「社会人採用で公務員に転職したい」などと考えていますか。

社会人採用で公務員試験に合格するためには、仕事と勉強の両立が必要です。

そのため学習できる時間が限られている社会人にとって、自分に合った予備校選びは合格を左右する重要な要素となります。

そこで本記事では、社会人の公務員試験対策におすすめの予備校を解説しています。

価格によるサービスの違いや学習を始める時期なども紹介しているため、ぜひご覧ください。

社会人向け公務員試験対策におすすめの予備校5校の特徴・費用を比較

公務員試験対策ができる予備校は数多く存在しますが、それぞれ特徴や費用などが異なります。

ここでは、社会人の公務員試験対策におすすめの予備校・通信講座の特徴や費用を紹介します。

アガルート

価格	162,800円（教養型対策カリキュラム）
合格率・実績	非公表
講義の内容・特徴	・オンライン視聴の講義動画 ・オリジナルテキストを用いた学習 ・手厚いフォロー制度
面接対策	・回数無制限の模擬面接 ・面接対策講座の提供
学習サポート	・個別の学習スケジュール作成 ・講師に直接聞ける質問制度 ・定期カウンセリング
教材（テキスト）	・講義動画 ・オリジナルテキスト
おすすめの人	・テキストだけでなく講義動画を用いて学習したい人 ・面接対策を何度も受けたい人 ・スキマ時間を活用して対策を行いたい人

アガルートは全国どこからでも受講ができる公務員予備校（通信講座）です。

各科目の専門家が作成したオリジナルテキストや講義動画を活用して、オンライン上で公務員試験対策を進められます。

音声ダウンロードやデジタルテキストなどを利用すればスキマ時間でも学習できるため、仕事が忙しい社会人でも効率良く対策を進められるでしょう。

また筆記試験だけでなく、論文試験や面接試験の対策も包括的に行えます。

模擬面接は回数無制限で利用ができ、面接カードの添削や面接対策講座も受けられるため、万全の状態で二次試験を受験できるでしょう。

更に、学習サポーターによる個別スケジュール作成や無料の質問制度、月1回のホールムームといったフォロー制度が充実している点も魅力です。

悩み・不明点の解決やモチベーションの維持をしながら効率良く合格を目指せます。

テキストだけでなく動画講義を活用して理解を深めたい方や、面接対策を入念に行いたい方、スキマ時間を有効に活用したい方など幅広い方におすすめの予備校となっています。

加えて、アガルートの講座を活用して合格した方は、全額返金やお祝い金といった内定特典も受けられるため、本気で公務員試験の合格を目指す方にピッタリといえるでしょう。

LEC

価格	215,000円（経験者採用専願コース）
合格率・実績	国家公務員・都道府県庁・市役所などの上位合格者多数
講義の内容・特徴	・WEB講義やWEBチェックテストの受講 ・過去問講座や演習講座の受講 ・通信講義と通学講義から選択可能
面接対策	・回数無制限のリアル面接シミュレーション ・面接情報データベースの提供
学習サポート	・担任講師による個別サポート ・オンラインで不明点の質問が可能 ・ホームルームの実施
教材（テキスト）	・「本気で合格！過去問解きまくり！」シリーズ ・岡野朋一の算数・数学のマスト など
おすすめの人	・公務員模試で自身の立ち位置や理解度を確認したい方 ・校舎に通学して学習リズムを作りたい方

LECは全国に計27校を展開する公務員予備校で、公務員への転職を目指す方向けの「経験者採用専願コース」が設置されています。

試験対策の方法は通学受講と通信受講から選択できるため、通学して学習リズムを作りたい方や、自分の生活に合わせてオンラインで対策を進めたい方などにもおすすめです。

また、面接試験対策は模擬面接を回数無制限で受けられ、受験生が実体験した情報がまとめられた面接情報データベースも活用できます。

更に、全国に配置された担任講師による個別サポートや科目質問対応、ホームルームなどの支援を受けられる点も魅力です。

加えて公務員模試も実施されており、自分の立ち位置の把握や試験の雰囲気の確認をしてから本番に臨めます。

クレアール

価格	・160,000円（2024年合格社会人経験者スタンダードコース） ・130,000円（2024年合格社会人経験者SPI対応型コース）
合格率・実績	国家総合職/国家一般職/国家専門職/各種都道府県庁/各種市町村役場/各種公安職 など多数※2022年実績
講義の内容・特徴	「非常識合格法」に基づいたオンライン学習
面接対策	・リモートによる模擬面接 ・面接対策講座の提供
学習サポート	・担任講師による個別相談 ・メールや質問用紙で受けられる質問サポート ・論文答案の添削指導
教材（テキスト）	・オンラインで視聴できる講義動画 ・オリジナルテキスト
おすすめの人	・1回の受験で合格できるか不安な方 ・満点ではなく合格点を取るための学習を行いたい方

