合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

自分はいま30代前半ですが、これから40代へ向けて人生を進めていく中で、よりお客様に踏み込んだ仕事、より専門性の高い仕事をしていきたいと思うようになりました。
そのような中で様々な方向性を検討した結果、難易度・独占業務の内容・自分のキャリアとの相関性等を総合的に判断し、行政書士を目指すことにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

「WEBサイトの安心感」と「豊村先生の魅力」でアガルートに決めました。
まず働きながらの受験勉強になるため、限られた中で時間を捻出するために通学ではなく通信を希望。その上で主要な予備校のサンプル講義を一通り視聴したところ、アガルートのWEBシステムが最もしっかりしていたため安心感を覚えました。また豊村先生の講師らしからぬラフな見た目と優しく、かつ砕けた表現による分かりやすい講義は非常に魅力的でした。

合格体験記・学習上の工夫

本試験の約1年前となる2021年11月頃から勉強を開始しました。全体的な流れとしては

初期:講義動画の視聴&一問一答の肢別問題集
中期:5択の過去問題集
後期:条文暗記&記述問題集の暗記&模試受験

の順で進めていきました。私は法学部出身でなく全くの法律初学者でしたが、講義動画の視聴を通して何となく理解できるレベルまでは持っていけました。また豊村先生から出てくるキーワードとして「過去問は徹底的に仕上げる」「手を広げ過ぎない」「条文が大事」というのがありましたので、この方向性からブレないことを常に意識しておりました。
過去問は初期から中期にかけて10周程度こなし、ほぼ100%の理解レベルにはなっていたと思います。特に民法は苦手だったため、他資格の問題集に手を出したくなりましたが、豊村先生の言葉を信じ行政書士試験の過去問を徹底的に仕上げました。
条文については講義でのチェックに加えて、過去問を解いた時に曖昧な箇所を都度チェック。加えて田島先生の逐条ローラーインプット講座をフル活用。終盤は自分の中の「今の勉強を進めて本当に試験に受かるのだろうか?」という不安を払拭するために市販や各予備校の模試を可能な限り受験しました。
模試をどの程度受けるのかについては様々な意見がありますが、合計で20回受験し3時間という長丁場の試験形式に慣れることができたため、個人的には正解だったと思っています。また記述に対する苦手意識が最後まで拭いきれなかったため、直前期は市販の記述問題集や模試の記述問題の丸暗記をやり続けました。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

最初に教材が自宅に届いた時は分量の多さに圧倒されました。まずは各科目を1通り視聴し、2周目は1.5倍速で視聴。その後は過去問や模試を解いて理解が不明瞭な論点に遭遇する度にその該当箇所のみ2倍速で視聴するという形で活用しました。1.5倍速や2倍速でガンガン進めていけるのは通学型の予備校と比較して、通信型の予備校の大きなメリットだと感じました。
アガルートの講義動画はテキストに講師の方がタブレットを用いて書き込む形式のため、仮にテキストがない場合であっても動画視聴のみで学習が成立します。そのため通勤等の移動中や入浴中、家事をしながらなど、隙間時間を最大限学習時間に当てることができました。
豊村先生の講義は例え話を交えてラフに分かりやすく解説してくれるときもあれば、「なぜこの結論なのか?」「この判例のポイントは?」といった非常に深いところまで掘り下げて解説してくれるときもあり、メリハリのある内容です。
また基本的には丸暗記はする必要はないということを常々お話されていましたが、不法行為の要件など「ここは絶対に覚えてください」と非常に重要な部分の場合は強くこちら側に伝えていただいたことも印象に残っています。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

短答過去問は問題を解いていって、テキストの解説を見ても理解できない箇所や理解が曖曖昧な箇所があった場合は解説動画を視聴するという形式で利用しました。
豊村先生、林先生のどちらも行政書士試験は過去問が重要という話を常々されていたため、短答過去問は10周してほぼ完璧に理解できるレベルまで仕上げました。テキスト自体でもしっかりと解説されていて非常に分かりやすかったですが、民法のややこしい問題などは動画での解説の方が頭に入りやすく、この点は参考書のみの独学と比較して時間の短縮・学習の効率化に繋がったと思います。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述対策としては市販の問題集をメインで使っておりましたが、実際の試験問題である過去問は問題文の量も多く、難易度が相当高く感じました。短答とは異なり、記述では過去に出た論点はほぼ繰り返し出題されないとの話だったため、記述過去問の試験形式に慣れるという方向で活用しました。解説動画でもステップに分けて記述問題の解き方が説明されていたため、記述問題との向き合い方の理解が深まりました。
また過去の記述問題で問われた論点が択一で再度問われることは十分に有り得るため、この記述過去問の学習が択一の学習にも繋がったと思っています。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

総合講義の動画視聴と過去問を一通り終わらせた段階で、田島先生の逐条ローラーインプット講座を受講しました。逐条の講座は条文を一つずつ読んでいくため、時間も長くかなり大変でしたが、条文ベースで一気に読み込むことにより、自分の頭の中で散っていた知識がギュッと整理され、一段階レベルが上がった感覚になったのを覚えています。
この講義ではチェックペンを用いてキーワードを隠していきますが、講義中に指示があった箇所以外も過去問で間違えた箇所を中心にチェックペンを都度使用し、オリジナルの条文暗記ツールとして本試験直前まで活用していました。また学習内容ではありませんが、逐条という難解な講義の中で間に差し込まれる田島先生の笑える雑談と熱いメッセージのお陰で何とか最後まで走り切れました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解については対策をする前の時点である程度解けていたため、過去問のみの実施に留めました。よって文章理解対策講座の問題はほぼ実施しておりません。ただし我流で何となく問題を解いている感覚があったため、何か原則的な解法があればと思い、本講座の序盤にあるガイダンス部分及び最初の2問分のみ視聴しました。
ガイダンス文章理解は得点源として絶対に落としたくない部分であること、読んで理解するスキルを身につければ正解を導けることなど、主に向き合い方やメンタル面の参考とさせていただきました。実際どこに注目すれば良いのかといった点は本試験で問題を解く際も役立ちました。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

問題集や参考書を検討する上で「手を広げ過ぎない」ということは常々頭に入れていたものの、民法は苦手意識が強かったため、この他資格問題集のみ過去問が定着し終わった終盤に取り組みました。同じ論点であっても他資格の問題だと問題文の雰囲気がやや異なっていたり、切り口が深かったりしたため、「過去問をこなす」状態になっていた自分にとって非常に良い刺激になりました。
また分量としても80問とほどほどの量なので、最も重要である過去問学習を妨げるような過度な負担にならないちょうど良いボリュームです。また他資格の問題をやり込むことで本試験の初見の問題に対する耐性も付いたのではと思っています。

模擬試験のご感想・ご利用方法

8月末にアガルートの模試を受験しました。市販模試や他の予備校の模試も受けつつの受験でしたが、アガルートの模試は圧倒的に解説の量が豊富です。市販模試の場合は当然ながら文字の解説のみ。他の予備校の模試だと解説動画は用意されますが、恐らく時間の都合上簡易な問題や重要でないと判断された選択肢の解説は飛ばされることもしばしばあります。
アガルートだと一問ずつ、一肢ずつ非常に丁寧に解説してくださっていますので、「この問題がわからないのに、なぜ解説されてないのか」ということにはなりません。この安心感はアガルートの模試のメリットだと思います。

講師へのメッセージ

豊村先生をはじめ、講師の皆さま方のお陰で合格できたと思っています。
楽しく分かりやすい講義をご提供いただき、本当にありがとうございました。