合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

内定先

国税専門官

公務員を目指した理由・契機

自室の机に積まれていく会社説明会のパンフレット。周りがインターンを始めていくなか、自分は何になりたいのか、どのように働きたいのか考えることから逃げていた大学3年の秋でした。
久しぶりに高校の友達と会って話すことは、インターンや業界の話。自分は蚊帳の外でした。しかし、私の思いなどお構いなしに現状を問われます。話を聞いて笑っているけど焦りがジリジリと身に沁みました。
友達をゲームに誘ってみると、勉強しているから無理とピシャリと断られました。公務員を目指していて試験があるらしくその勉強している、とのことでした。周りがどんどんなりたいモノを見つけて努力していました。その友人から『一緒に目指してみない?』。思いがけない一言でした。
友達に誘われて目指し始めた公務員でしたが、今は責任感の伴う公務員になれることが本当に嬉しくて、楽しみです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

友達に紹介され、アガルートを知りました。内定特典の返金・お祝い金が1番の決め手です。
しかし、配信型の授業であり、場所や時間を選ばないことやいつでも授業を聞き返せることが、私の生活にマッチしていたことも選んだ理由です。

勉強の方針と進め方  

使用した教材はアガルートとスー過去です。基本的に全教科、アガルートの授業を1周して、スー過去に取り組みました。スー過去1周目は基本的に解けないので、スー過去の解答をよく読み、改めて授業を聞き直すことで理解を深めていきました。
取り組む科目も大方順番があり、ネットで見つけたように、判断・数的・憲法を最初にやりました。次に民法・ミクロ・マクロ、行政法・経営学・財政学・他の教養科目の順でやりました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

財政学のスー過去を1年前合格目標の物をやってしまいました。財政学や時事対策はウェイトも重くないので、焦らずやればよかったです。
公務員試験は、特に専門科目もある場合は非常に科目数の多い試験です。そのため、他の科目に手をつけ始めると、前にやった科目をどんどん忘れていってしまいます。少しの時間でも多くの科目を毎日やるようにすればよかったです。
毎日一人で勉強していると、自分は遅れていないかなど不安になることがありました。そんなときは友達と話しながら勉強したり、定期カウンセリングで不安を吐露して、気持ちをリセットしていました。

教養試験対策講座のご感想・ご利用方法

時事以外の教養科目に関しては、アガルートの教材しか使っていません。スー過去も本屋で見てみましたが、ボリュームが多く、2つの教材はできないと思い、アガルートで勉強しました。
判断推理と数的処理は最初の方は毎日1時間ずつはやるようにしていました。
授業を聞かずにまず自分で解いていました。解けても、倍速を利用して、授業の解説をみるようにしました。
時事に関しては、アガルートの授業を聞いて速攻の時事で仕上げていました。

専門試験対策講座のご感想・ご利用方法

暗記科目である法律系は小林先生が仰っていた通り、点の理解が線になった瞬間に理解が深くなりました。1周目でわからないところがあっても、とまって考えるのではなく、とりあえず全部通してやってみるようにしていました。
ミクロ・マクロ経済学は1周目で理解できたところは絶対に忘れないように何回も早めに復習していました。国税専門官は経済学2つで6点とウェイトが軽かったので、わからない単元は捨てました。
反対に国税専門官の試験でウェイトの思い経営学・財政学は直前期何周も解いていました。

人物試験対策講座のご感想・ご利用方法

国税の模擬面接と添削で利用しました。直前であったこともあり、反省点よりいいところを多くいってくれたことで自信につながりました。大きい声でハキハキと元気に受け答えすればいいという助言通り、そこを意識して面接に臨みました。過去何人も合格者を出している講師に励まされ、自信につながりました。  
また、定期カウンセリングも利用していたので、面識のある講師の方との練習でしたので、リラックスでき、模擬面接でのやりとりを思い出しながら本面接に挑むことができました。

学習時間をどのように確保し、1日をどのように過ごしていましたか?

直前期の前まではアルバイトをやっていたので、なかなか多くのまとまった時間をとることができませんでした。しかし、少しの時間でも勉強することを意識しました。
バイト先の休憩時間や電車の中でも、周りの視線を気にせずにスー過去を開いて勉強しました。
またアガルートの授業動画は倍速で聞くことができるため、2、3週目や眠い時は倍速で聞きました。
バイト後の勉強だったのでどんどん夜型の生活リズムになってしまいましたが、友達の誘いに寝ていて気づかなかったりと、かえって勉強時間を増やすことができました。

 直前期の過ごし方

直前期になって、国税の記述問題に取り組み始めたので、焦っていました。
勉強時間の6割は記述対策をやっていました。残りは法律系科目の覚えるところを読み流したり、時事問題の対策をやっていました。
ウェイトの重い科目を重点的に取り組みました。試験が近づくにつれ、先の見えない不安がのしかかり、無駄になるかもしれないと思うと勉強しづらくなりましたが、友達と一緒に外で勉強することで最後まで勉強していました。

