受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

コロナ禍でテレワークとなったことで、時間的に余裕ができたのをきっかけに、2021年に宅地建物取引士の資格試験を受験。その体験を通じ、法律(特に、民法)に興味を持ち、行政書士試験を目指そうと決めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

試験範囲の広さ、過去問を見て、これは独学では厳しいと判断。講義をフレキシブルに聴講できる通信講座で、法律初心者に分かりやすい講義という観点でネット検索し、数社から資料請求しました。サンプル講義、テキストを見て、これなら続けられと判断し受講を決めました。

合格体験記・学習上の工夫

私はアガルート講座を2022年9月13日からスタートしました。2023年11月11日(試験前日)まで424日間の受験勉強でした。この間、私が心掛けていたのは、先生のアドバイスを素直に聞き、愚直に実行することです。基本的に講義聴講⇔過去問を解くのジグザク学習をひたすら繰り返しました。以下に各時期での学習状況を記します。

<2023年9月~12月>

民法から勉強を始め、行政法→憲法の順に講義の聴講、過去問を年内で1回廻す計画でしたが、行政法に時間が掛かり憲法は1月に入り込みました。

<2024年1月~4月>

民法、行政法、憲法の2回目を行うもほとんど記憶出来てなく、かなり焦った時期でした。商法、会社法を着手し始めましたが、前記3科目の理解度の低さに焦りを感じ、会社法はほぼ手つかず。

<5月~8月>

一般知識の講義聴講スタート。6月から記述対策を着手。この時期までに民法、行政法のインプットがかなり出来てきたと自己満足するも、記述過去問解説講座を聴講すると、知識が整理が出来ていないことを痛感。夏休みはまとまった勉強時間が取れるので、気合を入れて民法、行政法を中心にジグザク学習を継続。

<9月~11月>

ひたすらジグザク学習を繰り返す。他予備校の模試を受けようか迷いましたが、インプットの完成度がこの時期に来てもまだ低く、受けても点数は取れないし、結果を見てやる気をなくすことが怖く、模試受験を断念。結局、本番直前の11月に入ってから講座についている模試と書店で売っている市販の模試(当たる!…という名称につられて購入)を自宅で行い、本番の試験時間配分の確認と解く順番を決めるために模試を活用しました。

 また、記述対策に不安があったため、講義中に「まる記」マークを付けた事項を40~45文字にまとめることを行いました。これは、試験当日も持参し、試験直前まで見ていました。

総合講義のご感想・ご利用方法

感想としては、「豊村先生の講義が非常に分かり易かった!」につきます。法律の勉強は、用語や判例の言い回しが難しく、六法に至っては、文字は小さいし、初学者が読むことは不可能に近いです。豊村先生は、平易な言葉や身近な事例に置き換えて説明して下さったので、初学者の自分には非常に理解し易かったです。

また、講義内で雑談もあり、講義を楽しく聴講することができました。    

因みに、講義内でお話された「運命の人」を先日見ました!

民法、憲法の講義については、概ね4~5回聴講しました。基本的には自宅で講義を聴講するスタイルで、2回目以降は1.5倍または2倍速で聴講し、時間短縮を図りました。

行政法については、苦手意識があり、この科目だけは自宅で講義を聴講し、翌日の通勤電車の中で、前日学習した講義を再度聞くことを2回目以降は行っていました。

商法・会社法については、民法、行政法、憲法の3科目の理解度が中々上がらなかったので、3科目の理解度を上げることを最優先と考え、豊村先生が重要と言われた箇所のみを聴講しました。聴講回数も1~2回で、テキストも他の科目と比べ、非常にきれいな状態でした。(笑)

直前期に何とか、商法・会社法に時間が取れないものかと思っていましたが、一般知識の足切りが気に掛かり始め、そちらに時間を取られることになり、結局、ほとんど学習できませんでした。この時点で、商法・会社法は捨てることに腹を決めました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

短答過去問解説講座は、基本的に総合講義の各章聴講後取り組みました。

林先生から「この問題を間違えた方は猛省してください!!」という言葉に焦りを覚え、再度該当箇所のテキストの復習や講義の聞き直しをしたことを思い出します。

また、講義の中で、「過去に同じ肢が出題されている」ということを繰り返し話されているのを聞き、過去問の重要性を痛感。総合講義の聴講とセットで必ず過去問を解くことを繰り返しました。

