受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

内定先

大和町役場

公務員を目指した理由・契機

私は看護師として多くの患者さんと関わって来ました。
その中で病気が悪化して治療を続けることが出来なくなった患者さんや虐待児、独居高齢者との関わりを通して、病気予防の重要性や専門職が病院ではなく地域にいることの必要性を感じました。病院の看護師は、患者さんが退院した後、どのような経過をたどるのか知ることが出来ません。
また入院している時は、病気の悪化がみられなくても、退院後に自己管理となり重症化してしまうケースが非常に多いです。それに対して保健師は地域に根ざし、住民の健康増進を目的として保健事業を展開したり、虐待を受けている児童や高齢者の権利擁護に携わる中心的な職業です。保健師になることで幅広い年代の地域住民に対して継続的に関わることが出来るだけではなく、住民の思いやニーズを施策や事業に生かすことが出来るのは、行政保健師であると考え目指しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

私は保健師養成校に在学中です。
保健師養成校は大学院で2年かけて行うカリキュラムを8ヶ月で終えるというスケジュール的に忙しい学校なので、限られた時間で効率の良い学習をしたいという思いがありました。
アガルートアカデミーのホームページで、講師との個別面談、受講料の安さ、映像授業等のアガルートアカデミーの強みを知った事や、サンブル映像で講義のわかりやすさを感じ受講を決めました。

勉強の方針と進め方

保健師養成校では座学だけではなく、実習や国家試験勉強もしなくてはならない状況だったので、限られた時間で科目を絞って勉強する必要がありました。
しかし公務員試験を受験するのは初めての経験でしたので、どの科目に注力しどの科目を捨てるのかといった取捨選択を行う為に、小林先生との個別面談でご相談することにしました。面談の結果、数的処理や社会科学や文章理解をメインとし、朝や通学時でのスキマ時間を活用することをご提案いただきました。
小林先生との面談内容をもとに、スキマ時間を活用しながら、少ない時間の勉強を継続していきました。小林先生には「とにかく毎日解くこと」と熱いご指導を頂いていたのでモチベーションに繋がりました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

勉強を勧めていく中で、数的処理の理解が追いつかないことや勉強時間の確保が難しくなってきたことがありました。
数的処理に関しては、難易度が低い問題を確実にとれるように復習をするだけではなく、類似問題も忘れずに解くように心がけました。
どんなに忙しい日でも、1問は必ず解くというルーティンを自身に課して取り組みました。
社会科学や文章理解は、講義音声を家事や通学の時間で何度も聞いたり口に出したりすることで記憶の定着を図ったり、寝る前にテキストや問題に取り組む時間を30分設けました。


教養試験対策講座のご感想・ご利用方法

アガルートアカデミーでは色々な先生の教養対策講座がありますが、どの先生も非常にわかりやすかったです。共通していることは「公務員試験に頻出」という問題を詳細に解説していただける所だと感じています。
特に印象的だったのは、数的処理や社会科学では公務員試験独特の表現や問題を丁寧に解説していただいたことです。
公務員試験勉強の初学者であった私にとって、公務員試験独特の問題を出題意図や解放の理解をすることが大きな壁であった為、大変参考になりました。


人物試験対策講座のご感想・ご利用方法

公務員試験の人物試験がどのように実施されるのかイメージがつかなかったので、面接動画から視聴を行いました。よい例とわるい例を比較して視聴することが出来たので、客観的な視点をもって面接対策を取り組む必要性を知ることが出来た。
講義動画は、すべて視聴したわけではないが冊子を読む中で不明点があった箇所の動画のみ視聴していました。また模擬面接では、面接官との会話を意識しながらハッキリ笑顔で答えられるように意識をしました。
模擬面接で頂いた助言と冊子の内容を合わせた振り返りも行いました。

学習時間をどのように確保し、1日をどのように過ごしていましたか?

保健師養成校での実習や講義の中で公務員試験勉強の時間確保をするのは、非常に大変でした。小林先生からは「とにかく隙間時間を活用して!」とのアドバイスを定期的に受けていたので、ただその言葉を信じて、学校での隙間時間を活用するだけではなく、早朝や就寝前の15分で問題を解いたり、家事や車の運転を行いながら、音声データのみで学習内容を復習・暗唱する機会を設けました。
1日の中で参考書を使用する機会は早朝や就寝前だけであり、平日は講義音声を活用する機会が多かったです。

直前期の過ごし方

一次試験前はひたすらアガルートのテキスト演習を行っていました。
間違った問題を復習するだけではなく、すでに理解している問題についても軽く目を通して自信を失わないように心がけました。
直前期では新たな問題に手を出さずに既存の問題のみを復習するように意識しました。二次試験前は、総合計画や施策を振り返るのと他市町村との相違点や、受験自治体ならではの強みを、本番で伝えることが出来るように、伝えたいことを文字起こしして整理を行いました。

