合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

行政書士試験を受験することを決めたのは、大学1年生の終わり頃でした。当時、私は公務員として就職することを考えていたのですが、まだその勉強を始めるには時期が早く、他に何かできることはないか、考えていました。
そんなとき、行政書士試験には公務員試験を受ける上でメリットが多々あることを知りました。例えば、試験内容が重複している点、法律の知識を国家資格でアピールできる点です。このことから行政書士試験を目指すことを決めました

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

家族の紹介です。兄が司法試験対策講座を受講しており、私が行政書士試験を受験することを知ると強く勧めてくれました。また、YouTubeにアップされていた豊村先生のサンプル講義を拝見したところ、とてもわかりやすく、受講することを決めました。

合格体験記・学習上の工夫

今となって振り返り、得点アップに繋がったと思う点が3つあります。
1つ目は、民法と行政法の学習を重点的に行ったことです。行政書士試験において民法と行政法の配点は半分以上を占めているため、徹底的に学習しました。主には、入門総合講義のテキストを読む、過去問を問いて定着度をチェックというサイクルを何度も繰り返して勉強し、8月以降は、逐条ローラーインプット講座で条文の理解も徹底しました。合計でテキストと過去問は7回、逐条の講座は3回ほど繰り返したと思います。これは他の科目にもいえることですが、多くのテキストに手を出さず、アガルートのテキストに絞って完璧にすることで力がついたと思います。
2つ目は、商法を捨てたことです。豊村先生によれば、商法は特殊で学習が難しいのに加えて、出題数も5問と少なく、捨てることも選択肢としてあるとのことでした。私は法律の勉強が初めてで、他の科目の理解にも精一杯だったので、思い切って商法は捨てて、残りの科目に集中することに決めました。
3つ目は、模試を受けたことです。試験1か月前に初めて模試を受けたのですが、散々な結果で合格ラインを50点ほど下回ってしまいました。このままではまずいと思い、何がいけなかったのか分析し、その反省をもとに猛勉強しました。その結果、試験直前の模試では合格点に達することが増えてきました。模試では普段の学習ではわからないような弱点が明確になるため、その後の学習の大きな助けになりました。また、合格ラインとの差が具体的な数字で表されることも、モチベーションの維持に役立ちました。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

法律の勉強が初めてということもあり、理解できるか不安でしたが、豊村先生の講義は、一見難しく見える内容も私達の生活に身近な例に置き換えて説明していただいているため、とてもわかりやすく、楽しく受講できました。適宜、まとめをしてくださるので、混乱せずに最後まで受講することができました。
本講座は豊村先生がテキストに線やマーカー、図を書き込みながら解説をし、受講者も自分のテキストに同じものを写しながら講義を聴くという形式でした。自分も手を動かしながら聴くことで、重要な部分を再確認しながら学習を続けられました。また、このときに書き込んだものは後々、勉強を進めていく上でとても役に立ちました。なにかわからないことがあったら、この入門総合講座のテキストを開き、書き込みがある部分を中心に読む、それでもわからなければ、豊村先生の講義動画を見るという形で、本当にわからない部分だけ動画を見るようになり、大幅に勉強の効率が良くなりました。
講座の動画は単元ごとに細かく区切られているため、だらだらとすることなく、集中して受講することができました。本試験の学習では、スキマ時間にいかに勉強するか、ということもとても大切だったので、そういった意味でも、このように動画が区切られていると、とても勉強に役立ちました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

こちらの講座の主な利用方法としては、学習初期は、入門総合講義で学習し終えた部分の問題を解いて知識の定着を図り、中期〜後期では、間違えた問題を中心に解いて自分の弱点を潰すようにしていました。担当の林先生は、問題の解説だけではなく、「本番では飛ばすのがおすすめ」などの試験本番を見据えたコツも詳しく教えてくださり、講座を進めていくごとに着実に力がついていく感覚がありました。
また、先生は各問題の冒頭で、「この問題は絶対に解けるように」、「この問題は参考程度に」などという問題の重要度を教えてくださるので、メリハリをつけて効率よく学習できました。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

私は記述問題の対策として、入門総合講義で豊村先生が出題されると予想した部分の暗記をし、本講座で解答の仕方を学習する、という方法をとっていました。記述問題は、たとえ暗記している箇所が出題されても満点をとれるとは限らず、字数制限内に簡潔にまとめる、といった書き方の訓練も必須だと感じます。
本講座では、その解答を導くまでのステップを詳しく解説されていて、とても力になりました。試験本番では緊張で頭が回らないこともあるかと思います。そんなときでも本講座で学んだ解答の順序に立ち戻れば、落ち着いて答えに近づいていけると思います。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

本講座は入門総合講座の知識が定着してきた時期の8月、9月に利用しました。入門テキストで学んだ内容を条文で理解することによって、知識がさらに定着していきました。条文は難解なところがありましたが、担当の田島先生がわかりやすい説明や図を加えてくださり、スムーズに勉強を進めることができました。
また、本講義は重要部分に暗記ペンでチェックをしながら進めていくため、講義を受講し終えたあとはテキストを問題集として利用することができます。直前期はこの問題集を何度も繰り返すことによって、効率よく暗記をすることができました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

本講座は6月頃から週1回、2週間に1回のペースで利用していました。正直に申し上げますと、私は、文章読解はあまり勉強せずに、直前に練習問題をいくつか解くので十分だと思っていました。しかし、講座の冒頭で田島先生の、「文章理解から逃げないこと、文章理解の対策を続けることが一般知識の足切りを突破するためにとても重要になる」、というお話を聴き、最後まで受講しました。
田島先生は小手先のテクニックではなく、読解力を深める根本の力を養う講義をしてくださり、それが功を奏して試験本番では満点をとることができました。この力は法律科目を勉強する上でもとても活きたので、受講して本当によかったと思いました。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

本講座で取り上げられていたのは他資格試験の問題だったので、まずは行政書士試験に特化した入門総合講義や記述過去問解説講座、逐条ローラーインプット講座を繰り返し、それらの知識が定着してきたあとの、勉強期間後半から直前期にかけて利用しました。
具体的な利用方法としては、すべての問題をまんべんなく解くのではなく、まだ定着度に不安が残る分野は、入門総合講義の知識を完璧にすることを心がけ、逆に自信がある分野は、こちらの講座を利用してプラスアルファの知識を身に着けました。そうすることで、得意分野の知識がさらに深まり、強い自信につながりました

模擬試験のご感想・ご利用方法

模試において重要なことは、解いたあとに間違えた問題の復習をしっかりすることだと思います。アガルートの模試は、その復習がやりやすいように工夫されていて、とても勉強の助けとなりました。
例えば、試験問題がまとめられている問題集のテキストが付属している点です。このテキストは1問1問、どの分野の問題で、どの条文、判例から出題されているのかが記載されていて、先生が動画でも詳しく解説してくださるので、わからない問題がそのままになることがなく、しっかりと復習することができました。
私は試験1か月前の時間に余裕がない時期に使用したので、スムーズに復習を進められてとても助かりました。

講師へのメッセージ

豊村先生、林先生、田島先生、本当にありがとうございました!