受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

大学生活がコロナ禍と重なった影響でサークル活動等に参加することができず、何か新しいことを始めたいと思っていました。

私は文学部に所属しており、もともと法律への関心は大きくありませんでしたが、弁護士を目指す法学部の友人が楽しそうに勉強している姿を見て、法律の勉強を始めようと考えました。言葉にこだわったり、頭を使って物事を考えたりすることが好きなところが法律の勉強に向いていると思う、とその友人が私の法律学に対する適性を見出して勉強開始を後押ししてくれました。

法律系の資格について調べたところ、行政書士はその登竜門的存在ということがわかり、試験合格を目指すことにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

先述の友人が、アガルートの司法試験予備試験講座を受講しており、対応の良さや価格の手頃さ、講義のわかりやすさ等をを評価していたためです。また、オンデマンド動画により完全に自分のペースで学習できる点も、学業等で忙しい私には合っていると感じました。

合格体験記・学習上の工夫

・勉強の特徴について

私自身の勉強の最大の特徴は、商法・会社法・家族法・憲法統治の勉強が間に合わなかったことです。今回は出題の運もよく、ギリギリ合格できましたが、いくつも捨て科目を作ってしまうのは決してオススメできません(笑)。しかしここで私がお伝えしたいのは、これらの科目に頼らずとも合格の可能性があるほど、テキスト・講義の質が高いということです。アガルート以外の教材に手を出さずとも、六法とテキストを読み込み、講義をきちんと理解すれば、必ず合格が見えると思います。

・モチベーションの維持について

全く知らない分野の勉強をする中で辛い時期ももちろんありましたが、「合格者インタビューで豊村先生にお会いするんだ!」という一心で駆け抜けた1年間でした。

最初にテキストを見たときは専門用語ばかりが並んでおり、不安を覚えましたが、豊村先生が身近な例を用いてわかりやすく説明してくださったため、難しいと感じることも少なく、初学者の私でも安心して楽しみながら勉強を進めることができました。

また、頻繁に合格者インタビューの動画を見ていました。老若男女さまざまな立場の方がそれぞれの志を持って真剣に勉強に向き合っていらっしゃる姿に刺激を受けました。

・学習時間の確保について

平日の日中は授業があるため、主に寝る前の時間を勉強に充てていました。試験約1ヶ月前からは、学校の休み時間や食事中といった隙間時間にも、豊村先生のYouTube動画等で知識を簡単におさらいしていました。

・勉強方法の工夫について

この日までに〇〇法を一周する!と決めて徐々にそのスパンを短くしていきました。勉強を進めるうちに一周のスピードが上がっていると実感でき、自分の成長を感じることがモチベーションの維持にも役立ちました。

総合講義のご感想・ご利用方法

・民法

最初に学習を始めたのが民法でしたが、生活に身近な例を用いて解説してくださったため、法律に対するとっつきにくいイメージが解消されました。特に無権代理など言葉だけでは想像しにくい分野で、ドラ息子といったワードを使って説明してくださり、それぞれの人物の立場や利害関係を具体的かつ容易に理解することができました。

・行政法

特に行政不服審査法のパートで、再調査・再審査における準用の有無が一目でわかるようページ構成されていた点が魅力的でした。

また、行政事件訴訟法のパートでは、条文も含め掲載されており、判例の進歩とそれに伴う条文の変化の流れが掴めるようになっていたため勉強に役立ちました。処分性や原告適格の有無を一覧の表にまとめてくださっていた点も助かりました。

・憲法

試験に必要な判例の概要がテキストに掲載されていることに加え、それぞれの判例の意義を講義で解説してくださり、体系的なインプットができました。試験本番でも判例の意義を踏まえて回答することが求められる問題(寺西判事補事件)があり、アガルートの講義が得点に結びつきました。

・一般知識

試験約2週間前から対策しました。特に個人情報保護法系は、テキストに必要な条文の知識がまとまっていたため、六法を何度もめくる手間がかからず忙しい直前期には有り難かったです。また、情報・通信分野については、関係する単語が一覧で掲載されており、試験前にパラパラ見て簡単に勉強することができました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

一つの分野が終わるごとにまとめて解きました。先生のおっしゃる通り、最初は難しく感じたため、少し考えても分からなければすぐに解説を読むようにしていました。民法や行政法については細かな条文・憲法についてはマイナーな判例を知らなければ解けない問題も掲載されており、過去問を解く中で新たに得た知識をテキストやAWESOMEレジュメに書き込むことで、情報の一元化を図りました。

特に行政法については、「過去問超重要!」と先生がおっしゃっていた通り、過去問を繰り返し解くことで問われる知識の傾向を把握することができました。今年度の試験は公法系が難化したため、行政法に力を入れて学習したことが結果につながったと感じています。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

こちらについては、民法の短答過去問を解く際の追加問題と捉え取り組みました。司法書士試験や司法試験など、難易度の高い資格試験の短答問題と行政書士試験のレベルにそれほど差がないと感じ、行政書士試験も非常に難しい試験なのだと再認識させられました。いっぽうで、難しい問題だからこそ解けたときの喜びも大きかったです。

違う資格試験の問題を経験することで、一つひとつの知識をどのような角度から問われても答えを導くことができる思考力が培われたと感じています。また、行政書士に合格したら今度はこの司法書士に挑戦してみようというモチベーションのきっかけにもなりました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模試については、試験約1週間前に取り組みました。勉強の進捗状況が芳しくなく、夏に開催された他スクールの模試を受けることができなかったため、試験の形式で問題を解いたのはこれが最初で最後でした。しかし、採点してみると思ったように得点できておらず、非常に焦りました。この焦りのおかげで、危機感を持ってラスト1週間の勉強に励むことができました(笑)。

模試の内容については、別冊で丁寧に解説されていたため、暗記に注力していた試験直前期に自分の思考の過程を見直すきっかけができました。また、本番の時間配分を計画することにも役立ちました。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

豊村先生の元気な講義のおかげで、私も元気に楽しみながら勉強することができました。ついにお会いできる予定が決まり感無量です。

些細なきっかけで始めた行政書士試験への挑戦でしたが、学習する中で法律的な思考法の面白さを感じ、精緻な法律の枠組みとその成立の歴史に感銘を受けました。法律の存在や法律的な考え方は、実は非常に身近なものであって、今後も人生のあらゆる場面でかかわっていくことになるだろうと感じるようになりました。

今後も司法書士試験の受験など、法律の勉強を楽しく続けていきたいです!(まずは商法・会社法・家族法・憲法統治をマスターしなきゃ!)

豊村先生、アガルートの皆さま、そしてともに勉強に励んできた全国の皆さま、本当にありがとうございました!