試験期間中の過ごし方

日常生活の中では、受験前後でメンタルの不安定な状態が続いていたこともあり、自分の趣味や運動の時間を意図的に設けて気分転換を図りました。勉強面では出題された問題の類似問題に目を向けたり、解ける問題を確実に正答できるように時間のある限り問題演習に取り組みました。時期的に他のクラスメイトが内定をもらっていたこともあり、内心焦りも感じていましたが、「試験を受けることが出来て有難い」という思いや「受験当日が一番成果が出る」という心意気で試験に臨みました。

教養試験を受験した時の手ごたえ

数的処理や文章理解、社会科学といった重点的に対策した科目は、概ね手応えを感じることが出来ました。根拠をもって選択肢を選ぶ問題もあったが、選択肢を消去・検討するところまでしか至らない問題もありました。数的処理に関してはアガルートのテキストで何度も解いた問題の類似問題がいくつか出題されており、根拠をもって回答することが出来て嬉しかったです。いろいろな市町村の教養試験を受験し、日々公務員試験の問題に触れることの重要性を強く感じました。

人物試験を受験した時の手ごたえ

複数の面接官と面接をする機会自体が初めてだったので、本番での緊張はありましたが、人物試験の手応えも感じることが出来ました。面接動画や冊子の内容をベースとし、それらの知識に自分自身の個別性を出すことを意識しました。
人から聞いた話や調べた情報だけではなく「自分としては○○という経験から△△と思う」という視点を持ちながら、一方的なコミュニケーションにならないように会話を心がけました。会話の中では相手の話を聞きながら、笑顔でコミュニケーションをとることができ、和やかに面接が進んだのが印象的でした。

合格・内定した時の気持ち

最終試験に合格した時は、家族や友人と喜びを分かち合いました。
家族だけではなく、クラスメイトや学校教員も喜んでくれた姿から、多くの方に支えられた結果であることを再認識しました。忙しい学生生活の中で合格をいただいたことで、国家試験合格へのモチベーションも一層高まりました。
公務員試験勉強でも諦めずに向き合い続けることが出来たことから、国家試験も同じ姿勢で頑張ることが出来るという自分自身への自信にもつながりました。

いま振り返ると、合格の決め手は何だと思いますか?

合格の決め手は「継続し続けること」だと思っています。
日々の日常生活の中で、勉強へのモチベーションや体調・環境が変化することは容易に考えられるからこそ、小さな勉強でも良いからとにかく続けること。
モチベーションが高い時は、気持ちが続く限り勉強に取り組み、モチベーションが低い時や体調が悪い時は、やらないのではなく出来ることを1つでも良いからやってみることが大切だと感じました。また複数の自治体を受験する際には、志望順位に関わらず、どの自治体に対してもしっかり事前準備を行うことが受験することへの誠意だと思いました。

公務員として実現したいこと、取り組みたいこと

勤務歴はあるが、公務員として勤務するのは初めてなので、まずは早く仕事を覚えたいと思っています。どんな部署でもそのサービスを必要とし、心待ちにしていただいている住民の方がいることを忘れずに仕事と向き合いたいと思っています。
また仕事は1人ではできないので、住民の方と顔の見える関係をつくるのは勿論のこと、同じ庁舎で勤務する他職員の方とも積極的に関わっていきたいと考えています。現代の日本において少子高齢化、虐待問題、新型コロナウイルス感染症が流行する中で保健師という職業のニーズは高まっていると強く感じています。
医療・福祉的な広い視点だけではなく、地域に暮らす住民の健康増進に関わる専門職として、地域住民の視点に立って施策やサービスに関わりたいと考えています。

受験生に対するメッセージ

公務員試験は教養試験の科目も多いことや、専門分野や面接対策と幅広い勉強を行わなければならないと思います。公務員試験を受験する学生は皆同じ状況であることから、どんな学習レベルの人も合格のチャンスがあると思っています。
私は「勉強」に対して強い苦手意識があったことや、クラスメイトとの学習レベルの違いに焦りを感じましたが、希望の自治体に合格をいただくことが出来ました。公務員試験のノウハウや解法については、アガルートの講座にすべて詰まっています。
だからこそ受験者である皆さんは、安心して目の前の勉強に励んでほしいと思います。それでも不安が拭えない時は、定期カウンセリング等で自分の悩んでいることを先生へご相談していただきたいと思っています。皆さんの合格と希望自治体でのご活躍を祈っています。
私も今回の受験経験を忘れずに頑張りたいと思います。