自己紹介

名前:Y.Mさん
年代:20代
属性:学生
受験資格:法科大学院卒業

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

■ 重要問題習得講座
■ 論証集の「使い方」

合格体験記

大学時代、1、2年生の頃は大学の法曹志望向けの講座とアルバイトとサークル2つを掛け持ちしており、勉強にも遊びにも本当に忙しい日々を過ごしていました。そんな中で、3年生の春になって周りが法科大学院入試に向けた勉強に力を入れていることに焦りを感じて、本格的に法律の勉強を始めました。

最初は、まず勉強そのものを毎日コンスタントにやることに苦労しましたが、3年生の秋頃には、ある程度コンスタントに勉強することに慣れ始めました。ただ、この時点ではまだ模試や大学の定期試験での結果に勉強した成果が表れず、自分は頭が悪く法曹に向いていない人間だというネガティブな考えを持つようになりました。しかし、小学生の頃HEROというドラマを見て法曹に興味を持って1人で裁判傍聴に行き、絶対に法曹になると決めた夢を簡単に捨ててはいけないと思い、周囲に負けないように勉強を頑張ることにしました。法科大学院入試に向けた勉強の際には、周りに流されないことを意識していましたが、徐々に論証暗記中心の自分の勉強方法が通用しないことに気づき始めました。

結局、法科大学院の入試では第1志望の法科大学院に合格することができませんでしたが、その教訓を生かして、法科大学院入学後は論証暗記中心の勉強方法から脱却することを意識して、実際に試験本番に論文で書くことを意識して各論点や判例を学習するようになりました。大学時代から愛用した論証は、試験本番直前だけ読むために、授業や試験で出た論点についてメモを書くノートとして利用するようになりました。論証にメモをする際には、試験現場や大学院のソクラテスメソッドのやり取りで自分が間違えたり、上手く採点者や先生に趣旨が伝わらなかった部分を中心にして、典型論点についてはあまりメモをせずに、頭で覚えるように意識しました。法科大学院時代は、偶然優秀な人から入学してすぐの4月に自主ゼミに誘ってもらい、法科大学院を卒業した3月まで一緒にゼミをしていました。基本的には司法試験の過去問が中心でしたが、時折授業で分からない部分を相談したり、苦手科目について演習書を回したりしていました。答案を書いてお互いに指摘しあうことが中心でしたが、お互いにあまりに遠慮せずにはっきりと自分の思うことを指摘したことが、それぞれの成績向上に繋がったと思います。

法科大学院卒業後は、法科大学院の校舎には一切通わずに、地元の有料の自習室を借りて1人で勉強をしていました。最終的には自分で勉強したことを整理する時間が必要だったので、孤立無援なんじゃないかと多少不安になる時期もありましたが、1人で情報を整理する時間を設けてよかったと思います。正直本番は、初日の選択科目と公法系の3科目で力尽きてしまい、2日目の民事系が全然書けなかった印象でしたが、各科目直前期は多少無理して睡眠時間を削ってでも論証を読んで、本番も最後まで諦めずに書ききったことが合格に繋がったと思います。