受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

行政書士試験を目指したきっかけは、勤めていた自動車販売店の社長から、行政書士の資格を取ってみないかと提案されたことです。

行政書士の資格を持っていれば、将来的にも様々な場面で活かせるのではないかと考え、行政書士試験のための勉強を始めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

行政書士試験について右も左もわからなかったため、とりあえずネットで色々と調べていたところ、アガルートのサイトに行き着きました。

他社の講座も様々ある中で、アガルートの講座を受講しようと思ったのは、私服で授業をする面白そうな先生が目に止まったからで、せっかく勉強するなら楽しくやりたいと思ったため、アガルートの講座に決めました。

合格体験記・学習上の工夫

私は、受験勉強期間が1年弱ほどしかなかったため、それに合わせて、①年間スケジュールと②具体的な勉強法の二つに分けてお伝えしたいと思います。

①年間スケジュールについて

私は、初めの半年間は民法と行政法だけを集中的に行い、残りの半年間で並行して憲法や商法などの勉強をしていました。その理由としてはやはり、試験において民法と行政法の問題が多数を占めるため、ここに時間を割くべきだと思ったからです。

②具体的な勉強法について

法令科目は、予めテキストを線引きしながら読んで、その後に映像授業を観るという流れでやっていました。自分で線引きしている段階では、理解できるところがあまり多くはありませんが、これをやっておくことによって、自分が大事そうだと思っていたポイントと先生が伝えてくださる大事なポイントを比較、対照でき、より深く理解に繋げられると思います。

また、試験まで時間の無い方は、倍速での映像視聴をおすすめします。たしかに、倍速視聴を行うと内容を理解しづらいかもしれませんが、授業で先生も仰っていたように、なるべく早めに1周し、2周目3周目に進んで行った方が結果的に早く理解に繋がるかと思います。

過去問などの問題演習については、1周目の時点から、単元や章ごとにどんどん解いていました。これもやはり、初めのほうは正解率も低くなりがちですが、それよりも、どのような形で問題が出るのかを知ることができ、さらに、それを踏まえてテキストを読んだりすることで、より実践的な勉強ができるかと思います。

総合講義のご感想・ご利用方法

私は豊村先生の入門総合カリキュラム・フルを受講していました。

初学者ということもあり、入門でフルの講座が自分には合っていると考え、受講を決めました。内心では、入門クラスでも合格できるのか不安ではありましたが、以下でお伝えしてますこともあり、受講してから早めの段階で杞憂であるとわかりました。

他のカリキュラムではどのような説明をされているかはわかりかねますが、入門クラスの映像授業では、豊村先生がわかりやすい具体例も交えながら説明して下さったので、スムーズに理解することができました。

また、説明してくださる箇所も深くなりすぎず、かといって、試験での重要ポイントは外さずに授業を行って下さっていたので、メリハリがあり非常に良かったです。

テキストについては、勉強する内容が内容ですので、必ず映像授業と合わせて勉強された方がいいかと思います。やはり、活字だけで理解することは、初学者の方であればなおさら難しいと思いますので、積極的に映像授業を活用されることを強くおすすめします。

内容については、入門クラスのテキストでも十分に細かく詳しく記載されていると感じましたので、初学者の方でも安心して選ばれたら良いかと思います。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

短答過去問については、先述したように、テキストでの勉強が単元や章単位で終わるごとに問題演習で使用していました。解説も細かくされているので、非常に助かりました。

利用方法については、単純にあたりはずれで終わらせるのではなく、選択肢の一つずつについて詳細な正誤判定などをノートに書き、解説を読んで自分の解答をじっくり検討していました。自分の解答を文字に残しておくことで、後で自分の考えを見返すことができ、さらに、その考えを法令の考えに矯正しやすくなったと思います。解説を読む際には、重要な判例などがあればその都度テキストに戻り、判例の確認をしていました。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述過去問については、試験の2ヶ月ほど前から使用していました。しかしながら、それ以前に記述対策をしていないかというとそうではなく、授業において豊村先生から指摘のあった記述に出題されそうな箇所については、授業が進むにつれて、ノートに書き写してみたりしていました。記述過去問についても解説が詳細で、押さえるべきポイントもしっかりと記載されていたため、非常に有用でした。

記述対策にあたり、一度出題されたのだからもう出題されることは無いと高を括り、過去問演習を疎かにしてしまう方が少なからずいらっしゃるようですが、実際は、過去問に似た記述問題がいくつか出されていることがあったりします。そのため、このような安易な考えはやめて、しっかりと過去問演習を行っておくことをおすすめします。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

正直な話を申しますと、私は初学者かつ時間が非常に限られていたということもあり、逐条ローラーインプット講座の受講までは手が回らなかったのが現状です。

内容については、民法と行政法を条文ごとに正確に理解できるよう丁寧な講義をしてくださるということで、択一問題の対策にはもちろん、記述問題の対策にも効果的かと思います。

記述問題は、法令の原理原則を前提にした上で、具体的な事案に対して正確なアプローチができるかが得点に繋げられるかの分かれ目になるかと思います。記述問題でやや苦戦してしまった私からすると、この講座までしっかりとやっておけていれば、もっとスムーズに解答できていたのではないかと後悔しています。

そのため、これから行政書士試験の勉強を始める皆様がたにおかれましては、是非とも逐条ローラーインプット講座を受講しておくのがよろしいかと思います。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解の問題は、これまでの行政書士試験においては一般知識で3問出題されていましたが、恐らく基礎知識に変更されても、文章理解の問題は3問出題されるのではないかと思います。また、この分野での足切り基準も同様なのではないかと思います。

このことを踏まえますと、足切りを回避するためにはおおよそ6問以上正解する必要がありますが、そのうちで文章理解の問題を落としてしまうと、非常に苦戦を強いられることになるかと思います。そのため、私は文章理解対策講座を受講することによって、一般知識の足切りについては危なげなく回避することが出来ました。

文章理解の問題は、内容合致、要旨把握、空欄補充、文章整序と様々な出題パターンがありますので、それらのパターンを知り、慣れるためにもしっかりと勉強されるのがいいかと思います。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

択一式対策完成への問題については、私が初学者かつ時間が非常に限られていたということもあり、なかなか解説動画の視聴まではいけなかったのですが、テキストの内容としては、様々な資格試験の過去問が記載されており、行政書士試験とはまた一味違った問題演習を行えるため、試験本番で想定される初見問題への対応などを訓練するという意味においても、非常に有用であると感じました。

私自身、試験当日には初見の問題を解くことになったわけですが、この講座を受講していたことによって、気持ちの面でも非常に安心して解くことが出来たと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験について、私はアガルートの模擬試験だけを受けました。内容の感想としては、テキストの勉強だけでも十分に取れる問題と、プラスアルファで応用力が試される初見的な問題もあり、非常に実践的な模擬試験であったと思います。

行政書士試験の受験が初めてとなることもあり、模擬試験の主な利用目的としては、時間配分を考えるということにありました。個人的には、第1問から大まかに解いていき、また戻って丁寧に検討する形でも大丈夫そうだと感じたので、試験当日もそのように解いていました。

私は模擬試験を1回しか受験しませんでしたが、豊村先生も仰っていたように、アガルート以外や市販の模擬試験も受けてみると様々な問題に触れることができるので、より試験対策になるのかなと思います。