受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由

行政書士試験を目指したきっかけは、行政書士という仕事に興味をもったからです。

以前働いていた職種は家を何日も空けることが多く、子育てをしながらでは限界があると思っていました。そんな中で幅拾い分野のお仕事がある行政書士という仕事に興味を持ちました。未経験の私でも資格を取って異業種に挑戦したいと思い行政書士を目指すように。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートの動画に出会い「他資格の問題を取り入れることで合格者がたくさん出るようになった」という言葉を信じ、受講を決意。

初めて受験した時は独学で、家で1人参考書を読みながら分からない所は色々な方のYou Tubeの解説動画で補っていました。

しかしそれでは民法を理解するのに限界があり、オンラインで受講したほうがいいのかなと悩んでいました。そこでアガルートアカデミーの講座に出会ったです。

学習上の工夫

アガルートのオンライン講義を始めたのは2月の中旬でした。

私は幸い平日の朝9時から14時までの5時間を勉強に充てることができたので、最初の頃は民法3時間、行政法2時間とコツコツ積み重ねていきました。すぐに民法の講義を一から見始めて、講義の多さと内容の難しさに焦りを覚えたのです。

そんな中、3月下旬に主人の転勤で、引っ越しや子どもの幼稚園、小学校、家探しなどで2か月ほど勉強することができませんでした。家族が落ち着き、ようやく勉強を再開できた頃には5月の下旬に入っており、今思い返せば1日1~2時間でも民法や行政法の勉強に触れておけばと感じています。

とにかく講義を聞いて他資格セレクト問題集を解くことを繰り返しました。民法の他資格セレクトは最終的に9回ほど回しました。民法はやればやるほど頭にモヤがかかったような深い沼にはまり、心が何度も折れかけ…。10月頃に6回目を回した辺りからようやく民法の全体像が見えてきてその時は本当に嬉しかったのを覚えています。

まさに豊村先生が表現していた、「とにかく民法はペンキを塗り重ねていく感じ」そのものでした。

勉強は本当に辛く、なかなか前に進んでいない感覚にイライラする毎日。2月に勉強を始めた時から、講義を聞いて分からない法律用語や条文をポストイットに書いて壁に貼っていました。

「無過失責任」や「共有」など、壁がポストイットで埋め尽くされ、それを8月や9月に見返すことで、6か月前はこんなことも分からなかったじゃないかと、前に進んでいる自分を客観的に見ることで、なんとか毎日継続することができました。

9月に入り本格的に高速回転と記述対策を開始。このころから、寝る前に1時間ほど民法、行政法、個人情報保護法の条文を見る習慣も始めました。これは特に嘘条文を見抜く力や、記述対策に役立ったと思います。9月の時点ではまだまだ知識もぼんやりとしていて到底合格できるレベルではありませんでした。

10月に入ると他資格セレクトも1週間で各1冊、1か月で4、5回は回しました (商法は捨てました) 。私はここでようやく一気に仕上げていった感じです。

演習総合講義の感想・利用方法

私は講義を受ける前に独学で4か月ほど行政書士の勉強をしていたので、入門総合カリキュラムと迷ったのですが、演習総合カリキュラムで幅広い、深い知識を学ぼうと思いました。

入門でなくて大丈夫かなと不安もありましたが、演習総合講義でも、初学者が分かるくらい、かなりしっかり一から講義をしてくださっていたので、特に行政法と民法の知識が理解できるようになり、とても助かりました。

演習総合講義は内容もしっかりしていて、本当にたくさんの判例を一つ一つかなり深く講義で説明してくださっていると思います。

特に憲法と行政法総論の判例は、独学や初学者の私ではなかなか読むのに苦労しますが、最新判例や、行政裁量など講義の中で大事なところや論点、争点をかなり詳しく説明してくださるので物語を聞くようにスーッと頭に入ってきました。

講義を聞いたあと、すぐに他資格セレクトの問題を解くことで、こんな聞かれ方をするんだな、この判例はここが大事なんだなと再確認し、「講義を聞いて問題を解く」を繰り返すことで確実に頭に定着させていくことができました。

分からない問題が出てもその都度講義を見返せば必ず載っています。民法の改正点や受験生が分からない、つまずきやすい分野は、より手厚く説明をされていて本当に助かりました。

総まくり択一1000肢攻略講座の感想・利用方法

総まくり択一1000肢は特に民法と行政法を中心に、他資格セレクトと同時並行で進めていました。ただ限られた時間の中で、あれもこれもと頭がいっぱいになっていて、正直1000肢に時間をかけることが難しいとも感じ…。

