合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

内定先

国税専門官

公務員を目指した理由・契機

国税専門官になりたかったため結果的に公務員を目指す形になりました。元々会計士や税理士等お金に関する知識を学びつつ、それらを職として活かせる働き方に魅力を感じていました。ただ会計士の勉強は途中で挫折し、就職について真面目に考え出した大学3年生の時期には、税理士資格を卒業までにとれる可能性も低かったです。そこで調べる内に国税専門官を知り、目指す流れとなりました。
国税専門官は税に関する専門職であるため、前述した自分にとっての魅力的な働き方が出来る。また国の財政を支える重大な仕事であるため、大きなやりがいも感じることが出来るのではないかと思ったことが決め手であった。
国税には唯一専門試験に会計学が含まれており、試験で少し有利に戦えると思ったのも理由の一つであります。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

家の近くに公務員講座を受講できる場所が無かったため、受講に場所を選ばないオンライン型の講座が自分にマッチしていました。
また、動画配信型で繰り返し視聴ができることもあり、記憶が苦手な自分には魅力的でした。

勉強の方針と進め方

自分は最初から国税特化の学習をするよう心掛けていました。
科目は2年夏に数的・判断と法律科目からスタートし、基礎が付いてきた頃から経済学、年末頃からその他の科目を並行的に始めました。
それぞれの科目で最初はアガルートの動画を見ながら学習しますが、演習にはLECの解きまくり!という参考書をを使用しました。この参考書には分野ごとに各試験先での出題の頻度が分かるようになっているので、国税で例年出題されやすい分野を重点的に周回することで効率化を図りました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

自分は記憶力が人よりも劣っていると自負している分、毎日なるべく学習済みの多くの科目・分野に触れるように心がけていました。
特に法律系科目は一通りアガルートの講義の視聴を終え、演習を最初から最後のページまで毎日30ページ程を順番にやっていると、同じところに戻ってくる頃にはほとんど覚えていないという状況に陥りました。
そのため、毎日科目ごとのすべての単元を1,2問ずつやるように変え、多くの分野に触れることで記憶に残るようにしました。

教養試験対策講座のご感想・ご利用方法


数的・判断、社会科学、時事でお世話になりました。
基本的には動画視聴でインプットを行うのに利用しました。動画を見て演習をひたすら繰り返していましたが、特に数的・判断は設問の解説が分かりやすいので、忘れてしまったときに見直したりもしていました。
問題集はアガルートに入会する前から使っていたLEC出版のものをつかっていましたが、分量が多いのでコンパクトにまとめられているアガルートの教材から使えばよかったかなと感じることがありました。

人物試験対策講座のご感想・ご利用方法

面接カードの添削と面接練習でお世話になりました。面接カードに書いた内容から深堀されそうな箇所をピックアップしてくれてかなり練習になったと思います。もちろん訂正もありましたが、雰囲気や対話能力をほめていただくことが多く、自信にもつながりました。
ただ、ずっと同じ講師の方にお願いしていたので、いろいろな人にやって頂いた方が様々な視点から助言が頂けたのかもしれないと思っています。もう少しうまく利用すべきだったと思います。

学習時間をどのように確保し、1日をどのように過ごしていましたか?

3年の秋位から本腰を入れ始め、最初は月150時間ほど、多いときは230時間ほど勉強しました。1,2週間に1度くらいは気分転換に遊びに行きましたが、それ以外は基本的に勉強していました。
科目が多い分、勉強時間を確保できた人が受かると考えていたので、こまめに休憩しつつもなるべく長い時間机に向かっていました。1月ごろに中だるみし、ほとんど勉強しないことがあったのですがその後も時間を多く確保することで巻き返せたと思います。

直前期の過ごし方

直前期はひたすら暗記科目と記述対策、面接対策をやっていました。国税は記述で足切りがあるため、憲法と会計学の過去問をひたすら読みキーワードを暗記し文章に起こす練習をしました。
事前に外部での模試を受けており、かなり良い結果が出せていたので筆記に関してはそこまで焦っていませんでしたが面接に関しては経験が無いので、アガルートと学校を利用して練習していました。
事前に自分の実力を確かめる意味でも模試を受けることはお勧めします。

