自己紹介

名前:稲垣 雄哉さん
年代:20代
属性:学生
受験資格:法科大学院卒業

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

■ 倒産法 総合講義

合格体験記

朝は7時くらいに学校に着けるように、起きたらすぐ家を出られる体制を作った。

具体的には朝ごはん、朝シャワーをやめ、顔を洗って、寝癖直しだけして起きて5分で出られるようにしていた。

7時に着いたらカフェイン剤を飲んで12時まで一気に集中してやった。

毎日8科目と短答を回せるように論文問題を1問やったら次の科目をやるようにし、同じ科目を連続してやらないようにしていた。

夜は集中力が切れるのでバイトをしてリフレッシュをした。

寝る前に携帯をいじらないように大学院のロッカーに携帯を置いて毎回帰っていた。

睡眠時間は8時間を切らないように厳守した。

家の中ではテレビも排除してラジオだけの生活にした。

基本的に勉強に飽きたら次の科目に移るかすぐ休憩を取るようにした。

休憩中は携帯をいじると長時間にわたってしまうので、触らないようにロッカーに封印し、漫画や、小説などを読むようにした。

食事は朝飯を抜くようにした。朝食べると頭が回らなくなるので。

試験本番でも朝飯を食べないで臨んだ。

昼飯は腹八分目に押さえた。

アイマスクと耳栓をして、カフェイン剤を飲み30分毎日昼寝をする時間を設けた。

自分は既修者としてロースクールに進学したが、学部時代に講義を真面目に聴いていなかったので基礎知識が十分でなく、ロースクールでの講義もついていくのが精一杯で、最初の1年は試験のための勉強はほとんどできなかった。

先輩からは基本書や判例百選のまとめノートを作ったらどうかとアドバイスを受けたが、基本書のどの部分が重要かも分からなかったし、1からノートを作る時間的余裕もなく自分には合わないと思った。そこで、進級するにあたり基礎知識は予備校の論証などに頼ることにし、自分はその論証等を使いこなすべく可及的に多くの問題を解くことに専念した。結果的にはそれによって時間短縮になりその分過去問や答練に十分な時間を割くことができたので、合否を分けた決断だったと考える。

自作の論証パターンにこだわる人もいるが、自作した結果が予備校の論証と近似するなら初めから市販のものを使った方が効率的であるし、不十分な部分は市販のものでも付箋で加筆修正を加えることで対応可能である。

秋以降は、ロースクールの講義と並行して毎日2通は起案をした。択一対策は専ら択一六法と過去問をひたすら回して対応した。択一六法の百選掲載判例の記載されている部分をマーカーで引くことで、空いた時間にその部分を見て判例の文言を覚えた。

いわゆるゼミは組んでいなかったが、基本的にゼミを組まないことで学力面での不安は感じなかった。もっとも直前期に友人と2人で答練を解き、それが精神衛生上プラスな面にはなったと思う。

勉強方法として特別なことはしていないが、私は周囲より遅れている分とにかく効率性を意識して間断なく勉強した。いかなる勉強方法を取るにしても、勉強をするときは、(数日したら忘れるとしても)その場では絶対に理解するつもりで臨むべきだと考える。