林先生の講義は、六法を引くスタイルであったので、条文に触れる機会が増えたと同時に、六法を引く癖が付いたと思います。

この地道な作業が合格に繋がったものと思います。ありがとうございました。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

民法、行政法の総合講義も3回程度繰り返した6月から、記述過去問解説講座を聴講しました。今までの学習でかなり知識は定着できただろうと思い、記述過去問に取り組みましたが、全然書くことが出来ず、正直焦りを感じました。

記述講座を受講したことで、今までのインプット知識が、如何にあいまいな知識であったかを痛感。ただ漫然とインプットを繰り返すのではなく、知識のつながりや、より正確な知識の習得が必要であること実感しました。

記述講座の聴講は1~2回しか出来ませんでしたが、記述問題の解答手順の中の「知識の抽出」において、覚えるべき知識は何か、その他の知識とのつながりはどうかといった観点を把握することが出来、その後のインプット学習の仕方に変化をもたらすきっかけとなりました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

条文を読むことの重要性は、短答過去問解説講座で叩き込まれていたので、3月下旬から総合講義と併用で聴講をスタートしました。順調に聴講を進めていましたが、5月から一般知識の講座聴講スタート、6月から記述対策の講座聴講スタートと新しいこと目白押しで、どうしても当該講座に時間を確保することが出来ず、途中で断念しました。

このため、民法は426条までしか出来ませんでしたが、行政法は行政手続法、行政事件訴訟法、行政不服審査法まで終わらせることができました。

苦手意識のあった行政法の中で、特に苦手な前記3法を何とか聴講が出来たことは、後に行政法の知識定着に繋がることになったと確信しています。

この講座は、条文を丁寧に解説してくれており、初学者にはハードルの高い条文の理解や、講義内容の理解を深めるのに役立ちます。

総合講義聴講後にもっとマメにこの講座を聴講していけば良かったのにと反省しています。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

この講座は大変お世話になりました。根っからの理系である自分にとって、文章理解は本当に苦手でした。田島先生がおっしゃった「テクニックに頼るのではなく、まず文章を読むこと」を肝に銘じ、この講座を3回聴講しました。問題演習は、その日の勉強の最後に5~10分の時間で1問問題を解くことを続けました。地道な積み重ねですが、これを続けることで、文章を読む時間も短くなり、文章理解もかなりレベルアップ出来たと思います。

本番では、「まず、文章を読む」ことができるように、一般知識問題の中での時間配分に注意しながら臨みました。その結果、おかげさまで3問取ることができました。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

民法の過去問集が他の科目より少ないことに不安を感じ、6月から過去問と併用しようとトライしましたが、解けない問題が多く、かえって不安が募ることになりました。不安払拭のための方策なのに、何をやっているのかと迷走し始めたため、一旦断念することにしました。

この講座を再開したのは、直前期の10月下旬(超直前期!!)でした。丁度、この時期に直前対策講座を聴講していました。民法の山当て箇所について、総合講義を再度聴講し、テキスト見直しや過去問を解き直しをしているときに、「そういえば、択一式対策まだやってなかった!」ことを思い出し、再トライすることにしました。このため、山当て該当箇所の問題しか行うことが出来ませんでした。

模擬試験のご感想・ご利用方法

当初、模擬試験を9月、または遅くとも10月上旬に行う計画でした。模擬試験は、現状の実力確認、弱点分野の抽出、残りの時間での学習計画の立て直しに活用したいという思いがありました。

しかし、この時期(9月,10月)に至っても、民法、行政法、憲法のインプット知識が中々定着出来ていない状況でした。この状況下で、模擬試験を受けてもあまり効果が無いと判断し、まずは、この3科目のインプット知識の定着を図ることを最優先する決断をしました。

結局のところ模擬試験は本番直前の11月に受けました。時間内にすべての問題が解けるかどうか、解く順番の確認程度にしか模試を活用できませんでした。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

豊村先生、本番までの424日間大変お世話になりました。本番直前の「この時期に不安になるのは、今まで勉強してきた証拠」との言葉に勇気づけられました。試験前日まであきらめず、愚直にやるべきことをこなし続けたことで、実力のピークを本番にもっていくことができたと思います。

本当にありがとうございました。