クレアールの通信講座では通常の社会人経験者向けのコースに加えて、SPI対応型のコースも設置されています。

現在は公務員試験独自の教養試験ではなく、SPIを用いて一次試験を実施する自治体も多いため、志望先に合わせて柔軟に学習できる環境となっています。

また、得点率の高い「合格必要論点」に絞って学習を進める「非常識合格法」も特徴で、時間のない社会人でも効率的に対策を進められるでしょう。

加えて、受講期間を1年延長できる「オプション安心保証」も提供されているため「1回の受験で合格できるか不安」と感じる方にもおすすめとなっています。

TAC

価格	・209,000円（教養本科生） ・154,000円（速修教養本科生） ・121,000円（SPI専願本科生） ※「ビデオブース＋WEB講座」の料金は一部異なる
合格率・実績	・国家公務員（大卒程度）：2,797名 ・地方公務員（大卒程度）：2,414名 ・最終合格者延べ人数：5,314名 ※2022年実績
講義の内容・特徴	・生講義や映像講義、WEB講義を用いた学習 ・講義の受講方法を選択可能
面接対策	・面接対策講義の提供 ・面接復元シートの提供 ・過去のデータや復元シートを活用した模擬面接
学習サポート	・経験者採用本科生専用相談コーナーの設置 ・メールや質問カードで不明点を解決可能 ・欠席時のフォロー制度
教材（テキスト）	合格に必要な情報だけを詰め込んだオリジナル教材
おすすめの人	・自分の生活や目的に合わせて受講方法を選びたい方 ・講義の欠席が多い方

全国に計34拠点を展開するTACでは、教養本科生や速習教養本科生、SPI専願本科生などの複数のプランが設置されています。

SPI式の自治体を受験する方や、試験まで時間がない方などでも効率的に学習を進められるでしょう。

また、講義の受講方法を以下の3つから選択できる点も魅力です。

• 通信講座
• 教室＋WEB講座（VIPコース）
• ビデオブース＋WEB講座

自分の生活や居住地、対策の方針に合わせて学習リズムを確立できます。

加えて、欠席時のフォロー制度なども充実しているため、仕事の都合で講座を欠席することが多い方にもおすすめです。

資格の大原

価格	・202,600円（教養型市役所合格（春受験）コース） ・150,700円（教養型市役所超短期（春受験）コース 映像通学）
合格率・実績	3,196名（2022年度 実人数）
講義の内容・特徴	・入門編～完成編まで順序立てたカリキュラム ・教室通学と映像通学、通信講座から受講方法を選択可能
面接対策	・面接対策講義の提供 ・個別面接指導の実施
学習サポート	・質問対応 ・振替出席（視聴）制度 ・欠席フォロー
教材（テキスト）	・毎年改正が行われるテキスト ・過去の情報から復元したレジュメ ・学習進度や講義内容に即した副教材
おすすめの人	・欠席の回数が多い方 ・校舎に通学して勉強したい方

全国各地に校舎を展開する資格の大原は、教室通学・映像通学・通信講座から受講方法を選べる点が特徴です。

講座は入門編・基礎編・応用編・完成編と順序立てて進むため、初学者でも安心して利用ができるでしょう。

また、毎年改正が行われるテキストや過去の情報から復元したレジュメなどを活用して、個々の志望先に合わせた対策が可能です。

詳細なサポートは受講方法によっても異なりますが、欠席フォローや質問対応、教室聴講制度、振替出席制度などのフォロー制度も充実しています。

加えて、一部の教室が自習室として開放されているため「自宅では集中できない」「勉強場所が欲しい」といった方にもおすすめです。

【費用・安さ】社会人向け公務員試験おすすめ予備校ランキング

公務員予備校を選ぶ際は、料金も重要な判断材料のひとつとなります。

しかし、予備校の料金は安いほど良いというわけではありません。

価格が安い予備校・高い予備校はそれぞれメリット・デメリットを有するため、それらを踏まえて総合的に検討しましょう。

費用・価格がお得な予備校ランキング

以下では、上記で紹介した予備校で社会人採用の対策を受けられるコースの費用をランキング形式で紹介します。

	予備校名	価格	コース
1位	クレアール	160,000円	2024年合格社会人経験者スタンダードコース
2位	アガルート	162,800円	教養型対策カリキュラム
3位	資格の大原	202,600円	教養型市役所合格（春受験）コース
4位	TAC	209,000円	教養本科生
5位	LEC	215,000円	経験者採用専願コース

