみとなっています。

そのため、通学に時間をかけて、県立広島大学に通うこともひとつの選択肢となるでしょう。

例えば、島根県や鳥取県、岡山県でも、居住地によっては広島県まで車で2時間ほどで通えるケースもあります。

通学時間が長くなる点は負担になりますが、時間に融通が効く人は通学することが可能です。

オンラインMBAを取得する

通える距離にMBAを取得できる大学院がない場合は、オンラインMBAも選択肢のひとつとしておすすめです。

オンラインであっても、経営学の知識や企業経営について考える力は十分に身につきます。

時間や場所に縛られず学べる点は、忙しい社会人にとって大きなメリットです。

自宅やカフェなどから受講でき、通学の負担がないため、仕事と両立しやすいでしょう。

関西のMBAに通う

中国地方にはMBAを取得できる大学院が1校しかありませんが、関西には複数の大学院でMBA取得が可能です。

そのため、通える距離であれば、関西のMBAに行くことも有力な選択肢でしょう。

新幹線を使えば、大阪まで2〜3時間で通える地域もあります。

また、関西であれば多様なMBAがそろっているため、自分の学びたいことや条件に合わせて、志望校を選べます。

通学可能であれば通い、難しければ引っ越しを検討してもよいでしょう。

関西のおすすめビジネススクール5選

ここでは関西のMBAを検討している人向けに、おすすめのビジネススクールを5校紹介します。

• 京都大学
• 立命館大学
• 兵庫県立大学
• 神戸大学
• 同志社大学

各校の特徴を紹介します。

 京都大学

京都大学MBAは、専門領域に特化した学びができるMBAです。

入試時に「ビジネスリーダーシップ」「サービス・観光・アート」「プロジェクト・オペレーションズマネジメント」「ファイナンス・会計」「1年半コース（ファイナンス・会計領域）」の専門領域から選択し、入学後は選択した特定領域を中心に学びます。

全プログラム共通の基礎科目で経営学の基礎を学んだあと、専門科目で特定領域を深めていく構成が特徴的です。

また、授業のすべてが英語で行われる英語プログラムも設置されています。

参考：京都大学経営管理大学院

立命館大学

立命館大学大学院経営管理研究科（通称：RBS）では、多様な学び方を選べる点が特徴です。

経営管理専攻では、大卒・勤続2年以上の方を対象とした夜間・週末開講の「マネジメントプログラム」と、新卒・勤続2年未満の方を対象とした全日制の「キャリア形成プログラム」の2コースがあります。

現時点のキャリア・目標に合った学習ができるため、年齢層問わずおすすめのMBAプログラムと言えるでしょう。

また、観光事業に特化した「観光マネジメント専攻」も設置されており、実務に直結したカリキュラムが魅力です。

大阪梅田や大阪茨木市の好立地で学べる点も、忙しい社会人にとって大きなメリットでしょう。

参考：立命館大学ビジネススクール（大学院経営管理研究科）

兵庫県立大学

兵庫県立大学のMBAでは、地域社会と世界との架け橋となって活躍できる経営プロフェッショナルを育成しています。

ソーシャル・イノベーションを担う人材を輩出することを基本理念としたMBAです。

「地域イノベーション」「医療マネジメント」「介護マネジメント」の3つの特色あるコースが設けられています。

加えて、中小企業診断士登録養成課程が設置されているため、中小企業診断士の資格を取りつつMBAも取得することが可能です。

参考：兵庫県立大学大学院 社会科学研究科 経営専門職専攻（経営専門職大学院）【MBA】

神戸大学

神戸大学MBAは、日本および国際社会で活躍するビジネスリーダーの育成を目指すMBAです。

30年にわたる教育実績を背景に、産業界の課題の解決策を探る「プロジェクト研究」方式を採用。

現場で得たデータに基づき、現実的な課題解決に取り組む点が大きな特徴です。

また、土曜集中講義のみで、最短1年半での修了が可能。

働きながら学びたい社会人には通いやすい学習環境といえるでしょう。

参考：神戸大学MBA

 同志社大学

同志社大学大学院 ビジネス研究科は、働きながら実践的に学べるMBAとなっています。

専攻はビジネス専攻とグローバル経営研究専攻の2つ。

ビジネス専攻は平日夜間と土曜日に開講され、講義は主に日本語で行われます。

一方、グローバル経営研究専攻は全日制プログラムで、講義は英語で実施されます。

また、「中小企業と地域経営」「イノベーション」を重視したカリキュラムに加え、MOTコース（Management of Technology:技術経営を学ぶコース）を設置。

MBAだけではなく、MOT取得も目指す方は、同志社大学MBAがおすすめです。

参考：同志社大学大学院 ビジネス研究科

まとめ

本コラムの要点は以下のとおりです。

• 中国地方でMBA課程を設置している大学院は「県立広島大学大学院（HBMS）」の1校。
• 広島まで通える場合は県立広島大学大学院への通学がおすすめ
• 通学が困難な場合は、オンラインMBAや関西のMBAも選択肢となる

紹介した関西のおすすめビジネススクールは以下の5校です。

• 京都大学
• 立命館大学
• 兵庫県立大学
• 神戸大学
• 同志社大学

中国地方ではMBA取得の選択肢が県立広島大学大学院のみとなります。

通学が厳しい方はオンラインMBAや関西MBAへの進学を検討しましょう。