豊村先生のAWESOMEコンサルティングで、私と同じように優先順位で悩んでいらっしゃる方が「どうしても時間が足りず消化不良を起こすくらいなら、1000肢よりも他資格セレクトに優先的に取り組んでください」というアドバイスを受けていらっしゃり、途中から私も他資格セレクトのみに集中し、結局その後は最後まで1000肢を見ることができませんでした。

1000肢を見ていない不安もありましたが、その分、他資格セレクトを納得いくまでやりました。

総まくり記述80問攻略講座の感想・利用方法

総まくり記述80問は、民法、行政法の講義を一通り見終わった8月頃から取り組み始めました。演習総合講義の中でも記述マークを入れていた所は付箋を貼り、そこも並行して覚えるようにしていました。

記述80問の講義は、その問題に答えるのはもちろん、その答えに至った思考プロセスを丁寧に解説してくださるので非常に助かったのを覚えています。

その問題に関連するすべての条文や、周辺の知識、判例まで網羅してくださるので、ここで一気に頭が整理され、自分が本当に民法や行政法を理解しているのかが分かりました。

はじめは一問を解くのに30分くらいかかりますが、問題と答えをただ照合して暗記するのではなく、その解答に至るまでの思考を順序立てることが、結果的に、異なった問われ方をしても正解を導くことができる近道だと感じます。

逐条ローラーインプット講座の感想・利用方法

逐条ローラーインプット講座は8月頃にようやく見始めましたが、正直、演習総合講義と並行して見るのが良いと思いました。

条文を見る癖を早い段階からつけておくほうが良いと思ったからです。結果的に8月から始めた私はすべての講義を見ることができずに終わってしまいましたが、民法総論から債権までは講義で学ぶことができました。

ローラーインプットは一つのページを開くだけでかなりの量の条文が視覚的に目と頭に一気に入ってくるので、民法や行政法の全体像を掴むためにはかなり良い講座だと思いました。ローラーインプット講座を見始めてから、夜に1時間ほど、ページをめくり、視覚的に条文を頭に入れていく習慣が身に付いたからです。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解は6月頃から始めました。今まで受験したことがなかったので、現代文や文章理解にはかなりの苦手意識が。

講義はやはり私には難しかったのですが、例えば、要旨把握問題の対比構造では、赤と青のペンで文章を分けていくテクニックや、文章並べ替えのテクニックを詳しく学べました。

並べ替え問題のグループ分けテクニックでは、受験生が陥りやすい「グループ分けの思い込み」に気をつけるなど、かなり有益なテクニックやアドバイスをいただけました。

私の場合は文章理解対策講座のみでは足りず、書店で公務員試験の問題や、他のスクールが出版している一般知識の本を何冊か購入し、とにかくたくさんの問題をこなして、文章問題に慣れるようにしていきました。

模擬試験の感想・利用方法

アガルートの模擬試験は、講義で学んだ内容も出てきていたので行政法や民法は実力を出せたのですが、一般知識でまさかの足切りになってしまい、かなり焦りました。

個人情報関連で2問とれたのみで、文章理解を2問落とし、ほかも全部落としてしまいました。一般知識(政治・経済・社会)の講義を全く見られていなかったのでそこが大きいかなと思います。

そこからは更に文章理解と個人情報保護法に力を注ぎ、ニュースで時事問題を見るようにしていました。アガルートの模擬試験は書店で売られている他のスクールの模試より難しいように感じました。

10月に書店で購入した模試を2回受けたのですが、判例や条文は全体的に見たことのあるものが多く、問題文も長くないので解きやすい印象でした。アガルートの模試は問題文が長く、判例も他の模擬試験で出ていないものもあったので、時間配分を調節したり、捨て問を見極める練習にも。

講師へのメッセージ

豊村先生には実際にお会いしたことがないのですが、オンライン講義のみでも私をやる気にさせてくれる熱意を感じました。行政法の判例も、当時の実際の事例が頭に浮かぶように語ってくださるので、私も堅苦しい判例や条文に苦手意識を持つことなく最後まで取り組むことができました。

最後の最後の応援メッセージも拝見して、1回目で落ちた悔しさや、最後まで諦めないよう、心折れないよう、試験当日に逃げないよう背中を押してくださりました。本当に心強かったです。8か月間、全力でありがとうございました。