試験期間中の過ごし方

国家の試験であったので、翌日に自己採点を行い、1次試験は通過できると思ったので、2次試験の人物試験対策を行っていました。他の併願先の試験もあり、忙しかったですが、併願先は落ちても良いと思っていたので、筆記試験対策はほとんどやらなかったです。民間の周りの友達が就活を終えていたので、人物試験対策を手伝ってもらいました。
今までの筆記試験対策は基本的に一人だったので、人物試験対策の方が気楽にできました。

教養試験を受験した時の手ごたえ

本番を意識しすぎて、全部の問題を間違えないように意識していたら、時間が足りませんでした。
時事問題もなんとなくで選んだので、あまり手応えはありませんでした。また、友達と少し回答を確認し合ったところ、自信のあった数的の計算ミスが発覚してしまいました。
しかし、メンタルだけは維持しようと考え、あまり深く考えはしなかったです。それよりも、あと数時間で勉強生活から解放されるということしか考えてなかったので、次の専門試験には普段通り臨む事が出来ました。

専門試験を受験した時の手ごたえ

確かな手応えがありました。やったことのある問題が多く、問いている最中でも1次通過を確信していました。数問勘で決めたところもありましたが、それ以上に確信を持って解けた問題の方が多かったです。
また、記述問題もテキストに載っていた問題が丸々出題され、これも1次通過の確信につながりました。結果は記述の足切りギリギリでした。

 これらの確信があったので、翌日の自己採点もすぐに行い、人物試験対策へと切り替える事が出来ました。

人物試験を受験した時の手ごたえ             

正直、わからなかったです。一緒に案内されたグループの中で最後に面接を始めたはずなのに、集合場所に戻ったのは最後ではなく、面接時間が短かったのだと思いました。思い返すと、面接官の質問にはい、いいえで答える事があり、話を広げられなかったせいかなどいろいろ考えました。
また、部屋での面接だと思っていたら、ブースであったので入室の挨拶が出来なかったことなど、考えれば考えるほど、自信を失ってしまいました。そのため、合格発表までずっと緊張の1ヶ月でした。

合格・内定した時の気持ち

私は内定面接で失敗し、第一希望の国税局には行けませんでした。そのため、内定をもらった瞬間確かに嬉しかったですが、少し悔しい思いもありました。
しかし、内定を頂くことは私の悲願であり、親や親族、周りの人がお祝いしてくれて、応援してくれて、今はとても嬉しいです。夜中にココアを飲みながら勉強していた去年の冬を思い出して、友達と遊べなかったり辛かったですが、今は学生時代本当に頑張った事が残ってよかったと思っています。

いま振り返ると,合格の決め手は何だと思いますか?

専門試験の点数と2次試験の人事院面接が合格の決め手になったと思います。他の点数は平均ですが、専門試験の高得点に引っ張られ、席次も上位になりました。また、人事院面接も対策をして臨んだので、いい評価を得る事が出来ました。
内定面接での評価が悪く、第一希望の国税局から内定は出ませんでしたが、第二希望の国税局から内定をいただけました。席次と人事院面接の評価について言及されたことから、それらをみてもう一度チャンスをもらえたと思いました。

公務員として実現したいこと,取り組みたいこと

私は、納税して頂く国民の期待に応えられるようになりたいです。全ての人から平等な制度の下で、納税して頂くことで公正な社会を実現することができます。そのためには私が税のスペシャリストとして、学び続け、知識をつけなければなりません。そして、自分の身に付けたスキルを国の財源となる国税を守るという責任感のある仕事に生かしていきたいと思います。
また、国税専門官は国税庁をトップに非常に大きな組織の一員として、働くことになります。自身の行動の一つ一つが、良いことも悪いことも、一緒に働く人に影響を及ぼすことや、税金からお給料をもらう立場であることを常に意識し、公務員として節度ある行動を取りたいと思います。

受験生に対するメッセージ

公務員試験は約1年間の勉強期間から、1次試験から内定までを考えると非常に長丁場の試験です。途中で投げ出したくなることもあります。しかし、終わったあとは頑張った分だけ、大きな達成感が待っています。
また、挫折しそうなときや不安なときは周りの人に相談する事が一番の解決法だと思います。友達や親以外にも、定期カウンセリングを使って講師の方にも相談してみてください。多くの合格者を見てきた講師の励ましは心の支えになります。
また、公務員試験で鍵になってくるのは人物試験です。多くの受験先を併願していると、試験を受ける期間と人物試験対策の期間が被ってしまいます。勉強に疲れたら、休憩がわりに自己分析など人物試験対策を少しでも進めてください。
自分が働く未来の姿を想像して、頑張ってください。