ただし各予備校では、ほかにも社会人採用の対策を受けられるプランが提供されています。

有料のオプションプランを提供している予備校もあるため、上記の表はひとつの目安としてください。

また、通信講座のアガルートのように、合格特典の返金制度やお祝い金などを実施している予備校もあり、それらを活用すればより費用を抑えて利用ができるでしょう。

価格が安い予備校のメリット・デメリット

価格が安い予備校であれば経済的な負担を抑えられますが、その分デメリットもあるため注意しましょう。

ここでは、価格が安い予備校のメリット・デメリットを紹介します。

価格が安い予備校のメリット

価格が安い予備校のメリットは、経済的な負担を抑えられる点です。

予備校やカリキュラムの違いによって数万円や数十万円の違いが現れるため、費用を抑えて公務員への転職を目指したい方には大きな魅力となるでしょう。

価格が安い予備校のデメリット

一方で価格が安い予備校は、サポート内容が手薄な可能性がある点に注意が必要です。

中には映像講義は提供しておらず、テキストだけで学習を進める必要がある通信講座も存在します。

また、価格が安い予備校は校舎をもっていない可能性もあるため、通学して学習をしたい方にも向いていない可能性があります。

価格が高い予備校のメリット・デメリット

一方で、求めるサービスや対策の進め方によっては、価格が高い予備校の方が向いている可能性もあります。

ここでは、価格が高い予備校のメリット・デメリットを解説します。

価格が高い予備校のメリット

価格が高い予備校は、サポートやフォロー制度が充実している傾向にあります。

経済的な負担は増加しますが、学習効率の向上により1回の受験で合格できる可能性が高まるでしょう。

また、価格が高い予備校は校舎をもっている場合も多いため、対面授業を受けたい方や学習スペースが欲しい方などにもおすすめです。

価格が高い予備校のデメリット

価格が高い予備校のデメリットは経済的な負担が大きくなる点です。

費用の高さで悩んでいる場合は、合格特典や返金制度を実施している予備校の活用を検討しましょう。

【社会人向け】公務員試験対策の予備校はいつから行くべき？

公務員試験の社会人採用における筆記試験では専門試験が課されず、教養試験のみで実施されるケースが多いです。

そして、教養試験だけで実施される公務員試験は、一般的に300時間〜500時間程度の学習が必要といわれています。

また、社会人が専門試験を課される大卒程度試験を受験する場合は800時間〜1,000時間程度の学習が目安となります。

そのため、公務員予備校に通い始める時期は、必要な学習時間と自分が確保できる時間から逆算して決めることが大切です。

例えば、必要な学習時間が500時間で、平日に2時間、週末に5時間の時間が取れる場合で考えます。

この学習時間の場合、約半年で500時間の学習ができるため、一次試験の半年ほど前から対策を始めるとよいでしょう。

一方で、大卒程度の専門試験が課される試験で、1,000時間の学習が必要と判断したら、約1年前から対策を始める必要があります。

ただし、必要な学習時間は個々の学習効率によって変動する点に留意してください。

また、勉強を始めた直後のモチベーションが最後まで続くとは限らないため、余裕をもって学習計画を立てることがおすすめです。

社会人で公務員試験に最短合格するならアガルート

今回は社会人が公務員試験対策を行う際におすすめの予備校を紹介しました。

働きながら公務員試験対策を進める必要がある社会人は、いかに効率良く学習できるかが合格のカギとなります。

そのため、自分の目的や学習方法に合った予備校を選ぶことが重要です。

特に、社会人で公務員試験に最短合格したい場合は、通信講座のアガルートがおすすめです。

アガルートを活用すれば、時間や場所に囚われずにスキマ時間を有効活用して対策を進められるため、多忙な社会人の方でも効率良く対策を行えます。

また、映像講義を用いた筆記試験対策に加えて、論文の添削や回数無制限の模擬面接を充実したフォロー制度の下で受けられます。

公務員試験の対策で悩んでいる方や、アガルートのサービスをより深く知りたい方は、無料の受講相談や、初めて公務員試験を受ける人のためのガイドブック（資料請求）を活用してはいかがでしょうか。

受けられるサポートや学習の進め方、自分でも続けられるかがわかるため、最も自分に合った対策方法を選べるようになるでしょう。

公務員試験の対策方法は、合否に大きく影響する要素であるため、ぜひ参考にしてください。