受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

30歳で帰郷後、測量会社の経営の傍ら、父が開業している行政書士事務所で補助者として実務に取り組んでいました。今まで経験してきた職種と畑が違いすぎるため、初めは何がなんやらさっぱりの状態からスタートでしたが、次第に自分の事務所を開きたいという意欲が強くなり、40歳目前で、ようやく試験に挑戦しようと決意しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

2022年度に、他社通信講座を利用して受験したのですが、記述待ちの中、結果は不合格。このまま終わるのは悔しく、もっと知識の精度(特に択一)を上げなければと思い、レベルアップができそうな講座を探している中、Youtubeの豊村講師のわかりやすい講義動画と、「合格したら全額返金」の文字に誘われて、アガルートの講座受講に至りました。

合格体験記・学習上の工夫

2月からスタートして、毎日約2~3時間。週末の土日のどちらかは完全にオフの日を設け、メリハリをつけることを意識して9ヶ月間取り組みました。小さい子供もいるので、オフの日は家族サービスをしたり、自分の趣味を楽しんで息抜きをしながら取り組めたことが、メンタル的にも安定して過ごせ、「やるときはやる」と、集中して取り組めた要因かと思います。もっとも、これは家族の応援と協力体制があったからこその話。家族には感謝しかありません。

あと、自宅から会社まで車で片道約15分の通勤時間なんですが、その間に講義の音声を聞きながらの所謂「耳勉」が効果的だったと思います。受講開始から試験直前まで、常に豊村先生の講義音声のみが流れる車内。休日に家族を乗せて出かける際には、音楽が聞きたいとクレームが入りましたが、試験終了の日まで我慢してもらいました。試験が終わっても、車内は豊村先生の講義音声が日常となってしまっていた私は、試験本番が終わっても、しばらく講義音声を流していないと違和感を感じるくらい、講義音声は日常に溶け込んでいました。毎日約30分の通勤時間、仕事での移動や、遠出のときも講義を聞きながらの車内での耳勉も、塵も積もればなんとやら。間違いなく合格に結びついた工夫点だったと感じています。

総合講義のご感想・ご利用方法

まず言えるのが、講義が非常にわかりやすかったです。アガルートを受講する前の1年間、他社通信講座を受けていたこともあり、講義の内容が初めて聞くものばかりではなかったこともありますが、ドラ息子や、チキン南蛮唐揚げ弁当など、イメージしやすい具体例を織り交ぜた、「良い意味で」くだけた感じの講義は、今でもしっかり記憶に残っています。テキストに書いてあることを読み上げるだけの講義ではなく、豊村先生が面白く講義してくれたので、飽きずに集中して受けることができました。1コマの時間が短いのも、集中するのに良かったと思います。

あとは、ジグザグ勉強法。これを徹底して取り組みました。最初、教材が届いたときに手に取った他資格セレクト問題集を見て、「この分厚さ、ホンマにジャンプやん」と、圧倒され不安になりましたが、講義と他資格セレクト問題集を交互にやり続け、2月からスタートした民法・行政法も、4月中旬頃に1周目が終了。その後は、残りの科目と並行しながら、他資格セレクト問題集の民法と行政法を、触れていない時間を極力なくすために、仕事が忙しく時間がないときでも、少しだけでも問題に触れることを徹底し、毎日繰り返し解きました。

短答過去問集のご感想・ご利用方法

短答過去問集は薄くて持ち運びがしやすかったので、子供の習い事の待ち時間などのスキマ時間に利用しました。こちらは、あまり机に向かって取り組むことはせず、書き込みもほどほどに、豊村先生がYoutubeでもおっしゃっていたように、◯✕をつけるくらいの「読み物」感覚で、肩肘張らずに気軽に利用しました。他資格セレクト問題集をまわしながらの並行作業でしたが、最終的には、民法と行政法は4周、他の科目は1~2周まわしていました。

記述過去問集のご感想・ご利用方法

私の記述対策のメインは、総まくり記述80問攻略講座だったため、試験直前期に腕試しのつもりで1度だけの利用となりました。ですが、いざ解き進めるとあやふやな知識が露呈することも多々あり、直前期に詰めの甘さを痛感することとなってしまいました。択一も記述も同じことが言えると思いますが、様々な問題に触れることで、より深い理解に繋がります。今となっては、こちらの過去問も、もっとしっかりやり込んでおけば、本試験での記述の得点も少しは伸びたのかなと反省しています。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

総まくり択一1000肢攻略講座は、直前期の総復習としての利用となりました。

直前期ということもあり、時間がない中で2周ほどなんとかまわしましたが、やはり基本的で重要な知識がたくさん問われており、間違えた肢は、もう一度テキストや六法に戻って再確認しました。直前期の最終的な知識のチェックと定着をはかるにはうってつけの構成で、追い込み時期に効率的に学習するには最適だったと思います。

ただ、見開き構成のため、解答がたまに先に見えてしまうことがあり、できれば問題の裏ページに解答が記載されていた方が、私は使いやすいなと感じました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

記述は7月中旬からの、少し遅めのスタートでした。苦手意識があり、どうしても後回しにしてしまった記述でしたが、設問の状況をイメージし、「何を問われていて、どう答えるのが良いか」、豊村先生のおっしゃる「JT」と、択一で得た知識から、適切なキーワードを引っ張り出せるようになることを常に意識して、ただただ愚直に取り組みました。その結果、模試等でも「全く何も書けない」、「何を聞かれているかすらわからない」といったようなことはなくなりました。

可能な限り、択一での基準点突破を目指して勉強していましたが、記述の対策をしっかりすることは、択一の得点力の向上にも繋がっているので、これから受験される方には、「苦手だから」といって一切対策をしないことは絶対にやめた方が良いと断言できます。

模擬試験のご感想・ご利用方法

ガイダンスの中で豊村先生がおっしゃっていた、他社の模試パックを7月から受け始めました。何回か受けるにつれ、自分の強みや弱みがわかってきて、次の模試を受けるまでに、弱い部分を集中的に復習しました。アガルートの模試は、最後の腕試しのつもりで直前まで残しておいたのですが、これがまさかの過去最低の結果に。本試験1週間前に、合格には程遠い悲惨な結果に本当に落ち込みましたが、改めて問題を解くと、落ち着いて問題を読んでおらず、慌ててしまってケアレスミスを連発していることがわかり、試験本番での「まずは落ち着く!」という心構えの大切さを再認識させれました。

本試験直前での自信喪失となってしまった結果でしたが、本番前にいちばん大事なことに気づけて良かったと、プラス思考に切り替えることができたきっかけとなった模試でした。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

豊村先生の楽しい講義のおかげで、無駄に他の教材に手を広げたりせず、飽き性な私の性格でも最後までやりきることができ、無事合格までたどりつけました。9ヶ月間、本当にありがとうございました。