試験期間中の過ごし方

試験が始まってからは筆記の勉強はほとんどせず、本試験の問題の解きなおしと面接対策に注力しました。
筆記では特に時事問題等で、各試験先ににて似た問題や選択肢が出されることも少なくないと聞いていたので、必ず復習していました。
国税の筆記は国家一般や地方よりも早く、自己採点では例年のボーダーより高かったため安心したこともあり、解きなおし以外はほぼやっていないです。
面接は各受験先の情報収集や過去の質問集から回答を準備することで対策を進めていました。

教養試験を受験した時の手ごたえ    

国税・国家一般に関しては数的・判断、時事問題が難しく感じ、まずいかなと思っていました。文章理解や社会科学は解きやすかったのと数的判断もなんとか絞った選択肢から当たっているところがいくつかあり、結果的には得点に繋がりました。
地方自治体は問題が易しいこともあり、いかにミスを減らすかの勝負になったかと思います。
自分は文系で自然科学は一切手を付けていませんが、そのせいで落ちるということは無いので、時間に余裕がない人は無理に勉強する岐津陽花果と思います。

人物試験を受験した時の手ごたえ

明るく笑顔でを意識した所、とても良い空気で対話できました。
実際に面接を受けたのは国税、千葉市、佐倉市でしたが、国税はそこまで深堀もないので基本的な準備が出来ていれば受け答えに困ることは無いです。
一方、地方自治体に関してはかなりの自治体研究が必要だと感じました。市の好きな場所を聞かれたときにうまく地名や理由を答えられなかったことで空気が凍り付きました。ダメかなと思っていたら、案の定面接で落とされました。

合格・内定した時の気持ち

第一志望の就職先と勉強からの解放感が相まって最高にうれしかったです。また、民間に就職する人が多い中、遅い時期まで公務員試験をやり遂げたことの達成感もすごかったです。
過去問を最初に見た時の絶望感を覚えており、地道な勉強での不安も多かったのですが、1年の勉強でこれに対応し合格できるほどの努力をしたと思うと、正直によく頑張ったなと思います。
それを定期カウンセリングで支えてくださった講師の方々にも頭が上がりません。ありがとうございました。

いま振り返ると、合格の決め手は何だと思いますか?

やはり面接の対策だと感じます。国税の場合、人事院面接はものすごく重要に感じました。
というのも私の友人が、筆記の点数はほぼ同じなのに面接評価がAとBで違うだけで、東京国税局から採用漏れしてしまったためです
人事院面接での受け答えは難しくありませんが、国税専門官として役に立つ存在だとアピールし、その上で意気込みを伝えることで併願の方と差別化できるとなおいいのかなと思います。
そこまで練習できるアガルートの人物試験対策はお勧めです。

公務員として実現したいこと、取り組みたいこと

国税専門官として働くため、より税に関する知識を持つことが実戦での立ち回りに有利になると考えています。そのため、まずは研修の段階で、その場しのぎではなく長期的な知識の定着に努めたいです。
唯一公務員でノルマがあるともいわれる国税専門官ですが、調査や徴収で結果を残しつつ、税務署だけでなく国税局や、多組織への出向の機会などがあれば逃さないようにしたいと思います。
また、国税専門官は納税者との利害が相反する立場であるため、税を納めてもらう上で少しでも理解・納得をしてもらえるように心がけながら勤めていきます。
そのために、研修期間だけでなく日々税に関する知識を獲得し、それをアウトプットできるように備えたいと思います。

受験生に対するメッセージ

公務員試験を受けるにあたって、多科目の勉強や民間の人よりも長い期間の拘束による心的な負担は避けては通れない道です。かなりきつい時期も経験しました。
ただ、モチベーションさえ維持できれば乗り越えられない人はいないと感じています。家から近いために自らが住む町の自治体で働きたい人もいるでしょうし、安定しているからという理由で公務員を選ぶ方もきっと多いでしょう。それらはとても魅力的なことですので良いと思います。
自らが公務員を受ける理由と、それを手にしたときの自分を想像しながら勉強に取り組むと良いと思います。勉強の範囲は多いですが決して難しすぎるものではありません。続けることさえできれば合格は難しくないと思います。ぜひ前向きに頑張ってください。